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ダンジョン1~3階

 リスポーンした犬はこちらに気付くと、ふせをしてツブラナ瞳で尻尾を降っている。

 それをみていた僕は、刀を鞘に納めてフラフラ~と「可愛い~」と言いながら手を差しのべると犬がガブリとしてくるからすかさず避ける。

 避けられた犬は舌打ちでもしているかのような顔をして睨み付けてくるので、僕は少し下がるとまた犬がふせをしてツブラナ瞳で尻尾を降っている。

 「可愛い~」と言いながら手を差しのべると犬がガブリとしてくるからすかさずよけると今度はアナウンスが流れた。

 『条件に達しました。敏捷が上がりました。』

 出来るだけ素早く避けてるだけで敏捷が上がるとは思ってもみなかったが、当然かもと思う。

 犬の攻撃を避けながら敏捷上げをしながら、だんだんと犬をモフモフ出来るようになってきた。

 犬からしてみれば、悪夢の始まりだった。

 敵は攻撃しても避けられる、敵にベタベタ触られるから気持ち悪い。

 その上、見るからに敵は素早さを増してきている。

 ベタベタ触られる感覚がだんだんとHpに影響しついに、Hpがつきてチリとなった。

 そんな、犬の悪夢をお構いなしに、僕は犬の攻撃を避けながらモフモフし続けたよ、それこそ3回人生分くらい。

 その間、たまったおにぎりとおにぎり弁当、水と水筒は加工スキルを使い特上まで上げ収納していく。

 持ち物スキルにしまってもいいけど、99個までしか持てず遥かに上回る数が手に入ったからね。

 ダンジョンは地図的に言うと、一本道で所々広くなっている所を広場と呼ぶことにして、2つほど別れた道がありその先にはモンスター部屋と言うか部屋と呼ぶことにした所がある。

 広場は、数引きから十数匹の魔物が部屋には100匹ほどの魔物が存在しているようだ。

 現在のダンジョン1階は、犬Aと犬Bのみがいた。

そろそろ次の階にいこうとしている僕のステータスはこんな風になりました。


[種族]人間

[名前]鷹之助

[職業]無職

[経験値]200/200

[Lv]2

[Hp]333/333

[Mp]504/504

[疲労度]30%(89%)

[体力]22

[知力]30

[力]15

[敏捷]99

[器用]62

[スキル]

持ち物2(0/1) 装備2(1/2) 加工4(105/400) スキル取得2(0/1) 職業変更1(0/1) 収納2(3800/8000)農作1(0/100) 鑑定2(10/200)日本語65(100/6500)剣術2(150/200)

[特殊スキル]不老不死 隠し種(40/100)

[お金] 1280000文

[持ち物]

おにぎり(特上)12 白米を炊いて握ったもの。具はランダム。

おにぎり(上)22

おにぎり(中)34

おにぎり(下)42

おにぎり(下下)76

おにぎり弁当(特上)6 竹の弁当箱におにぎり2つと大根の塩漬け3キレ入っている。

おにぎり弁当(上)33

おにぎり弁当(中)23

おにぎり弁当(下)55

おにぎり弁当(下下)23

水筒(特上)42 大竹で作った水筒1L 入る。

水筒(上)33

水筒(中)24

水筒(下)67

水筒(下下)74

水(特上)43 飲み水 1L 分

水(上)67

水(中)83

水(下)44

水(下下)65


 経験値がマックスなのにレベルが上がらないのは、スキル取得スキルで次とるスキルが決まらないため、どどまってる。

 敏捷がかなり上がり、器用も上がっている。

 起用は加工スキルを使うと、時々上がっていっるようだ。

 気絶は2回したのでHp、Mp1割回復/40sになっている。

 『称号いらない?』とエンちゃんが急に聞いてきたので、僕はいらないと丁寧にお断りした。

 なぜかって、モフモフ殺しとかつけられたら嫌じゃん。少なからず自覚してます。

 目の前の階段を降りて2階に到着する。

 1階も2階も同じ作りのようだ。

 土を掘った洞窟で、中が明るい感じである。

 地図を見てみると、一本道に、広場が4つで、部屋が2つあり足を進めるとすぐに1つ目の広場につく。

 慎重に見てみると、4匹の猫がいた。

 今度はキッチリ鑑定だ。

 左2匹の鑑定は次の通りだった。


 魔物(G)猫A 雑種猫の雄の形をしている。


 右2匹は、猫Bで雌以外は変わらない説明と言うことは、倒さないともう少しいい情報を得られないということで4匹の猫を斬り倒していく。

 アナウンスが流れたので、魔物図鑑を確認する。


 猫A (G) 雑種猫の雄の形をした魔物 攻撃・ひっかく アイテム・麻糸 レアアイテム・麻布 お金13文 経験値6

 猫B (G) 雑種猫の雌の形をした魔物 攻撃・ひっかく アイテム・木綿糸 レアアイテム・木綿布 お金13文 経験値6


 お金と経験値は今のところ困ってないが、アイテムは今非常に欲しい。

 特に木綿はいくらあってもいい。

 猫相手に無双しようとしたら、エンちゃんからストップがかかった。

 経験値がもったえないので、スキル取得したらどうだと言う。

 まだ、次のスキルを決めていない僕は悩んだが物作りのスキルは取得するつもりだったので、裁縫のスキルを取得すると同時にレベルも上がった。

 もう1個スキルが取れるが、保留にした。

 部屋を往復しながらアイテム欲しさに無双を続け、おにぎり同様に加工スキルを使い特上にしていく。

 今回は、それに加えて裁縫スキルで糸を3つ使い布に出来たので布をどんどん作り収納にしまっていく。

 大店3つの在庫がまかなえるほど集めた。

 なぜそんなに集めたかと言うと、特に理由はない。

 不老不死という体と時間の縛りが無いからだろう。

 大量のおにぎり(特上)おにぎり弁当(特上)水(特上)水筒(特上)麻糸(特上)麻布(特上)木綿糸(特上)木綿布(特上)を収納したので、持ち物は、特上以外を破棄した。

 猫にモフモフしなかったのかって?しっかりしました。

 皆、かわいくいい子だったよ。喜んで成仏したことでしょう。

 というわけで僕は3階に足を進める。

 3階も1.2階と同じ作りのようだ。

 今度はどのような可愛い魔物がいるかとウキウキ慎重に見てみると、いましたいました。

 ムカデと蜘蛛です。

 うん、可愛くない。

 ただ、この階は地図によると部屋に隣接して安全地帯が存在する。

 普通、安全地帯って道に沿ってると思うんだがひどいとこにあるもんだ。

 刀の扱いにもなれてきた僕は、ヒョイヒョイと蜘蛛だのムカデなどを斬り捨て進んでいく。

 2つの広場を通りすぎ部屋の前へとでた。

 ウジャウジャいる虫は、精神的によくない。

 殺虫剤を充満させ火でもぶちこみたいが、あいにくここには火も殺虫剤も無い。

 部屋の奥にある安全地帯まで、最低限の虫を斬り捨てながら安全地帯へ入った。

 入って後ろを向くと、部屋の虫がぞろぞろと安全地帯の前に集まりつつあった。

 完全に囲まれてる。

 どうしようか悩んでると、今度は入り口の上辺りから大きな岩が落ちてきて穴を塞いでしまった。

 どうしたら出れるか、エンちゃんに聞いたところ岩を押し出すしかないらしい。

 安全地帯からの攻撃は無効になってしまうからだそうだ。

 ここで言う攻撃とは、Mpを使用しての攻撃をさす。

 押し出すのは、攻撃にならないが3000位力が必要らしい。

 不老不死でなかったら死んでるね。

 ということで、出る手段はOkとなったので今したいことをしよう。

 幸い、この安全地帯は暗くない、むしろ明るいくらいだからしたい事が出来る。

 服を作りたい。

 だって今装備を解いたら全裸だよ。

 見たいかとあえて聞かないよ。だってみたいんでしょ。知ってる。うん。

 というわけで、エンちゃんに聞いたところ、裁縫スキルで作るときはレシピが必要らしい。

 さっき、三山糸から布作ってなかったと言いたいのでしょ。

 作ってた。裁縫スキルを取得すると、初期レシピが存在したから沢山作った。

 そして、裁縫スキルがランク上がって更なるレシピが出てきたんだ。

 この時代の服上下が、麻布6枚と麻糸2本で作れるようだからサクッと、出来上がりました。

 

 裁縫スキルのレシピ

 ランク1 麻布 ・麻糸X3

 ランク1 木綿布 ・木綿糸X3

 ランク5 平安庶民服上 ・麻糸X1 麻布X3

 ランク5 平安庶民服下 ・麻布X1 麻布X3


 と、問題は下着です。

 この時代も麻布で作る下着のようなものは存在するが、周りから見られない所で肌着が着たい、木綿の肌着が。

 レシピに無いから、オリジナルを作らなければならないが、裁縫スキルでオリジナルを作る時は針が必要らしい。

 しかし、針など持ち合わせていないので、断念。

 加工スキルを使い、木綿布を加工して作るしかない。

 幸い、器用も上がっていることだしいけるだろうと思う。

 木綿布を取り出して木綿糸を取り出して、重ねたり縫い合わせてみたり形を整えたりと試行錯誤することチョッとイビツのシャツとブリーフが出来上がった。

 糸と針があれば、手にもって裁縫スキルを使えばいい縫い目で作れるが今回はこれで十分なので、同じ物を2つ作り装着前つまり、初期装備と装備1に登録する。

 装備1が、戦闘用で刀の装備も忘れない。

 刀を手にして、「この刀ってアイテムではないんだよね。こうやって手にもってかざしながらアイテムになれと言ったら、アイテムにならないかなー。この服もねついでに自作自慢のこの下着もね。」と言ったら自作自慢のこの下着以外はアイテムになった。

 これで、装備というか服の問題は解決したが、ここで疑問に思う。

 レシピで作るものとオリジナルで作るものの差をどうなっているのかということだ。

 鑑定してみた結果、レシピで作った服つまり、この場合防具になるのだが、防御というものの数値化がされている事がわかった。

 げんざいの装備事情はこのようになっている。


 初期装備

 下着 木綿で作られた何か

 上 平安庶民服上(武装・中)防御0

 下 平安庶民服下(武装・中)防御0

 上着 無

 武器 無

 アクセサリー 無


 装備1

 下着 木綿で作られた何か

 上 平安庶民服上(武装・特上)防御2

 下 平安庶民服下(武装・特上)防御2

 上着 無

 武器 刀(武装・下)攻撃8

 アクセサリー 無


 一定以上の技術で作られた物は、アイテム化に出来るようだ。

 自作の下着達はイビツからか、物扱いすらしてもらえなかった。

 着心地がいいからいいけどね。

 と、ここで思い出したように足に目を向ける。

 靴問題である。

 今は草履を履いているが、装備の中に靴の類いをいれる場所がないなと思いエンちゃんに聞いたところ、アクセサリーに入れるそうだ。

 アクセサリーは、耳飾りとか、腕輪とかではと聞いたら帽子や手袋、靴は全部アクセサリーでと言ってきた。

 靴下はと聞くと、下着だそうだ。

 靴を作る技術は持ち合わせていないので、底の分厚い靴下を作ってみた。

 木綿布を10枚ほど重ねて糸できつく縫い込むと、後は足の形に合わせて作り下着にセットすると靴下と足袋を合わせたような物が出来上がった。

 履き心地も悪くなかった。

 靴下を装備1に、草履を初期装備にセットして準備完了。

 入り口を塞ぐ大岩に近づいて行くと、派手に転けた。

 大岩に頭をぶつけ死亡した。

 

 

 


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