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スキルをつけました。

 巡回に来た看護師さんが夜中の2時と呟いてので、おそらく夜中なのだと理解すると同時に朝まで考える時間はある。

 先ほど現れた死神に叩き込まれた知識によると、生き物全般にレベルとスキルが存在しているが見えないだけだそうだ。

 見えないから、上手く使えないともある。

 よくあるゲームは、レベルを上げると下がらない。

 しかし、現実にはレベルは常に上下していて、調子のいい若い者はどんどんとレベルが上がり、年をとると徐々に下がっていき0になったときに寿命がつきるとなるようだ。

 スキルはというと、これまた見えてないので発動させられるのに不備が生じるらしい。

 先程の看護師さんのスキルの中にじゃん拳というスキルがあった。

 ということはじゃん拳強いのだと思う。

 よく、じゃん拳の強い人は、自分はじゃん拳が強いと暗示しているとか、勝負運が強いとか、運がいいとか、あるかもしれないが、どこで取得したのかじゃん拳のスキルが発動しているにすぎないのだ。

 ただ、いっても全て勝てるわけではないのは、自分に自覚なく見えないスキルを上手く発動出来ないのでどちらかというと強いね程度になってしまうとのことらしい。

 ということは、レベルスキルを与えられるとはどういうことかと言うのが疑問になってくる。

 すでにみんな持っているわけだからだ。

 そう思って、死神がくれた知識を整理すると答えが出た。

 自分に見えて、自覚出来て減らないレベル。

 経験値を重ねれば確実に上がるレベルを頂いたのだった。

 レベルが他の人と違うのであるならばスキルも、違うのだろうと思うのは当然であると思い、死神のくれた知識を整理したら生産系スキルはこのような事になっていた。

 卵かけご飯をつくるとする。

 炊いたご飯に生卵をかけるという、シンプルなものだがスキルを使うと二通りの作り方が存在した。

 1つは、全ての材料を揃えてから行う生成スキル。

 もう1つは、最低限の材料で出来るスキル生成である。

 生成スキルでの作り方。

 準備するもの,茶碗に入った冷めたご飯,生卵,醤油,レンジ,ラップ

 スキルを発動すると、体が勝手に動き出す。

 茶碗に入った冷めたご飯にラップをし、レンジで温める事1分。

 レンジから出したご飯のラップを取り、生卵をかける。

 醤油適量かけて出来上がりとなる。

 茶碗に入った冷めたご飯が、お米(白米)と水と炊飯器に変わった場合はご飯を炊くところからスタートとなる。

 お米(白米)が、もし玄米と空き瓶と棒に変わったら、玄米を白米にするところからスタートとなる。

 炊飯器でご飯を炊くときの1時間程は、待機状態となるがスキルは発動しているので、動けない。

 スキルレベルが高くなると待機状態解除というものが存在するらしい。

 生成するのをスキルを発動させて作るので生成スキルと言う。

 スキル生成はというと、お米と生卵を準備してスキルを発動させてつくる。

 よくあるゲームの作り方である。

 突っ込みどころ満載のものが出来る。

 お盆の上に茶碗に入った温かいご飯があり、その上に生卵がかかっている。

 用意もしてないのに醤油が添えられ、ご丁寧に刻みネギまである。

 卵のからは忽然姿を消しているし、出来上がる時間はほぼ1秒。

 2つの方法のメリットとデメリットをみてみよう。

 生成スキルのメリットは、普通につくっているように見えること。

 材料が変わることで、アレンジ物がつくれること。

 あまりに材料がかけ離れてると、スキルそのものが発動しないらしい。

 デメリットは、材料が少ないと失敗する。

 例として、お米を炊く場合、水が少ないと芯が残るといった現象が出る。

 後片付けがある。

 スキル生成のメリットは、材料を全て揃えなくていい。

 時間がかからなく、後片付けもいらない。

 デメリットは、スキル経験値が上がりにくいことだ。

 なぜかというと、スキル発動時間が少ないためである。

 生産系スキル以外はどうなるのかというと、これまた面白い?事がわかった。

 戦闘系スキルは、ゲームやアニメのようなことが出来る。

 全く同じかというとそうでもないようだが、武器さえあれば色々出来るようだ。

 他のスキルは、それぞれに応じて出来るようになっているようで、取得してみないとなんとも言えないようだ。

 というわけで、改めて死神が紹介してくれたスキルと言うのが、[スキル取得]というスキルだ。

 どういうスキルか確認するとこのように出てきた。

 このスキルは、特殊スキルである。

 このスキルは、スキルランクを上げないとレベルが上がらない。

 このスキルは、1つレベルを上げるたびに1つスキルを取得しなければならない。

 このスキルは、レベルが上がった後スキルを取得しないと、レベルの経験値が得られないが、スキルの経験値は得られる。

 このスキルは、スキルを取得するたびにランクが1上がり100になると消滅する。

 このスキルは、取得するスキルは職業やレベルにかかわらず取得できるが、初級スキルになる。ただし、自分の取得しているスキルランクがカンスト(スキルランク100)している場合は、カンストしているスキルに応じて中級スキルが取得できる。

 このスキルは、ランダム取得を選択しておけば条件がととのったときに自動でランダムにスキルが取得できる。

 この[スキル取得]のメリットは、職業に関係なく色々スキルが取得できること。

 デメリットは、条件が多い事かな。

 実は、もう1つオススメとして、スキルを教えてもらっていた物がある。

 それは、[職業変更]というスキルだ。

 どんなスキルかというと、職業を変えることが出来るのだ。

 条件は、自分のレベルと取得スキルでつける職業が決まる。

 というわけで2つがオススメスキルになる。

 3つ好きなスキルをあげようという話なので、オススメを中心にスキルを決めようと思う。

 ここで、自分のステータスを確認することにした。

 死神曰く、レベルをもらう前は、こんな感じでした。

種族     人間

性別     男

職業     学生

Lv      17

Hp      33

Mp      3

体力     15

知力     20

力      10

敏捷     6

器用     3

スキル    図工90


 んーっとこう見ると、器用ではないがもの作りの好きな学生ということになるかな。

 で、今のレベルをもらった状態でのステータスはというとこんな感じになっていた。


種族     人間

性別     男

職業     学生

Lv      1

Hp      33

Mp      33

疲労度    0

体力     15

知力     20

力      10

敏捷     6

器用     3

スキル    □□□□□1   □□□□□1   □□□□□1

       持ち物1  装備1  加工1

       国語66  算数70  理科72  社会43  英語3

       古文15  現代文30  数学23  物理34  科学34

       生物61  地理29  歴史13


 空欄3つは、好きなスキルを入れればいいようだ。

 [図工]90が、[加工]1に変わっているようだ。

 Mpが増えていて、疲労度が追加されている。

 後は、授業と同じ内容でスキルになっているようだった。

 [国語]や[算数]のスキルをよく見ていたら、説明文が出てきた。

 それによると、基礎知識とだけ書いてある。

 [英語]は、世界言語の1つという説明文だった。

 [持ち物]と[装備]と[加工]はこのような説明文が書かれていた。

 持ち物・・・・・アイテム化できる物を持ち物として持ち運べる。持ち運べる量は、ランク数×10で1アイテムにつき99個持てる。

 装備・・・・・・下着、上、下、上着、武器、アクセサリーをセットにしてランクの数だけ登録できる。

 加工・・・・・・物の形を変えることが出来る。ランクが上がれば固いものも出来るようになる。

 空欄3つは、好きなスキルを入れていいようなので入れてみる。

 1つは[スキル取得]そして[職業変更]さらに、気になっていた[収納]のスキルをいれた。

 スキル取得・・・レベル職業に関係なくスキルが得られる。覚えたスキルはどの職業でもカンストできる。

 職業変更・・・・Mpを使用して職業変更できる。スキルに合わせて新たな職業に就ける。1度就いた職業は少ないMpで就く事が出来る。

 収納・・・・・・時間や重量の無い空間に物を納められる。ランク数×10m3の広さが使用できる。

 夜が明けてきた空を見上げながら眠りにはいるのだった。



 

       



 

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