7件目 私がお兄ちゃんを好きすぎる件について!
少し書き方変えました。
妹視点はこの書き方で行こうと思います!
突然ですが私、柊真冬はお兄ちゃんのことが大好きです。
私自身ブラコンだということも理解しています。
もちろん、お兄ちゃんには、私がブラコンだとはバレていません。多分ですけど……
ちなみにお兄ちゃんに彼女がいるのを認めているのは、ブラコンだということがバレないためと変な妹と思われたくないからです。
まぁ、今はそんなことより買い物に来ています。
「んーどっちにしようかなぁ」
私は今『肉じゃが』と、『カレーライス』で迷っています。
「お兄ちゃんが好きなのは肉じゃがなんだけどな〜」
私は基本的にお兄ちゃんを一番に考えて行動しています。
お兄ちゃんが好きなことを、喜ぶことをするのが妹である私の使命だと思っています。
「今日はカレーのルーが特売だしなぁ」
ちなみに私は家の家事ほか、財政も全て担っています。
まぁ、両親からの仕送りだけですけどね。
「んーやっぱり肉じゃがにしようかな」
お金とかも大事ですけどやっぱり、お兄ちゃんが喜ぶほうが大事ですよね。
「肉じゃがってことは、人参買わないといけないのか」
このスーパーでの人参は少し高めなので、帰りに八百屋に行くことにします。
『あらー真冬ちゃんじゃないの』
「あ、どうもこんにちわです。佐藤さん」
近所の人に挨拶されたので私は笑顔で挨拶します。
『今日も一人で買い物? お兄さんはどうしたの?』
「兄は私の行けないところまで買い物に行ってくれてます」
『あらそうなの? ほんとに優しいお兄さんね〜』
「はい」
私は笑顔で嘘をつきます。
お兄ちゃんの近所での評判が私のせいで落ちたりなどしたら、言語道断で自殺ものです。
ちなみに、ご近所で私とお兄ちゃんは仲良し兄妹で通っています。
まぁ事実なんですけどね。
『それじゃあね。真冬ちゃん』
「はい。佐藤さんさようならです」
こうして、立派にお兄ちゃんの評判が落ちないように近所付き合いをしながら、買い物を進めていきます。
「これでだいたい買ったかな?」
私はカゴに入っているものをチェックします。
「じゃがいも、たまねぎ、牛薄切り肉、しらたき、サヤインゲンで、あとは人参だけど八百屋さんで買うからこれで大丈夫かな」
私はカゴのチェックが終わったので、レジに向かいます。
レジは結構長蛇の列で、結構待ちそうです。
こういう時間は、スマホに保存してある写真を見て癒やされます。
もちろん、お兄ちゃんの画像です。
寝顔や、笑顔、小さいときの写真など、ほんとに可愛くてたまりません。
『次の方どうぞー』
「あ、はーい」
どうやら、いつの間にか順番が来ていたようです。
私はスマホをポケットにしまってカゴを店員さんに渡します。
『98円が1点……』
ちなみに店員さんがレジ打ちしているこの間もお兄ちゃんのことを思い浮かべて待ちます。
『全部で972円です』
金額を聞いた私はぴったり金額通り支払います。
『レシートはいりますか?』
「はい。ありがとうございます」
私は笑顔でお礼を言って、レシートを受け取ります。
ちなみにこのスーパーは買った物が少ないと、袋に入れてくれるんです。
とても良いお店です。
こうして私の買い物は終わり、家に帰ります。
「あ、八百屋さんに行かないと……」
やっぱりまだまだ私の買い物は続きます。
次回は主人公視点に変わります!