25件目 僕の幼馴染が完全復活した件について!
翌朝の話になります!
翌朝、僕の部屋にアラームが鳴り響く。
「んー……」
その音で僕は目を覚ますが、またしても布団に膨らみがある。
しかも二人分。
まぁ、誰がいるかはわかってるんですけど……
「……はぁ……」
僕はため息をついて布団をめくる。
するといるのは……
「あ、お兄さん! おはようございます!」
「……ふわぁ……おはよういっくん……」
案の定、陽菜と結衣さんだった。
「おはようございます……」
なんか最近、慣れてきた感じがしてきて仕方がない。
「とりあえず着替えるので、早く出ていってください……」
まぁ今日は二人とも下着姿なので、まだマシですけどね……
「えーそれだけですか?」
「それだけ?」
「だってこんな美少女が服も着ないで、下着姿のあられもない格好をしてるんですよ?」
「う、うん?」
「どうしてお兄さんは欲情しないんですか!!」
「うんうん……」
陽菜が言う事に結衣さんも首を縦に振る。
「そんなこと言われてもなぁ……」
「なんなんですか! 性欲がないんですか!」
「うんうん……」
またしても頷く結衣さん。
なんか僕が悪者になってるんですけど……
「普通に考えて、ぐへへ。お前の体は俺のもんだ。みたいなことを言って襲うのが普通でしょ!」
「いやいや、僕彼女いるし……」
「なんなんですか! 彼女いたら男はみんな聖職者なんですか! てことは全世界の男は浮気しないってことですよね!」
「い、いやそんなこと言ってるんじゃないんだけど……」
やっぱ僕、キレられてますよね?
「てか、そんなこと言ってる間にもう7時回ってるからね……」
僕がそう言うと、陽菜はスマホを取り出し、時間を確認する。
すると、
「……髪の準備しないといけないので私は失礼します!」
すぐに部屋を出て行った。
「ほら、結衣さんも……」
「運んでってー」
「……てか結衣さん治ってよかったですね」
「うんまぁいっくんのおかげかな……」
「いえいえ当然のことをしただけですから」
「ううん。ありがと……これは……その……お礼……」
そう言うと、結衣さんは僕の頬にキスをする。
「…………」
「……っ」
僕は無言でボーッとしている中、結衣さんは少し照れたようで、
「じゃあ着替えてくるね……」
自分から着替えに行った。
「……はぁ……」
最近、結衣さんのペースに飲まれてる気がしてならない僕だった。
一応これで「幼馴染が風邪を引いた」編?は終わりとなります。
あと少しの間、(長くても2週間)小説書くのを休止しようと思っています。
その間にサブタイトルなどを少し変えようと思っています。
内容の変更などは特に考えておりません。
ここまでお読みいただきありがとうございました!




