プロローグ2
一話2000文字を目標に進めています。(いつまで続けられるか不明ですが)
更新もどれくらいの間隔でやっていけるか手探り状態です。名図は温かい気持ちで見守ってください。
ジャングルナイフを手にしたジョゼが蔦や下草を切り開きながら足跡を追う。
K がその後を周囲に耳をそば立てながらM4カービンを手に警戒しつつ続く。俺が最後尾について形だけでも山刀を手に背を得るだけの荷物を背に進む。俺の前には同じく山刀を手に倉田が大荷物を背に K とはやや間隔をとってついている。鬱蒼とする木々の間を時折カラフルな鳥が横切り大きな鳴き声も聞こえる。
幸い大型獣は付近にはいないようだがアナコンダなどの蛇類は多いため危険だ。
道をかき分けつつも先に進んだ痕跡を追いながらかれこれ30分も進んだころ
突然、先頭を進んでいたジョゼが困惑の声を上げてしゃがみ込む。
周囲の地面を見まわしながらも静かに振り返って
「ニータ、クラ。ちょときて。」
ジョゼの声に立ちどまった俺に振り向いた倉田がさっと目を合わせるとどちらともなく頷きあって前に出る。
K も銃口を下に向けジョゼのもとに向かう。
「みて。」ジョゼの指さす地面には、幾人かの足跡
その足跡がわずか数メートル先できれいに途絶えている。
「ん???」
「なんで突然足跡が痕跡もなく消えているんだ。」
K も足跡を目で追ったかと思えば、即座に最前に進みつつ俺たちにしゃがむようサインを送りながら銃口を前方に向け、のちに流れるように姿勢を低く取りながら上方左右後方に視線を走らせて警戒を強める。
俺たちも併せてジョゼが前方の足跡の消えた場所を凝視しているのを目の端に捉えながら後方を警戒しつつぎゅっと山刀を握りなおす。
「で、どういうこと?」小声で俺は倉田に向かって声をかける。
「いや、わからん。」倉田は後方に向けていた視線をジョゼに向けると、
「ジョゼ?脇にそれてもいないのか?」
「またく、ない。あしあとがなくなてる。」と倉田に向かって首を横に振る。
その様子を見ていた K が俺たちに合図をよこす。
「stay here」それだけを言うと数メートル先の足跡の途絶えた方向に腰を落として進む。
足跡の途絶えた場所まで進出した K はそこにとどまるとジョゼに合図して K の傍らに呼ぶ。
Kの傍らに進んだジョゼと K がその先の足跡を探しながら何やら数語話し合った後ジョゼが俺たちに振り向いて言う。
「やはり、ないね。どうする?」
そう声をかけてくるジョゼの向こうに銃口を前に向けたままわずかに振り返って俺たちの返答を待っている K に俺たちもそこまで行っていいかと聞くと、来いと合図があるのでゆっくり進む。
ジョゼ達と合流し自分たちの目でも足跡が消えていることを確認した俺たちは考えられるパターンを話し合うが、まさか教授たちが戻り足を使うとも思えないし必要もないが念のため少し戻りながらも脇を確認するチームとこの周辺を捜索するチームに分かれることにした。
「よし、仁多。もう一度確認するぞ。俺と K はこの辺りを念のため確認する。」
「おう。俺とジョゼはこの道を戻りながら脇にそれた足跡がないかを確認する。」
「でだ。何か見つけたり、異常があったときはすぐに躊躇なく無線で連絡。」
「わかった。念のため周波数チェック、ch2でいいな?」
「ch2。少し離れてくれ、通話チェックだ。」
10メートルほど彼らと離れたところで通話チェック
「クラ ニタ radio check, how do you read?」
「ニタ クラ reading you 5, how do you read?」
「reading you 5.」感明度が良好なことを確認すると倉田のところに駆けもどり
「じゃあいいな。」倉田が黙ってうなずく。
「ジョゼ頼むわ」
「OK.ニータ、いこか。」親指を立ててニカッと笑うと元来た道をゆっくりと左右の痕跡を探りながら丁寧に進む。
「クラ! 30分毎を目安に連絡するわ。」
「ああ。仁多じゃあ見逃すなよ。」お互いに目配せしながら右手を挙げて別れながら背を向けてそれぞれの進行方向に向かう。
俺は元来た道を戻り倉田はまずは直進だ。仁多が目をジョゼに向けたその時ジョゼと K もお互いに腕を上げて合図を交わしていた。
昼間ではまだまだ時間がある。
そもそも戻り足なんて追跡を受けているときに追跡者の目をごまかすために足跡の通りにバックしてわきにそれるものだが、追跡者らしい足跡も見つけていない。ならなんで、あの場所で足跡が途絶えるなんてことになるんだ?
そんなことを考えながら脇にそれたかもしれない足跡を探りながらジョゼとともに道を戻る。
途中に草をかき分けた痕跡がないかを注意深く見定めながらジョゼは時折草の中に分けて入ってはその先の様子をこまめに確認しては戻ってくる。
「ジョゼ。少し休憩しよう。」高だか30分の道のりと言えばそうなのだが、創作となり脇道まで気を張っているとやはり疲れる。しかもそこそこの重い荷物だ。ジョゼもそれなりの装備を背負っている。
「そだね。ニータはなぜかれらがもどらないとおもう?」
水筒の水を飲みながらそうだなぁと一拍おいて
「最初は、事故か何かトラブルにあったと思っていた。けど、あの足跡を見ると普通じゃないんだよな。」率直な考えだ。がそれ以上がわからない。
「ニータ もりには かみさま ときどき いたずら まよたり、いなくなたり。」
「ん? ああ日本にもそういうのがあったな。神隠しみたいなもんか。」
「かみかくし?」
「そう。神隠し。」そう言った後、ああ神隠し。まさにそれしか思いつかん。しかしそんな非科学的なこと…
「俺もよく知らんが、忽然と姿が消えていなくなることを言うらしい。」
「・・・・」ジョゼはわかっているのかわかっていないのか同じく水筒の水を飲みながら聞いていた。
あっちの方は何か進展があったろうか。
「クラ ニタ」無線交信のため送信ボタンを押して倉田を呼び出す。
むなしくノイズが飛び込んでくるだけ
「クラ こちらニタ」
おーい倉田出てくれ。数秒応答を待つがやはり空電が流れるのみ
「倉田! こちら仁多。応答願います。」
2話目です。展開スピードいかがですか?
遅い?早くはないですよね。本題にまだ入っていないスピード感
早うせいよ。かな?