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作者: いいい
掲載日:2023/12/04

なぜ蝶はあんなに美しいのだろう。蝶の美しさを人間が手に入れることはできない。蝶など美しい動物を見ていると人間というものの醜さが余計に嫌になる。また自分もその人間に括られてしまうことも嫌である。蝶は美しくていいなと見ているが、彼らは孤独や不安を胸に秘めて生きているのだろうか。人間というのは長く生きる上で「生きがい」などというもが要求される。人間は寿命が長い上に高い知能を与えられたためにこの「生きがい」というものが必要になってしまう。この生きがいを感じていないと不安感や孤独感に苛まれてしまう。ただ本能のみに頼って生きるという本来の動物らしい生き方ができない可哀そうな生き物なのである。ほとんどの人間がこの事実を知っているはずなのだ。それなのになぜ皆あそこまで笑顔で生きている。わからない。蝶のように美しく舞って命を終わらせたいものだ。だが命を全うした人間の顔というのは美しいとはいかないまでも安堵した顔をしていたりする。命が終わる時初めて人間は遥か昔の先祖が捨てたはずの自然に強制的に戻され人間が本来持つ美しさを獲得できるのではないだろうか。

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