歴史
よろしくお願いします。
.
「いいか、よく聞け。今日から2日間で5科目のテストとなる。1つでも赤点をとったら、夏休みは補習だ。死ぬ気で60点は取る様に。わかったな?」
「「「はい!」」」
ハンレーの怖い脅しだ。
でも、大丈夫。
あれだけ、勉強したんだ。
きっと60点は取れる。
「では、1つ目、歴史だ。テストの用紙は行き渡ったな。それから、カイ。魔法の思念で、他の生徒の考える事を読み取ったら、1発で退場だから、気をつけろよ。全員魔法は禁止だ。使ったら、直ぐにわかるからな。」
ハンレーは、杖を掲げる。
「毎度お馴染み、誰が魔法を使ったかまでわかる魔道具の杖だ。それでは、正々堂々としたテストを頑張れ。始め。」
一斉にペンを持つ手が動き出す。
問1
辺境騎士団の成り立ちは?
答え
レッツェル王国の魔物を討伐することと、他国からの攻撃を防ぐ為に、初代国王が設立した。
問2
辺境騎士団が魔物を討伐する際、何に気をつけている?
答え
一般国民を傷つけないようにする事。
問3
辺境騎士団の魔物を撃退する時、日頃から意識している3箇条は?
答え
知識、魔法、筋トレ。
問4
魔法教会は何の為に存在する?
答え
神から授かる魔法を、人が良い事に使える様に導く為。
問5
魔法を強くする為に有効だとされている方法は?
答え
起こる現象を強く思い浮かべること。
魔素を多く練ることができ、魔法を強くすることが出来るから。
問6
魔物である一角兎を倒す為、辺境騎士団の団員であるエイル=ニャニャは、魔法を強くしようとした。一体何をした?
答え
彼の魔法は、身体強化であり、その魔法を強くする為に、筋トレをした。
身体を鍛える事で、より強く身体強化のイメージができる様になった。
問7
最初にできた冒険者ギルドの名前は?
答え
みんなを守り隊。
問8
辺境騎士団と冒険者ギルドが、合同で魔物を倒したレッツェル歴101年の出来事の名前は?
答え
ドラゴンスレイヤー誕生。
問9
問8の出来事があった後、冒険者ギルドの名前が変わった。
何になった?
答え
滅竜の角
問10
現在ゲッティ皇国と友好条約が築かれているが、その名前と理由は?
答え
レッツェルゲッティ友好条約。
ゲッティ皇国でも竜について悩んでいたのを、レッツェル王国の辺境騎士と冒険者ギルドが倒したので、友好条約の名前が先にレッツェル王国になった。
問11
ゲッティ皇国では、災厄等、困った時に使う魔法があり、代々王族が引き継いでいる。
その魔法の名前は?
また、その魔法を使う時には、何が必要か?
答え
異世界召喚。
大陸の5カ国以上の国の証印。
問12
問8の際、問11の魔法が実際に使われてある問題が起きた。
それは何?
答え
異世界召喚された人達を、元の場所に返せなかった事。
問13
問12をどうやって解決したか?
答え
城を建て、そこを自治区として、衣食住を保障した。
問14
問13の場所を何という?
答え
コエド自治区。
問15
現在レッツェル王国が貿易を行っている国を全て答えよ。
答え
ゲッティ皇国、ニョッキ神国、ビフライ獣国、メンチ聖国。
終わった。
やりきった。
苦手なテストは、凄く疲れる。
後、習った時にも思ったけれど、コエド自治区に興味がある。
コエドは漢字にすると小江戸って書くんじゃないかな?
異世界召喚って単語も怪しいし、江戸時代の日本人とかが、この世界に連れてこられたとかかな?
その辺りの詳しい本はゲッティ皇国に行かないと手に入らないらしいから、残念だ。
さて、今日は後もう1つ、魔法の実技だ。
回復魔法なら、100点取れる自信がある!
頑張ろう。
「それぞれの魔法を見せてもらう。以前の事故があり、一人ずつ順番に教室にはいって、テストを受けてもらう。ショーンからはいれ。」
実技のテストは、番号順に並んで待つ形だった。
私の前は、エスタだ。
「ハナ。歴史のテストどうだった?」
「全部解けたよ。」
「凄いじゃない。結構マニアックな問題もあったでしょ?」
「うん。『〜筋トレ編〜』を読んでいたおかげで、問6が解けたわ。読まなければ、絶対わからなかった自信がある。」
「そうよね。ハナは歴史苦手だって言ってたから、心配してだけれど、大丈夫そうで安心したわ。」
「ありがとう。」
「次、エスタロッサ=アンダギー。」
「はい。」
エスタが教室に消えて行った。
テストはどういう事をやっているのか、気になるが中の様子は、のぞけない様になっていた。
「次、ハナ=ナコッタ。」
「はい。」
教室の中にはいる。
「ハナ、この萎れた花を回復しろ。」
花瓶には、萎れた花束がはいっている。
向日葵の花束だ。
黄色が夏らしいが萎れているので、色褪せている。
「わかりました。」
強く思い浮かべて、魔法をかける。
イメージは、夏の向日葵畑の鮮やかさだ。
向日葵は白く輝くと、瑞々しさと鮮やかな色を取り戻した。
こうして見てみると、向日葵の花束って珍しいな。
「ハナの回復魔法の凄さはわかっているが、テストだからな。でも、これなら満点だ。」
「ありがとうございます。」
「この後の試験で花は使わない。やるから、このまま持って、前の扉から退出しろ。寮に戻って勉強していい。」
「わかりました。綺麗な向日葵をありがとうございます。」
「ああ。一応、何の花にするか悩んだんだぞ。他の奴らには内緒な。」
ハンレーが笑って、私の唇に人差し指をあてる。
この花束、私のために用意してくれたの。
嬉しいな。
唇に指はちょっと照れるけど、私もにっこり微笑む。
腕の中に花束を抱えて、教室をでる。
ハンレーは怖いけれど優しいし、今日のテストは上手くいった。
明日もこの調子で頑張るわ。
.
読んで頂きありがとうございます。
また、テストですが、以前とは書き方を変えてみました。
これからもよろしくお願いします。




