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東方外遠記  作者: 颯人
第7章 デート編 ~Date edition~
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多忙な1日 稗田家当主との出会い

「へぇー、ここがアリスの家か。」


ども聖人だ。今はアリスの家の前にいるぞ。ここに来るまでは特に何もなかった、強いて言うなら人間大のキノコが集まって行進している所を見たくらいかな。


「家の大きさは魔理沙の家とさほど変わらないんだな。さて、ノックをして入りますか。」


三回ノックをしてと。流石にこっちから扉を開けるのはまずいからな。


「おーいアリス、いるか?」


あれ?返答がねえな。まだ寝てるのか?


「ったく、アリスーー!!快ーーー!!居たら返事しろーー!!」


もう一回ノックをしたけど、返答は一切なかった。けど中から物音が聞こえるから留守ではないよな。


「こっちから開けるからな。」


まあ鍵が掛かってると思うから開かな……、えっ?鍵掛かってないんだけど?


「まったく、鍵も掛けないでなにや…………。」


玄関を開けて家の中を見てみたら、アリスが快を押し倒し、快に抱き付いてキスをしていた。あっ、お取り込みの最中だったのか。


「あれ?風が入ってきてる。ってえっ!?何で聖人が玄関にいるのよ!?」


「みみみ見ないでよ!!」


いや見ざるを得ないだろ。2人とも息を荒くしてキスしてたし、口の周りはテカテカしてるし。


「お前ら朝からアツアツだな。流石に俺も朝からそんな熱烈には出来ねえぞ。」


「これは違うのよ!!そそその、あれよ!朝の挨拶みたいなものよ!!」


「そうだよ!!今日はたまたまこういう挨拶になったんだよ!!普段はしないよ!!信じてよ聖人!!」


いや信じてよって言われてもな。顔を赤くして目をグルグルにしてぱたぱた手を振ってる2人を見てはいそうですか、って信じる方が無理だ。


「楽しめよ2人とも(グッ)」


「親指を立てないでよ!!」


「邪魔者は退散、退散。あっ、明日赤飯とか持ってきてやろうか?」


「「だから違うんだってばぁぁぁ!!」」
















少年少女弁解中……











あの後、落ち着いた快とアリスから事情を聞いた。上海?腹抱えて地面を転げ回っていたぞ。もうこいつ自律してんじゃね?


「まあ、そんなんだろうとは思ってたぞ。」


「知っててからかったのね。」


「ひどいよ聖人。」


まあ、何であんなことが起こったかというと、アリスと快が朝食を食べ終わって洗い物をしてアリスが快の所に戻ってくる時に転んだんだと。


「聖人が急にノックなんかするからよ。」


んで、快がアリスを受け止めたけど滑って倒れた。そしてアリスと快が抱き合いながらキスしてしまったらしく、そしてそのまましばらくキスしてたらしい。


「んなことするなら玄関近くじゃなくて部屋でやれよ。もしかして抱き締め合ってるキスシーンを見せ付けたかったのか?このスケベ共。」


「「……す、スケベじゃないもん!!」」


語るに落ちてるぞお前ら……。何で顔をさっきよりも真っ赤にして数秒間黙ったんだ?


「そ、そういえば聖人はここに何しに来たのよ?まさか魔理沙みたいに朝食をたかりに来たのかしら?」


「ちげえよ、朝変な時間に目覚めたから暇潰しがてら散歩してたんだよ。で、アリス家に行ったことなかったから来てみたんだよ。」


まさかあんな現場に出くわすとは思わなかったけどな。


「さて、これ以上2人の愛の時間を邪魔するわけに行かないからどっか行くか。」


「愛の時間って、変な言い方しないでよ聖人。」


「人に熱烈なシーン見せ付けんだから正しいだろ。お前らもう結婚したらどうだ?」


俺がそう発言した瞬間に快とアリスは飲んでいた紅茶を盛大に吹き出した。しかも互いの顔面に向けて。


「「ケホッ、ケホッ、けけけけけ結婚!?」」


あー面白いなお前ら、やっぱりこういう反応をするんだな!!


「じゃあな!!紅茶ごちそうさん!!」


「まちなさい聖人!!」


アリスが弾幕をこっちに向けて放ってきたけど、俺は咲夜の能力を使って逃げるようにしてアリスの家を後にする。




















人里


アリスの家を後にして適当にぶらぶらしてたら人里に着いた。


「活気溢れてるなぁ、おっ!新しい茶屋がオープンしてる、後で早苗と来てみるか。」


「おや、聖人じゃないか。久しいな!!」


「確かに久しぶりだな慧音。宴会の時以来じゃないか?」


慧音と会うのは久しぶりだ、なんでも今は寺子屋の休憩時間らしい。そういえば最初寺子屋に来たとき生徒に頭突きしてたな。頭の中も外も固いんだな。


「むっ?今失礼なこと考えてなかったか聖人?」


「いや考えてねえよ、気のせいだろ。」


「ほう、なるほどなるほど。口笛を吹きながらそっぽを向いてる癖にか?」


女性は自分の悪口に対しては勘が鋭いなほんと。って慧音さん?何でだんだんこっちに来てるんです?


「嘘を付くのは良くないぞ聖人、今日は気分が良いから教育的指導をしてやろう。」


んなわけねー、威圧的な笑みを浮かべてる時点で気分は良くないだろ!


「お断りしまーす。じゃあ俺はこ「何、遠慮はするな。」肩を掴まないでくれませんかね!?妹紅助けてくれー!!」


「慧音、聖人に何してるんだ?何されたかは知らないけど、頭突きは止めといたら?」


いいぞ妹紅、そのまま慧音を説得してくれ!


「妹紅か、今聖人に悪口を言われたからな。止めようとするなら妹紅にも頭突きをするぞ?」


「聖人、頑張ってね。」


凄まじいまでの手のひら返しだな妹紅!!あっ、ちょっと両手で顔を固定しないで!!


「さあ、覚悟はいいか?何、少し三途の川が見えるだけだ。安心しろ。」


それってほぼ死にかけるじゃないですかやだー!!HA☆NA☆SE☆


「最初だから大盤振る舞いで120%の力で頭突きしてやるからな?」


最初だから優しくしてくれるんじゃないのかよぉぉぉ!!止めてください死んでしまいますぅ!!


「うわあぁぁぁぁ!!」























「阿求、お前が会いたがっていた人物を連れてきたぞ。」


「ありがとうございま……、あの、白目向いて気絶してますけど、大丈夫なのですか?」


あ~、マジで三途の川が見えた。三途の川の周りはよくお花畑の描写が多いけど、そんなことはなくて凄い不気味な所だったぞ!


「少し教育してやっただけだ。」


「しかも引き摺ってここまで来たんですか、慧音さん、本当にその方は大丈夫なのですか?」


「あー、心配してくれてどうも。」


そろそろ起きないとまた慧音から頭突きを喰らいそうになるからな。よっこらせっと。


「ん?あんたは初めて顔を見るな?」


俺の目の前には14歳くらいの少女で、黄色い着物を着て、まだ子どもらしさが残ってるような顔立ちの女の子がいた。


「自己紹介がまだでしたね。初めまして、私は稗田家9代目当主の稗田阿求ひえだのあきゅうです。よろしくお願いしますね聖人さん!」


9代目だから阿求なのか。


「では聖人さんの事を幻想郷縁起に書きたいので少しの間お時間よろしいでしょうか?」


「ああ、いいよ。」


「私は戻るからな。聖人、これに懲りたら悪口は言わないようにな。」


慧音は寺子屋の方へ歩いていった、悪口は口に出して言ってねえんだけど。


「では案内しますので付いてきてくださいね。」


阿求が後ろに建ってあるデカイ屋敷の中に入っていく。人里にこんな屋敷があったなんてな。


「あっ、変に緊張せずに自然な状態で話してくれて構いませんから。」


「わかった、それと幻想郷縁起ってなんだ?」


何かの記録書みたいなものなのか?


「ああすみません!説明しますね、幻想郷縁起というのは稗田家が転生を繰り返して幻想郷の出来事や人物を記録している書物みたいなものです。」


なるほどね、ん?転生?


「稗田家の当主は寿命が短いのです。」


「そうなのか、それで俺はどんなことを話せばいいんだ阿求?」


「そうですね、例えば……。」


俺は阿求からの質問に答える。ざっと1時間くらいかな。その間、阿求は筆を休まずに書いていた。しかも筆で書くなんて、俺には無理だな。


「ふー、これくらいですかね、ありがとうございます聖人さん。有名な聖人さん本人からお話を聞けて良かったです!!」


「お安い御用だよ。ん、俺有名なの?」


「そうですよ!!人里では聖人さんの事を知らない人はほとんどいません!!」


だから人里に入って歩いてた時に視線を感じまくってたのか。


「じゃ、今度何か用があったら来るからな阿求。」


「はい!!いつでも待ってます!!」


阿求に挨拶をして屋敷を出る、次は紅魔館辺りにでも行こうかな。

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