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東方外遠記  作者: 颯人
第7章 デート編 ~Date edition~
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多忙な1日 スペルを家で使うのはやめよう

気付けばブックマーク登録が四人になりました。

本当にありがとうございます。


聖人[こんな小説でも見てくれる人がいるん

だな。]


これからも頑張ります!!

「ん?朝か。ちょっと寝ようと思って目を閉じたらぐっすり寝ちまったみたいだな。」


俺は地底から帰ってきたあと、部屋に行って1日寝てたようだ。朝日が眩しい。


「寝すぎたな、さて、今日何をす、る、かな?」


外に行くために起き上がると、自分の部屋の物で無いものがたくさんあった。テレビゲームにロボットのフィギュア、女性誌、人形などがあった。こんなもの俺の部屋には無いぞ?


「こいつはもしかして。」


改めて周りを見ると、俺が寝ていた所の近くで早苗が寝ていた。無意識に早苗の部屋に入っちまったのか。


「バレない内にとっととずらかるか。」


俺は早苗を起こさないように部屋を出て廊下を歩いて居間に行く。今は朝の7時くらいだから誰も起きてないよな。


「おはよう聖人!!早い目覚めだね。」


あれ?居間に入ったらお茶を飲んでる諏訪子がいた。


「珍しいな、諏訪子がこの時間に起きてるなんて。いつもは大体9時くらいなのに。」


「いやあ、昨日は早く寝たからね。私だって早起きする時もあるさ。」


「……明日は雪でも降るのかな。洗濯は今日するか。」


俺が守矢神社に住むようになってから諏訪子が早起きしている所をみたこと無いんですが?


「ちょっと!!どういう意味かな聖人!?」


「そのまんまの意味だよ諏訪子。諏訪子が早起き?ないない。」


俺の発言を聞いた諏訪子は地団駄を踏んで俺に向けて指を指してきた。


「むきぃぃぃぃ、もう許さない!!表で弾幕ごっこだ!!」


そういうとこだぞ諏訪子。そうやってすぐむきになるから子供扱いされるんだぞ。


















境内で諏訪子と弾幕ごっこをしたけど、俺の圧勝で勝負が着いた。


「ずーるーい!!『オーバードライブ』は反則だよ聖人!!」


「そうでもしねえと勝てないから。まあ、圧勝はしたけど結構危なかったぞ。」


地面に倒れこんでる諏訪子は頬を膨らましながら見上げるようにして俺を見てくる。いつまでも倒れてたら服に汚れが付くぞ?


「さて、俺はこれから出かけるから夜には戻るって早苗に言っておいてくれ。」


「おやおやぁ?浮気しに行くのかい?」


んなわけねえだろ、たまには一人で出掛けたい時もあるんだよ。



















とまあ出掛けたのはいいが、行く宛もなかったのでとりあえず魔法の森に来ている。


「さて、ここで魔法に役立つ何かがあるかな?」


確か、魔法のキノコがあった筈だよな?


「これかな?って明らかに怪しい色してるなこのキノコ。食べたらまずいよな?」


紫色のキノコだったり、青色だったり、色についてはもう何でもあるなこの森。


「魔理沙の所に行ってから捜索すれば良かったか。どれが有害なキノコか全くわからないな。」


「うわあぁぁぁぁ!!」


ん?この叫び声?魔理沙の声か。切迫詰まったような声、ちょっと様子を見に行ってみるか!


「どうしたんだ魔理沙!?」


「私の、私のキノコが……。」


魔理沙の所へ向かうと、ペタリと女の子座りをしている魔理沙がいた。涙目になってるし、只事じゃないみたいだな。


「一体何があったんだよ?」


「私の持っていたキノコが、マスパによって全て消し炭になっちゃったんだよ!!家から放ったマスパが私の育てているキノコ畑に当たっちゃったんだよ!!どうすればいいんだぜ!?」


知るかんなもん!!全面的に魔理沙が悪いじゃねえか、家からマスパを放ったって一体何をどう考えたらマスパを家から放つんだよ?


「あっそ。じゃあな。」


心配して損したぜ全く。


「置いてかないでくれ聖人!あのキノコ畑がないと私は生きていけないんだぁぁぁぁ!!」


だぁぁぁぁ抱き付くんじゃねえ魔理沙!ガチ泣きすんな鼻水が服に付くだろ!


「はぁ、そもそも何で家からマスパを放ったんだ?」


「いや、そのな、ちょっとイライラしてたから裏口の扉を開けてそこからマスパを放ったんだ。正面玄関から放てばこんなことにはならなかったんだ。」


「はい、お疲れ様でした。」


紛れもなく魔理沙が悪い、俺はここからお暇させてもらう。


「だから行くなってばぁぁぁぁ!!」


「あーもー、分かったよ。どうせキノコを集めてほしいって言うんだろ?手伝ってやるから涙拭けよ。」


「ありがとな聖人!!」


先程の涙は嘘かのように引いていていたずらっ子の笑みを浮かべやがった!魔理沙、てめぇ謀ったな!?


















1時間後


「いやぁ、本当に助かったぜ。」


籠一杯に入ってるキノコを見ながら笑顔で魔理沙が礼を言ってくる。やれやれ、世話が焼ける。


「今度は気を付けろよ魔理沙。」


「おう!次は正面玄関からマスパを放つことにするぜ!」


魔理沙は軽い足取りで籠を持ちながら去っていった。あれは絶対もう一度やらかすな。


「まあ、役立つキノコとか教えてもらったから無駄骨じゃなかったけどな。さて、次はどこに行くかな。」


魔法の森は魔理沙以外にも誰か住んでいた筈だよな?


「そうだアリスの家があった筈だ!!次はアリス家にでも行くか。」


快は普段どうしてるのかも気になるし、早速行ってみるか。おっ、この緑色のキノコ旨い!

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