早苗とのデート 地底へ行こう
こんちは聖人です。今は地底に行く準備をしてますよ。なぜかって?
「準備できましたかーー?私はもう出来ましたよ!」
早苗とデートするためである。あの弾幕ごっこのあと早苗にしっぽりとナニされまして、許してほしいならデートしてくれって言われたんですよ。マジで恋する乙女って怖い……。俺が早苗と地底でデートするって言ったら諏訪子と神奈子は。
「二人で楽しく過ごすんだよ。聖人、早苗にアピールしてやりな!!」
何のアピールだよ?俺にはわからんぞ?
「お土産よろしくねーー!!あと、二人っきりになれたからといってムフフな事はほどほどにするんだよ!」
呑気なものである。せめて、何も起こらないことを願うよ。
「おーーーそーーーーいーーー!!」
「今行くから!!」
まったくせっかちなものである。
「悪い、待たせたな。」
「もう、遅いんですから。」
早苗はぷくーーと頬を膨らませる。やべぇ、めっちゃ可愛い!!
「何を想像してたんですか?」
「さ、さあ行こうか!!ち、地底は確かあっち方面だったな!」
「はぐらかすなあーー!!」
地底入り口
「ここから入るんですか?」
俺達の足下には巨大な穴が空いている。うへぇ、底が見えねえよ。
「まあ、そうだろうな。ここから地底に行けるって看板に書いてるし。」
「うう、ちょっと怖いです。い、いくら空を飛べると言っても……。」
「早苗~びびってるの~?」
ビビっている早苗も可愛い!!まあ、俺も少しビビっているけどな!
「び、びびってなんかないです!!こ、これは武者震いです!!」
「はいはい、行きますよ。」
そう言い俺は早苗をお姫様抱っこした。
「な、何を!!?」
「いや、こうした方が安心するかなって思ってね。実際やってみたかったし。」
「う~、大胆すぎですよ~!!」
そう言い早苗は顔を赤く染める。おいおい、恥ずかしいのは俺も一緒なんだぞ。
「まあ、しっかりつかまってろよ。」
そう言い俺は自分が出せる半分くらいのスピードで穴を降りていった。全力で降りたら早苗に負担がかかっちまうからな。
「きゃあああ!!! 速いですよーー!!」
あら、半分でも早苗に負担がかかっちまったか。
「すぐつくからちょっと耐えろ!!」
「地面に激突しますよーーー!!!」
むっ、確かにあと少しすれば地面に激突するな。
「どうでもいいだろ、死なないんだし。」
「そういう問題じゃないですーー!!意地悪しないでくださいーーー!!」
「それは冗談だよ、……よっと。」
地面に激突する前に俺はスピードを緩くし着地した。早苗は、ちょっと涙目になってる。
「ううーーー、ひどいですよ!!」
早苗は涙目になって突っ掛かってきた。いやぁ、冥福冥福!!
「楽しかっただろ?スリル満点で。」
「楽しくありません!!」
「まあまあ、落ち着け。後悔も反省もしてないから。」
「全く、今回だけですよ。」
「わかったよ、じゃあ行こうか。」
「はい!!」
そう言い早苗は俺の腕に寄りかかってきた。あれぇ!?なんでぇ!?
「早苗さん?何をしておられるのですか?」
「さっきのお返しですよ。」
いやまあ、嬉しいんだけどさ。1つ問題があってな。
「まさか、このまま行くの?」
「そうですよ。このまま行きますよ。これがデートというものじゃないですか!!」
「マジデスカ。」
旧地獄街
「うわあーーーすごいですね!!!」
「これは驚いたな!!」
街に入ってみると人里よりも賑わっていた。いや、賑わっていたというよりうるさいな。
「早速行きましょう!!」
「まてまてって!!」
俺と早苗が最初に入った店は服屋だった。見たところ品揃えもかなりありそうだ。
「じゃあ服を見てきますから!!」
早苗は子どものように無邪気にはしゃいでいった。まあ、女の子は服屋に入るとはしゃぐからな。
「やれやれ、さて俺も見てきますかな。」
俺も服を見に行ったが、ここを幻想郷だということをすっかり忘れていた。
「そうだった、幻想郷はほとんど女性だったんだ。」
男の服はほとんどなかった。つーか着物とか袴とかばっかりだった。俺は袴とか嫌いだからな。
「……今度は外の世界に行きますかな。」
俺がへこんでいると、早苗が戻ってきた。ん?何か浮かない顔だな。
「いいのはあったか?」
「ありましたけど、やっぱり外の世界の方がいいですね。」
早苗も同じ考えなのね。まあ、色々あるからな。
「……今度は外の世界に行くか?」
「行けるんですか!?」
「ああ、行けるよ。でもあの神様二人には内緒にしてくれよ?」
何か言われるかもしれないからな。説教はごめんだ。
「わかりました!! 次のお店に行きましょう!!」
「ちょっとまて、とりあえず昼御飯を食べに行かないか?」
時刻は午後1時だった。こんだけ賑わってるなら飲食店はあるだろう。
「そうですね。すっかり夢中になってて気が付きませんでした。」
「さあて、旨い店は何処かな?」
俺達はレストランを探すことにした。ぐーぐる先生が使えないから不便だな。
「ふふふ♪」
「あの、早苗……歩きにくいんだけど?」
今、早苗と腕を組んで歩いている。とても嬉しいんだけどねぇ。
「嫌なんですか?」
「嫌ではないんだけど……。」
本当に嫌ではないんだが、早苗はね……他の女性と比べてね……胸が大きいんだよね。今も俺の腕に柔らかい感触が当たってるんだよな。
「ふふ、どうせ私の胸があたってるからなんですよね?」
「!!!!」
「当たりですか?聖人は変態ですね♪」
「いいいや、その……。」
「ふふ、えい!!」
早苗はさらに俺の腕に抱き付いてきた。しかも上目遣い!!破壊力ありすぎだ!!
「早苗落ち着いて!!」
「私は正常ですよ。」
「(ヤバい!!このままだと理性が崩壊するかもしれない、早く店を探さないと!!)」
無事に俺は理性が崩壊する前にレストランにたどり着いた。危なかった、あと少し遅れてたら取り返しのつかない事になるところだった。
「なあ、早苗?」
「何ですか聖人?」
「どうしてここにガ○トなんてあるんだ?」
メニューも一緒だし、おかしくない!?
「私もわかりません。」
「まあいいや、おっ!じゃあ食べようか。」
「はい!!」
昼御飯も食べ終わり、次のお店を探そうとした時。
「てーへんだ!! 地霊殿の主が襲われてる!!」
店の扉を勢いよく開けて商人の人らしき人が慌てた声で叫ぶ。
「地霊殿の主?]
「確か……さとりさんだったはずですね。」
「なるほど。」
「どうするんですか?」
どうすっかな?聞けば地底には強い奴等がたくさんいるし……。
「んーーまあ誰かが解決してくれるんじゃない?」
「そんなんでいいんですか!?助けに行きますよ!!」
「はあーーー、面倒くさい。」
「あなたたちは何者なんですか?」
「へへ、あんたにはうんざりしてたんだ。」
「ここでやっつけちまおうぜ!!」
「あんたは弱いからな!!心が読めるらしいが、それ以外はただの妖怪以下だからな!!」
「(確かに私は心は読めますけど、喧嘩とか体を動かす事は苦手ですし、どうしましょう!?)」
気が付けばさとりは泣いていた。
「泣いて許してくれると思ったのか?」
「まあ無理だけどな!!」
そう言って鬼がさとりを襲い掛かろうとした時。
「そこまでですよ!!!」
「なにもんだ!!!」
鬼が声のした方向を向くと堂々と立っている早苗が現れた!何で三人称になってるのかって?俺が実況しているからな!
「女性をいじめるのは許さない!!!って聖人が言ってます!!」
「おい、勝手に俺の名前を出すな!!」
「なんだ? このカップルは?」
「とにかくどっかに行ってください!!って聖人が言ってますよ!!!」
「だから俺の名前を出すなって!!!」
何でこうなるんだよ?早苗は俺に押し付けてるだけじゃねえか!!
「早く逃げてください!!!」
「今さら逃がすかよ!!!」
「男をやっつけて女を頂こうぜ!!」
うわあ、小物臭い台詞。まあ、鬼の力ってどれくらいなのか味わってみますか。
「おらぁ!!」
ドゴン!!
おー、吹っ飛ぶ吹っ飛ぶ。ダメージは大してないけど、吹っ飛びますなぁ俺の体。
「ギャハハハ!! あっけないの。」
「聖人!!!」
「さて、お前さんを頂こうか。」
「やれるものならやってみなさい!!」
「口は達者だな。だがその口も何時まで叩けるかな?」
「早くあなたも逃げてください!!!」
「もう遅いわ!!!」
そう言い鬼Aは早苗を掴もうとする。そんなこと許すと思ってるのか?
「おいおい、女の子にそんなことしたら嫌われるぜ?」
俺は高速で動き、鬼二人を気絶させた。
「なっ!ち、調子に乗るなよ、俺が本気で殴ったらお前は死ぬんだからな!!」
「弱い犬ほどよく吠えるらしいな。」
「てめえ!!! 死ねや!!」
鬼Aは俺に向かって本気で殴ってきた。
「もうやめてください!!」
「大丈夫ですよ。」
「どうしてですか!? 鬼の腕力はすさまじいものなんですよ!!人間が受け止められるものじゃありませんよ!?」
「大丈夫、聖人は人間を越えてますから。」
「どういう意味ですか?」
早苗、俺は一応人間なんだが?
「な!!」
「これが本気か?そんなことないよな?」
俺は軽々と鬼の拳を受け止めた。霊力とかで体を強化すれば受け止める事は容易い。
「ずいぶんと弱いなあ。」
「お前何者だ!!!」
「殴るっていうのはこうやるんだよ!!!」
俺は鬼が目で追い付けないほどのスピードで殴り飛ばした。いやー、ストレス発散になるね!鬼は吹っ飛ばされ、そのまま気絶した。
「ほい、終わりっと。」
「聖人?なんであの時避けなかったんですか?」
早苗にはばれたか。
「鬼の腕力がどれくらいか体験したくてな。あれじゃあ早苗の方がまだ強いよ。」
「私は鬼も越えたんですね。」
「あ、あの……。」
「どうしたんだ?」
「助けていただきありがとうございました。私一人じゃどうにもなりませんでした。」
「いいですよ、自己紹介がまだでしたね。」
「いえ、大丈夫ですよ東風谷早苗さん。」
「どうしてわかったんですか!!」
おい、さっきの鬼の話を聞いてなかったのかよ?
「私は心を読めるのですよ。」
「まあ、俺のは読めないだろうな。」
「どうしてですか?」
「そうだろう、さとりさん。」
「……はい、そのとおりです。」
「詳しくは落ち着ける場所で話したいんだがそれで早苗はいいか?」
「いいですよ。」
「では、地霊殿へ案内します。」




