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東方外遠記  作者: 颯人
第6章 対決やら修行やら ~A confrontation or ascetic practices~
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紅魔館の主との戦い

「さあ、覚悟しなさい人間風情が!!」


どうも今レミリアから弾幕ごっこを挑まれた聖人だ。


「あーー、帰りてぇよ。帰って早苗と一緒に居てえよ。」


なぜこうなったか、時間は遡るぞ。


5分前


「おいおい、今なんて言ったんだ?」


俺はレミリアに呼ばれて紅魔舘にやって来た。そしてレミリアが私の部屋に来いって言ってきたから付いていった。そして、部屋に入って最初の一言が聖人の運命を見させろだとさ。


「聖人の運命を見させて。何故か分からないけど聖人の運命が見れないのよ。」


そりゃ三つ目の能力で見れないからな。不可思議な力を無効化する能力は常時働いてるからな。


「見えなくたっていいじゃないか。別に困る事はないだろ?」


見えても正直困るだけだと思うんだけどな。


「いいから見せなさい!!」


駄々っ子かよ。いい歳してなにしてんだが。


「そう言われてもな、どうやって見せればいいかわからないんだけど。」


三つ目の能力を解除する事は出来なくもないけど、面倒くさいからやりたくないんだよ。


「そうやってとぼけるのね。」


「は?」


「いいわよ、だったらこっちにも考えがるわ!!聖人、私と勝負しなさい!!」


どういう風な考えでそうなるんだよ!?


「えーー、面倒くさい。」

















冒頭に戻ります。


「咲夜いるんだろ?見てないでなんとかしてくれ。」


俺は隣にいた咲夜に助けを求めるが、咲夜は困った表情をしていた。


「無理よ聖人、ああなったお嬢様は私でも止められないもの。」


えー、マジですかい。


「さっさと来なさい聖人!!こないならこっちから行くわよ!!天罰『スターオブダビデ』!!」


レミリアがスペルを使ってきたよ、ってかいつもより弾幕の数が多いし!


「ちょっと待て!!いきなりは反則だろレミリア!!」


俺はなんとか避けながらレミリアに言った。


「うるさい!!私はあんたを殺す!!」


あー、これは頭に血が登ってますね。やれやれ。


「俺はそういう趣味はないんだけど。」


ロリコンの変態なら喜ぶかもしれないが、俺は変態じゃないからな!


「咲夜、手伝いなさい。」


「わかりました。」


ちょっと待て、了承するのかよ!?せめて戸惑ったりしようぜ!?


「おいおい、卑怯だぞレミリア。男なら勝負は1対1でするもんだろ!?」


「大丈夫ですよ聖人。私は一回しか攻撃しませんので。」


そっか、一回だけならっていやいや!!咲夜は時間を止めれるからどの程度が一回なのかわからないんだけど!?


「ご安心を、すぐに終わらせますので。」


それって、俺の命がってことかい?いやじゃいやじゃ!!ってふざけてる間に咲夜の手に持ってるナイフが俺の首もとに来てるし!!


「さようなら聖人。」


そう言い咲夜は俺の首をナイフで切ろうとする。無駄に抵抗してもどのみち切られるからなぁ。大人しく切られますか。


ザシュッ!!


「よくやったわ咲夜。これで聖人も死んだでしょう。」


死んでないし生きてるし!!って俺の首が転がってる。気持ち悪いな。


「聖人!!何処にいるのよ!?」


ちょうど騒ぎを駆け付けてきた、アリスと早苗と魔理沙が部屋に入ってきたな。


「聖人はどこなのレミリア!?」


早苗はレミリアにそう言った。レミリアは邪悪な笑みを浮かべながら俺の首があるところを指差す。


「そこら辺に転がっているわよ。」


自分で見るのもなんだが、グロいな。


「「「いやああああああ!!!!」」」


早苗達は大声で悲鳴を上げる。うるせぇ、耳塞いでも声が貫通してくる……。まあ、あんなの見て悲鳴をあげないやつなんてほぼいないだろうし。


「私の命令に逆らうからよ。」


レミリアはどや顔して言ってるな、てか殺したら運命見れなくない?そこ考えたのか?


「しっかりしてよ聖人!!」


早苗は俺の体を揺らして叫んでいる。でも何も反応はなかった。そりゃ、偽物の体だもん。


「無駄よ早苗、聖人はもう生きてないわ。」


いやだからね、咲夜、冷静に言ってるところ悪いがけど俺生きてますからね。


「うぐっ、ひっく、やっと思いを伝えたばっかなのに……。」


早苗は泣きながら顔を抑えた。そろそろこっちが辛くなってきた。


「…………。」


アリスは何かに気付いたみたいだな、黙って考え込んでいる。


「聖人、帰ってきてよ。」


じゃあ、行きますか。


「ただいま戻りました!!」


「えっ?」


早苗はキョトンとした顔になった。可愛い!!


「う、うわあああああああ!!!」


「どうしたの魔理沙!?」


「く、首がないのに体が動いているんだぜ!!」


見れば首のない聖人の体が動いているではないか!!って回りの人は思ってるんだろう。さて、俺の首を持って切られたところにくっ付けないとな。


「あーー痛かった。全く、普通首を切るか?」


「「「「「おいおいおいおい!!!!」」」」」


俺の言葉に皆が突っ込んできた。やべぇ、面白い!!


「んーーどした?」


「何で生きてるの聖人!!?」


「そうだぜ、首を切られたはずだぜ!!」


「そうだっけ魔理沙?」


じゃ、そろそろ説明しますか。何故首を切られても動けたのかをな。


「どういうことよ聖人?」


「知りたいかレミリア?単純に言うと幻覚を見せてた。咲夜が切ったのは首じゃなくて右腕だ。」


俺は幻覚を解除した、するとさっきまであった俺の遺体はなく、代わりに右腕が転がっていた。全て幻覚だと見破られそうだったからな。


「それでも結構重傷よ。」


「だろうねえ。」


今も右肩から血が吹き出てるし。まあ霊力で血を増やしているから問題なし。


「なに、理由はすぐわかるさ。それより早苗。」


俺は早苗の方に振り向いた。すると早苗は俺に向かって突進してくる。猪か!?


「聖人のバカ!!!」


そう言い早苗は俺に抱き付き拳でぽかぽかしてきた。痛くはないけど、すごく可愛いな。


「バカ、バカ、バカ!!」


「わかったから落ちつけ早苗!!」


「茶番はいいかしら?」


レミリアはそう言って、浮遊し始めた。もうちょっと早苗の可愛い姿を拝めさせてくれよ。


「早苗、離れてくれよ、少し本気出すからさ。」


「わかりました。」


そう言い早苗達は俺から距離を取った。


「そんな状態でお嬢様に勝てると思ってるのかしら聖人?」


「お前も離れないと危ないぞ咲夜。」


これは警告だ、あれを使うと周りに甚大な被害をかけてしまうからな。


「どういうことよ?」


「こういうことだ。」


そう言い俺は咲夜に向けて拳を突き付けた。その瞬間、雷の弾幕が咲夜に直撃した。


「きゃああああ!!!」


「ほら、言わんこっちゃない。」


咲夜は不意をつかれて反応できず気絶した。


「やってくれたわね聖人。」


そう言いレミリアは弾幕を放ってきた。頭に血が登りすぎだろ。


「ちい、一つ一つ威力が高いな!!」


あれを使おうにも少し力を溜めないといけないからな。溜める時間は、くれないか。レミリアの弾幕を避けながらは力を溜めれねえ。


「私を怒らせたことを後悔するといいわ!!呪詛『フラドベルジュの呪い』!!」


「ったく面倒くせえ。」


俺はレミリアの弾幕に掠りながらも必死に避けていた。どうやらレミリアもナイフの弾幕を出すようだな。


「ほらほら、その程度なの聖人?」


「くっ!!」


冷静に分析していたら、弾幕に囲まれたみたいだ、木刀で弾幕を弾くしかねえな。


「弾幕に気を取られ過ぎよ。隙だらけじゃない。」


そう言いレミリアは俺に近づき拳で殴ってきた。何発かは避けれたが、顔面に当たってしまった。


「ぐはあ!!!」


俺は壁に激突し瓦礫の中に埋まった。いてて、鼻が折れたてたらどうするんだよ。


「あっけないわね。あの口振りから何かあると思ってたのに。拍子抜けだわ。」


俺は瓦礫の中でレミリアの言葉を聞いていた。どうやら決着がついたと思ってるな、なら好都合、ここで力を溜めるか。


「聖人の本気でも倒せないのかよ。」


「正直レミリアの強さにビックリね。」


魔理沙とアリスは驚きを隠せないでいるみたいかな?


「ほら、好きな人が倒された気持ちはどう早苗?」


早苗に挑発するように言ってるなレミリア、早苗は何て言うのかねぇ。


「聖人はまだやられていません!!」


早苗ェ、そんなこと言ったら追撃くるんだが。


「無駄よ、今日は最高に調子がいいんだから!!」


……レミリアがバカで助かった。


「聖人、生きてるよね?」


よし、充分溜まったし行きますか。


「ふーーーん、まだまだだね。」


そう言い俺は瓦礫を吹き飛ばした。


「まだ懲りないのね。」


レミリアはうんざりとした表情だな。


「もう止めとけよ!!死んじゃうぞ聖人!!」


「死にやしないさ魔理沙。」


「その自信はどこから湧いてくるの!!」


魔理沙とアリスは心配してくれるのか、優しいな。


「まあ、正直舐めてた。吸血鬼の力を舐めてたな。ハンデに右腕をなくしたけど、これは予想外だな。」


レミリアの力は俺の予想以上だった。言い訳なんてしない、しても意味ないからな。


「強がったって無駄よ聖人。本当は怖くて逃げたしたいんじゃないのかしら?」


強がるねぇ、懐かしいなその台詞。


「その予想外の強さを見せてくれたお礼に俺も見せるか。」


そう言い俺は今まで制御していた霊力、魔力を解放する。そして右腕に集中させた。すると瞬く間に右腕が生えてくる。どういう仕組みかわからないが右腕が切断された時は霊力を集中させれば生えてくるんだよね。わけがわからないよ。


「へえ。」


「すごい……。」


レミリアは興味深そうに、早苗達は驚いていた。


「でもその程度なの?」


「これはウォーミングアップみたいなもんさ。面白いのはここからだ。さて、久しぶりに本気を出して見たくなったが構わないなレミリア?」


あれを使ったら加減もくそもないからな。


「それでも人間風情では私に勝てないわよ。」


言ってくれるな。フラグがどんどん建築されてってるぞ?


「確かに普通の人間ならな。知ってるか?人間は脳の力を3%くらいまで制御してるらしい。」


「それが何よ?」


「もしもその上限を越えたらどうなるか、わかるよな?」


「まさか……。」


「今までの戦いも抑えてたってこと?」


まあ、抑えたというより使えなかったというべきかな、いつでも使えるわけじゃないし。


「それを今解放する。想符『オーバードライブlevel5』!!」


そう唱えた瞬間、俺は光に包まれた。


「何!?何なのよ!?」


光が消え、出てきたのは、銀色の髪になり銀色のオーラが漂っていた。そして凄まじい殺気を出していた。これは後日アリスから聞いた事だけどな。


「これが……。」


「聖人の本気。」


「だいたい75%だな。」


一応まだ上があるけどこれ以上上げると、使い終わったあと大変だからな。


「もっと上があるのね。どこまで強くなるのよ聖人。」


「短時間で仕留めてやる、かかってこいよがきんちょ。」


俺はレミリアに中指を立てて挑発する。今のレミリアは頭に血が登りやすいから挑発に乗ってくれるだろう。


「お望み通りにしてあげるわ聖人!!神槍『スピア・ザ・グングニル』!!」


レミリアは弾幕で出来たグングニルを投げてきた。なんとまあ扱いやすいことで。


「ふん、こんなものかよ。」


俺は素手でグングニルを掴む。『オーバードライブ』は身体能力を上げるスペルだからこのような事も出来る。


「嘘っ!?」


流石のレミリアもこれには動揺したな。けど、驚くのはこれからだぞ?


「ほら、お返しだ。」


そう言い俺はグングニルをレミリアに向かって投げる。スピードは音速を遥かに越している。


「くっ!!」


レミリアはもう一本グングニルを出して投げる。二つのグングニルは互いにぶつかって消滅した。


「ありゃ、相殺されたか。一撃で仕留めようと思ったのにな。」


「そう簡単にはやられないわよ。」


早くやられてほしいもんだがな。オーバードライブは10分しか持たないからな。


「じゃあ今度は俺のスペルでもくらいな。剣符『水閃斬』」


俺は水の弾幕で造り出した刀を持ち、レミリアとの間合いを一気に詰め、攻撃する。


「甘いわよ!!」


レミリアは俺の動きが見えているな、弾幕を張って攻撃してくる。けど残念だな、無意味なんだよ。


「はああ!!……えっ?」


もうそこに俺はいねえよレミリア。


「残念、ハズレだ。」


「きゃあああ!!」


俺はレミリアの後ろに回り込んで刀を振り降ろし、レミリアを吹き飛ばした。


「な、なかなかやるわね。」


「そりゃどうも。」


「けど、次で止めを差す!!『レットマジック』!!」


レミリアがスペルを唱えると、そこには密度の濃い弾幕がたくさんあった。赤の弾幕が多いな、目に悪いぞ。


「おいおい、ヤバイぜ!!」


「これは流石に不味いわよ!!」


「避けれないって? まあそうだな。」


「認めるのかよ!!」


魔理沙からツッコミをもらった。避けれないこともないけど、あんな量を避けたいとは思わないね。


「まあまあ見とけって。確かに避けれないけど。」


そう言いスペルカードを取り出す。


「あんまり使いたくなかったけどな。何せパクりだし。」


「いいから使いなさいよ!!」


へいへい、アリスは厳しいな。


「しゃあないな、剣符『エアーサークル』!!」


そう言い俺は横に1回転し弾幕を発生させる。


「防御のつもりかしら?でもそんな弾幕意味ないわよ!!」


「防御?そんなつもりは毛頭ないぞ。」


よし、レミリアの放った弾幕が近付いてきたな。今だ!


「どりゃあああ!!!」


俺は周りに設置してあった弾幕を爆発させる。


「なっ!!」


流石のレミリアも驚いたらしい。まあ弾幕が爆発なんて普通は想像しないしな。


「でも打ち落としたくらいで!!」


「言っておくが打ち落としてないぞレミリア。」


「えっ?」


レミリアのすぐそばに、レミリアが放った弾幕があった。エアーサークルは相手の放った弾幕を跳ね返すスペルだ。元ネタは魔法を跳ね返すんだけどな。


「きゃあああああ!!!」


「どうだい、自分の弾幕に被弾した気分は?」


1度言ってみたかったんだよな、満足満足。煙が晴れるとぼろぼろのレミリアがいた。


「まだよ、神罰『幼きデーモンロード』」


「もうやめろって。」


「うるさいわね!!諦めたくないのよ!!」


なんという執念。いや、プライドが許さないのか。


「その執念を見せてくれたお礼をしないとな。」


俺はスペルカードを取り出す。ぶっちゃけ未完成だが、まあ大丈夫だろう。


「行くぜ!!想符『トライスパーク』!!」


俺は三つのマスタースパークをレミリアに放った。動くのもやっとなレミリアは当然避けれることはなく。


「あっ。」


ピチューン


当たったね、やれやれようやく終わったよ。


「何よ、規格外の強さじゃない!!」


「そうか?」


俺よりも強い奴はいるだろ、永琳とか紫とかえーりんとか。


「そうですよ!!」


解せぬ、俺は弾幕ごっこに勝ったのになぜ怒られなければならないんだ?


「絢斗達も本気を出せばこれくらい出来るぞ。」


「まじかよ!?」


嘘ではない、事実だ!


「というわけで運命を見せることは出来ないよレミリア。」


「ううーーー。」


おいおい、泣くなよレミリア。


「(お嬢様可愛い!!)」


「咲夜起きてんだろ?」


「ばれていましたのね。」


本人はしれっとした顔で言ってるが、体は震えているし、鼻血出してるし、そんなことをしてばれないと思ったのかね?


「バレバレだ。『オーバードライブ』を解除して、さて帰るかな。」


俺は帰ろうとしたが。


「聖人(ニッゴリ)」


早苗がものすごく怒った表情をして、こっちを見てきた。


「えっと、どうして怒っていらっしゃるのですか早苗さん?」


「なぜ私達を心配させたのですか?」


「そうよね、私が時間を止めても聖人は動けるはずよ。」


ああ、あの時のか。


「まあ、動いてもよかったけどちょっとイタズラしたくてな。」


「つまり、私達の反応を見るために。」


「そういうこと。」


それにしても面白かった。イタズラはやめられないな。


「なるほど。そういうことでしたか。」


ガシッ!!


「ちょっと早苗!!」


納得してくれたかなって思ったけどそうはいかないみたいだね。


「さあて、私の部屋でちょっとお・は・な・し・しましょうかま・さ・と?」


「顔が笑ってないよ早苗!!しかも当たってるんだけど!!」


これはわざとなのか!?いや、絶対わざとだ!!


「気にしませんよ私は。さあ逝きましょうか!!」


そっちの逝くじゃないだろ!?何をするつもりなんだよ!?


「助けてくれーーー!!」


「無理だな(笑)」


「ふふっ、無理よ。」


「お達者で。」


「さようなら。」


上から順に、魔理沙、アリス、咲夜、レミリアである。薄情ものーー!!


「大丈夫ですよ、ちょっときついことをしますから。」


「離せーーーー!!!」


あのあと俺は1日中早苗に説教された。しかも正座で……。


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