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東方外遠記  作者: 颯人
第3章 外来人異変 ~Person from outpatient department accldent~
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VS彰

「くあぁ、よく寝れた。あーあ、もう俺一人だけかよ。」


魔理沙、美鈴、霊夢の洗脳を解いて再集合した瞬間に彰が起きた。本当に爆睡していやがったぞこいつ。


「さて、あとはお前だけだ。覚悟はいいんだろうな?」


「そんなおっかねえ顔すんじゃねーよ聖人。まっ、無理もないか、あ~面倒くせえ。」


うだうだ言いながらも彰は寝袋の中に隠していたらしい槍を取り出した。槍使いかよ。


「随分と余裕だね~。これからお前の集団リンチが始まるのにね~。」


「覚悟してください。」


「だーかーらー、そんなおっかねえ顔すんなって。正直に言うともう争う気もねえんだよ。」


その割には槍を持って構え始めたけどな。言葉と行動が合ってねえぞ?


「けど、一度悪役をやってみたかったからな。さて、やるからには本気でやるぜ?」


そう言った瞬間に彰の背後から弾幕が放たれたぞ!?不意打ちかよ!?


「皆さん避けてください!」


「いや無理だ!想符『アクアウェーブ』!」


俺らは避け切れるかもしれないけど、霊夢達が避け切れない。しかもここの空間意外と狭いしな。


「水色の弾幕を大量に放って相殺か。質より量で攻めたスペルカードか、やるじゃん。」


「そりゃどうも、ルールはどうする?」


俺がそう言った瞬間に彰は疑問符を頭に浮かべているような表情になったぞ?あー、そうか。


「この世界にはこういう決闘をする際にスペルカードルールというものを決めるんですよ。」


「あーあれね。スベルカードルール。」


「んなルールあってたまるかよ!?」


なんだよスベルカードルールって!?聞いたことねえよそんなもの!!


「おっと間違えたスメルカードルールだな。お前らで勝手に決めていいぞ、考えるの面倒くせえし。」


「ツッコまない方がいいよね?ルールはスペルカードは1枚、被弾回数も1回にします。そっちは「俺もそれでいい。」随分と自信があるようだね?」


圧倒的にそっちが不利なんだが、何か秘策でもあるのか?


「早いとこ終わらせてえのさ。あとさっき聖人が使ったスペルはカウントしなくていい、だからさっさとかかってこいよ。」


「っと霊夢、一つ頼みがある。霊夢達の周りに結界を張っておいてくれないか?」


「どういうことよ?そんなこと別にしなくてもいいじゃないの。」


「すみません霊夢さん、俺達もちょっと本気を出さないといけないので。流れ弾が当たらないようにするためです。お願い出来ますか?」


良太が霊夢に頭を下げると霊夢は頭を掻きながら結界を張った。あれ、良太の言うことは素直に聞くのな。


「これでいいかしら。その変わり、勝ってきなさいよ聖人。」


「ありがとな霊夢。さて、こうして4人で戦うのはあの時以来だな。」


俺らは中学生の時には4人で色んな事をしていたからな。喧嘩とかもたくさんしていたし。


「懐かしいねぇ~、あの時よりも皆腕を上げてるし、背中を任せても問題なさそうだね~。」


「懐かしんでないで行くよ。僕が先陣を切ります。」


快はグローブを嵌めて駆け出し、彰に向けて拳を突き出す、けど彰は槍の柄の部分で快の拳を受け止めた。


「いい拳だ。けど俺を倒すにはまだまだ足りねえな。」


「そうなるよね、でもこれはただの牽制ですからね!」


続けて快は前蹴り、左ストレート、蹴り上げで彰に攻撃するけど全て槍で防がれる。


「くっ、全部防がれるなんて!」


「おあいにく様、不本意だけど槍術はかなりの物と自負してるからな。まずお前から脱落だ。」


彰は槍の先端を快に突き刺すが、快はバックステップで避ける。ん?あれは!


「危ない危な「快!横に避けろ!」うわわっ!」


槍の先端から細長い弾幕が放たれたぞ!?快はなんとか横っ飛びで避けたな。


「攻めの二段構えってな。終わりだな快。」


「させないよ~。」


彰と快の間に絢斗が割り込んで槍を刀で受け止めた。よし、今だぞ良太。


「火符『フレアバレット』!!」


良太は彰の後ろから赤い弾幕を大量に放つ。これなら避けられねえだろ。


「おっと手が滑ったぁ!!」


「うぇい!?そんなのありボボボボ!!」


彰が絢斗と鍔迫り合いの状態から刀を掴んで良太が放った弾幕の方へ投げ飛ばした!?


「フレンドリーファイヤってな。」


「「「いやいやいやいやいや!!」」」


あれはありなのか!?いやまあ細かいルールまで決めてない俺らが言うのもなんだけどさ!!


「ボケッとしてていいのか?上を見てみろよ?」


「上?ってヤバいヤバいヤバい!!」


何か上から大量のダイナマイトが降ってきてるんだけど!?どっから持ってきやがった彰!?


「本日は曇り時々ダイナマイトとなるでしょう。ワザマエ!!」


「「「そんなのありかよォォォォォォ!!」」」


俺と良太と快は大量のダイナマイトの爆発に巻き込まれた。


「爆符『メニーボンバー』ってな。さて、次はそこのガキ供か?」


「ガキってなんですか!?そういう貴方は一体何歳なんですか!?」


「20代前半だ。聖人達は爆発四散したからな。勝負は俺のか「してねえよ彰」!?」


彰がびっくりした表情で後ろを向くがおせぇ!俺は彰の顔面に思いっきり木刀を叩き付ける。そして吹き飛ぶ瞬間に木刀を持っていない方の手に弾幕を出現させて彰の鳩尾にぶつけた。


「あだだだだ!!てめえどうやってあの爆発を回避した?」


「想符『瞬間移動』、このスペルで彰の背後に回って回避した。」


「チートじゃねえか!!」


弾幕ごっこ中一回しか使えねえけどな!


「んで、さっきのダイナマイト。どこから持ってきた?」


「普通あんなに爆発物は持ち歩けませんよね聖人?」


早苗の言う通りだ、まさか能力か?


「俺は『爆弾を造れる程度の能力』を持ってんだよ。ダイナマイトは能力でさっと作った。」


「それなら納得ですね。あっ、絢斗君達どうしましょうか?」


「おーい、絢斗大丈夫か?」


忘れてた、絢斗は妹紅に木の棒でつんつんされてる。良太と快は壁に体がめり込んでるな。


「早苗、取り敢えずこいつに制裁加えておいてくれない?良太を助けてくるから。」


「おんやぁ~?まさか紅白脇巫女は良太の事がす「霊符 『夢想封印』!!」アボボボボ!!」


あっ、霊夢の夢想封印を喰らって彰がのびた。余計な口は災いの元だな。まあ、だから良太がお願いした時は素直にな「神霊『夢想封印』!!」何で俺は上位互換のスペル!?


「ちょ!?洒落にならなイイイイイイァァァァ!!」


こんなのって、あり?

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