黒幕との対面
すいません、今回は短いです。
聖人[さぼりか?]
いえ、区切りのいいところで終わらせたか
ったんです。
聖人[まあいいや。本編どうぞ。]
「ここにいやがるのか。」
あの後、比較的軽症だった妹紅と咲夜と永琳と幽香を連れて奥に進んでるぞ。
「さっさと倒すわよ。フラン、準備はいいかしら?」
「大丈夫だよお姉様!でも、この人どうするの?」
この人?って甲冑縛りにされてる健二を引っ張って来たんかいフラン。
「いだだだ!!ちょっとちょっと?地面を引き摺りながら運ばないでくれよ!?めっちゃ痛いんだぜ!!」
「フランちゃん、どうしてゴミを持ってきたんですか?そんなものはポイしてきなさい。」
「俺はゴミ扱いなのかぜ!?」
「早苗早苗、こいつをこのゴミ袋に入れるか。」
「って何で聖人はゴミ袋を持ってきてんだぜ!?あ、ちょ、本当に入れないでください!!やーめーてー!!」
ギャーギャー騒ぐ健二を燃やせるゴミ袋に詰め込んでと。ああ、空気穴は開けてるから窒息の心配はないぞ。
「皆さん、黒幕がいる所に着きましたよ。ってそのゴミ袋はどうしたんですか兄さん?」
「ん?気にするな良太。さて、また扉か。フラン、やっちゃっていいぞ。」
「うん!!きゅっとしてドカーン!!」
フランに扉を破壊してもらい、俺達は中に入る。そこには、何故か寝袋を引いている彰がいた。
「おっ、もう来たのか。タイミングわりーなおい。」
「お前、覚悟はいいんだろうな?」
「霊夢さん達を返してください!!」
「そう焦るなお嬢ちゃん。ここにいるからよ。」
彰が指を差した方向には、お札を持った霊夢、飛んでいる魔理沙、構えをとっている美鈴がいた。
「さて、こいつらは幻想郷でも上位に入る実力者達だ。勝てるかな?」
「汚いわね!!」
「なんとでも言え。何をしてもどんな手を使っても最終的に勝てば良かろうなのだぁーーー!!」
こんなシリアスな場面でジョ○ョネタ使うのかよ。というか直接あいつを今から倒せばいいんじゃね?
「あっ、言っておくけど俺の回りには結界が張ってあるぞ。まあ何が言いたいかと言うと、あの3人に勝たないと俺をぶっ飛ばせねえぞ。」
「いや何で俺が考えてる事を読むんだよ!?」
「顔に書いてあんだよ聖人。とまあ、あの3人に勝つまで俺は暇だから寝る!」
「そこで一生寝とけゴラァ!!」
おおっ、妹紅怖えな。ってかこのピリピリとした空間の中でよく寝ようとするなあいつ。
「幻想郷に来てから寝てねえんだ。んじゃ、寝るわ。頼んだぞお前ら~。」
と言って彰はイビキをかきながら寝やがった。あいつ本当に黒幕か?
「んなこと気にしてても始まらないか。来るぞ!!」
「とりあえずあの門番は紅魔館の人達に任せるわ。負傷したらすぐに私の所に来なさい。」
「わかったわ。咲夜、フラン、行くわよ!!」
美鈴の所にはレミリア、咲夜、フランが行ったな。まあ、身内同士の方が戦いやすいか。
「あの白黒は私がやっていいのかしら?1度相手をしてみたかったのよねぇ。あと私の技をパクった罰も与えないといけないし。」
「そこは幽香に任せるわ。霊夢は誰が相手する?」
幽香はニヤリと微笑みながら魔理沙の所に向かっていった。ああそうか、マスタースパークは元々幽香のスペルだったもんな。
「俺がやります。」
むっ、霊夢の所には良太が行くのか。でも何でだ?
「あれれ?もしかして良太~?あの紅白巫女の事が気になっているのかな~?」
「……まあそんなところですよ。」
つまり、良太にも春が来るかもしれないって事か。
「無茶をするな!!あいつはかなりの実力を持っている。皆で戦った方がいい!!」
「いえ、俺一人で大丈夫ですよ妹紅さん。」
「けどなぁ!!」
「妹紅、気持ちはよくわかるが、良太に任せてやってくれないか?」
折角良太に春が来るかもしれないんだ。邪魔はさせたくない、それに良太は雑魚じゃないぞ?
「聖人、どうしてなんだ?」
「あいつなりの考えがあるんだろう。大丈夫だ、良太は俺の弟だぞ?弱いわけがない。」
「……わかったわよ。その間に私たちは残りの人達を助けるわ。」
そう言い皆は配置につく。俺は、まあぼちぼち様子見でもしてるかな。
「あんま騒がしくすんなよ。俺寝れねえから。」
「……お前はここに何しに来たんだ彰?」
なんていうか、なんか悪役っぽくないんだよな。まるでやりたくないことを無理矢理やらされているような。
「暇潰し、というのは嘘で上司の命令でやってるのさ。」
「迷惑なやつだな。霊夢達を片付けたらてめえをぶっ飛ばしてやるからな。」
「いいぜ、霊夢達を片付けられたらな。せいぜい頑張ることだな、おやす。」
「……いまいち調子が狂う。」
「取り合えず、霊夢ちゃん達をなんとかしないとね~!!」
「そうだな、じゃあ動くか!!」




