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東方外遠記  作者: 颯人
第1章 とある少年の幻想入り ~Entering fantasy of the certain boy~
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寝る場所は予め考えよう




白玉桜


どうも聖人です。さて、俺は今すごくピンチな状態です。なぜかって、それはな寝る場所がないんだよ!!


「こんだけ広い建物なんだから、空いてる部屋の1つや2つくらいあるだろ!!」


幽々子によれば、今空き部屋はないらしい。食料庫や物置として使ってるらしくそこには入れないらしい。食料庫どんだけあんだよ!?


「だからといって、こういうのはありなのか!?」


なので妖夢か幽々子の部屋のどちらかで寝るしかないのだが、幽々子の部屋に何か寝かせられないということで、妖夢の部屋に来ています。


「し、仕方ないじゃないですか!!私の部屋しか空いてないんですから!!」


妖夢は顔を赤らめて言うが、それだったら居間とかで寝かせてくれよマジで。


「だから俺は外でいいって!!それか居間とかでいいから!!」


「駄目ですよ!!それが風邪を引いたら困ります!!」


結構外涼しいんだけどなぁ。今は夏だから丁度いいんだよ。


「まあ、何にせよそろそろ寝ないか?」


屋内で寝れると思ったら眠気が襲ってきちまったよ。今なら1秒もあれば眠りに付けそうだ。


「それもそうですね。今準備しま、あっ!!」


「どうした妖夢?幽霊でも見たのか?」


「ゆゆゆ幽霊何かみみ見てませんよ!!なな何を言ってるんですか聖人さん!!」


その反応から見るに幽霊見たんだな。ってか妖夢も半分幽霊だろうが。


「あっ!!妖夢の後ろに手招きしている幽霊が!!」


「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」


わあお、妖夢が絶叫しながら俺の後ろに猛ダッシュしてきたな。面白え反応、ぷっ。


「なーんちゃって。大袈裟過ぎだろ妖夢。」


「びばへはほほばびばへはふへふ!!」


えっと、すまん。何を言ってるんだ妖夢?涙と鼻水垂れ流しながら叫ぶから何を言ってるか聞き取れないぞ。


「ごほん、話が逸れましたね。」


「話逸らしたのは妖夢だけどな。」


「うるさいです!!私が言いたかったのは、布団が一つしかないんですよ!!」


な、なんだってーーー!!!


「よし、俺は外で寝る。お休み。」


「だから何度も言いますが駄目ですよ!!」


ぐえっ、妖夢に足首掴まれて盛大に顔面から転んだ。意外と痛いぞこれ!?


「じゃあどうすればいいんだよ!?」


もう1つしかねえじゃねえか!!


「それは、その。」


これはあのパターンですね。さすがにわかります。


「はぁ、一緒に寝てほしいのか?」


「なっ!!そそそんなわけななないじゃないででですか!!」


あーこれは当たりだね。妖夢の顔が真っ赤だし両手を顔の前でブンブン振ってるけどにやけてるからな。


「図星なんだろ?」


「むぅぅ、聖人さん、一緒に寝てくれますか?」


「最初からそのつもりだったんだろ妖夢?」


誘い方が下手くそ過ぎるけどな。でもまあ、俺的にはその方がありがたかったけど。


「ギクリ!!」


「顔に出てるぞ、妖夢はわかりやすいんだよ。」


しかもギクリって言うかよ普通?


「はわわわわ!!!見ないでくださいよ!!」


妖夢は顔を真っ赤にして反論してくる。反応が可愛いな。


「そんなんだから半人前なんだろ?」


「ううううるさいです!!斬りますよ!?」


ビュン!!って危ねえなおい、髪の毛何本か斬れたぞ!!


「うおっ!!ってもう斬りかかってから言うなよ!!」


「問答無用です!!」


さて、逃げろや逃げろ!!お休み前の準備運動だ!!


















30分後


「はぁ、はぁ。」


30分も妖夢に追いかけ回されました。これがキャッキャウフフなのか!?


「もう寝ようぜ妖夢?」


本当に眠いんだよ。頼むから寝させてくれ。


「私も眠いんです!!」


「もう何も言わねえよ。」


さて、俺が先に布団に入ってその後に妖夢が入ってきた。まあ、距離を開けてますけどね。


「あの、聖人さん?」


「んー?なしたんだ?」


「聖人さんにとってお爺ちゃんはどんな人だったんですか?」


多分師匠のこと言ってるんだろう。師匠はどんな人か、うっ、思い出したら吐き気がしてきた。


「剣術では容赦ない、規律にはうるさい、あとたまに何かをやらかす。けど尊敬できる人かな。」


「私が思ってるのと同じですね。」


おろ、妖夢も同じこと思ってたのか。


「そうかもな。」


「ねえ、聖人さんっていつか外の世界に行っちゃうんですか?」


「それはわからない。」


ひょんなことで外の世界に帰ることも有り得るからな。


「そうなんですか。」


まあ、こっちの世界にいるつもりだけどな。外の世界にはもう戻りたくない。


「スヤスヤ。」


「むっ、寝たのか。」


妖夢の寝顔を見ると可愛らしい少女の面影があった。全く、妹が出来たみたいだな。


「難しいことは後でゆっくり考えよう。おやすみ妖夢。」
























翌朝


「うーん。朝か?」


妖夢は気持ち良さそうに寝てるな。起こすのは可愛そうだな。


「朝だな、しかしちょいと早くに目が覚めてしまった。」


よし、素振りでもしよう。木刀は、そういや妖夢にまっ二つにされたんだったな。真剣でいっか。


「よいしょ、ふん、ふん、ふん。」


「朝から精が出るわね~。」


うわぁ!!幽々子か、いきなり声を掛けられたからびっくりしたぞ。気配もなく声を掛けないでほしい。


「すみません、起こしましたか。声出さないでやります。」


「いいのよ~、いつもは妖夢の素振りを見てるから聖人の素振りも見てみたかったのよ。声は出していいわよ。」


「分かりましたよ、はん、ほん、へん!!」


「声の種類は変えなくてもいいのよ~。」


あらそうなのか、おっ、妖夢が起きてきたな。


「おはようございますま、さと、さん!?」


「おはよう妖夢。どうした?俺に何かついてるか?」


「なっ!!なななな!!!」


妖夢は口をぱくぱくさせて、煙が出る勢いで顔を真っ赤にした。


「おおおはようござざざいますすす!!ほほほ本日はおおお日柄もわわ悪く!!」


「なんだ?緊張してるのか妖夢?」


ってかお日柄も悪くっておいおい。


「ねえ妖夢~?朝ごはんまだ~?」


「ははははひ!!今すぐつくります幽々子様!!」


妖夢は猛ダッシュで台所に向かった。朝から騒がしいな。


「幽々子、俺に何かついてます?」


「聖人の格好じゃないかしら~?」


「格好?あー、なるほどねぇ。」


俺はいつも素振りをするとき上半身に何も着せないで素振りをしている。要するに、外で素振りをしていたいつもの感覚でやってしまったのだ。


「幽々子は驚かないんですね。」


「正直少し驚いてるわよ~。意外といい体つきしてるわね♪」


「あいつが純粋すぎるのか。」


上半身の裸を見ただけなのに、将来大丈夫か妖夢?


「多分そうだと思うわ~。」


「じゃあ着替えてきます。」


取り敢えず素振りしたし、着替えてご飯だな。俺だけご飯無しのパターンは無いよな?

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