弱体化、だが?
この章から原作の異変を書いていきます。最初の何話かはオリキャラの修行風景を書いていきます。
名前の変更(幻覚じゃない方の三人)白谷磔→白、相沢絢斗→絢、佐藤快→海二です。
あと今回は説明回みたいなものなので短いてす。
「取り敢えず、名前を変えるぞ絢斗、快。」
磔は取ってきた山菜をたき火で炒めながら言う。そう言われ、二人は考え込んだ。
「名前名前、僕は海二にします。」
「俺は絢かな~。」
「俺は白にする。」
白もとい磔はそう言うと、炒めた山菜を取り分けて二人に渡す。
「で、これからどうするんですか?」
「まあ待て海二、取り敢えず現状を整理しよう。まず俺らは能力、力が使えない。いや、正確に言えば使えるんだが、そこら辺にいる妖精に負けるくらいまで落ちてる。」
そう言い白は山菜を食べながら右手に力を込める。すると、砂利の石くらいの弾幕が一つ出現した。
「こ、これが限界なのか白!?」
「そうだ絢、これ以上は体のあらゆる所から力を引きずり出そうとしても何も起きない。これが限界なんだ。」
白は右手を握って弾幕を消した。
「それに、幻想郷の皆は俺らの事は覚えていない。妖夢やアリスに会っても動揺せずに、初対面のつもりで接しろ。」
「1から、友好関係を築き直せって事ですか?」
「その通りだ。だから変に馴れ馴れしくするなよ?辛いけど、そうするしかないんだ。」
白の説明を聞いた絢と海二は項垂れた。あの数年間は一体なんだったのかと。頑張って頑張って頑張って、ようやく手にした関係を無くされた喪失感を感じた。
「けど、龍神をぶっ飛ばして幻覚を解除すればあの頃に戻れる可能性がある。」
「ちょっと待ってよ!!そこは絶対じゃないの!?」
海二は白にそう問い詰めるが、白は黙って首を横に降った。
「いつ取り戻せるか分からないんだ、愛してる人が幻覚で出来てましたっていきなり言われたらどうなる?そこはあいつらの精神の強さに頼るしかない。さて、本題はここからだ。どう力を取り戻すかだ。」
「けど、封印されたから取り戻せないんじゃないの~?」
「確かに封印されたな、けど封印術って言うのは完璧じゃないんだよ。」
そう言い白は再び右手を広げて弾幕を作る。すると、さっきは砂利の石くらいの大きさしかなかった弾幕が団子くらいの大きさになった。
「えっ!?どうなってるの白!?」
「龍神のかけた封印はな、いわばロック式だ。それぞれの封印されてる階層のロックを解けば力が戻る仕組みになってる。」
「そんなもの良く分かるね~。」
絢は関心したように白を見るが、白はやれやれと首をくすめていた。
「こんなもの、ちょいと時間をかければ分かるぞ?封印は結界の応用みたいなもんだからな。ちゃんと結界の事を勉強しとけよ?」
「「結界なんて使わないんで!!」」
「こいつら大丈夫かよ、まあそんなわけでロックを解除していけば能力や力を取り戻せるが、ロックの量が桁違いなんだよな。」
そう言い白はため息を吐く。
「ちなみにどれくらいあるのかな~?」
「大体1億とかじゃねえかと予想してる。それを一つずつ解いていかないといけない。」
「「それ解けるのかよ!?無理じゃねえか!!」」
絢と海二は絶望したような顔で叫ぶが、白が二人に落ち着けとジェスチャーする。
「普通だったらな。そこでこの封印の穴を突くんだ。そこの穴を突けば!!」
そう言い白は右手に大きな石ころを掴む。そして思いっきり握った。普通の人間なら大きな石ころは思いっきり握ってもびくともしないが、白は大きな石ころを粉々にして見せた。
「何でだ!?力や能力は封印されたんじゃなかったのか!?もうそこまで行くくらいまでの封印を解いたのか!?」
「落ち着け絢、封印といっても封印したらまずい所とかあるだろ?例えばこことかな。」
そう言い白は自分の頭を指差す。
「脳ですか?」
「そうだ、龍神が封印したのは人間関係の記憶だけ。でも他は封印されてない。」
「なるほどねぇ~、そういうことか。」
絢は白の言いたい事が理解できたが、海二は白の言うことにいまいちピンと来ていなかった。
「おいおい、んま正解を言うとだな。脳のリミッターを解除してんの。普通の人、前までの俺らでも脳で身体能力を制御している。まあ、身体能力は10%程しか使えてないんだ。」
「でも脳のリミッターを解除して、身体能力を100%使えるようになれば、さっきみたいなことも出来るって事だね~。」
「けど、身体を制御していないから、骨が折れたり筋肉が断裂したりするんだ。」
そう言い白はナイフで自分の左腕を切り落とし、続けて自分の心臓にナイフを刺した。白のいきなりの行動に海二は大慌てで白に駆け寄った。
「何してるの!?いくら死ねない体になったからと言って、えっ!?腕が再生している!?」
「今の俺らはたとえ体をバラバラにされようが、心臓を貫かれようが、熔岩で体が溶けようが、元の状態に再生するのさ。だから体がボロボロになったら一旦死ねばいい。」
厳密には蓬来人と同じような感じになると白は付け加えた。
「骨が折れたり筋肉が断裂しても痛みを我慢すれば動かせる、でもそれだと戦う時には困るよね~。だからこれから修行するんでしょ?」
絢が白に向かってそう言う。白は先に俺の言いたい事を言うなよという表情で絢を見た。
「そういうこと。脳の他にも動体視力や素の身体能力は封印されてない。まあ、俺は想力を犠牲にして得た膂力が無くなってるから、素の身体能力は大幅に下がってるけどな。」
「白は元々腕力と握力が弱いからね~。だから石ころを砕けなかったんだ~。」
「分かりました、それで何処で修行するんですか?」
「それは自分で探すしかないな。三人で固まって修行してたら怪しまれるからな、バラバラに修行した方がいい。それと、過酷な環境で修行すればより早く封印を解けるぞ。」
白はそう言い山菜を食べ終わって、持ってきた鞄をごそごそと漁る。
「でもどうして過酷な環境で修行すると封印が早く解けるんですか?」
「人間はね~、追い込まれればその状況を打破するために脳の処理能力を上昇させるのさ~。死ぬ間際だと凄く上昇するよ~、それを利用するって事だよ~。」
でも死ぬ間際だと大抵の人は思考を停止させるんだけどね~っと絢は補足する。
「それで、何時まで修行するんですか?」
「今霊斗が今まで解決していた異変を見てみたいって紫に交渉している。だから、最初は紅霧異変から始まる筈だ。妖力の察知は出来るだろ?」
「う、うん。レミリアさんの妖力を感じたら修行を中止するんですね。それで、その後は?」
「その異変の目的は霊夢達の子供に異変解決の仕事を見せる目的がある。その異変解決をする役割を俺らにしてくれと霊斗が紫に頼んでる。だから異変を解決する。」
「俺らは異変で色々な人と戦える。霊夢ちゃん達の子供は異変解決の仕事を見ることが出来る。まさにWin-Winだね!」
絢がそう言うと、白は頷きながら絢と海二に小さな鞄を投げ渡す。
「その中に食料が入ってる。中身は小さな豆だな。その豆を食べれば水分と栄養を補給出来る。空腹は一粒で十日間くらい紛らす事が出来るぞ。」
「ちなみに何粒入ってるのかな~?うわっ!カラフルな豆がビンの中に大量に入ってる!?きも!!」
「きもいとか言うなよ絢。カラフルなのは色々な味があるせいだ。全部同じ味だと飽きるだろ?ちなみにビン一つに千粒くらい入ってる。」
白の説明を聞いて海二も鞄を開けて中を見た。鞄の中には豆が大量に入ったビンが5つ入っていた。
「ちなみにそのビンは超高性能のビンで割れたりはしないからな。それに熱で変形することもないし、ビンの中の温度を一定に保てる。」
「そのビンどうやって手に入れたんですか?」
「もしもの時の為に俺の家にこういう便利な物を作って保存してたんだよ。こっそりと持ち出してきた。」
「これで、心置き無く修行に打ち込めるというわけだ!!」
そう言い絢は立ち上がる。白と海二も立ち上がって、たき火の火を消した。
「何処で修行する?」
「俺は天界かな~、ちょっと桃も食べてみたいし標高が高いからね。海二はどうするのかな~?」
「僕は、地底で修行します。あそこには灼熱地獄がありますから。そこで修行すればパワーアップ出来そうな感じがします。」
「じゃあ俺は地上で修行するか。修行によさそうな環境には目星を付けてあるからな。あと、これを着けておけよ。」
そう言い白は仮面を絢と海二に渡す。
「その仮面を着けていれば俺らの正体はバレないだろう。じゃあ紅霧異変が始まるまでお互い頑張ろうぜ!!元の場所に戻るためにもな!!」
「「おう!!」」
ちょっと分かりにくかったでしょうか?上手くまとまってなかったらすみません。やっぱり文章だけで説明するのは難しいですね。




