健二VS幻真
「健二対幻真、スタート!」
「最初から全開で行くぞ!!想符 アクセルモード4!!」
幻真はそう言い、赤色と金色のオーラを纏う。それを見た健二はぽかんとした表情になった。
「あれぇ!?お前アクセルモード使えるの!?いや、そもそもなんでアクセルモード4まで極めちゃってるの!?しかもオーラの色が澄んでるし!!」
「アクセルモードは磔から教えてもらった!」
そう言い幻真は真神剣を抜いて健二に斬りかかる。健二は懐から短剣を抜いて防ぐ。
「くっ、普通のアクセルモードじゃねえな!!パワーなら本家を越えてやがるぜ!!」
「解析してる暇を与えない!斬符 炎風斬!!」
そう言い幻真は真神剣に炎と風を纏わせる。健二が短剣を真神剣に当てると短剣が燃え、切り裂かれて粉々になった。
「おいおいおい!!触れたらアウトな奴じゃん!うわあぶね!!」
「この!ちょこまかと!」
幻真は真神剣を振るって健二を切り裂こうとするが、健二は高速移動で幻真の攻撃を避けていく。
「避けてばかりじゃ勝てないぞ健二!!」
「ただ、避けている訳じゃねえよ!」
「どういうこっ!!」
幻真の足元には魔法陣がいつの間にか出現し、健二が魔法陣の外側にいた。
「魔符 サンダーブレード!!」
健二がスペルを唱えると、上空から巨大な剣が落下し、地面に触れた瞬間魔法陣の範囲内に雷が落ちた。
「あの幻真の攻撃を避けながらあの魔法陣、健二もかなり強くなったんだな。」
「そうだろそうだろ!?なんたって、私の健二なんだからな!!」
「母ちゃん!!そこは私達のだろ!?」
霊斗の後ろに魔理沙と魔理沙と手を繋いでいる魔理菜がいた。
「魔理沙が二人!?あぁ、健二と魔理沙の娘か。あまりにも似すぎていて間違えたぜ。」
零は魔理菜を見てビックリしたが、すぐに事情を把握した。
「今父ちゃんはどうなってるのぜ磔?」
「健二は今幻真と戦ってるよ。状況としては若干幻真が優勢っぽいな。」
幻真は斬符 水伝斬で回転斬りをし、斬った部分から圧縮された水で健二を攻撃するが、健二はスペルの魔符 アイスシールドで水を凍らせ、その凍った物を蹴り飛ばして幻真に攻撃していた。
「ふむ、見ない間に新しい魔法を覚えているようだね。」
「み、魅魔様!?いつここに来たんだぜ!?」
魔理沙の隣に魅魔が現れ、健二の試合を見ていた。魔理沙はびっくりしたのかあわあわと慌てていた。
「なあ母ちゃん、この人誰なんだぜ?」
「おや、そこにいるのは魔理沙の娘かい?いやー、魔理沙にそっくりだね!!」
そう言い魅魔は魔理菜を抱っこして頭を撫でる。魔理菜は恥ずかしいのか顔を赤くしていた。
「まさか弟子の娘が見られるなんてねぇ。魔理沙、娘にも魔法を教えるのかい?」
「もちろんだぜ魅魔様!!魔理菜は才能があるからどんどん覚えていくんだぜ!!」
「そうかい!!だったらあたしも教えようかね。そうだ、明日から魔理沙の家に泊まり込みするからよろしく。」
そう言い魅魔は座り、魔理菜を膝の上に乗せながら頭を撫でる。魔理菜は顔を赤くしながら健二を応援していた。
「ったく魅魔、何で異変が解決した後で来るんだよ?」
「その声は磔かい、見ない間に随分と力を付けたようだね。今度あたしと勝負しないかい?」
「ああいいぜ、力を付けても魔法の扱いは魅魔の方が上手いからな。」
そう言い磔は試合を見る。試合は幻真が炎龍を召喚し、健二が炎龍の上空から大量の水の弾幕を放って消滅させていた。
「このままじゃ、ちょっと埒があかないな。ならぶっつけ本番で試してみるまでだ!!」
そう言い幻真は目を数秒閉じ、見開いた。すると幻真の目が黄色になっていた。
「出来た!!眼のパワーアップとアクセルモードのパワーアップ。合わせて出来るかなと思ってやってみたけど、出来だぜ!!」
「聖人のアクセルドライブみたいなもんか!!うわっ、スピードとパワーがさっきと比べ物にならねえ程上がってやがる!!」
幻真は真神剣で健二に斬りかかる。健二は幻真のスピードに付いていけず、自分に魔力の膜を張って防御するので精一杯だった。
「この状態なら!!斬符 サンダーフリーズ!!」
幻真は真神剣に雷と氷を纏わせて健二に斬りかかる。健二はヤバイと思ったのか、左腕で真神剣を受け止めた。
「あぶなかぎゃぁぁぁぁ!!」
受け止めた左腕が凍り付き、そこから雷が流れ健二を麻痺させた。
「もらった!!」
幻真は勝機と思ったらしく、健二の顔目掛けて払い斬りをする。だが健二は自分の目の前の空間を爆発させ、その爆風を利用して後退し幻真から距離を取った。
「いって、まだビリビリしてやがるぜ。これは本格的にヤバイな。」
「距離を空けて安心してるのかい?でも無意味だ!!光符 光槍!!」
そう言い幻真は光の槍を出現させ、健二に向けて投げる。
「うわっ!!」
健二は咄嗟に身を捻って回避するが、幻真が近付いて来たのを予想してなかったのか斬撃をもろにくらって吹き飛ばされる。
「まだま……っち、魔力の壁か。」
幻真が追撃をかけようとした時、目の前に虹色の壁が出現して幻真は追撃を止めた。
「はぁ、はぁ、はぁ、これは絶対絶命だぜ。幻真のスピードに付いていけねぇ。あれだけ修行したのにな。」
そう言い健二は頭をボリボリと掻きながら座り込む。
「けど、お披露目には丁度いいか。さあて集中集中。」
そう言い健二は目を閉じてピタリと動かなくなった。その様子を魔理沙は首を傾げながら見ていた。
「健二は何をしているのぜ?座って瞑想なんかし出して。まさか、諦めたのか!?」
「いや、そうじゃないよ魔理沙。健二は何かをしようとしているみたいだね。」
「何かって何なのぜ?母ちゃん?魅魔?」
魅魔は魔理菜にそう質問されるが、魅魔は黙って首を横に振った。
「それはあたしにもわからないな。磔、あんたは何か知ってるんじゃないのか?」
「あぁ、知っているぞ。まあ見ていればわかるさ。」
「しかしまあ、健二はとんでもない所に目を付けたな。下手をすれば消滅しかねないぞ。」
「そういうことか。磔といい快といい、中々面白い物を見せてくれるな。」
磔と霊斗と零は健二がやろうとしていることをまじまじと見詰めていた。
「吸収 魔!!」
そう言い幻真は行く手を塞いでいる壁の魔力を吸いとり、壁を消滅させる。
「よう、遅かったな。」
「随分と余裕そうな態度だね。俺のスピードに追いつ……って何だよその目の所にある隈は!?」
そう言い幻真は健二の目を指さす。健二の目の周りには黄色の隈が出来ていた。
「これか?これはな、パワーアップした時の模様だな。アクセルモードとは違うぜ、仙符 豪炎弾!!」
そう言い健二は息を大きく吸い込んで、口から大量の炎の弾幕を放った。幻真は真神剣で弾こうとするが弾幕に触れた瞬間に刀が弾かれた。
「うぐっ!!威力がさっきと比べ物にならない!!でも水符 勾玉水弾!!」
幻真は水の勾玉弾幕を炎の弾幕と健二に向けて放ち、途中で破裂させて水で健二を攻撃する。
「そういう弾幕か。面白いぜ!!」
だが健二は当たるぎりぎりで避けていき、背後から勾玉弾幕が来ても見えてるかのように避けていく。
「何で!?見えてない弾幕を何で回避出来るんた!?」
「見えてなくても感じるんだぜ。仙符 水瀑布!!」
健二は地面に手を当て、自分の背後から渦巻き状に回転した巨大な弾幕を幻真に放つ。
「っ!!来い水龍!!水龍参乃符 水龍の剣!!」
幻真は水龍を召喚し、水龍を巨大な剣に変化させて健二の放った弾幕にぶつける。しばらく拮抗していたが、健二の弾幕が消滅し巨大な剣が健二を襲うが、健二は空間を蹴りながら移動して避ける。
「あーもううざいな!!仙符 風旋弾!!」
健二は右手に掌サイズの弾幕を出現させ、巨大な剣に当てる。すると巨大な剣は回転しながらバラバラになっていき、その余波が幻真を襲った。
「くそっ!!あんな小さな弾幕で水龍の剣がバラバラになるなんて!!」
「予想外か?まだまだだな幻真は。いくら修行して強くなってもなぁ、それじゃ駄目だぜ。」
「こうなったら、暗黒龍!!雷龍!!光龍!!風龍!!氷龍!!」
幻真がそう叫ぶと、5体の龍が幻真の後ろに出現する。それを見た健二は目を輝かせていた。
「すげーぜ!!こんなに多い龍初めて見たぜ!!」
「興奮している余裕を無くしてやる!!終符 幻闇龍真泊!!終符 雷魔終縁金!!終符 光終喜縁想遠姫!!終符 魔終碑砲風!!終符 冷素漢武翔氷!!」
幻真は暗黒龍を闇のオーラを纏わせながら突っ込ませ、雷龍に何万ボルトの雷を纏わせて突っ込ませ、光龍から弾幕を飛ばせながら突っ込ませ、風龍は風を纏いながら突撃し、氷龍は氷の弾幕を健二に放った。
「おいおいおいおい!!こんなのありかよ!?」
「まさに怪獣大決戦って奴だね。健二の相手はかなり強いね。」
この光景を見ていた魔理沙は唖然とし、魅魔は興味深そうに眺めていた。
「磔!!止めないのか!?いくらなんでも健二が死んじゃうぜ!!」
「大丈夫だ魔理沙、健二を信じろ。」
健二は目を閉じて両手を合わせていた。
「恐らく圧倒的な物量で俺を倒そうとしているんだろう。だが、甘いぜ幻真。仙符 サウザンツクローン!!」
健二がスペルカードを唱えると、決戦場に大量の健二が出現した。それを見た幻真は目を疑ったが、攻撃を止めなかった。
「約千人に分身した。その千人で!!」
健二がそう言うと、千人の健二の掌から渦巻き状に回転した巨大な黄色の弾幕が出現し、それを5体の龍に向かって突撃しながらぶつけていく。
「仙符 魔旋弾幕多連弾!!」
千人の弾幕を受けた5体の龍は大きな雄叫びを上げて消滅していった。それを見た幻真はペタリと座り込んでいた。
「あ、あぁ、ああ!!」
『さて、まだやるか?俺は大歓迎だぞ?』
千人の健二は首をポキポキ鳴らしながら幻真に向けて訊ねる。幻真は両手を上げて首を横に振った。
「勝者、松方健二!!」
霊斗がそう言ったのを聞いた健二はスペルを解除して分身を消した。
「幻真、お前は今度から精神力を鍛える修行をしろ。そうすればもっと強くなれるはずだぜ。」
健二は未だに座り込んで唖然としている幻真に向かってそう言い魔理沙の所に向かった。
「よっと、魔理ちゃん勝ったぜ!!」
「凄かったんだぜ健二!!なあなあ、あれどうやってやるんだ!?」
「おお落ち着け魔理ちゃん!!取り敢えず休ませてくれ!!」
健二は魔理沙の質問攻めに合っていた。それを見ていた磔は呆れた表情になっていた。
「あれを使うのにどんだけ苦労したんだよ。あの発送は俺には出来ねえな。」
「健二のパワーアップかい?あれは具体的にどうやってパワーアップしたんだい磔?」
「そうだな、健二のパワーアップは自然のエネルギーを借りてパワーアップしたんだよ魅魔。」
「幻想郷には自然がたくさんある。そのたくさんある自然のエネルギーを借りたわけだな。」
「まあ、仙人化と言っていたな健二は。ったく、やることが常軌を逸してるぜ。」
「さて、次の対戦相手を発表するぞ。零、頼んだ。」
霊斗がそう言うと、零は指を鳴らす。すると、鏡と良太が決戦場に現れた。
「次は鏡対良太。トーナメントも後半戦、じゃあスタート!!」




