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東方外遠記  作者: 颯人
第15章 他世界の人達との交流 ~Exchange with people of the other worlds~
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戦う者達3

「鬼神化だと?笑わせるな!!只の人間がなれるわけないだろう!!」


「それが常識だな、けどここは常識なんて通用しないんだぞ?」


良太はサリエルを睨み付けながら言う。サリエルは驚いた顔をしていたが、すぐに表情を戻し、羽に力を溜める。


「まあいいわ、例え鬼神になろうと貴方は弱い。ハッタリね。」


「っ!!来るわよ!!」


桜が蒼、霊夢、良太にそう言いソードブレイカーを構えるが、その前に良太が一歩前に出る。


「良太?何をするつもりなの?」


「一歩前に出たって無駄「無駄じゃねえよ。」何っ!?」


サリエルが羽から弾幕を放とうとした時、良太は右腕を伸ばし、サリエルの体を掴む。


「落ちろ蚊トンボ!!」


良太はサリエルを地面に叩き付ける。その後、前方の空間を殴り、衝撃波を放つ。


「うわっ、戦闘力上がり過ぎじゃない?良太ってこんなに強かったっけ桜?」


「強くはない印象だったけど、これは評価を改める必要があるわね。でも蒼、気を抜かないで。まだサリエルは生きてるわよ。」


「わかってるって!!」


桜が蒼に激を飛ばした時、サリエルが地面から飛翔する。


「やるわね、けど、どんなに貴方が強くなっても私は止められないのよ!!」


「うるさい、黙っててくれない?」


サリエルが良太に指を指しながら叫んでいる時に蒼が大鎌でサリエルに切りかかる。だがサリエルは羽で蒼の大鎌を防ぐ。


「そんな攻撃効かないわよ!!」


「そんなの分かってるわよ。でもこれならどうかしら?落雷 青天の霹靂!!」


蒼はサリエルと鍔迫り合いをしながらスペルを発動させる。蒼がスペルを発動させた時、サリエルの上に黒い雲が現れ、そこから大量の弾幕が降り注いだ。


「それが狙いなのは知ってたわ!!」


サリエルはそう言い雲に向けて突風を放ち、雲や弾幕を吹き飛ばした。


「なっ!?全て弾かれた!?」


「残念だったわね蒼い狐さん?「なんてね、そんなのは予測出来てるわ!!」っ!!」


蒼は油断しているサリエルに向けて手のひらをかざす。不審に思ったサリエルは逃げようとするが、蒼が結界でサリエルを固定する。


「食らいなさい!!大妖符 ファイナルスパーク!!」


手のひらから魔理沙の放つマスパの4倍くらいの大きさのレーザーをサリエルに放つ。


「ぐっ!!そんなもの、そんなもの効かぬ!!」


「しぶといね、私のマスパを喰らってもまだ動けるんだ。」


「私は神だ!神が妖怪にやられ「あんたはうるさいのよ!!霊符夢想封印 集!! 」人間風情が!!」


サリエルが蒼に反撃しようとした時に、霊夢が夢想封印を放ち、サリエルに攻撃する。サリエルは霊夢のスペルを腕で弾こうとしたが、逆にサリエルの腕が弾かれた。


「人間ごときの力で私の腕が弾かれた!?」


「俺の力を込めているからな。霊夢一人だけだと思うな。」


「泊谷良太!!貴様ァァァァ!!」


サリエルは良太に突進したが、良太はサリエルの動きを読み、カウンターのアッパーカットを喰らわせる。


「な、に!?だが、これで終いだ!!」


サリエルは空中で体勢を整え、空気を固めて良太に投げ付ける。桜が空気の塊を打ち落とそうと弾幕を放つが、びくともしなかった。


「良太!!その空気の塊はかなり硬いわよ!!」


「そんなこと見ればわかるんだよ桜。」


良太は空気の塊を弾こうとせずに、右腕を伸ばして空気の塊を掴む。その後、体を1回転させてサリエルに投げ返す。


「ちぃ!!」


サリエルは同じのを作り出し、それを投げて相殺させる。だがその間に良太はサリエルの横に回り込んで首にエルボーを喰らわせる。


「泊谷良太!!貴様はここで殺す!!」


「私がいるのを忘れてないかしら?神羅 知を貪るもの!!」


桜はサリエルに巨大なレーザーと大玉の弾幕を放つ。


「それは!!さっきの二人のスペル!!」


「そう、さっき発動させたスペルは他の人が使ったスペルを強化して放つスペル。」


「前の時には無かったスペルか!!うざいわね!!」


サリエルはレーザーを羽で防ぎ、大玉弾幕を同じ大きさの弾幕を当てて相殺させる。


「ちっ、防がれたわね。でもダメージは入ったんじゃないかしら?息が荒いわよサリエル?」


「巫女風情が!!調子に乗るな!!」


「よく叫ぶ天使だことで。少し黙ってろ。」


怒り狂ってるサリエルの横に良太は移動し、サリエルの羽を右手で引きちぎる。


「貴様ァァァァ!!」


「裏技 天覇鬼神脚!!」


サリエルは良太に殴りかかるが、良太はそれを避けてローキック、蹴り上げ、回し蹴り、ハイキック、踵落としをサリエルに放つ。更に良太が蹴り技を放ってる時に、良太の後ろに見えていた鬼神がサリエルを刀で斬り裂いた。


「貴様貴様貴様ァァァァ!!」


サリエルは地面に叩き落とされたが、すぐに這い上がって良太に右手を突き刺した。だが良太はそれを左手で受け止める。


「沈静 ノッキング。」


良太は右手でサリエルに拳底を放つ。すると、サリエルの動きが止まった。サリエルは体を動かそうとするが、ピクリともしなかった。


「ノッキングは相手の動きを止める技だ。鬼神の力でノッキングしたからしばらく動けねえぞ?」


「おのれおのれおのれおのれぇぇぇぇ!!!」


「うっせえよ。そろそろくたばれや。蒼、桜、霊夢、行くぞ。」


「「「分かってるわ!!」」」


「「「「合体スペル!!絆符 夢想霊蒼桜封印砲!! 」」」」


蒼が水色、霊夢が赤色、桜がピンク色の10個の大玉をサリエルの四方八方に配置し、そこから放つ。


「そんな合体技なんて回避してやるわ!!」


「回避?んなことさせねえよ。」


サリエルは僅かな隙間を見付けて回避しようとするが、良太は隙間を埋めるように銃弾を配置していた。


「おのれぇぇぇぇ!!!」


「ここで果てやがれくそ天使が。」


良太は最後に空間を右手で殴り、霊夢、蒼、桜が放った大玉を爆発させ、左手で空間を凪ぎ払って突風をサリエルに放った。


「終わったな。」


「こんなものね。それにしても、良太って強かったのね。」


「あまり使いたくないんだよこの力を。桜が驚くのも無理ないけどな。じゃ、鬼神化を解除してっと。ちょっと休憩。」


「してる暇なんてないのよ良太!!」


鬼神化を解除して地面に座ろうとする良太を霊夢は耳を引っ張って立ち上がらせる。


「痛い痛い痛い!!わかりましたよ座りませんよ!!」


「ったく、さあ行くわよ!!」


「良太って霊夢の尻に敷かれてるね。そう思わない桜?」


「同感よ蒼。(力は温存出来たわね。上出来と言っておこうかしら。)」




















「またしてもやられたか。使えない奴等め!!」


「余所見している暇はあるのか?」


四人目のサリエルが歯軋りをしている最中に絢斗は斬りかかる。サリエルは神力で作り出した結界で絢斗の攻撃を防ぐが、絢斗は手に力を込めて結界を斬り裂いた。


「そんな結界で俺を止められると思うなよ?」


「近接戦は不利か。なら遠距離で戦うまでよ!!」


サリエルは絢斗から距離を取る。その最中に絢斗に弾幕を放つ。


「めんどくせえな。」


絢斗は弾幕を刀で弾きながらサリエルを追い掛けようとするが、サリエルは絢斗が移動するスピード以上のスピードを出して距離を取る。


「遠距離戦なら、貴方は只の木偶の坊よ!!アッハハハ!!」


「そうかいそうかい、それは良かった。斬符 遣らずの雨!!」


「アッハハハ…何っ!?」


サリエルが高らかに笑っている時に、絢斗は自分の刀の柄を蹴り、更に刀の周りに霊力で作った刀を大量に配置してサリエルに放った。サリエルは神力で作り出した刀で絢斗の持っている刀以外全て弾き飛ばした。


「だがこれで奴の武器は失った。これで私の「勝利は確実だ!!とでも言いたかったのか?」馬鹿な!!」


サリエルの後ろに絢斗が出現し、飛んでいった筈の刀を持ち、サリエルに斬りかかる。


「少なくともかなりの距離を開けてた筈だ!!それなのになぜ一瞬で後ろに回り込んでいるのよ!?」


「遣らずの雨は飛んでいった刀の場所に自分が移動出来る。お前の後ろに俺の刀が行った瞬間に移動したんだよ。」


絢斗はサリエルと鍔迫り合いをしながら言う。サリエルは絢斗の解説を聞いて不機嫌な顔をするが、すぐに勝ち誇ったような笑みに変わった。


「だが、貴方が不利な事に変わりはない。」


「だったら、俺らで不利な状況を変えてやるだけだ。」


絢斗と鍔迫り合いをしていたサリエルたが、突然上から斬撃を喰らいサリエルは地面に叩き付けられた。


「黑狂と訛か。助かった。」


「いいんよいいんよ。やっとわいの出番やからな。この瞬間をどれだけ待ったことか。」


「メタな発言は控えろ訛。それよりも来るぞ。」


「わかってる。わいの力を見せたるわ!!」


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