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東方外遠記  作者: 颯人
第15章 他世界の人達との交流 ~Exchange with people of the other worlds~
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戦う者達2

「一人目の私はやられたのね。けど、撃破出来たのはたまたまよ!!」


「たまたまね、そんなわけねえじゃん。磔や絢斗だけが強くなっていると思ったら大間違いだ。」


そう言い謙治は走りながらカードをサリエルに投げ付ける。サリエルは飛翔して回避したが、カードは地面に接触する瞬間に消えた。


「そう言えば、貴方の武器って何なのかしら?」


「カードだ。俺は刀とか銃とかの才能がないんでね。まあ、このカードはただのカードじゃないけどな。」


そう言い謙治は指を鳴らす。すると、さっき消えたカードがサリエルの背中に刺さっていた。


「くっ!何よ今のは!?」


「ん?簡単な話だよ。さっき投げたカードは消えてねえよ、ただ見えなくしただけだ。」


「少しはやるようね。けど、そんな小細工で神に勝てると思わない事ね!!」


そう言いサリエルは手の平を謙治に向ける。その瞬間、謙治の周りの足元が凍った。


「へっくしょい!!何だこれは?」


「何でしょうね!!」


サリエルはそう言い指を鳴らす。すると謙治の足元から氷柱が現れ、謙治は氷柱の中に閉じ込められた。


「フフフ、一人目始末完了。次の所に行かな「おいおい、どこ行こうって言うんだい?」何!?」


サリエルがその場を立ち去ろうとしたとき、謙治がサリエルに向けてカードを投げ付ける。サリエルは羽でカードを弾く。


「確かに貴方を凍らせたはず!!何で氷が溶けてる!?」


「おおっ?知りたい?じゃあ教えるか。出てきな。」


謙治がそう言うと、謙治の後ろから炎龍が現れた。


「炎のドラゴン!?何でそんなものが召喚できるのよ!?」


「俺だからだ。さて、行くぜ!!」


謙治はサリエルに向かって飛んでいく。炎龍は謙治が飛んだ後、サリエルに向けて火炎放射を放つ。


「っ!!」


サリエルは横に飛んで火炎放射を回避するが、回避した方向に謙治がいた。


「うざいわね!!」


サリエルはカードを投げ付けようとする謙治に向けてレーザーを放つ。


「しまっ!!」


「逃がさないわよ。」


逃げようとする謙治を両手をサリエルは羽から出た鎖で縛る。レーザーは謙治の首に直撃して謙治は落ちていった。


「ハハハ残念だったわね。それくらい読めているのよ。あの炎龍も邪魔ね。」


サリエルは未だに火炎放射を放ってくる炎龍に無数のレーザーを放ち、消滅させる。


「少し時間を喰ったわね。早くしないと「上司に怒られちゃう~!!」しぶとい!!」


サリエルは声のした方向にレーザーを放つ。謙治は手に持っていたカードでレーザーを弾く。


「何で生きてるのよ!?確かにレーザーを首に当てたはず!!」


「ん?あれは俺の霊力で作った分身だ。よく出来てるだろ?でもいいのかな?」


「何がよ?」


「敵は俺一人とは限らないぞ?」


謙治がそう言った瞬間に、サリエルの背中が斬られた。


「ッ!!誰よ!?」


「ごめ~ん。待ったか謙治?」


「待ってねえよ終夜。ってかデートの待ち合わせに遅れた彼女みたいな感じで言うのやめろ。俺は男とデートする趣味は無い!」


「俺もだ。じゃ、目の前にいる女の子と派手なダンスと行こうぜ!!」


そう言い終夜はサリエルに向かって突っ込んでいく。謙治は一瞬でサリエルの後ろに回り込んでカードを投げる。


「鬱陶しい!!」


「鬱陶しくて結構、って危ね!!」


サリエルは上空に雷雲を発生させて謙治がいる所に雷を落とす。謙治は横に移動して雷を避ける。


「よく避けたわね、でも次も避けれうぐっ!!」


「俺を忘れていいんですかい?サリエル?」


サリエルの肩に終夜が放った弾幕が当たる。サリエルは羽を羽ばたかせて終夜に巨大なレーザーを放つ。


「おーおー、すごいねぇ。こんなレーザー、当たったら一溜りもないねぇ。」


「打つ手無しって感じね。このレーザーは追尾性よ、逃げてもずっと追い掛けるわよ。」


「まいったねどうも。」


終夜はやれやれと言った表情で飛翔し、ダーインスレイブという剣を取り出し、レーザーに向かって切り払った。


「そのくらいの剣でレーザーが消滅すると思ったのかしら?」


「消滅?笑わせるね。消滅させようとは思ってませんよ?」


終夜はもう1回レーザーに向けて切り払う。するとレーザーがサリエルの方へ飛んでいく。


「嘘!?何でこっちにレーザーが向かってくるのよ!?」


「俺の能力、゛自分の触れたものの方向を自在に操る程度の能力゛でレーザーの向きをちょいと変えたんだ。」


「でも残念だったわね。レーザーは私に追尾しないようになってるのよ。」


「じゃ、当たるって事だな。」


サリエルがレーザーを避けるが、レーザーの方向にアクセルモード時のオーラを右腕にだけ纏った謙治がいた。


「そらっ!!」


「ふん、なにするつも…えっ!?」


謙治がカードでレーザーをサリエルに向けて弾く。するとレーザーの速度が3倍になって、サリエルに向かっていく。


「でも速度が上がっただけ、防御すれば!!」


サリエルは回避は間に合わないと考え、羽で自分の体を覆った。


「一ついい忘れてた、そのレーザーは速度も3倍、威力も3倍になっている。」


「でもただ3倍になっただけなら「それは1回だけの話。オーラを纏った右腕に持っているカードでまたレーザーを弾けばその3倍、また弾けば更にその3倍だ。」そんな!!」


謙治は解説している間に五回レーザーを弾く。レーザーはサリエルの防御を貫通していった。


「俺が編み出した超技術 千練自得の極み。10年前の俺とは違うんだよサリエル。」


「貴様ァァ!!」


レーザーがサリエルを通り過ぎたと同時にサリエルの右手が謙治の首もとに向かう。だがサリエルが謙治の首を掴む直前に終夜がサリエルの右手を切り落とした。


「剣技その壱 世界の切れ目。謙治に気をとられ過ぎだ。」


続けて左手を切り落とそうとしたが、サリエルは羽で終夜のダーインスレイブを受け止める。


「甘いわ「甘いのはお前だ。」何っ!?」


終夜はダーインスレイブを離し、その裏に隠し持っていた短剣でサリエルの左手を切り落とした。


「誰が武器は一つだけだと言った?」


「調子に、乗るな下衆風情ガァァァァァ!!」


サリエルは羽で終夜の心臓を刺そうとする。だが終夜の前に謙治が現れ、カードで羽を弾く。


「見苦しい。もうお前の顔は見たかねぇ。」


「!!!」


サリエルが謙治から距離を置こうと考えた時、サリエルが三角柱の結界に囲まれた。


「結界 トライアングル。その結界は内部からは絶対に破壊出来ないぜ。終夜、後は頼んだ。」


「はいよ、剣技その死 次元斬!!」


終夜は短剣を横に凪ぎ払って結界を壊し、サリエルに斬撃を加える。更に斬撃を加えた所から次元の裂け目が出現し、サリエルを吸い込もうとする。


「貴様らァァァァ!!こんなもので、こんなもので私がやられると思ったのかァァァァ!!」


「まだ抵抗するのか、謙治、どうする?」


「なら、一思いに殺るだけだ。破道 黒棺。」


謙治はサリエルの周りの4ヵ所にカードを投げて設置する。すると黒い棺が出現し、サリエルを閉じ込めた。


「この中に入った奴は重力に押し潰される。まあ俺らが感じてる重力の千倍だな。今頃ぐちゃぐちゃになってるだろうよ。」


「うわえげつねー、俺だったら次元の裂け目に押し込むけどな。」


「お前もえげつねーよ終夜。さて、ちょいと休憩するか。咲夜の写真を見ながらな。」


「いいね!俺にも見せてくれよ!!」
























「二人目もやられたのね。」


「余所見している余裕があるのか!?」


三人目のサリエルはため息をつきながら良太の放つ弾幕を弾く。良太はサリエルに弾幕やレーザー、スペルを放つが、全て弾かれていた。


「やっぱり、貴方が一番弱いのね。アクセルモード4の状態でそれくらいの威力しかないなんてね。いい加減本気出したら?こんなもんじゃないでしょ?」


「…ばれましたか。俺の出番が来るまで時間稼ぎしてたんですよ。すみませんね。」


そう言い良太は銃口からレーザーを放つ。サリエルは手で弾こうとするが、レーザーはサリエルの手を貫通した。


「痛いわね、でもそれだけかしら?」


「そんなわけないじゃないですか。」


良太は超技術 縮地を使ってサリエルの後ろに回り込んだ。


「銃符 ソーラーレーザー!!」


「そんなレーザー効かないわよ!!」


良太はサリエルにレーザーを放つが、サリエルはレーザーを回避して良太を地面に叩き落とした。


「ぐあっ!!」


「甘いわ、貴方はレーザーや弾幕を放つ時に必ず銃を使う。それさえわかっていれば倒すのは容易いのよ!!」


サリエルは空から無数の雷を出現させ、良太に放つ。良太は避けようとしたが、雷が頭に直撃した。


「温いわ、ウォーミングアップにしかならないわね。で、出てきなさいよ、巫女トリオ。」


「あれぇ、バレちゃった。どうするの桜?」


「わざとばらしたのよ蒼。もう隠れるつもりはないからね。」


「良太!!大丈夫!?」


良太の前に蒼と桜と霊夢が現れる。蒼は大鎌、桜はソードブレイカーを持っていた。


「巫女が物騒な物を持ってるわね。で、霊夢、良太は死んだわよ。嘆き悲しむことね。」


「良太は死なないわよ。あんたごときに死ぬ良太じゃないわ!!もしそうだとしたら、黄泉まで行って連れ戻すわ!!」


「おー、怖いねぇ。良太は霊夢の尻に敷かれてるね!!」


「羨ましい…ごほん、さ、さてサリエル。あんたは良太の代わりに私達がぶちのめすわ。」


そう言い桜はソードブレイカーを構える。それを見た霊夢はお祓い棒を構えた。


「良太は情けないわね。女に守られてばかり、10年経っても良太は弱いまま。無様なもんね。」


そう言いサリエルは高らかに笑う。それを聞いていた霊夢は怒りで肩を震わしていたが、霊夢の肩に誰かが手を乗せた。


「この感触は良太!!目を覚ました…のね?」


霊夢は後ろを向き、良太の姿を見た瞬間、硬直させた。


「サリエルの言う通り俺は弱い。このスペルは出来れば使いたくなかった。でも、そんなこと言ってたら守れる者も守れなくなる。」


「何なの?!この力は!?桜、何の力かわかる!?」


「今解析中よ蒼!!鬼?いや悪魔!?」


そう言い良太はゆっくりとサリエルに向かって歩き出す。今の良太の姿は頭に2つの青い角が生え、左腕の皮膚の色は青色になり、良太の背後には刀を持っている鬼神の姿があった。


「この力は嫌われた力。さて、続きといこうじゃねえかサリエル。」


そう言い良太はサリエルを睨む。良太から溢れ出す殺気はサリエル、蒼、桜を硬直させる程の鋭さがあった。


「禁符 鬼神化。これが俺の本来の姿だ!!」
















何処かの空間


「あいつらの修業、成果はどんな感じだ霊斗?」


「まずまずだな零。で、あれは出来たのか?」


「まだ時間はかかるな。ハイド、ジラ、そっちはどうだ?」


零はある刀に力を流し込みながらハイドに聞く。


「まだかかりますよ。出来るだけ急ぎますけどね。」


「集めるのは苦労しましたよ。まさか幻想郷にいる全員の霊力や魔力を少し拝借してくれと頼むとは思いませんでしたよ?」


ハイドとジラもある刀に力を流し込んでいた。


「念には念を、ということだな霊斗?」


「その通りだ零。ところで神姫は何処に行ったんだ?」


「ん?姫ちゃんなら料理を作ってるぞ。」


「ここ暇~、何か面白い事ねえの恵生?」


「我慢しろや終作、俺だって退屈なんだよ。」


恵生と終作はチェスをしながら暇潰しをしていた。


「サリエルはあいつらでなんとかするだろう。けど、もしもの為にな。」


「あぁ、常に最悪の状況を考えねえとな。」

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