トーナメント開戦!
『』の台詞は全員で言ってると解釈してもらえると嬉しいです。
あの後磔は家に戻った。家の中は…かなりカオスな事になっていた。どんな風景かはご想像にお任せします。
「なあ幻真、これどういう状況?」
「磔、聞かないでくれ。」
磔は近くにいた幻真に訊ねるが、幻真は顔を青くしてそっぽを向いた。
「そこのお二人さん、楽しんでるかい?」
「ああ、楽しんで…誰だお前は!?」
「俺?俺はジラ・ヘファイトスだぞ。」
ジラはつくねをむしゃむしゃ食べながら答える。磔はあいつかと思っていた時、磔の右腕が引き千切られていた。
「磔!!右腕が無くなってるぞ!!」
「ん?あっ、本当だ。こんなことするやつと言ったら、ハイドか?」
「モグモグ、よく分かりましたね。うっ!」
ハイドが磔の右腕を完食した瞬間に、ハイドが倒れた。ジラと幻真は驚いていたが、磔はやっちまったなという顔をした。
「俺の右腕を食うとな、一時的に行動不能になるんだ。例え龍神力を持っていても無駄だぞ。」
「かなり歯応えがあって美味しかったんですけどね。よいしょっと。」
「つーかハイド、いきなり他人の肉を食うな。」
ジラがハイドにそう注意するが、ハイドは口を拭ってジラの近くにいた青年に向かって突撃していった。
「あいつまだ食う気なのかよ。おーい、そこの青年、後ろから人食いが襲ってくるぞ。」
「気付いてますよ。なので身代わりを置いてきました。」
「えっ!?何で俺がここにいんの!?や、やあハイド。俺の肉は美味しくないから他をあたギャアアアアア!!」
謎の青年がいた所に時龍が召喚されていて、ハイドに腕を噛まれていた。
「時龍カワイソス。で、お前は誰なんだ?」
「俺か?俺は山吹燵茉だ。ここの世界は、貴方が造ったんですか?白谷磔さん?」
燵茉は磔に向かってそう言うが、燵茉の体の向きはジラの方を向いていた。
「いや、俺磔じゃねえし。ジラだし。」
「それは失礼しました。シラさん。」
「ジ・ラ!!俺の名前はジラだから!!」
燵茉がジラの名前を間違えまくってジラが困っている間に磔は幻真を呼んでまた外に出た。
「あら磔、また外の空気を吸いに来たのかしら?」
「むっ!貴方は!!」
外に桜と鏡がいた。鏡は磔の姿を見た瞬間に磔に弾幕を放つ。
「おーおー、意外と速いな。」
磔は慌てずに鏡が放った弾幕を左腕で上空に弾き飛ばした。
「えっ!?何が起きたんだ?」
「無強化状態でもこれくらいの弾幕のスピードが見えないと、明日のトーナメントはキツいぞ幻真。」
「うわっ霊斗!?いつからそこにいたんだ!?」
幻真の後ろに霊斗が現れて幻真の肩をぽんっと叩く。
「つーか磔、右腕どうしたんだ?」
「ハイドに食われたんだよ霊斗。まあ、すぐに治すけどな。」
そう言い磔は霊力を右腕に集めて右腕を再生させた。
「さて幻真、どれくらい強くなったか見せてくれないか?」
「どうしたんだ磔、まあいいけど。」
「ん?鏡が俺を倒そうとしてるからちょっと黙らせる為にな。後で桜からお仕置きをされるだろうけど、実際に見せた方が速いからな!!」
そう言い磔は幻真に向けて小型の弾幕を大量に放つ。幻真はそれを見た瞬間に水色のオーラを出して弾幕を弾き飛ばした。
「アクセルモードか?」
「そうだ、ついでに想符 アクセルモード2!!」
そう言い幻真は水色の雷を纏って刀で磔に斬りかかるが、磔は当たる直前に刀を右手で受け止める。
「見たところ素早さと攻撃力が上がってるらしいが、まだまだだな。」
磔は刀を離して幻真の頭に踵落としを喰らわせる。
「がっ!!」
幻真はもろに喰らって地面に埋め込まれた。それと同時に水色のオーラも消えていった。
「一発で終わらすなんてね。まあ幻真がアクセルモードを使いこなせてないだけだろうけど。」
「力が不安定だな。トーナメント終わったら鍛えてやったらどうだ磔?」
「そうするよ霊斗。でも流石だな桜、幻真がアクセルモードを使いこなせてないことを見破るなん…。」
磔は欠伸をしながら桜の方を向くと同時に唖然とした表情になった。
「な、何よ?私の顔に何か付いてるのかしら?」
「桜って獣耳と尻尾って付いてたっけ?」
磔がそう言うと桜と鏡は驚愕の表情を浮かべた。霊斗はやれやれと言った表情で磔に近付く。
「ようやく気が付いたのか?俺は最初見たときから気付いてたぞ。」
「ご主人様の獣耳と尻尾を見抜くなんて!!やはりここで仕留めなければ!!」
「はぁ、仕留めるのは勝手にしろ。けどな。」
そう言い磔は額に白金色の炎を出現させ、鏡の首ギリギリに刀を付ける。
「やるってんなら手加減はしねえぞ?」
「ッ!!あまり調子に「調子が何だって?」えっ!?」
鏡の周りに無数の鏡が出現したが、磔はそれらを一瞬で全て粉々にした。
「鏡、あんたじゃ磔に勝てないわ。」
「ご、ご主人様…。でもかな「これ以上口答えすると貴女の鏡を7割割るわよ?」か、勘弁してください!!」
「さて、お前ら、そろそろ寝るぞ。これ以上夜更かしすると明日に響くからな。」
次の日
闘技場(人里の近く)
「さあ始まりました!!この世界の幻想郷の住人VS他世界の幻想郷の住人のトーナメント戦!!実況はこのいつも清く正しい射命丸 文と。」
「創刻恵生がお送りしま~す。ねえ文ちゃん、面倒だから帰っていい?」
テンションが正反対な二人が実況席にいた。恵生は霊斗が耳を引っ張って連れてきた。
「駄目です!!戦う気がないならせめて実況くらいしろって磔さんに言われてるんじゃないんですか!?」
「まっ、戦うよりましか。えー、では皆さん。トーナメントの説明をするぞ。単純に三回勝てば磔と戦える権利を得られる。その後、磔に勝てれば優勝。全員磔に負けるか、その前に負けたら磔達の勝ち。」
恵生は気だるそうに紙を見ながら説明する。それを見た文はため息を付いていた。
「本当にやる気ないですね。まあいいです、ちなみに誰が誰と戦うかは完全にランダムです。それと、一戦毎に体力は全快します。」
「ランダムって言っても方法はどうすんだ?」
「ご安心を終夜さん。適当にアミダくじで決めますから!!」
『本当に適当だなおい!!』
トーナメントに出場する全員が文の言葉にツッコミを入れる。文は皆からのツッコミを気にしないでアミダくじをする。
「えっと、ここはこういって、それてこうして、あやや?迷ってしまいました!!」
『しっかりしろよ!!』
「ここをこうですね!!お待たせしました!!記念すべき第一回戦の第一試合に出る人を発表します!!」
文がそう言うと、恵生がだるそうに太鼓を叩く。
「ユリス・マーガトロイドさんVS終始 終作さんです!!」
「ひえぇぇぇぇ!!パ、パパ!!ママ!!」
「ユリス、僕に抱き付いても状況は変わらないよ。やれるだけやって来るんだ!!」
「ユリス、ビシッと決めてくるのよ。大丈夫よ。」
勝てないと悟ったのか、ユリスは快に抱き付いてわんわん泣く。それを快とアリスは頭を撫でて慰めていた。
「ぐすっ、うん。やれるだけやってみる!!」
「頑張ってユリス!!」
快とアリスに励まされて、試合会場にユリスは歩いていくが、両手両足を震わせながら終作に近付いていく。
「それでは、第一試合スタートです!!」
「おやおや~?泣きそうになってるね。慰めてあげようか?」
「わわわ、私が、あああ貴方ををを、たた倒すもん!!」
ユリスはそう言って終作に指を指すが、膝をがくがくを震わせていた。
「おっとユリス選手、ビシッと終作選手に指を指すが膝をがくがくと震わせています!!」
「可愛いね!!手加減してあげようかな~。ププッ!!」
「わわ、笑わないでください!!」
「いやだって、膝笑ってるし涙目になってるし。」
終作は腹を抱えて笑っていた。それを見たユリスはついに泣き始めてしまった。
「ああっと!!ユリス選手、泣き始めてしまいました。これはギブアップか!?」
「ううっ!!み、皆馬鹿にして、もう許さないんだからーー!!」
「おっ!怒った?全く可愛いね。さあ遠慮はいらない、おじさんの胸に飛び込んでこ「蹴符 ディフュージョンシェル!!」えっ?(;゜∇゜)」
終作が両手を広げた瞬間にユリスは前方に蹴りを入れて衝撃波を放つ。
「それ磔の技じゃねえか!!」
「あ、あの技は、磔さんの蹴り技!!何故ユリス選手が使えるのでしょうか!?」
終作は吹き飛ばされてながら叫び、壁に激突した。それを見ていた観覧席がざわめいた。
「やっぱりな。快、アリス、ユリスには蹴り技を教えたんだろ?」
「そうだよ磔。ユリスはどちらかと言うと僕の戦闘スタイルに似てるんだ。でも腕力は平均くらいだったんだ。」
「でも試しに磔の蹴符を教えたら、周り一面を吹き飛ばすくらいの威力が出たのよ。そこでユリスには蹴り技を教えていこうと思ったの。」
「でもここまでとは正直、予想外だよ。」
快がそう言い終わると、終作がむくりと起き始めた。
「いやー、びっくりびっくり。ここまで威力があるなんてな。正直、驚い…うそーん。」
「私は…、貴方を倒すまで負けられない!!」
ユリスは金色のオーラを纏い、更に目の色も金色になっていた。
「アクセルモード4か。快の娘だけなことはあるな。」
「これは面白くなってきました!!アクセルモード4になったユリス選手、それを迎え打つ終作選手!!果たしてどちらが勝つのか!!続きは次回です!!」
『メタイなおい!!』




