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東方外遠記  作者: 颯人
第1章 とある少年の幻想入り ~Entering fantasy of the certain boy~
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冥界での出会い

2019/1/25 この話を大幅に修正しました。

魔理沙の家


「冥界か、行くとしてもどうやって行くんだ?」


そもそも何処にあるにかも分からねえからな。気になって眠れやしない。


「私が案内してあげようかしら?」


「いきなりニョキっと出てこないでくれませんかね紫!?心臓に悪いから本当に!」


目の前から人がいきなり現れたらびっくりするだろ!?危うく殴り飛ばすところだったぞ!!


「ごめんなさいね。妖怪のお茶目な遊び心が出てしまったのよ、悪気はないわよ?」


いやあるだろ、口元扇子で隠してるけど絶対にやけてるだろ。


「そういうことにしておくよ。それで、冥界って何処にあるんだ?」


「空よ。」


は?空?Sky?


「いやいや、そんな安直な所にはないだろ。」


「飛べれば誰でも冥界に行けるのよ?」


えぇ、そんな簡単に行けていいのかよ冥界。まるでお出かけ気分で行けるみたいじゃねえか。


「行けば分かるわよ。じゃあいってらっしゃい♪」


「へ?のわあぁぁぁぁぁ!!」


紫ィィィィィ!!冥界から帰ったら覚えておけよぉぉぉぉぉ!!何でこういう運び方なんだよ!?



















冥界 白玉桜へ続く道


「うぐぇ!!」


今度は腹から地面に落ちたぞこのやろう!!絶対悪戯好きだろ紫の奴。


「えほ、えほ、ここが冥界か。」


一言言います。暗すぎるわボケぇぇぇぇぇ!!今の時間日付が変わる少し前だから明かりが何もねえ!!


「薄気味悪いな本当に。懐中電灯とか持ってくれば良かった。」


おっ、明かり発見。ってこれ幽霊じゃねえかよ!!しかも周りにめっちゃフワフワ浮いてるしあれ本物か!?


「早いところ進もう。長居はしたくねえなこれ。」


幽霊は苦手という訳でもないんだけど、明かりが何もない所にいきなり放り出されて平然とは出来ねえよ。


「飛べればいいんだけど、幽霊とぶつかりたくないしなぁ。」


まだ上手く飛ぶコントロール出来ないし、無駄な力を使っちまうし、何より幽霊を吸い込みそうで怖いんだよ。
















白玉桜


しばらく歩くと長い階段が見えてきた。うへぇ、階段の数は博麗神社よりもあるぞこれ。


「ここを登るのかよ。飛べない人に優しくねえな。」


流石に登る気にはなれないな。仕方無い、能力使って飛びますか。普通に登ったら昼くらいになりそうだし。


「よっと、おとと、やっぱりまだコントロール出来ねえな。」


俺は飛ぶためにはこうして風を操って飛んでいる。便利だが、うまくいったことはあまりないし、霊力を他の能力より消費してしまう。出来ればあまり使いたくないけどな。


「これからはちょっと頑張って修行をしてなんとかしたいな。」


幻想郷には飛行は必須だなこれ。おっ、考えているうちに玄関らしきところに着いたな。


「まあ広いお屋敷?だことで。」


紅魔館とはまた違った広さだな。門もでかいし庭もでかいし建物もでかいからな。


「さて、誰かいるかな?ごめんくさ~い!!!」


反応なしか、じゃ勝手にお邪魔させてもらいますか。許可とってないけどまあ大丈夫だろ。


「聞いたことない声、誰ですか貴方!?」


おっ!第一冥人発見!!あり、また女の子か。本当に女の子しかいないんだな。


玄関から出てきたのは白い髪色で緑色の服とスカート、白のブラウス?ワイシャツ?を着て、顔の横に白いフワフワした物体がある女の子だった。


「侵入者ですか?」


「いえいえ、ただの通りすがりの者です。この建物が目に入ったので寄っただけです。」


「やっぱり侵入者じゃないですか!?」


ただ寄っただけで侵入者扱いされんの?って何か女の子の背丈くらいの長さの刀を取り出して来たんだが?


「ちゃんと誰かいませんかと声をかけたぞ?何も返答が無かったから入らせてもらいました!!」


「侵入者決定です!!なので斬らせてもらいます!!」


と、女の子はいきなり斬りかかってきた。うおっ!あぶね!!


「危ねえだろ!!刃物を振り回すな!!」


「貴方がどんな理由であれ、真実は斬って知ります!!」


ただの辻斬りじゃねえかよ!!人を斬って真実なんか知れる訳ないだろ!!この女の子大丈夫か!?


「こういう時は、弾幕ごっこで「そんなもの必要ありません!!」やっぱりね!!」


ガギィン!!キィン!!


「っと、あぶねえ。」


木刀で女の子の持っている刀を受け止める。ちょいとリーチ的に不利だな。


「貴方も剣術の心得があるのですか、なら尚更斬らせてもらいます!!」


見知らぬ少女の太刀筋は素晴らしいな。どの攻撃も無駄がねえ。


「こりゃヤバくなりそうだ。早くなんとかしないとな。」


長期戦は駄目だな、素早くやっつけますか。


「よそ見してる暇はあるんですか?」


「おっと!!危ない危ない。」


やべぇな、防戦になってきてる。攻撃したいが、攻撃できないほどに早く剣を振るってくるから後手に回ざるを得ないな。


「埓があきませんね。」


「そりゃこっちの台詞だ。」


ん?女の子がポケットを探り始めたな?スペルが来るか!?


「仕方ありません、人符『現世斬』!」


遂にスペルを使って来たか!!どんなスペルだ?


「って居合い斬りかよ!!まずい!!」


反射的に木刀を前に構えて、居合い斬りに備えるが、ガードはしたものの、腕に伝わる衝撃が凄かった。


「手が痺れた、すごいスペルだな。」


「受け止められた!?でも、次は受け止められませんよ?」


バキッ


あれ?木刀が真っ二つになっている。うそーん、これ高かったのに!!


「おいおい嘘だろ。これ結構高かったんだぞ!!弁償しろ!!」


「知りませんよそんなこと!!」


決して木刀が脆かった訳じゃない。毎日しっかり手入れはしていた。なのに折れた、それほどあの女の子の居合い斬りは凄かったのか。


「これで終わりです!!」


また居合い斬りの構えに入った。さっきのやつか!!


「とりあえず、距離を離さねえと!!」


「無駄ですよ。」


その女の子は踏み込んだ瞬間にとんでもないスピードで向かってきた。やべぇ!!反応遅れた!!


「はあぁぁぁぁ!!!」


「くっ!!」


咄嗟に状態を反らして直撃を避けようとしたけど、避け切れなくて左腕が肩から斬らせた。


「仕留めれませんでしたか、ですが、もう抵抗は出来ませんよね。」


「見逃してくれない?」


「見逃しません!!ここで斬られて頂きます!!」


それだけは阻止しねえと!!くそ、片腕ねえからバランスが取り辛い。ああ、俺の人生これまでか。

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