表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東方外遠記  作者: 颯人
第14章 新 東方外遠記! ~New outside east long distance account~
219/261

修業の成果

「ふわぁ~、いい天気だな。」


守矢神社の縁側で聖人は欠伸をしながらお茶を飲んでいた。時刻は午前8時、早苗は朝食の後片付け、神奈子と諏訪子は自分の部屋に戻っていた。


「こうしてゆっくり過ごすのは何年振りかな。」


「台詞が年寄りくさいですよお父さん!!」


「こら!佳苗ちゃん!」


聖人の後ろには、娘の言動を注意する早苗と早苗に注意されてふてくされる佳苗がいた。


「いんだよ早苗、かなり長い時間修業してたからな。」


「それにしては、歳をとってないように見えますよ?」


「その台詞をそっくりそのまま返すぞ早苗。」


聖人も早苗も10年前の姿のままだった。佳苗は何故二人とも容姿が変わってないのかを考え始めた時、突然聖人が空に向かって片腕を突きだした。


「何してるんですかお父さん?」


「ん?俺の伸ばした腕の先を見ればわかるぞ。」


聖人にそう言われて佳苗は上を見る。そこにいたのは聖人の手の上に下駄を乗せている文の姿があった。


「あやや!驚かすつもりだったんですけどねぇ。ばれてしまいましたか。」


「バレバレだ。空気の流れで文が来ることはわかったていた。久しぶりだな。」


「お久し振りです聖人さん!!早速ですが、取材をさせてもらっても宜しいですか!?」


文はそう言っている間にもメモ帳と万年筆を持ち、スタンバっていた。


「早苗、どうする?」


「私はいいですよ、聖人が10年間どんな事をしてきたのか気になりますし!!」


「私も気になります!!是非聞かせてください!!」


文が聖人にぐいぐい顔を寄せる。それを見た佳苗が文の服を引っ張って引き離そうとする。


「むぎぃ~!!お父さんから離れて!!」


「わかった、けど、俺一人呼ぶのもなんだし。全員呼ぶか。」


聖人はそう言うと、指をパチンと鳴らした。すると、聖人の目の前の空間が裂けた。


「うわぁ!!それって、紫さんのスキマ!?」


「佳苗に見せるのは始めてだったか。まあ厳密に言うと紫のスキマとはちょっと違うけどな。」


聖人が佳苗にそう説明していると、青いジャケットに黒いネクタイ、黒いYシャツに白いズボン、靴は黒いブーツを履いた青年が現れた。


「いやあ、来てもらって悪いな。」


「気にすんな、大方文の取材とかだろ聖人?」


「相変わらず察しが良くて助かるよ磔。」


空間から現れた青年は白谷磔だった。その姿を見た早苗は戸惑っていた。


「どうしたのお母さん?」


「何でもないよ。聖人、磔さん以外に来るの?」


「来るぞ、ほら来た。」


裂けた空間から良太と絢斗と快と建二と彰と謙治が現れる。


「あやや!皆さんお揃いで!!」


「いや、まだだぞ?」


聖人がそう言うと、空間から紅魔館メンバー、白玉桜メンバー、永遠亭メンバー、地霊殿メンバー、紫と藍と小さい女の子が現れる。


「聖人、話って何かしら?」


「まだ全員揃ってないから後でな。で、藍の隣にいる女の子は誰なんだ?」


「貴方方がいなくなったのと入れ代わりに藍の式神になった橙よ。」


「初めまして!!八雲 橙と言います!!」


橙の無邪気な笑顔に絢斗は息を荒げていた。


「いいねぇ!!いいねぇ!!やっぱ子供は最高だzぎゃぁぁぁす!!」


「はぁ、10年経ってもその性格は変わらないですね絢斗さん。」


息を荒げている絢斗の頭を妖夢は刀の鞘で思いっきり叩いた。


「絢斗、お前は橙の良さが分かるのか?」


「あぁ、ビンビン伝わってくるね~。あの笑顔がたまらない!」


「絢斗もその良さに気付くとはな。仲良くなれそうだ。」


そう言い藍と絢斗は固い握手を結んだ。それを妖夢と紫はため息をつきながら見ていた。


「絢斗さんがご迷惑をかけます。」


「いいのよ妖夢、気にしないで頂戴。」


「おっ、そろそろ残りのメンバーが来るな。」


聖人がそう言うと、霊夢と良夢と霊香と東谷、魔理沙と魔莉菜、アリスとユリス、慧音と妹紅と阿求、幽香と謎の美女僧侶が現れた。


「うん、一つ聞いていいかな?誰だお前は!?」


建二が美女僧侶にそう訊ねる。すると、美女僧侶は深々とお辞儀をした。


「初めまして、私は聖 白蓮と言います。貴方方の噂は聞いていますよ。どうぞよろしくお願いします。」


「あっ、どうも。」


「さて、これで全員揃っ「ちょっと~、私を置いていくつもり~たっきゅん?」く、首しまる!!」


磔がそう言った瞬間に豊姫が磔の後ろの空間から現れて、磔の首もとに腕を回す。


「ちょっと姉さん!!磔さんの首を締めてます!!」


「いいなぁお母さん、私も抱きついちゃお!!」


「春姫!!父様が困っているでしょ!!」


「あーもう埒が明かない!!取り合えず静める為に、謙治!!あれやっちゃって!!」


「OK!!キングクリ○ゾン!!」















ただのカットだよ~。
















「よし、これでゆっくりと話せるな。」


磔達はあの後、豊姫達を落ち着かせて、守矢神社の境内に椅子を置き、全員に座らせる。磔達は皆の前に行き、文が磔達の隣の椅子に座った。


「ようやく落ち着きましたね。では早速ですが、取材をしていきたいと思います!!まず最初に、10年間、何処にいたんですか?」


「それか、皆は俺らが何故ここから去ったか理由は聞いたか?」


磔が皆に向けてそう言う。皆は首を縦に振った。


「なら時間が短くて済むな。まあぶっちゃけると、こことは違う世界の幻想郷にいた。」


「こことは違う幻想郷!?どんな所だったんだぜ!?」


魔理沙が磔にそう質問する。磔は頭をかきながら思い出していた。


「基本的にはこことは変わらない。ただ、それぞれのパートナーが違っていただけ。」


「そうなのか、ちょっとがっかりだぜ。」


「で、当然遊びに行ってた訳ではないんだよな?」


続けて慧音が磔に質問する。


「そうだ、そこの世界で嫌と言うほど修業をしてきた。」


「へぇ、どれくらい強くなったのかしら?」


幽香が怪しい笑みを浮かべながら質問する。磔はしばらく頭を悩ませていた。


「うーん、分かりやすい方法でやるか。」


「えっと、何をするんですか磔さん?」


「ん?俺達がどれくらい強くなったかを分かりやすく説明するのさ文。」


そう言い磔達は立ち上がる。


「じゃ、説明するぞ。まずこの状態が普通の状態。」


「対して前と変わったように見えないよ?」


「力を最小限に抑えているからなフラン。で、想符 アクセルモード。」


磔がそう言うと、磔は黄緑、聖人は緑、絢斗は紫、良太は銀、建二は黄色、彰は白、快は金色、謙治は青色のオーラを出した。


「改めて見るけど、すごいわね。」


「すごいですね妹紅さん!!色がたくさんありますよ!!」


妹紅は苦笑いを浮かべ、阿求は目を輝かせながら見ていた。


「私も出来るもーん!!えいっ!!」


フランはそう言うと、快と同じ金色のオーラを出した。それを見た磔達、男達は驚きを隠せないでいた。


「フラン、お前も出来るようになったんだな。フラン以外にアクセルモードを使える人は?」


「貴方達の妻と、美鈴、白蓮、さとり、幽々子、幽香くらいかしらね。」


「いや待てよ紫!!さとりも使えるのか!?」


聖人は驚愕の表情を浮かべながらさとりの方を見る。さとりは苦笑いを浮かべていた。


「一応ですよ、まだ完成はしてません。」


「それでも使えること自体凄いんだけどな。で、話を戻して、想符 アクセルモード2。」


磔がそう言うと男達がそれぞれの色の雷を全身に纏わせていた。


「これがアクセルモード2ですか、興味深いですね。」


白蓮は磔達をまじまじと見ていた。同様に霊香もまじまじと見ていた。


「これを使える人はいますか?いないですよね?」


「いるわよ良太。霊符 アクセルモード2!!」


霊夢がそう言うと、赤色のオーラを出し、全身に赤色の雷を纏わせていた。それを見た良太はあんぐりと口を開けていた。


「嘘でしょ霊夢さん?紫さん、霊夢さん以外の人は?」


「貴方達の妻と幽々子、フランくらいかしらね。」


「幽々ちゃん使えるの!?」


「使えるわよ~?なんなら見せてあげるわ~♪」


そう言い幽々子はピンク色のオーラを出し、全身にピンク色の雷を纏わせた。それを見た絢斗はぽかんとしていた。


「絢斗さんの珍しい表情!!頂きました!!」


「文さん!!」


「ん?妖夢怒ったかな?」


絢斗のぽかんとしている表情を写真で撮った文だったが、妖夢に肩を掴まれた。


「何ですか妖夢さん?」


「…後で2枚その写真をください!!」


『ズゴーーーーー!!!』


妖夢の予想外な発言に絢斗と良太以外の男達は全員綺麗にズッコケた。


「いいですよ!ただ、少し値段は張りますよ?」


「構いません!!」


「…話を進めるか。想符 アクセルモード3!!」


磔がそう言うと、磔は白金色のオーラ、それ以外の男達は、額にオーラと同じ色の炎を出した。


「ひ、額から炎を出してますよ姫様!!」


「あれがアクセルモード3ね、私もなれると思ううどんげ?」


「無理ウサ、白色パンツを履いている鈴仙には一生無理ウサ!」


「ゐ~~~~い~~~~!!」


ゐいは鈴仙のスカートを捲りながら言う。鈴仙は顔を真っ赤にしながら逃げるゐいを追いかけていた。


「先に言っておくけど、貴方達以外にアクセルモード3になれる人はいないわ。」


「じゃ、先に進めるか。ここからは初めて見る人が多いかもな。しっかり見とけよ?想符 アクセルモード4!!」


磔はそう言うと、蒼色のオーラを出し、オーラだけでなく、髪も目の色も蒼色になっていた。絢斗達も髪と目の色がオーラと一緒の色になっていた。


「あれが、アクセルモード4。」


「お姉様!!あれフランもなれるかな!?」


「ええ、きっとなれるわ。でも、先になるのはこの私よ!!」


「アクセルモードも使えないお姉様に負けないもーん!!」


フランの一言にレミリアは悔しそうに拳を握った。それを見ていた美鈴がレミリアに声をかける。


「修業なら、いつでも手伝いますよお嬢様。」


「私も手伝うわ、アクセルモードになれたら、体の不調が治りそうだもの。」


「美鈴、パチェ。し、仕方ないわね、なら存分に付き合ってもらおうじゃない!!」


レミリアは顔を赤くしながら言う。それを咲夜はニコニコしながら見ていた。


「素直じゃないですねお嬢様。」


「ねえねえ一つしつもーん。アクセルモード4って何か不思議な感じがするんだけど気のせい?」


こいしの質問に磔はニヤリと笑った。


「いいところに気が付いたなこいし。アクセルモード4はな、神になれるんだよ。」


「そうなの!?すごーーい!!」


「ねえ磔、アクセルモードの違いは見せてもらったけど、具体的にどれくらい強いのよ?」


幽香の質問に磔はどう説明しようか迷っていた。


「うーん、普通の状態がだと、本気の依姫と同じくらいの力。アクセルモードだと、本気の依姫を余裕で倒せて、2だと龍神と同じくらいだな。」


「とんだけ強くなって帰ってきたのよ?」


「アクセルモード3だと、やろうと思えば幻想郷を消滅させることが出来る。皆が知っているゼウスとかロキとかと互角かな。4だとゼウスにも余裕で勝てます!」


磔がドヤ顔で言うが、周り全員ため息をついていた。


「どんだけ強くなれば気が済むのよ?」


「目標としている人物がいてな。そいつに勝つまで強くなる。ちなみにまだ力は上がるからな。」


「磔さん!!話が長くなりそうなので、宴会をしませんか?」


「ナイスアイディア文!!早速準備だ!!」


『おおーーー!!』


磔がそう叫ぶと、周りが盛り上がった。それを見ていた文はメモ帳に何かを書いていた。


「磔さんの二つ名を決めないと。゛希望の蒼神゛、これにしましょう!!絢斗さんは能力も強力ですし、゛゛がいいですね。快さんは゛進化し続ける金神゛ですね!」


「ちょっと文、私にも名前を決めさせなさい。」


「ではどうぞ霊夢さん!!良太さんの二つ名を決めてください!!」


文にそう言われて悩む霊夢だったが、何かを閃き、文のメモ帳に書いていく。


「゛全てを貫き通す銀神゛なんてどうかしら?」


「全てを貫き通すですか、それまたどうして?」


「良太はね、1度決めたことはどんなことがあっても曲げないのよ。とっても頑固なのよ。」


霊夢は腕を組みながら文に説明する。文は良いことを聞いたという表情でメモを取っていた。


「ありがとうございました霊夢さん!!次は絢斗さんを決めないと!!妖夢さん!!何かアイディアはありますか?」


「そ、そうですね。゛眠れる紫神゛なんてどうですか?普段絢斗さんはおちゃらけてますけど、いざって時には凄い力を発揮しますし。」


「その案頂きました!!ありがとうございます!!」


「おーい!!宴会の準備が出来たぞ!!さあ、パーティーの始まりだ!!」

残りの4人の二つ名は次の話で決まります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ