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東方外遠記  作者: 颯人
第三部 最終章 東方操壊狂 ~The east Chastity Destruction lnsanity~
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絢斗VS黑狂

「じゃ、行きますか。」


そう言い絢斗は刀を鞘から抜いて黑狂に斬りかかる。それを黑狂は刀で受け止める。


「刀と刀の勝負か。妖夢よりは強いんだろうな?」


「当たり前だのクラッカー。こちとら妖夢ちゃんの師匠みたいなもんだからね~。」


絢斗は後ろに下がって、刀を横に凪ぎ払う。だが黑狂は右手に持っている刀で絢斗の攻撃を防ぎ、左手に新たな刀を持って絢斗目掛けて刀を降り下ろす。


「のわっ!!二刀流!?」


絢斗は横に動いて黑狂の攻撃をかわす。かわした後、刀を切り上げるが黑狂に防がれる。


「勘弁してくれよ~、俺は武器1つしかないんだよ~?」


「そうか、俺は8本あるぞ。」


「まさか、八刀流かい?」


「そうだぞ。」


黑狂の言葉を聞いた絢斗はげっそりとした表情をする。


「マジかよ~、六刀流ならわかるけど八刀流かよ~。マジ勘弁してくれよ~。」


「余所見している暇はあるのか?」


そう言い黑狂は右手に持っている刀で横に切り払うが、絢斗はバックステップで避ける。


「仕方ないな~、スペルでなんとかするしかないね~。斬符 現世斬!!」


絢斗は刀を鞘に収めて、黑狂に高速移動で近付き居合い斬りをする。


「居合い斬りか、面白い。六刀多重 重居合!!」


黑狂は6本の刀を持ち、絢斗目掛けて居合い斬りをする。


キィィィン!!


お互いの刀がぶつかり合って甲高い音を出す。


「…………。」


「…………その程度か絢斗?」


「くっ、やってくれたな!!」


絢斗は右手に持っていた刀を左手に持ち変えて呟く。絢斗の右腕が痙攣したかのように震えていた。


「異様に固かったぞ黑狂の刀。能力でも使ったのか?」


「あぁ、俺の能力は゛硬度を変える程度の能力゛だ。絢斗の刀が俺の刀に当たる直前に刀の硬度を固くした。今の絢斗の右腕は痙攣して物を持つことが出来ない。」


「しばらく右腕は使い物にならねぇって事か。」


そう言い絢斗は黑狂の方に体を向けて構える。


「右腕が使えなくても左腕があんだよ。」


「わかってるさ。一刀縦薙ぎ 十五束の長刀!!」


そう言い黑狂は右手に持っている刀を縦に降り下ろす。それを絢斗は横に素早く動いて回避する。


「刀の刀身を長くするスペルか。中々やるねぇ。スペルの参考にさせてもらうか。」


「しゃべっている暇はないぞ。」


黑狂はさっきよりも速く刀を降り下ろす。それを絢斗は横っ跳びで避けて黑狂に近付く。


「行くぜ!!斬符 閃光斬!!」


絢斗は刀を鞘に収めて、居合い斬りを放つ。今度の居合い斬りは黑狂に近付かず、その場で居合い斬りをした。


「近付かない?っ!!不味い!!」


黑狂は咄嗟に3本目の刀を取り出して絢斗の放った衝撃波を防ぐ。


「あ~あ、気付かれちゃったか。にしても、よく反応出来たね~。」


「相手に近付かない居合い斬りは遠距離攻撃が大半だからな。」


「じゃ、ボチボチ本気を出すとしますかね。黑狂も本気で来いよ?」


「わかっている、本気でやらない勝負程、面白くないものはないからな。」


絢斗と黑狂は刀を鞘に収めてお互いに居合いの構えをする。その様子を妖夢はまじまじと見つめていた。


「絢斗さんが強いのはわかっていましたけど、黑狂さんも強いです。私も、あの二人に追い付きたいです!!」


「「行くぜ!!」」


そう言い二人とも右足を一歩踏み出した時、突然空間が裂けた。


「何だ何だ何事だ!?」


「落ち着けよ絢斗、妖夢、何かしたか?」


「わ、私は何もしておりませんよ!!」


「黑狂、絢斗、大変な事になった!!」


裂けた空間の中から霊斗が出てくる。霊斗の顔は切羽詰まったような表情をしていた。


「おっ!霊斗じゃん!!おひさ~!!」


「おひさ~!!っていう場合じゃねえんだよ!!」


「何があったんだ霊斗?」


「手短に言う、幻真がやられた。相手は早苗だ。今は磔が早苗と戦っているが、状況はかなり不味い。」


霊斗は早口で言うが、黑狂は何か腑に落ちない表情をしていた。


「何をそんなに慌てる必要がある?霊斗が救出に向かえばいいんじゃないのか?」


「そうしたいのは山々なんだが、早苗の所に行けねえんだ。東谷に俺らの行動がバレて磔が早苗の所に行った瞬間に強力な結界を張りやがった。」


「霊斗なら結界なんて関係ないんじゃないの~?」


「大半の結界ならな。けど東谷の張った結界を壊すのに10分掛かる。東谷本人を倒そうと思ったが、予想以上に強かった。東谷の実力は俺と同じくらいだった。」


「同じなら倒せるんじゃないの~?」


絢斗が霊斗にそう言うが、霊斗が頭を掻きながらため息をつく。


「俺が本気になれば倒せるが、この世界が無くなるぞ絢斗?」


「うへぇ、それは勘弁。」


「黑狂達は夢から出て待機しててくれ。俺は結界をぶっ壊してくる。」


「了解、ほら絢斗、妖夢、行くぞ。」


そう言い黑狂は霊斗が裂いた空間の中に入っていった。続けて妖夢も入っていく。


「霊斗、行くなら早くしろよ。磔がどれだけ強くなったのか知らねえが、早苗ちゃんは凶悪なスペルを持っている。」


「……わかっている。絢斗、もしもの事があったら絢斗の能力が必要だ。力を貸してくれ。」


「いいぜ、霊斗達には借りが出来たからな。協力は惜しまねえよ。」


そう言って絢斗は空間の中に入っていった。


「嫌な展開になってきたもんだ。磔、俺が行くまで生き延びろよ。」














早苗の夢の中


「貴方がいなければ!!磔がいなければ!!聖人はこんなことしなかったのよ!!」


「いきなりこれか。」


磔は幻真の救出の為に早苗の夢の中に入った。入った瞬間に早苗から叫ばれている。


「そこに転がっている人みたいに地面に這いつくばりなさい!!」


「おい、どうやって幻真を倒した?少なくとも早苗より実力は上の筈だ。」


「そこに転がっている人のことかしら?いいわよ、貴方もそこの人みたいになるといいわ!!狂符 アスピルスペース!!」


そう言い早苗はお祓い棒を地面に刺す。すると早苗の足元に魔方陣が空間全体に広がっていく。


「そういうスペルか!!幻符 イマジネーションブレード!!」


磔は木刀を抜き、木刀に緑色のオーラを纏わせて魔方陣を斬る。魔方陣は甲高い音がなると同時に消えていった。


「やっぱりそのスペルが邪魔をするのね。」


「……相手の力を吸い取るスペルか。それで幻真の力を吸い取ったのか!!」


「いいえ、吸い取るだけではないわ、吸い取った力は私の力になるのよ!!」


そう言い早苗は表情を歪ませてスペルカードを取り出す。


「さっきのスペルは貴方なら防ぐと思っていたわ。でも、次のスペルは誰にも防げない。狂符 バニッシュスペル。」


「さっきと似たようなスペルか?無駄だぞ早苗。」


磔はさっきと同じように木刀に緑色のオーラを纏わせようとする。だが、木刀にオーラを纏わせるどころか緑色のオーラさえ出なかった。


「くそっ!!何故だ!?何で幻符が発動しない!?」


「その表情見たかったわ。スペルは上手くいったようね。」


「何をした早苗!?」


「知りたい?私のさっき使ったスペルは発動した瞬間に、私と同じ空間にいる人のスペルを無くすことが出来るの。そしてね。」


そう言い早苗はポケットから大量のスペルカードを取り出した。


「貴方が使えなくなったスペルは、私が全部使うことが出来るのよ。こんな風にね、狂符 アクセルモード4。」


早苗がそう言うと、早苗の体から蒼色のオーラが出現して髪の色も蒼色になった。


「つまり、バニッシュスペルは相手の全てのスペルカードを奪うことが出来るスペルって事か?」


「正確には私が知っているスペルカードを奪うことが出来るスペルだけどね。でも無駄よ、ソウルモードもソウルドライブモードも知ってるから。」


「大層なスペルカードを作り出したもんだ。早苗だけの力で作った訳じゃないんだろ?」


「ええ、バニッシュスペルは貴方を倒すために私と聖人で作り出したスペルよ。さて、お喋りはここまでにして、貴方を殺すわ。」


そう言い早苗は蒼色のオーラを激しく点滅させる。


「(所々言葉が変だな。最初は俺がいなければ聖人は狂わなかったと言っていた。だが、さっきは俺を倒すために聖人と協力してスペルカードを作ったと言った。何かおかしいな。)」


「考え事をしている暇はあるのかしら!?」


「あるぜ、充分にな!!(霊斗、早めに来てくれよ!!)」

幻真「俺って今回やられ役!?」


終夜「ザマァ!!」


桜「いいじゃないまだ出番があるだけ。私は今回も出番が無かったのよ!!」


そろそろ更新スピードを上げないといけないからキャラを全員出すのがキツいんですよ!!


桜「次、私の出番なかったらまたお星様にするからね?」


終夜「おほしさま、き~ら~り。」


出しますよ、次は全員出す予定です。だからお星様だけは勘弁してください!!


幻真「じ、次回は活躍するぞ!!」


恵生「無理だなww」

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