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東方外遠記  作者: 颯人
第三部 最終章 東方操壊狂 ~The east Chastity Destruction lnsanity~
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磔vs霊斗

今回は……ギャグ成分は少なめです。あと、今回は磔と霊斗以外の人の出番が少ないです。申し訳ありません。

「さて、磔はどこまで戦えるのか?」


「ぶっ倒れるまでやってやんよ霊斗!!(震え声)」


勝てる気がしない。でもやるしかない!!


「お手並み拝見と行こうか。」


「行くぜ、想符 水閃斬!!」


俺は真桜剣に水を纏わせて高速移動をし、霊斗に斬りかかる。


「むっ、意外と速いな。だが甘い。」


霊斗は焦らずに俺の攻撃を避けてから俺の背中を殴る。


「そんなもんで俺にダメージを与えようなんて甘いぞ磔。」


「んなこと思ってねえよ霊斗。」


「むっ!!分身か!!」


そう、今霊斗に斬りかかった俺は水で作った分身だ。霊斗が驚いている隙に斬撃を叩き込む。


「でも、俺には届かない。」


後ろから不意討ちで霊斗に攻撃を仕掛けたが、霊斗に避けられて逆にアッパーブローを喰らってしまった。


「ぐぶっ!!な、なんつー威力だよ……。」


「怯んでる暇はねえぞ磔。」


霊斗が続けて正拳突きをしてくる。俺はそれをバグ転でかろうじて回避する。あ、危なかった。


「俺の一撃を受けてそんな動きが出来るのか。今ので終わらせようと思ったんだがな。やるな磔。」


「嫌味にしか、聞こえ、ねえよ霊斗。」


くそっ、あばら骨折れたんじゃね?いや、大丈夫か。


「1つ言っておくが、俺に不意討ちや毒殺などは意味ねえよ。俺は能力の干渉を受けないからな。」


「弾幕か直接攻撃で倒せってことか。」


無理ゲーじゃん。霊斗に勝った奴なんているのか?


「さて、磔が武器を使っているんだから俺も使うか。」


そう言い霊斗は空間から刀を取り出した。あの刀、鞘に刀身が入ってる状態でもヤバイ刀ってのがわかるな。


「龍神王武、俺の武器の名前だ。龍神の鱗から作られていて、あらゆる物を斬ることが出来、折れたり劣化したりすることがない刀だ。磔の持っている真桜剣もそんなもんだろ?」


「まあそうだけどさ霊斗。流石に龍神の鱗からは作られていねえよ。」


素材がおかしいだろ。何だよ龍神の鱗って!?採れるもんなのか!?


「だろうな、さあ、ここからは俺もスペルを使うぜ。」


刀を使う系のスペルが来るのかな。何にしても警戒しねえと!!


「霊符 夢想霊砲!!」


「って刀使わないんかい!!」


何だよ霊斗が放ったのはマスパみたいなレーザーじゃん!!しかも威力高そうだし!!


「あっ、今の出力は当たれば銀河を二つ程消し飛ばせる程度の威力だから避けない方がいいぞ。頑張れよ磔。」


「威力がおかしいだろ!!ああもう!!」


結界で受け止めるか?いや、直ぐに破壊されるのが目に見えてる。


「受け止めるのが駄目なら相殺させるまでだ!!真 乱符 スピンシュート!!」


俺は体を2回転し、螺旋状のマスパを放つ。俺のマスパと霊斗のマスパは当たった瞬間に轟音を撒き散らしながら消えた。


「ふぅ、なんとかなっ「周りの警戒が疎かになってるぞ磔。」ってなかったな!!」


霊斗が龍神王武で俺の背中を斬りかかる。それを俺は真桜剣で防ぐ。くっ、斬撃が重すぎる!!


「戦いの最中に安心出来る時間なんてねえぞ磔。」


「アドバイスどうもありがとさん!!」


俺は龍神王武を受け流して霊斗に蹴りを放つが、霊斗に足を掴まれて投げ飛ばされる。まじかい!!


「だから見えてるんだよ磔の攻撃は、もっと工夫しろよ。」


霊斗はそんなことを言いながら吹き飛ばされている俺の腹目掛けてかかとおとしをしてくる。ヤバイ!!


「わかってんだよ、想符 ライジングゲーム!!」


かかとおとしをしてくる霊斗目掛けて俺は大量の弾幕を放つ。弾幕1つ1つに相当な威力を込めてるから少しはダメージが入るだろう。


「だ~か~ら~、見え見えだって。」


霊斗は少しも慌てずに俺の放った弾幕全てを龍神王武で斬り裂いた。うそーん。


「中途半端な攻撃はただ霊力を消費するだけだ磔。覚えておきな。」


「何も考えずにスペルを使った訳じゃねえよ。霊斗。」


「お前、いつ俺の横に移動し「想符 五十連 ネイルシュート!!」くっ!!」


俺はライジングゲームのスペルを放った直後に瞬間移動で霊斗の横に移動した。効かないってのはわかっていたからな。


「只のホディブローじゃな……うおっ!!マジか!!」


「そうだ、只のホディブローじゃないぞ霊斗。当たった所にまた攻撃が当たる。釘を打つパンチだ。」


今は霊斗の腹に当たったから五十連続のホディブローが霊斗に当たるという事だ。これは自分の筋力だけでやってるから能力の干渉を受けなくしても五十連続入るぞ。


「悪くない攻撃だな磔。」


「……俺の本気のホディブロー五十連喰らってもピンピンしてんのかよ。」


耐久度も半端ねえな霊斗は。ダメージが入った気がしない。


「普通の奴等ならやられていたな。それくらい強烈だったぞ磔。」


「誉め言葉として受け取っておくよ霊斗。」


軽くあしらわれてる気しかしねえよ。俺が本気なのに向こうは全然だな。


「そろそろ終わらせるか。本当ならもっと楽しみたいんだが、皆に修行もさせないと行けないしな。そして、何より霊夢が心配だ!!」


只今霊夢は桜の鬼畜弾幕を避けるというトレーニングをしている。まあ、心配だろうな。


「俺は全力で足掻くからな霊斗。」


「そうしときな。そうでないと面白くない。」


霊斗の表情が変わったな。さっきまでは楽しんでいた表情だったけど、今は俺を殺るつもりの表情になってるな。


「行くぜ、希望 幻想の勇者!!」


そう言い霊斗から6つの羽が生える。上から順に緑と赤、黒と白、紫と桃、青と山吹、橙と藍、紅と白色だな。そして、一本の大きな狐のような尻尾が生えていた。


「……何そのラスボス感は!?しかも神力も感じるし!!」


やべえよ、俺のアクセルモードとは比べ物にならない変化だ。俺もスペルで羽とか生やそうかな?


「これで終わりじゃねえからな磔、これで終いだ。光 王の意志。」


「次は何だ……えっ?嘘だよな?」


霊斗の周りに陰陽玉が7つ現れた。しかも1つ1つに膨大な霊力が込められている。俺の霊力、魔力、神力、想力を合わせて霊斗の陰陽玉1つだな。どんだけ霊力あるんだよ。


「まさか陰陽玉から弾幕を発射する訳じゃないよな霊斗?」


「その通りだぞ磔。陰陽玉から全方位弾を放つ。この空間全体にな。だから逃げ場はねえぞ?」


いや、全方位弾を撃つのは予想出来ていたけど、幻真達や霊夢達はどうなんの!?当たるって事だよな!?


「心配すんな、霊夢達や幻真達には俺の結界を張ってある。だから当たる事はない。」


「当たるのは俺一人って事か霊斗?」


「Exactly(その通り)だ磔。」


オワタ、霊斗の奴、本当に終わらせる気だな。でもこのまま終わってたまるかよ!!霊斗に一矢報いねえと!!


「避けれるスペルなのか霊斗!?」


「この王の意志の弾幕を避けたいなら、別世界に移動するか、無限の硬度を無限に張れる結界を用意するか、透過スペルを使えば避けれるぞ。」


どれもこれも無理だ!!いや……待てよ?


「時間切れだ磔。じゃあな。」


そう言い霊斗は周りにある陰陽玉から大量の弾幕を放った。うわっ、ここの空間を埋め尽くす程の量だな。


ズドォォォォォン!!!


「……終ったな。まあ、俺が戦って来た中の方では上位に入る実力だったぞ磔。」


「勝手に終わらせんなよ霊斗。」


そう言い俺は後ろから霊斗に斬りかかるが、霊斗はそれを陰陽玉で受け止めた。陰陽玉かってーな!!


「どうやって俺の王の意志を避けたんだ?っと聞きたいがそれは後で聞いてやる。」


「何を……!!」


俺は陰陽玉と鍔迫合いをしていたが、霊斗が陰陽玉を動かしたため一瞬バランスを崩した。それを見逃さずに霊斗は龍神王武で俺の心臓を突き刺した。


「見え……なかった……。」


「そりゃそうだ。これは俺の戦闘能力を桁違いにはね上げるスペルだからな。」


ここまで……じゃねえよ!!


「ふっ。」


「何だよ磔?何がおか……ってはぁ!?磔の体が透き通ってやがる。こいつはまさか!!」


霊斗が驚くのも無理ないな。霊斗の刀に突き刺された俺の体が消えていったんだからな。


「誰にも俺は止められない。夢を想い正を添する。これが俺のラストワード、夢想添生だ!!」


「霊夢の夢想天生か!!まさか博麗以外の人で使える奴がいたとはな。それで俺の王の意志の弾幕を避けたのか。」


「ああそうだよ。でも、ちょっと違うけどな。っとそんなこと言ってる暇はない。これは発動時間が短いんだ。一気に蹴りを着けさせて貰うぞ霊斗!!」


持って数分。このスペルの持続時間を上げようかな。


「面白いな磔!!かかってこいよ!!」


「やってやんよ!!禁符 アクセルドライブlevel3!!」


俺は今の状態、アクセルモード4の状態でオーバードライブlevel3を発動させる。


「磔の霊力等が更に上がりやがった!!まだ隠していたとはな。」


「隠していた訳じゃねえよ。このスペルはデメリットがデカイんだよ。」


オーバードライブは10分しか持たなかったけど、このアクセルドライブは3分しか持たないんだよ。


「その代わり、莫大な力を得られる!!そしてこの状態で真 禁技 双陣乱舞!!」


俺は空間からもう1つの刀、刀身が蒼色の刀を取り出し、霊斗に二つの刀で乱舞を放つ。


「最後は刀の斬り合いか、面白え!!」


霊斗も龍神王武で俺の乱舞に対抗して乱舞を放つ。


「霊斗ぉぉぉぉぉぉぉ!!!」


「磔ぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」


俺と霊斗はしばらくの間刀の乱舞を放っていたが、俺の体が急に動かなくなった。ちぃ、アクセルドライブの時間切れか。


「はぁ、はぁ、体が、動かねえ……。俺の、負けだ霊斗。」


「はぁ、はぁ、中々に面白かったぞ磔。だが俺には及ばない。これからの修行は覚悟しておけよ?今の戦いで俺は4割の力しか出してないからな。」


「ははっ、冗談、きついぜ。」


俺はアクセルドライブと夢想添生を解除して後ろに倒れる。やべぇ、物凄く疲れた。


「修行は、明日、からで、いいか霊斗?」


「そうだな、俺も少し疲れた。今日は休むとするか。」


明日から修行か。さて、どんなメニューが来るのやら……。


「すげぇ、すげぇ戦いだった。」


「俺達でも勝てなかった磔を簡単にあしらう霊斗は凄いな。幻真、お前も修行は覚悟しておけよ?」


「そういう国下も修行を覚悟しておいた方がいいと思うけどな。」


幻真と国下が何か言い合ってるな。何を話しているかまでは聞こえないが。


「へぇ、あれが磔の全力ね。私が磔と戦っても負けないとは思うけど、戦いたいとは思わないわね。」


「桜でも磔に勝てるか怪しいと思うぞ。」


「磔に負けた終夜が言う台詞じゃないわよ。そうだ、霊夢達を磔くらい強くさせようかしら。」


桜、それやったら霊夢達がマジで死ぬぞ?


「全力で磔と戦っても僕は多分勝てなかったな。」


「それは俺も同じだ。幽透、明日から手合わせ頼む。」


「僕は武器を使わないんだけどね。まあいいよ、僕も黑狂と戦いたかったからね!!」


幽透も黑狂もやる気満々だな。さて、やる気のない人が一人いたな。


「やっと終わったか。じゃあお前ら、飯を作っておいたからたんと食えよ。」


恵生、お前俺が霊斗戦う前に何処かに行ったようだけど、飯を作ってたのかよ!!


「俺が1番乗りで食うぜ!!」


「そうはさせないよ終夜!!」


元気な奴等だな。さて、今回はここまでだ。次回も見に来てくれよな!!

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