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東方外遠記  作者: 颯人
第13章 幻想の平和、現実の戦い ~peacefully real fight of the fantasy~
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総力戦3

「謙治、お前凄いな!」


「あれが俺のラストワードだ。けと、しばらく俺は戦闘には参加できねえな。」


「あのレーザーを相殺するとは中々やるのぅ。だがわつちにはたくさんの兵がいるのだよ!!」


月夜見が右手をかざすと月兎が一斉にレーザーを放った。


「おー!!あの人数でレーザーを放つとこんなに綺麗に見えるんだね!!」


「余裕ぶっこいている場合か蒼?」


約10万のレーザーがこっちに向かってくるんだぞ?逃げ道は無いに等しいぞ?


「俺が止めてやるよ。」


「謙治!?お前無茶し過ぎだぞ!!」


「大丈夫だ。俺一人じゃねえよ。彰!!絢斗!!フラン!!準備はいいな!?」


「「おう!!(うん!!)」」


彰と絢斗はわかるが何故フラン?


「「「「縛道の八十一番 断空!!」」」」


うおっ!結界が現れてレーザーを防いだ!!しかもあれだけのレーザーを受け止めたのにヒビ一つ入ってねぇ。


「フラン?なせフランがそんな高度な技を使えるの!?」


「お姉様、私は嫌だったんだよ。皆を守れなかった自分が嫌だったの。私が持っている力を壊すためじゃなくて、守る為に使いたかったの。」


「フラン……。」


「それを謙治お兄ちゃんに話したら、一緒に強くなろうって言ってくれてこの技を使えるようにしたの。」


「フランの気持ちはよくわかったからな。だからこの技を教えた。」


「正確に言うと教えたのは俺なんだけどな~!!」


絢斗、いい場面だから黙っとけよ。


「これだけじゃないよ。今から見せるわ。お姉様や咲夜や紅魔館の皆を守る力を!!破道の六十三 雷吼砲!!」


フランがそう叫ぶと雷を帯びた弾幕が大量に放たれた。


「あの小娘!!攻撃しろ!!これ以上調子に乗らせるな!」


「残念、まだまだ調子に乗るぜ!!絢斗、彰、サポート頼むぜ!!」


「健二?何するんだ?」


「わかんねえか磔?ラストワードを使うんだよ。」


健二のラストワード、一体何なんだ?


「行くぜ!!ラストワード発動 魔銃 ゲイボルグ!!」


「健二のラストワードは発動までに時間がかかる。それまで守れよ!!」


「ん~わかった。じゃあ私とウィットと真で結界を張ってるよ。」


蒼達が結界を張ってくれるなら安心だな。


「じゃあ俺はサボっていいか?」


「磔、お前は月夜見と決着を付けてこい~。磔しか倒せないんだからさ。」


「わかったよ、豊姫、依姫。」


瞬間移動で豊姫と依姫の所に行く。豊姫達は霊香達が結界を張って傷を癒しながら守ってる。


「磔、死なないでね!!」


「ああ、死にやしねえよ。まだやることがたくさんあるからな。依姫、よく見とけよ。穢き地上の力をな!!」


「磔さん、はい!!」


「じゃあ行くぜ!!想符 アクセルモード3!!」


アクセルモード3になって月夜見の所に向かう。途中月兎がレーザーやら大砲やらで攻撃してくる。けど、そんなもんは気にしなくていいな。


「磔の道を作れよ皆!!」


「わーったよ。えーりん、サポート頼むな。」


「わかったわよ、ただし弾幕以外でサポートするわ。」


「えっ?えーりんなにする気?」


「貴方達だけがそれを使える訳ではないのよ。破道の三十三番 蒼火墜!!」


ええっ!?永琳も使えるんかい!!流石は天才だな。月兎が飛んでく飛んでく。


「余所見しないでさっさと行きなさい!!」


「へーへー、彰、俺に当てるなよ?」


「わーってる。ラストワード発動 破道の九十六番 一刀火葬!!」


彰がそう叫ぶと彰の左腕が取れると同時に彰の前方にかなり大きい炎が現れる。しかも広範囲。


「犠牲破道って奴か。ってちょっと待て!!俺の所に炎が来てるんだけど!?」


「お前に当てるように計算したからな。」


「入れんなよ!!俺まで燃やす気か!?蒼!!ヘルプ!!」


「え~、面倒くさい!!自分で頑張って~!!」


薄情者!!蒼なら結界張ってもまだ霊力とか残ってるだろ!?


「じゃあ助けてあげるよ~、破道の九十一番 千手皎天汰砲!!」


「私も助ける!!破道の五十四番 廃炎!!」


「いや、技を撃って敵を減らしてくれるのはありがたいんだけどさ、俺に当たるって事を考えてないのか!?」


光の槍が無数に降り注ぐし、円盤型の炎が迫ってくるし!!俺を殺す気だろ!!


「あ~ごめ~ん!!当たったら許してね~!!」


「大丈夫だよ、磔なら避けれるから!!」


「その根拠のない自信はどっから出てくんだよ!?」


これで健二のラストワードの準備が整ったらやば「出来た、行くぜ!!」嫌な予感って当たるもんだね!!


「……なんか、健二の後ろに巨大な銃があるんですけど?しかも先端部分に力が溜まってるんですけと?」


「ゲイボルグの力、今こそ!!」


「いやいや待て待て!!俺もいるんだから撃つなって!!俺死んじゃうから!!」


「磔は簡単に死にはしない。って事で発射!!」


って巨大な霊力の塊がこっちに飛んでくるー!!そして地面に当たった瞬間に弾け飛ぶー!!


「おぉ!!綺麗だねー!!」


「これで月兎は全滅しただろう。」


健二のスペルで煙が舞ったからわかんないけど、半径10キロにわかって霊力の弾幕が展開されたからな。


「なっ!!わっちの軍隊が!!」


「さあどうする?降伏するか?」


「貴様!!何故あの中で生きている!?」


「あっ?簡単な話だ。お前の所に瞬間移動したんだよ。」


じゃなかったら死んでたよ。全くヒヤヒヤしたぜ。


「ふっ、だがわっちが出れば!!」


「……悪いが一瞬で終わらせてやる。」


「ほぅ!?やってみるがいいわ!!」


「言ったな?じゃあ行くぜ?降臨 天照大神!!」


「なっ!!神降ろし!?貴様に出来るはずがない!!」


「確かに俺一人じゃ神降ろしなんて出来はしねえよ。けど、依姫の能力はなんだ?」


「っ!!」


でも、アクセルモード3じゃないと発動出来ないんだけどな。それくらい依姫の能力が強力なのか。


「それともう1つ、依姫の神降ろしは力を分けてもらうが、俺の神降ろしはマジで神を降ろせる。」


さて、天照大神はどんな人物かな?


「つ~く~よ~み~?な~にしてるのかな~?」


「ああ姉上!?何故こんなところに!?」


「私がどっかに行ってる間に随分とやってくれたね~?何故来たのかはそこの人間に呼び出されたからよ。」


……えっと、なんかとても美人な女性が現れたんだが?俺の予想していた天照大神とは違うな。


「ちょ~っとお話しましょうね~?」


「ゆゆ許して姉上!!調子に乗ってしまったのは謝るから!!」


「だ~めよ!!許さないわよ!!」


そう言い月夜見と天照大神は消えていった。同時に倒れていた月兎も消えていった。


「……これ解決したのか?」


「解決したと思うよ~。さて、私はそろそろ帰ろうかな。」


「すまないな蒼、本当はもっと楽しみたかっただろ?」


「まあそうなんだけどね、霊夢達にも会えたし、宴会も出来たし、短い間だったけど楽しかったよ!!ねえ皆!?」


「ボクは新たな魔法も教えてもらったし、さっきの縛道だっけ?それも絢斗から教えてもらったから満足だよ!!」


あいつ、あの短い間によく教えれたな。


「私は、幻想郷の完成形が見れたので良かったです。」


「そうか、蒼達のいる時代はここの時代の前なんだっけ?」


「はい、ですから皆が安心して暮らしていける幻想郷を作って行きたいです。」


「真は真面目だなぁ。あっ!そうだ!磔に渡しておくものがあるんだった!!」


「あれ?私空気になってる?」


「ドンマイだね、ルナ。」


「まずは、私達の時代にある博麗神社の秘蔵のお酒をあげるよ!!」


「いいのかよ?」


そっちの霊夢か靈夢が怒るんじゃないのか?


「いいのいいの!!私は神だからね!!」


「んじゃ、もらっとくよ。」


「それと、このスペルと刀をあげる!!」


「刀か、予備の一本が欲しかったところだったからありがたいな。」


刀を鞘から抜くと、刀身が蒼色だった。中々いいじゃないか。


「俺もお返ししないとな。まずはお酒を100個ほど渡すよ。」


「ありがとね!!」


「蒼のいる世界に直接渡しとくから。無くなったら呼んでくれ、補充するから。」


「……磔って蒼と同じくらいチートの能力持ってるよね。」


「次に、この秘伝書を渡す。これはウィットや真やルナが見るといいかな。絶対に役に立つから。」


「私は見たら駄目なの?」


「……これ以上蒼は強くなるのか?今でも充分強いから見なくても大丈夫だろう。」


ちなみにアクセルモードの使い方が乗っている。蒼がそれを見たら軽く4くらいまですぐに使えそうだからな。


「お返しにはなったか?」


「うーん、あともう1つ欲しいんだけどいいかな?」


「何だ?」


「たまにそっちに遊びに行ってもいい?」


「まあ、迷惑をかけなければいい。俺が決める事ではないけどな。」


「うんうん、じゃあそろそろ行くよ。またね!!磔!!」


「ああ、またな。」


そう言い蒼達はワープしていった。嵐のような奴らだったな。


「蒼ちゃん達は行っちゃったか~、でも二度と会えないって訳じゃないしいっか~。」


「さて、帰ろうぜ。それそれの人が待っている場所にな!!」


「「「「「「おう!!」」」」」























「くそっ、何なんだよあいつは!!何で俺と同じ能力が使えるんだよ!?何でアクセルモードが使えるんだよ!?あいつが生きていたら早苗が危ない!!でもどうしたら!!」


「困ってるようだな?」


「誰だあんたは!?」


「困ってるんだろう?だったら手伝おう、お前の持っている想力と俺の持っている能力を使えば、お前が望む世界が手に入れられるぞ?」


「本当なのか?」


「嘘は言わん。俺は博麗の名字を持つのだからな。」


「あんた、まさか!!」


「そう、俺の名前は……。」


























「ん?何かあの幻想郷から嫌な気配が感じる。ちょっと調査にでも行くかな。」


「霊斗様、私も行きますか?」


「そうだな、今回は久しぶりに暴れたいから俺一人で行く。」


「わかりました、私は留守番してますね。連絡はちゃんとくださいよ?」


「わかったよ。(しかし、この嫌な気配はなんだ?まさか博麗の一族が何かやらかしたのか?とにかく、急いだ方がいいかもな。)」



はい、今回で蒼狐さんとのコラボは終了です。初めてのコラボだったので上手く書けてるか心配です。待たせてしまいまして本当に申し訳ありません。


もし、蒼達が出ている作品を見たいという人がいれば、蒼狐の東方転生日記を見てみてください!!


さて、更新頻度が不安定になってきているのは、就活が始まっているからです。率直に言うと時間が取れないのです。ですので、更新はゆっくりになると思います。


最後に、2つの伏線を張りました。勘のいい人ならわかると思います。伏線の二つ目の台詞の人達は次回コラボしようと思っているキャラが喋っています。わかる人はわかるかも?

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