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東方外遠記  作者: 颯人
第13章 幻想の平和、現実の戦い ~peacefully real fight of the fantasy~
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覚醒する者達

「あれが月夜見なのかな~?」


「そうだ、見かけによらずかなり強え。今まで戦ってきた中で一番だな。」


「雑魚が一匹増えたところでわっちには勝てぬぞ?」


月夜見は磔と絢斗に向かってそう言うが、磔と絢斗は笑っていた。


「何がおかしいのじゃ!?」


「一匹ねぇ、てめえの目は節穴か?」


「何を「神霊 夢想封印!!」何っ!!」


突然、草むらから七つのカラフルな弾幕が月夜見を襲う。月夜見はそれを能力を使って回避する。


「誰じ「恋符 マスタースパーク!!」またか!!」


今度はレーザーが月夜見に放たれる。だが月夜見はそれを傘を使って防御する。


「小癪な!!返してくれ「戦符 ドールズウォー!!」何人いるんじゃ!?」


月夜見の周りに人形が配置され、そこから弾幕が放たれる。これは避けれないらしくもろに喰らっていた。


「うざったいのぅ!!ならば「時よ止まれ!!」!!」


咲夜は時を止めて月夜見の周りにナイフを配置する。それも何百本も配置す。


「これだけ配置すれば慌てるでしょう。」


そう思って、咲夜は時を止めていたのを解除しようとする。だがその前に。


「わっちにその能力は効かぬわ!!」


「なっ!!動けるの!?」


「わっちをなめるなよ?このナイフをお返ししてやるわ!!」


月夜見は神力を使い、咲夜が設置したナイフを全て咲夜に投げ返した。


「っ!!うっ!!」


慌てて咲夜は回避したが、何本かナイフが咲夜の体に刺さった。


「時よ動け!!」


だが咲夜の叫び声も空しく時間が動き出す事はなかった。


「どうしてよ!?」


「わっちの能力じゃ。貴様もわっちと同じ能力を持っていることに驚いたがの。今はわっちが時を止めているから無駄じゃぞ。」


「じゃあ!!このまま!!」


「わっちが解除するまで動かんぞ?まあ、直ぐに貴様も殺してやるがな。」


そう言い月夜見は掌に神力を溜める。咲夜は逃げようと動きだそうとするが。


「うぐっ!!ハァ……ハァ。」


思った以上にナイフが体の奥に刺さっていたらしく、動くことが出来なかった。


「こんなところで!!死んで……たまる……も、ん。」


そこまで言って咲夜は地面に倒れた。ナイフが刺さっているのは何本かだが、ナイフが掠れて出来た傷が頭や顔、脇腹や足などかなりあったため痛みに耐えきれず地面に倒れた。


「苦しいじゃろ?今楽にしてやるぞ!!」


そう言い月夜見は咲夜に向かってレーザーを放った。


「私は……まだ……やるべ……き……こと。」


咲夜は懸命に動こうとするが、体が言うことを聞いてくれなかった。そして、レーザーに当たる瞬間に一粒の涙を流した。


ドォォォォォォン!!!


「まずは一匹、さて残りも片付けないといけないのぅ。」


月夜見は煙が上がる所を見ながら呟く。そして、他の人を探そうとした時。























煙から何枚ものカードが月夜見に向かってくる。


「何っ!!ちぃ!!」


月夜見は不意を突かれたので傘で弾くしかなかった。


「何者じゃ!?わっちが能力を使っているのに動けるのじゃ!?」


「黙れ……。」


「謙治!?うっ!!」


煙が晴れて、咲夜の前に居たのは1枚のカードを持っている謙治が立っていた。どうやらカードを使ってレーザーを防いだらしい。


「少しはやれる輩もいるようじゃの。だがその女を庇ったのは無意味じゃ。」


「何を言ってる?」


「謙治……貴方……ボロボロじゃないの。」


「咲夜に比べれば……!!おい、しっかりしろ!」


咲夜の顔は真っ青になっていて、傷からの出血が止まっていなかった。


「神力で付いた傷はそう簡単に治るものではない。その女は死ぬ。」


「何で……私を……庇ったの?そんなに……ボロボロなのに……?」


「咲夜を守るためならどんな傷だって受けてやる。」


謙治はそう言い倒れている咲夜の頭を撫でた。謙治は平気そうな顔をしているが、実際にあちこちから出血していた。


「大丈夫だ、死なせない。死なせないからな!!」


「ったく……謙治って……本当に……バカね。」


「バカで結構、傷を治してやるからな。」


そう言い謙治は咲夜の傷に触れようとするが、その前に。


「いいのよ……もう……疲れたわ。」


咲夜は力なく目を閉じようとする。


「おい!!目を閉じるんじゃねえ!!」


謙治が必死に叫ぶのを咲夜は微笑みながら見た。


「私は……謙治のこと……嫌い……じゃ……ない……わ……。」


そう言い咲夜は目を閉じた。それと同時に。


「解符 ステートブレイク!!」


月夜見が止めていた時が動き出した。いつの間にか磔の横に彰が立っていた。


「謙治!!咲夜は冥界に魂を送り込んでおいた!咲夜はまだ死んでないぞ!!」


「彰!?いきなり出てくんなよ!!」


「…………。」


謙治は彰の言葉を聞いても、咲夜の顔を見たまんまだった。


「謙治?彰の話を聞いて~、って泣いてるのか!?」


謙治は彰を無視した訳ではなく、涙を流していたらしく、言葉が出てこなかったらしい。


「漸く一人浄化出来たの。貴様らもあの女と同じく浄化してやるわ!!」


月夜見はそう高らかに叫ぶが、その言葉に反応して謙治が咲夜の頬を触った後、立ち上がった。


「…………そうか、そういうことか。」


「謙治?お前まさか?」


「…………磔、彰、絢斗、お前らはあの時こういう気持ちだったんだな。」


「ああ、今てめえが感じている気持ちと同じだ。」


彰はそう冷たくいい放つが、謙治はその言い方に反論はしなかった。


「ハハ、アッハハハハハハハ!!!」


謙治は突然狂いだしたかの様に泣きながら笑った。その様子を見て月夜見は。


「とうとう狂いだしたか。まあよい、今の内に狂っておくがいいわ。」


「アッハハハハハハハ!!!」


「謙治?」


「アッハハハハハハハ……、ふざけやがって!!クソッタレがぁーーー!!」


謙治が笑い声の後、思いっきり叫んだ。それと同時に謙治の体から金色のオーラが溢れでてくる。


「何を怒っておる?貴様も過去に同じ事をしたのだろう?」


「確かに過去に同じ事をした。それは否定しねえ。けど、その行為がどれだけ許されない行為なのかは体験しねえとわからねえ。」


「何を言っておる?」


「俺は過去にとんでもない事をした。そのとんでもないっていう事を今思い知らされた。自分に腸煮えくり返っているんだよクソヤロー!!」


謙治が発言する度に金色のオーラが溢れでてきて、さらに雷も出てきた。


「自分が情けなくて仕方ねえ!!奪うことしか出来なくて守ることが出来ねえ。そんな自分に怒ってんだよクソヤロォォォ!!」


その言葉で謙治の金色のオーラが溢れでてくるのが止まった。今の謙治の姿は快が使う超本気モード2と似ていた。


「……それが謙治の本音か。」


「嘘偽りはねえ。今にも過去に行って自分を止めてぇ。」


「おい、月夜見。」


「何じゃ?たかが一人覚醒した所で無意味じゃぞ?後の3人は弱そうだからのぅ。」


「言いたいことはそれだけか。なら、その口を2度と聞けないようにしてやる!!」


彰はそう言い、謙治と色の違うオーラを出す。オーラの色は青色だった。


「貴様もそのオーラを!!」


「俺も幻想郷の皆をこんな気持ちにさせた。死は人との繋がりを断ち切ってしまう。そんなことを軽い考えでやっていた。俺も腸煮えくり返っているんだよ!」


謙治と彰は涙を流しながら月夜見を睨み付ける。お互いに1度幻想郷を巻き込んで異変を起こした。人も殺したりした。だからこそ、怒っている。


「「消えろ……。」」


「!!!」


「「ここから消えろって言ってんだよクソヤロー!!」」


「何を寝惚けた事を!!二人でわっちを倒せると思っておるのか?」


「二人じゃねえ。俺もてめえをぶちのめすからな!想符 アクセルモード2!!」


磔も青緑色のオーラを見に纏う。続けて絢斗も月夜見を睨みながら。


「俺もだ。ここを壊すなら本気で行ってやる。」


そう言い絢斗は紫色のオーラを出す。オーラの中に桜吹雪が舞っていた。四人も覚醒するとは月夜見も流石に思っていなかったらしく、僅かに体を震わした。


「面白くなってきおった!!戯れの地上人の力を見せてもらうわ!!」


「外道野郎、てめえは生きて帰さねえ!!」


「図に乗るな、神でもない貴様にわっちを倒せる訳がないわ!!」


「へぇー、じゃあ神様である私なら倒せるね!!」


「この声は……蒼!!」


声がした方向を向けば、蒼、ウィット、真、ルナが立っていた。


「何じゃ貴様は?貴様もわっちを倒しに来たのか?」


「倒しに来たんじゃないよ、再起不能しに来たんだよ。」


「蒼、出てきても大丈夫なのか?」


「えっと、本当はダメだけど状況が状況だからさ。加勢する事にしたんだよ!」


「ボクはただ運動がしたかっただけだけどねー!」


「主人が加勢すると仰るなら私も加勢します!」


「私は……、皆が行くので来ました!」


「サンキューな蒼、ウィット、真、ルナ。さて、スクラップの時間だくそ神!!」




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