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東方外遠記  作者: 颯人
第13章 幻想の平和、現実の戦い ~peacefully real fight of the fantasy~
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異変の始まり、磔の行動

サブタイトル決めるのに3日かかってしまった……。

磔side


「……終わった。」


「よく頑張ったわね~♪えらいえらい♪」


長かった2年が終わった、いやー長かった。まあ実際には1日しか経ってないんだがな。


「磔さん……、ありがとうございました!!」


「こちらこそ礼を言うよ依姫、豊姫、俺の修行に付き合ってくれてありがとうな!!」


二人がいなかったら強くはなれてなかったな。感謝しても仕切れねえよ。


「いいのよ~♪中々に楽しかったし!!たっきゅんと色々な事したし♪」


「姉さんは本当に気楽ですね。って磔さんと何をしたんですか!?」


「依姫、聞かないでくれ。」


まあ、色々ハプニングもあったけどな。さて、現代へ帰る「大変だよ~!!」いきなり出てくんなよ。


「大変なんだよ!!どれくらい大変かというと、本当に大変!!」


「それじゃわからねえぞ蒼!!とりあえず落ち着いてタイムマシン探せ!」


「磔さんが落ち着いてくださいよ!!」


いきなりワープして来るし、何かあったのか?


「外にいた幻月達が幻想郷に来ちゃったよ!!」


「はあぁ!!?本当なのかよ!?」


何でだ!?あいつら、何を考えてやがる!?


「連子とメリーは無事か!?」


「うん!!眠らせる魔法をウィットがかけてくれたからそっちは大丈夫!!けど、霊夢達が幻術を掛けられて意識がなくなっちゃった!!」


「それは大変だな、でも蒼やウィットが頑張れば治せるんじゃねえの?」


「そうしたいのは山々なんだけど、紫から異変に関わっちゃダメだって言われてるのさ~!!」


まあ、蒼達が関わっちゃややこしくなるからな。


「でも、しばらくしたら目覚める様にしといたよ!」


「おもくそ関わってんじゃねえか!!」


「まあ、言いたいことはそれだけじゃないんだけどね。」


「なあ豊姫、嫌な予感しかしないんだが?」


「諦めなさい♪」


「その霊夢達が昏睡した原因の首謀者は磔だって言っちゃった♪」


「何してくれてんだよ!!?俺何も関係ねえだろ!?そんなことを言うだろうとは思ってたけどさ!!」


あいつらに八つ当たりをくらうだけじゃん!!


「まあまあ、落ち着きなって。」


「おめえのせいで落ち着けねえよ!!」


「で、人里の近くの草原で待ってるとも言っておいたよ!!」


「何してくれてんだよ!!?俺の計画が崩れ去ったよ!!」


綿密に立てたのにな、こうだもんな。


「でも、磔がやろうとしている事と大して変わりはないよ。」


「……それもそうか。じゃあ行ってくるよ。蒼達はどうするんだ?」


「紫と監視してるよ。本当にヤバくなったら加勢に行くよ。」


「んじゃ、豊姫、依姫、またな。多分また来るとは思うけどな!!」


「頑張ってきなさい♪」


「修行の成果を出してくださいね!!」


さて、人里の近くの草原だったな、瞬間移動で行きますか。
























草原


「……着いたか。」


さて、このあたりだったような気がするんだが。


「来たな、首謀者め。」


「よくのこのこと出てこれましたね。」


わーお、もう聖人達が来てたね。早速各々の武器を構えているし、やる気満々じゃん。


「お前が早苗達に幻術を掛けた犯人、謝っても許してやんねえからな!!」


「死んではいないんだろ?」


「そういう問題じゃねえ!!俺の大切な人を傷付けられたんだ!!死んではいないとか言う問題じゃねえんだよ!!」


完全におこですわ、聖人と良太と快は怒ってるな。他の四人は……、薄々感付いているかな。


「許さねえ!!最初から全力で行ってやる!!想符 アクセルモード!!」


アクセルモードを使ったか、前会った時よりは強くはなってるな。


「くらいやがれ!!!」


むっ、接近して回し蹴りをしてくるのか。恐らく本人はアクセルモードを使えば俺を倒せるとでも思ってるのかは知らねえが。


パシッ!!


「アクセルモードを使ったからと言って勝てるとは限らねえんだぞ?」


「なっ!!受け止めやがった!!俺の全力で放ったのに!!だったら想符 フレアスパーク!!」


ここで撃ってくるか、だが俺は聖人が至近距離で撃ってくるマスパを手を前にかざして、自分の当たらない方向に反らす。


「甘いんだよ、てめえの攻撃なんぞ効きやしない。」


「調子に乗るのも大概にしやがれ!!」


聖人は怒り狂った様子で、俺に斬りかかってくるが、そんなもの避けるまでもない。


パシッ!!


真剣白羽取りをして防ぐ、指2本でな。


「何でだよ!?何で効かねえんだよ!?」


「アクセルモードだけで満足している奴の攻撃なんか効きやしない。アクセルモードを使えばなんとかなるとでも思ったか?」


「くそったれが!!!」


続けて聖人は斬りかかってくるが、動きが単調だな、軽々と避けれる。


「無駄だ、何度やっても同じだ。」


「お前!!本当に何者だ!?」


「現状に甘んじてる奴に負けねえんだよ!!本気を出すまでもない!!」


俺は左手で聖人にボディブローをし、体勢が崩れた所をエルボーで地面に叩き付ける。その後、良太に向けて聖人を蹴り飛ばす。


「兄さん!!しっかりしてください!!」


「くっ……、うっ……。」


「これが覚悟の差だ。てめえにはそれが足りねえんだよ。」


「うるせえ!!禁技 双陣乱舞!!」


今聖人が使える最高のスペルか、当たれば強いんだろうが。


「当たらなければ問題ない、始めの攻撃が遅すぎるんだよ。」


聖人が攻撃してくる前に木刀で聖人を斬り飛ばす。一応加減はしたから死なないはず。


「…………。」


おろ、気絶したか。にしても自分自身を攻撃してるから気分悪い。


「よくも、よくも兄さんを!!!銃符 アクセルモード!!」


あり?良太も使えるようになったのか。しかも完全にコントロール出来てるな。


「銃符 ソーラーレーザー!!!」


久しぶりに見たなそのスペル。良太の十八番の技だな。


「くらえぇぇぇ!!!!」


「アクセルモードを使った事によってパワーアップしたか、だがな!!」


右手でレーザーを弾く、お遊びのスペルなんか効くかよ。


「嘘っ!!俺のスペルが!!」


「まだまだ甘い、ごっこ遊びじゃそれでいいかも知れねえが、所詮はごっこ遊びの技だ。」


「まだ終わってないです!!銃符 オーバーショット!!」


今度は……、グミ撃ちか。手数で押せばなんとかなるとでも思ってんのかな?


「だりゃりゃりゃりゃりゃりゃ!!!」


「そこそこ数が多いな。弾幕ごっこなら強い部類に入るだろうが。」


俺は良太が撃ってくる弾幕を全て木刀で弾く。その光景を見た良太は驚きを隠せないでいた。


「どうして!?俺の一番手数の多いスペルを!?」


「なんでか知りたいか?それはな……。」


そこで区切って良太に高速で近付き顎を斬り上げて宙に浮かす。


「はっ、やい!!」


その後、地面を蹴り上げ良太のいる所の上の方まで行って木刀を叩き付ける。


「てめえの技は全て生温いからだ。」


ズドォォォォン!!!


「……ふぅ。」


これで良太もしばらくは動けないだろう。残りは5人、全く面倒だ。


「さて、次は誰が来るんだ?」


「僕が相手です。」


次は快か。聖人や良太よりは強そうだな。


「その前に1つ聞きたい事があります。」


「何だ?質問の内容によるが、答えてやるよ。」


「なぜ、アリスさん達をあんな目に合わせたんですか?」


うん、ぶっちゃけ言うと俺も知らね。でも、俺も蒼が教えてくれなければ似たような事はしていたな。


「答えは言えねえな、けどヒントは出してやる。それは今までの事を思い出してみろ。特に異変を思い出してみろ。」


「異変を?なんでですか!?」


「それは言えねえな。自分で考えやがれ。」


理由はのちのちわかるさ。今は言うべき場面ではない。


「もういいです。磔さんを倒して聞き出してみせますから!!」


そう言い快は目を閉じた。あのモードになる気か?


「すぅーーー……、はぁぁぁぁぁ!!!!」


ん?俺が知ってる快の気じゃねえな?オーラは一緒だが、髪の量が若干増えてるし体から雷が出ているし、これはもしかしたらあれだな。


「超本気モード2ってところか?」


「そうです、僕の最高の力であんたを倒す!!」


少しは面白くなってきたな。ったく蒼の奴、覚えておけよ?後で絶対仕返ししてやる。



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