修行?いやいや宴会準備(笑)
遅くなってすみません!!本当にすみません!!献血なんてもう二度としないぞ!
謙治side
「おっふ、死ぬかと思った……。」
やあ、謙治だぞ。さっきまでウィット・ルシファーという少女から手荒い歓迎を受けてたぞ!
「何で死なないの?」
「殺す気だったんか~い!!俺じゃなければ死んで……なくもないか。」
主に絢斗とか絢斗とか絢斗とかだな!
「どっちも化物ね。強さの次元を越えてるじゃない。」
「おやおや~?パッチェさん拗ねてるのかぁ?」
「別に、拗ねてなんかないわよ。」
と言いながら本を読んでる姿、拗ねてるようにしか見えないね!
「ねえねえ!!ここってどこなの!?何かたくさん魔導書があるんだけど!?」
「ここはヴワル大図書館と言ってな、そこで本を読んでるむらさ「月符 サイレントセレナ!!」もやしが管理しているんだぞ。」
なーんか弾幕が当たってるような気がするけど、気にしなーい気にしなーい!!
「何でびくともしないのよ!?」
「鍛え方が違うのさ!!っと、こんなことしている場合じゃなかった!!」
咲夜が風邪引いてるのに、遊んでる場合じゃなかったな!!
「貴方咲夜が風邪引いてるのにこんなところにいていいのかしら?」
「いや、原因はウィットだから!!というわけでちょっと行ってくるぜい!!」
「ボクはここで本を読んでるよ!!」
病院と言ったら、永遠亭だな!あとウィット、出来ればお帰り願いたい。
「ちょっくら失礼するぜい!!」
机の中からこんにちは~ってな!!
「……来るのは構わねぇが、出てくる場所を考えやがれよ。」
えっー?永遠亭にある机の中から顔だけ出すってのはおかしいか?
「気にするな!ところでちょっとあれ頂戴!!」
「あれって何だ?」
「あれだよ!!あれあれ!!」
「あれじゃわかんねって言ってんだろ!!」
「ちょ!!それは痛えから!!」
槍の持つところで頭を叩くな!めっちゃ痛いんだぞ!
「薬をくれって!!ここは病院だろ!?」
「まあ、病院だな。だが薬と言っても俺は医者じゃねえから出せねえよ。」
「医者と付き合ってるのに出せねえのか?彰ちゃんださあ~い!!」
「よし、お前には1度ボコボコにしてやりたかったんだよな、そこから動くんじゃねえぞ?」
あれ~?彰が何か激怒しているぞ?何か爆弾をたくさん持ってるんだが?
「彰?まさか……。」
「あ?これ全部お前の次元の隙間に入れんだよ。」
「まてまてまてまて!!!死ぬから!!それ死んじゃうから!!」
ダイナマイトとか手榴弾とかTNTを1度に爆発されたら俺死んじゃう!!
「なあに、俺の能力で復活はさせてやるよ。良かったな。」
「何度でもあそベるドン!!っていいわけねえだろ!!」
「ほんじゃ、投入ー!!」
「No!!NO!!助けてえーーーりん!!!」
「彰、流石に止めておきなさい。」
えーーーりん!!!助かったよ!!
「咲夜が風邪引いたのでしょう?だったらこの薬を飲ましてあげなさい。」
永琳なぜ知ってるねん?でもこれで風邪が治るな!
「どうもどうも!!ではサラダバー!!」
「おっと、忘れもんだぞ。(ポイッ)」
「って手榴弾はいらんわ!!あっ、ヤバイヤバイ隙間に入っギャアアアア!!!」
「ゴホッ、ゴホッ!!」
「遅いわね謙「たっだいま!!」ひゃああ!!」
「薬をもらってきたぜい!!」
「本当に貰っ……、何で焦げてるのよ?」
「新種のファッションだよ。あっ、薬は何ともないからな。」
彰のやつ、威力の高い手榴弾を人に投げるなよ。真っ黒になっちまっただろ!!
「咲夜、これを飲んで早く治しなさい。」
「わかりましたお嬢様。」
「よし!俺はのんび「謙治ーーーー!!!」り~したかったんだぞぉ~!!」
フランのダイレクトアタッーーーク!!俺は盛大に吹き飛ばされた……。
「ねえねえ!!今日宴会があるんだって!!フランも行っていいかな!?」
「そ~の前に俺の頭に箒が刺さってるので抜いてもらえますかね?」
「いや!!何で生きてるのよ!?」
「レミリア、俺を誰だと思っている!?」
「「アホ、バカ、マヌケ。」」
「ウヘヘ言葉責め最高……ってなぜパッチェさんもいるねん!?」
「日頃の恨みよ。」
俺何にもしてないんだけどなぁ~?主にパッチェの読書を邪魔したりとかしかしていないのになぁ。
「はぁ、どっこいせっと。」
「って普通に箒を頭から抜いてるけど平気なの!?」
「ん~平気じゃね?」
自分が平気だと思えば平気なんだ!!
「ねえねえ、え~ん~か~い!!」
「おお!!すまんな、行ってもいいぞ!!」
「やったぁーーーー!!!」
フランの笑顔、最高ですわグヘヘ!!
「ちょっと!!何で謙治が決めるのよ!?」
「えっ?別にいいんじゃねえの?」
「私が当主なのよ!!勝手に決めないで頂戴!!」
ほうほう、なるほど。
「つまり、偉いところを見せたかったんですね。わかりません。」
「うっ、もう勝手にしなさいよ!!」
アリスside
「…………。」
「…………。」
あっ、こんばんは、アリスよ。今は快と一緒に気というものを高めているわ。何でも、快が今なれる超本気モードの上にいく為に必要なのらしいわ。
「…………。」
方法は瞑想よ、魔法の森の中で瞑想しているわ。家の中でもし超本気モードの上になれたら色々と困るからね。
「(それにしても、本当に色々あったわね。)」
快に出会う前までは退屈ではなかったけれど、楽しくもなかったわね。けど、快と出会ってからたくさん楽しい思い出が出来たわ。
「(でも、楽しい思い出はがりではなかったわね。)」
ルーミアの異変や未来での異変、とにかく思い出したくない思い出もあるわね。
「(でも、その度に快に守られてきたわ。)」
その守りたいという想いをはじけさして超本気モードになれたのよね。でも、本当に守れたのかしら?
「(……真の意味で守れたとは言えないわね。)」
未来での異変の時に快を置いていってしまった。あの時は本当に悔しかったわ。
「(今度こそ本当に守りたい!!いえ、守りたいだけじゃ足りないわ!!)」
思えば、快の背中を見てきたのよね。けど、それじゃ守りたいものも守れないわね。
「(今度は……快の背中を追い掛けるのではなくて、快と一緒に並べるようになりたい!!)」
それが、本当に支えるという意味!!私なりの解釈だけど、それを実現してみせるわ!!
「はぁぁぁぁ……。」
「アリスさん?どうしま……!!」
「はぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
快の恋人として、これからも一緒に歩いていくために!!
「はぁぁぁぁ!!!」
「アリスさん……、なれたんですね!!!」
「……そうみたいね、オーラの色は変わってないけど、雷が走ってるわね。」
ビリビリ、ビリビリっと体の周りを纏うかのように雷が走ってるわ。
「アリスさん、おめでとうございます!!」
「ありが……って快もなれたのね!!」
「もちろんです!!」
快も私と同じオーラね、雷も同じだわ。
「……ちょっと失礼します。」
「あっ、快!?」
いきなりどうしたのかしら?何か感じ取ったみたいだけ「ただいまです。」早いわね。
「何か、僕らの様子を見ていた人がいたので捕まえました。」
「何で!?何で私の能力を使っても撒けなかったの!?」
快が右手に持っている人は、誰なのかしら?見たことない人物ね。
「取り合えず、名前を聞きましょうか。」
「私はルナよ。にしても貴方何者なの!?ナイフは刺さらないし、能力を使っても撒けなかったし!!」
ルナ……、私の知ってる限りじゃあ知らない人ね。
「ルナさんの能力って何ですか?」
「私は“加速する程度の能力“よ。それと、貴方達何でその姿なの?」
「これは僕の“本気になれる程度の能力“を使ったからですよ。アリスさんもそうですよ。」
どうして私も快と同じ事が出来るのかはわからないけどね。
「あっ、自己紹介がまだだったわね。私はアリス・マーガトロイドよ。」
「僕は佐藤快です。」
「アリスに快ね、ところでここは何処なの?」
「魔法の森よ。もしかしてルナって外来人?」
ここを知らないって事は、大体外来人よね。
「う~ん、違うと思う。私がここに来る前は博麗神社にいたから。」
「あ、そういうことですね。」
「快?何か分かったの?」
それにしても博麗神社にいたということは、訳がわからないわ。
「多分、どっかから来たんでしょう。例えば、パラレルワールドとか。」
「そう!!多分それだと思う!!」
「実際にあるのね。じゃあルナ?ここで話すのもなんだし、私の家に来る?」
「いいの!?よかったぁ、もうヘトヘトだったんだ!」
「決まりね、じゃあ早速「アリスさん!!」あっ、良太、どうしたの?」
珍しいわね、良太が私の所に来るなんて。
「今夜、博麗神社で宴会するので来てください!」
「本当?快、どうする?」
「僕は行ってもいいですよ、でもルナさんをどうするんですか?」
「私は宴会に行ってみたいなぁ!!ここの博麗神社はどんな風になっているんだろう!?」
「快、この人は?」
「この人はルナさん、さっき出会った人だよ。パラレルワールドから来たらしいよ。」
「あっ、蒼さんが言ってた人ですね。」
蒼?知らない単語が出てきたわね。
「うそ!!蒼がいるの!?ねえ何処にいるの!?」
「ルナ!!落ち着きなさいよ!!」
「神社にいますよ、蒼さんも宴会に参加するらしいですよ。」
「良かった、蒼もここにいるんだ。」
「では宴会で。」
もしかして、蒼って人もルナと同じ所から来たのかしらね?
「宴会かぁ、楽しみだなぁ!!!」
「それまで、家でまったりしてましょう。」
時間はまだあるし、ルナの話を聞いて宴会まで待とうかしらね。




