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東方外遠記  作者: 颯人
第13章 幻想の平和、現実の戦い ~peacefully real fight of the fantasy~
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異世界から来た人

えー、突然ですが、この回から蒼狐さんの作品の蒼狐の東方転生記の作品のキャラとコラボします!

初めてのコラボなので文章がおかしくなるかも知れません。あと、蒼狐さんの作品も見ているとキャラの性格とかわかると思うので見てあげてください!



「さて、さっさと幻月って奴をぶっとばしますか。」


これ以上は幻月の思惑通りにさせたくねえからな。何を考えているのかは知らねえけど。


「磔さん……行かないでください。」


「蓮子、悪いけどそれは出来ない。俺が行かないとメリーみたいになる人達が増えていく事になる。わかってくれるよな?」


「わかっていますよ。わかっていますけど……親友を失いたくないんですよ!!」


蓮子は泣きじゃくりながら言う。無理もねえか、親友のメリーが重体になっちまったからな。


「なあに、俺は死なねえよ。まだ、やるべき事がたくさんあるからな。」


「磔さん……!!」


「まあ、待ってなって。幻月って奴をぶっ飛ばしにいってく「ぁぁぁぁああああ!!!」なんだぁ!?」


何処かから叫び声が聞こえるな。また何かあったのか!?


「ぁぁぁぁああああ!!!」


「磔さん!!見てあそこ!!」


蓮子が天井に指を指す。蓮子が指を指した天井から。


「ぁぁぁぁああああ!!!痛ッ!!」


親方!!空から女の子が!!っていう感じで女の子が落ちてきた。某シーンみたくゆっくりとは落ちてこなかったけどな。


「いたた……、またあの馬神の仕業か!!阿○さんにでも掘られてろーーーー!!!」


……色々とおかしい人が来たみたいだ。ッてか誰だ?こんな人俺は知らんぞ?


「もう、こっちはウィットとご飯を食べていたのに……。」


「おーい、ちょっとー?」


「あっ、すみません。って貴方は蓮子さんじゃないですか!!本物ですよね!?」


「えっ?そ、そうだけど?」


「やっぱり!!本物だ!!」


マジで誰だ?蓮子を見てとても嬉しがってるし、訳がわからん。でも取り合えず1つわかったことはある。それは身長小せえ!!葉より小さいぞ!?


「おーい、ちょっと聞いてもいいか?」


「はい、って貴方誰なの?」


「それはこっちの台詞だ。俺は白谷磔、ただの人間だ。」


「私は蒼だよ!!種族はね、狐の妖怪だよ!!」


妖怪ねぇ、確かにそのような雰囲気はあるな。水色の着物?を着ていて、下も色は水色でミニスカートを履いている。髪は蒼色のロングヘアーで結構長いな。右のこめかみの所に諏訪子が付けているような髪止めを付けている。


「ところで、ここは何処?まさか幻想郷?」


幻想郷を知っている?……まさかな。


「違う、ここは日本だ。」


「あれ?私がいた時代はこんなコンクリートで出来た建物とかはなかったよ?」


「ねえ磔さん?」


「どした蓮子?具合でも悪いのか?」


「うん……だから少し寝てくるね。」


そう言って蓮子は部屋みたいな所に行った。まあ、ずっと泣きっぱなしだったし疲れたのかねぇ。


「さて、少し聞きたい事がある。」


「何々~?答えられる範囲なら答えるよ?」


「……何処から来た?そして何故幻想郷を知っている?」


こんな人俺は見たことがない。ずっと隠れていたっていう可能性もないことはないが……、何か気配が異質だからな。


「うーんとね、何て言えばいいのかなぁ?簡単に言うとここの世界じゃない所から来たんだよ!」


「……パラレルワールドってところか。」


「多分そうかな~。私がいた時代はまだ文明が発達していないからね。」


そう言い蒼はお茶を飲む。あれ?俺お茶なんて出した覚えはないぞ?


「これは能力で創り出した物だよ!」


「さりげなく心を読むな。って事は、あらゆるものを創造出来る能力を持ってるのか?」


「正解っちゃ正解かな?正しくは“ありとあらゆる物を創る程度の能力“だよ!!」


うわぁ、チートや。結構やばい能力を持っているな。


「ありとあらゆるって事は生命も創れるってことなのか?」


「そうだよ、何でも創れるよ!!」


「健二の能力の強化版ってところか。他に持っているのか?」


「うん、他には“次元を司る程度の能力“と“霊力を司る程度の能力“と“時間を司る程度の能力“を持っているよ!」


もう完璧にチートですね。何?世界征服出来ちゃうじゃん!!


「磔は何の能力持ってるの~?」


「“想像した技や能力を現実に出来る程度の能力“だ。あと2つあるけど、盗られたから使えない。」


あの死神め、後でボコボコにしてやる。


























その頃、夢幻館


「エリー?どうして尻尾撒いて逃げたのかしらぁ?」


「ご、ごめんなさい!!あまりにも予想より上の実力を持っていたから!!」


「それでもエリーは死神かしら?」


「し、仕方ないじゃない仕方ないじゃない!!久し振りに強い人と戦ったんだから!!あっ!!」


「ふ~ん、主人に対してその言葉遣いねぇ。」


「うっ、夢月様助けてください!!」


「無理よ、私にお姉ちゃんは止められないもの。」


「しばらくの間、エリーは休みなしね。」


「うぅ、世間は冷たいデス……。」

























さて、その後、蒼からたくさん話を聞いた。何でも転生者って奴らしい。空想の話かと思ったが、本当にあったんだな。そして、古代に転生して色々としてきたらしい。


「まさかそんな人と会えるなんてな、予想もしてなかったな。」


「でもウィットとかルナとか置いてきちゃった。どうしよう?」


「そのウィットやルナって人は友達なのか?」


「うん!!ウィットは魔法使いで、ルナは犬と猫のハーフだよ!!」


すげえ友達持ってんな。まあ、俺も人の事は言えないけどさ。


「ところで、ここは何で荒廃してるの?核爆弾でも落とされたの?」


「いや、それだったらもっと壊滅してる。迷惑な奴がこんなことしたんだよ。」


「へぇー、それで磔はこれから何をするの?」


「その迷惑な奴をボッシューーーート!!しに行くんだよ。」


「ボールを相手のゴールにシューーーート!!」


「超!!エキサイティング!!って乗らすな!!」


「えへへ、やっちゃった!!」


はぁ、何でこれから敵の本拠地に殴り込みに行くのにこんなに疲れなきゃいけないんだか。


「へぇー、あまり強そうに見えないけどなぁ。」


「だから心を読むな。俺も蒼があまり強そうに見えないけどな!蒼みたいなチートの能力の相手なんかたくさん戦って来たからな。」


「だったら、勝負ね!!」


蒼がそう言うと、部屋の中の景色がいきなり変わった。瞬間移動に似たやつか。


「ここなら心配ないよ!!さあ、かかってきなさい!」


「言っておくが、相手が女の子だからといって手加減は一切しねえぞ。」


さて、古代から生きてきた人に果たして俺は何処まで戦えるのかねぇ。

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