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東方外遠記  作者: 颯人
第13章 幻想の平和、現実の戦い ~peacefully real fight of the fantasy~
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日常 謙治編

今回、短いです。もうネタが尽きそうです。本格的にヤバイ……。

「くあぁ~、眠い……。」


ども、朝の5時に叩き起こされて掃除をさせられてる私でございます。


「文句言ってないで掃除を終らせなさい!」


「もう終わったぞ?」


「あれ!?ほ、本当ね。じゃあ次は朝食を作ってもらうわよ。」


「へーへー。」


全く、人使いの荒いことで……っと俺だよ、謙治だよ!!このネタわかる人いっかな?


「何してるの!?さっさとこっちに来る!!」


今は咲夜監修の元で色々仕事をしているぞ、にしても朝の6時から仕事が始まるって……よく咲夜は続けていられることで。


「調理場はこっちだったな!!」


「違うわよ!!こっちの方向よ!!」


あり?おっかしいな?こっちであってるはず?


「もう、着いてきなさい!!」


まぁ、俺は地形を覚えるのが苦手だからな!2週間ここに生活しているが未だに迷う。ん?何故2週間たってるのかって?あいつが外の世界に行くのに2週間かかったからだ。


「ちゃんと着いてきなさい!」


おうふ、首元掴まれたぜ。咲夜は力強いからねぇ、幻想郷の少女達は力がおかしいからな。現に咲夜に引きずられてるし。


「あー、ケツ痛ぇ。」


「だったら歩きなさい!!」


やだ、こっちの方が楽だし、首を動かせば咲夜の生足が見れますからなウヘヘ!!さて、調理場まで距離もあるし、その間に俺のこの2週間の話でもしようとするかね。

















2週間前


「ここが神真完か。」


「違うわよ!!紅魔館よ!!」


咲夜に連行されて紅魔館の中に入ったぞ!館内は赤色ばかりじゃないですかー!!これ全部血で染めたのか!?


「やっと来たな時弥謙治。」


エントランスの中央にレミリアが仁王立ちしながら言ってきた。改めて見るが、本当に子供だな。


「お前を紅魔館の一員として迎えよう。良かったな、本当なら殺されてもおかしくないところを助けてもらったのだぞ。」


「へーへー、ありあとしたー!!」


「咲夜、謙治に徹底的に仕事を教えてやれ。」


「分かりました、2度と眠ることや悲しむ事が出来ない体にしてあげますよ!!」


ふっ、普通の人ならここで怖じ気付くんだろうがな、咲夜にあれこれしてもらうんだろ?俺にとってはご褒美なんだぜヒャッハー!!


「いや!!そこまでしなくていいから!!」


おっ、レミリアの素早いツッコミ!!その姿はまさに子供と呼ぶにふさわし「神槍 スピア・ザ・グングニル!!」シュワット!!


「っち、かわされたか。」


「そんなに怒るなよレミ。」


「短縮するな!!私はレミリア・チュカーレッチョ……うー☆」


名前噛んだくらいで拗ねるのかい!完璧に子供じゃねえかよ。


「お嬢様、お気を確かに!!(パシャパシャ!!)」


おい、何かカメラのシャッター音が聞こえたぞ!?


「咲夜、お前もか!!」


「はっ!!ここここれはちちち違うのよ!!決して自分の部屋に飾るとかで撮ってないから!!」


「要するに咲夜の部屋に飾るのか。」


咲夜って少女趣味なのかねぇ。可愛い物に目がないのかね、そうだ!!


「咲夜、これなーんだ!?」


「なななによ、それ……は。」


タッタラタータターン!!ゆっくりれみりぁ!!俺の次元の中でちょちょいと作ったぜ!!


「うー☆うー☆」


「欲しいか?咲夜が欲しいなら紅魔館に迎えてくれたお礼にあげるけど?」


「ちょっと謙治!!何作ってるのよ!?私はそんなに子供っぽくないわよ!!」


「欲しいわ!!」


「ならほいっと。大切にしてやってくれよ。」


試しに作ったものだけどな。まあ、れみりぁをギューット抱き締めてる咲夜の顔は可愛い!!


「よかったなレミ、妹がまた一人増えたぞ?」


「ちっとも嬉しくなんかないわよ!!」






















とまあこんなことがありましたなぁ。


「着いたわよ、さあ手伝ってちょうだい。」


おりり?もう着いたのか。まあ、この話はまた今度で。


「どっこらしょ、はぁ、作りますか。」


「変なの作ったら承知しないわよ?」


「いや、もう出来たし。」


「はぁ!?ほ、本当に出来てる……。」


うんうん、咲夜の驚いた顔は俺のエネルギー源だな!いつ見ても癒されるぜ。


「何したのよ!?」


「時を止めた、咲夜にもわからないようにな!」


「何でそんなことするのよ!?」


何でかって?それは咲夜の驚いた顔や、慌てた顔や、怒る顔が見たいからだ!


「はぁ、貴方は本当に何を考えてるのかわからないわ。」


「それが俺という存在だ、じゃあちょっと散歩に行ってくる。」


「7時までには食堂に来ること、わかった?ってもういないわね、もう何で未来の私はあんな変な人と結ばれたのかしら?」


「それはディステニィーだからさ!」


「きゃあ!!いきなり現れないで!!」


「はっはっは!!咲夜の可愛い顔も見れた事だし、じゃあな!!」


いやぁ、スキマって便利だな!!イタズラし放題だ!さて、図書館でも行くか!




























「よう、パッチェ~?起きてるか?」


「ちゃんと名前で呼んでよね。もう何回目よ?」


はっは、早速怒られたぜ。図書館にいるのが大魔法使いのパチェリー?いや、パッチェだったか?


「んま、どうでもいいか!」


「良くないわよ、私にはパチェリーという名前があるんだから。」


「わかったわかった紫もやっと!!いきなりロイヤルフレアを放つんじゃない。」


「チィ、外したわね。」


怖い怖い、女はやっぱり怒らせると怖いねぇ。


「それと、室内で炎の魔法を使うな。酸素がなくなっちまうだろ?」


「……心配するところそこなの?」


何!?酸素はとても大切だぞ!?なかったら皆生きていけないぞ!!


「いや、服が燃えるとか、そんなんじゃないの?」


「普通に心を読まんでくれ、俺の服は耐火性、耐電性、耐水性、耐衝撃性、防刃性、防弾性、その他もろもろの機能が付いているからな!」


「どんだけ用意してるのよ……、貴方の能力があれば充分じゃないの?」


「能力に頼っちゃいけないからな!」


「何か違うような気がするわ……。ところで、何故ここに来たのかしら?」


「ん?パッチェの様子を見に来た。パッチェは喘息持ちだかんな、無理をしてないか見に来た。」


無理をして倒れても困るし。ん?パッチェの顔が若干赤くなったな。


「そ、そうなのね。ちなみに聞くけど、もし無理をしていたら?」


「ちょっと睡眠薬を口の中にスパーキングするだけだ!現に咲夜の口の中にスパーキングしてきたばっかりだからな!」


「ふーん、そうな……って貴方何してるの!?」


「おおっ!!パッチェの慌てた顔も中々にいいね!」


普段見せない顔を見ると嬉しくなるな!これがギャップ萌えってやつか!すばら「よう!!パチェリー!本を借りにきたぜ!!」む、まっさんが来たか。


「いいわけないじゃない魔理沙、あんたに貸す本なんてないわよ?」


「まあまあ、固いこと言うなよ!まずはこの本だな!」


「いい加減にしなさい!!日符 ロイヤ……、むきゅう~。」


「おーい、パッチェ?」


あらら、目を回して倒れちまったよ。さっきの俺に放った攻撃で体力を使い果たしたのか、それにしても体力無さ過ぎ!


「チャンスだぜ!!今日は大量に借りていこう!」


「おっと、そうはとんやが……なんだっけ?」


「むっ、謙治、私を止めに来たのか?」


「まあ、そんなとこ、一応ここの執事だからな。」


本当に一応だけどな、レミリアに保護と言う名の監視をさせられてるし。


「まあ、私には関係のないことだぜ!!じゃあな!」


「おっと、残念、まっさんの人生はここで終わってしまったのだ!」


「どういうこ……ってぎゃああああ!!!」


はっは、こんなこともあろうかとまっさん対策を考えてたのさ!その名も、無期限落とし!!


「どうなってるんだぎゃああああ!!!」


どうなってるかと言うと、上下にスキマをセットしてそこからまっさんを高速で落としまくるというものだ!


まあ、要するに


上のスキマから高速で落とされる。

下のスキマに落ちる。

また上のスキマから落とされる。

下のスキマに落ちる。


説明下手だな俺、まあ一種の無限ループというやつだと思ってくれればいい。


「やぁぁぁめぇぇぇぇてぇぇぇぇ!!!」


「あー、俺難聴だからよく聞こえないわ。」


「見えているんだろぉぉぉ!!!」


「……マジで見えないな、まっさんの姿は。」


黒い影が高速で動いているのは見えるけどな!


「叫び声が聞こえてきたから来てみれば、謙治?何してるの?」


「おっ、咲夜か。今は本を借りにきたまっさんを懲らしめてるところ。」


あれ?咲夜の口の中にスパーキングしてきたんだけどな?


「時を止めて避けただけよ。全く、真面目にやる気はあるのかしら?」


「ありましぇん!!」


「……即答しないでよ。」


「その声は咲夜か!!助けてぇぇぇぇ!!!」


「全く、もう7時になるわよ。さっさと食堂に来てちょうだい!」


「ほーい、ほら、パッチェも行くぞ。」


「わ、わかってるわよ。」


さて、飯を食べたら掃除とかが始まるのか。やれやれ、とまあこんな感じで俺の朝は過ぎていく。続きはまた今度な!


「そういえば何か忘れてるような?」


「……魔理沙をどうするの?謙治じゃないとあれは止められないでしょ。」


「うーん、まいっか。死にかけたら終わる仕組みにしてあるし、大丈夫だろう。」


「(心配だわ、後で見に行こうかしら。)」


ま、次回も見に来てくれよ!!



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