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東方外遠記  作者: 颯人
第11章 自然癒編 前編~Nature healing~
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そのころ 冥界

東方神居祭お疲れ様でした!!いやー、盛り上がりが凄かったです!北海道でもこういうイベントあるって嬉しいですね!


磔「そのために深夜バスを利用してまで行くなんてな。そのイベントの翌日学校だろ?」


そうですけど、行きたかったんですよ!!


磔「北海道の道南に住んでるんだから無茶すんな」


イベントの2時間半前から並びましたからね。会場内でグッズも買いましたし、はにーぽけっとさんのアルバムを買うとき、ボーカルの人とも話をしましたしもう最高でした!


磔「寝坊して遅刻するなよ。」


善処します……。

「はぁ、疲れる……。」


どうも、磔だ。あの後文花の家で一眠りして、早朝に家を出て冥界に来た。


「少しはゆっくり休みたいけど、もし異変で狂ってたりしたら大変だしな。」


地底で狂っている人が何人かいたんだ、冥界に狂ってる人がいてもおかしくないからな。人と言っても二人ほどしかいないがな。


「にしてもここの階段長げぇ……。」


飛んでいった方が楽なんだが、妖夢とかにばれたら面倒な事になるのは目に見えているからな。今回は気配を探りに来ただけ。


「おっ!どうやら登りきったな。」


気が付けば屋敷みたいな建物が目の前にあった。考え事に夢中になってて気が付かなかったよ。


「さて、あいつらの気配は……。」


俺は腕を組みながら集中して気配を感じとる。


「……うん、異常はないな。」


特に気配は誰も乱れていなかった。よかったよかった


「さて、ばれない内に帰りますか。」


そう言い後ろを向こうとした時。


「せいっ!!」


いきなり誰かが横から刀を俺の首めがけて水平に斬ってくる。


「うおっと!!」


俺はギリギリ反応出来てバク転してかわす。いやー危なかった。


「今のを避けますか。」


そう言い俺を斬ってくる奴が俺の前に来る。


「魂魄妖夢か。」


「……なぜ私の名前を知っているのですか?」


「風の噂でな。」


「そうですか、さて、単刀直入に言います。ここで何をしていたのですか?」


「……教えないと駄目か?」


「なら、侵入者として排除します!!」


どういう考えしてんだよ。まあ、そこも初めて会った時と変わらないな。


「やあ!たあ!」


妖夢は刀を使い、必要最低限の動きで切り払う。それを木刀を盾にして防ぐ。続けて防がれた後、すぐに縦に斬ってくる。


「(前と比べ物にならないくらい上達したな。)」


それを横っ飛びで避けながら思う。最初会った時は頑張ってるけど、まだまだ精一杯な感じだったけど今はしっかりしているな。


「何故、にやけているんですか。」


おっと、無意識の内ににやけていたようだ。嬉しさを堪えきれなかったな。


「いや、何でもねえよ。」


「その余裕そうな態度はいつまでとれますかね!?」


次に妖夢は高くジャンプし、地面に着地すると同時に刀を地面に叩く。すると、衝撃波が俺のところに向かって来た。


「やるねぇ。」


それも横っ飛びで回避するが、妖夢は俺が回避する事はわかっていたのか回避した直後を狙って弾幕を放ってくる。


「くっ……!!」


それを地面を転がるようにしてなんとか避ける。こりゃ、ちょっと気を引き締めないとやべえな。


「今のも避けますか。」


「回避は得意な方なんでね!!」


俺はお返しに小さい弾幕をマシンガンのようにして放つ。たが、それを妖夢は2本の刀を使って全て弾いた。


「それだけですか?」


「なあに、安心しろよ。本命はこっちなんだからよ!!蹴符 スクリュードライブ!!」


俺は足元にサッカーボールくらいの大きさの弾幕を数個作り、体を回転させなおかつ捻りながら蹴る。


「なっ!!」


妖夢は2本の刀で弾き返そうとするが、螺旋状に回転させてるので、弾く事は出来ないはず。


「うわっ!!」


案の定、妖夢は逆に刀を弾かれて残りの3つの弾幕に被弾した。


「予想外の行動に体が硬直したな、いくら成長してもまだまだ子供だな。」


「うるさいです!!人符 現世斬!!」


そう言い妖夢は居合い斬りの構えをする。さて、どれ程のスピードになったか楽しみだ。など思ってると


「ただ居合い斬りをするだけじゃないんですよ」


「どういう……!!」


妖夢は居合い斬りをせずに大量の弾幕を放ってきた。こいつは予想外だ。


「ちぃ!」


俺が弾幕の対処に追われていると。


「今です!!さっきの台詞をそっくりそのままお返ししますよ!!」


妖夢は弾幕と一緒に突っ込んできた。成る程、ただ居合い斬りをしても避けられる可能性が高いから、弾幕

使って乱すということか。中々理にかなってるじゃないか。


「けど、そういうので来ると思ってはいたんだぜ。海符 オーシャンウォール!!」


俺は妖夢があと少しまで近付いて来たときに、地面に手を叩き付けて水の壁を作り出す。


「きゃああ!!」


妖夢は壁に激突した、あまり吹っ飛ばすことは出来なかったが、スペルを中断させることは出来たようだ


「まだまだだな。」


そう言い俺はまだ体勢が整ってない妖夢に木刀を振りかざす。だが


「斬符 刺突!!」


そんな声が聞こえたので、慌ててバックステップで妖夢から距離を取る。すると、さっきまで俺がいた位置に絢斗が突きをしながら高速で突っ込んできた。


「当たってたら串指しになってたな。」


いや、本当に。これは冗談抜きでな。


「大丈夫かい妖夢ちゃん?」


「はい、大丈夫です。」


絢斗の手を借りながら妖夢は立ち上がった。妖夢は顔を嬉しそうにする。ふむ、絢斗と妖夢の関係は良好と。


「……あんたは何者なのかな~?」


「ただのしがない旅人さ。」


「ふぅ~ん。でも妖夢ちゃんが侵入者って言ったから侵入者として排除するよ~。」


やれやれ、向こうはやる気か。


「絢斗さん!!私も手伝います!!」


「いいよ~!!妖夢ちゃんがいれば心強いや!」


かなり面倒な事になった。一対二かよ。そして、見逃して……くれるわけないよな。


「覚悟してください!!」


そう言い妖夢は刀を縦に振りかざす。それを木刀で防ぎ、つばせりあいの状態にする。


「見逃してくんない?」


「断ります!!侵入者は排除しなくてはなりませんので!!」


話し合いは駄目、さらにつばせりあいの状態から妖夢は力を入れて押してくる。俺は力がないってのによ!


「それに、貴方の弱点もわかりましたし!!」


「ほう!」


「貴方は力が無いんですね!!だから木刀で攻撃を受け止めようとはあまりしないんですね!!」


ちっ、ばれたか。妖夢は刀に力を入れて押してくる


「んぎぎぎぎ!!!」


俺は妖夢に負けまいと、力を入れていると。


「妖夢ちゃんに力負けするなんて、死ぬ覚悟は出来てるのかな~?」


後ろから絢斗の声が聞こえてくる。集中して絢斗が何をするのかを感じとる。どうやら横に切り払うようだ


「(やばいやばいやばい!!)」


「はああああ!!!」


「しまっ!!」


くそっ、ついに絢斗の攻撃範囲内に入っちまった、かなり最悪な状態だ!


「んじゃ、ばいば~い。」


そう言い切り払ってくる。絶体絶命だなこれ。けど、対処方法は無くもない。


「そぉい!!」


自ら自分の足を絡ませて、転ぶようにして絢斗の攻撃をかわす。


「へ~、考えたね。」


そして、横に転がりながら絢斗達から距離を取る。だが絢斗は


「させると思う~?斬符 閃光斬!!」


そう言い居合い斬りをしてくる。おいおい、前見たときよりもさらに早くなってきやがる。


「くそったれが!!」


俺はまだ体勢が整ってない、仕方ねえ霊力を左腕に集中させて防ぐか。斬られなければいいんだが。


「そんな防御は無意味だよ~。」


絢斗の刀が俺の左腕に当たり、止まるかなと思っていたが、止まらずに肩の近くから斬られてしまった


「ギリギリ避けられちゃったな~。」


「マジでギリギリだぞこっちは。」


予想以上の激痛が襲ってくるんだぞ。意識を保つのに精一杯だぞ!左腕を犠牲にして軌道をそらさなかったら体まっ二つだぞ!


「今です!!」


さらに妖夢がとどめと言わんばかりに刀を下から切り上げてきた。


「くそっ!!」


咄嗟に右手で木刀を持ち、防ごうとするが。


キィン!!


木刀を出したお陰で俺に攻撃は当たらなかったが、木刀は遠くに弾き飛んでいった。


「さあ、命乞いするなら今のうちですよ。」


してえよ!今すぐにしてえよ!でも降参したら異変の事を喋らされる、それは回避しないと。


「だだ、誰がすすするんだよ?」


「足震えてるよ~。でも降参する気は無いんだね~。じゃあ覚悟はいいかな~?」


「観念してください!!」


前後に絢斗と妖夢が立ちはだかる。こりゃ、超まずいな。など考えてると


「あなたたち何してるのよ?」


「何しているんですか絢斗さん?」


階段から快とアリスが登ってきた。よかった、この二人なら止めさせようとするはずだ。この二人を味方にすればまだ活路は見えてくる。


「いや、侵入者が来たから排除しようかな~って」


「白玉桜の前で何やら怪しげな事をしてましたので」


なに言う、ただ腕を組んで気配を感じ取ろうとしてただけなのに。それの何処が怪しいんだよ。


「そう、もしかしたら、今こっちで異変が起こっているのよ。」


「あの人が犯人かもしれないってことですよね?」


ゑーーーー!!!そういう展開になってくる!?間違いではなくもないけど!!


「それもそうですね!!アリスさん!!快さん!!手伝ってください!!」


「殺しはしないけど、存分に痛めつけようね~」


「死なない程度にしようよ……。」


「まあ、私も今起こっている異変は気になる事があるしね。」


えー、事態は急展開を迎えました。四対一でリンチに合うようです。


「逃げてぇ、超逃げてぇ……。」


「逃がしはしませんよ。」


逃げるんだぁ……、でもあまり力を使いすぎたら俺の正体がばれちまう!!


「大人しくお縄につくことだね~。」


「現に左腕無いですよあの人……。」


うん、だから助けてくれ。


「そんなの気にしてたら負けよ。」


最悪の展開だよちくしょう!!何でこーなるわけ!?俺は最強じゃないんだよ!勝てるわけない!


「さて、第2ラウンドと行こうかね~。」


ああ、俺の人生はここでおしまいのようだ。


「最初から全快で行きますよ。はああああああああ!!!」


いきなり超本気モードかよ。しかも、あの時より金色になってるし。こりゃ、覚悟決めないといけないな。


「(でも、一人だけならなんとかなるか。)」


「快?私も全快で行っていいかしら?」


「いいですよ。多分あの人はビビると思います。」


えっ?アリスなにすんの?まさかだとは思うけど変身とかやめてよ!?洒落になんないからね本当に!


「はああああぁぁぁぁ!!!」


ドシューーーン!!!


……マジでなりやがった。快と同じモードになりやがった。そういうことしちゃう?髪色はあまり変わらんけど、全身に快と同じオーラを出してるし、人形の数が数倍に増えてやがる。


「ふぅ、やっぱりまだ慣れないわね。」


「時期に慣れてきますよ。」


怖いよ~!!何でアリスも出来るんだよ!!?


「どうやってなった?」


「それは教えられないわね。けど、快だけが成長しているわけじゃないのよ!!私だって傷付きながら成長してきたんだから!!」


本当に俺の居ない間に何かあったみたいだな。じゃなくてどうする!?勝ち目はもうないぞ!!


「「さあ、覚悟してください(しなさい!!)」


オワタ、遺言でも書いておけば良かった。


「言っておくけど、まだ本気じゃないわよ。」


うそーん、マジ勘弁してくれよ。




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