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東方外遠記  作者: 颯人
第11章 自然癒編 前編~Nature healing~
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次の目的

執筆途中で挙げてしまい、本当に申し訳ございません。

「ふーん、なるほどね。」


レミリアは紅茶を飲みながら霊夢と魔理沙の話を聞いていた。葉は土の上で寝ていた。


「今回は助かったわ、霊夢、魔理沙。」


「どういたしまして……、って言いたいところなんだけど。」


「まあ、あなた達は何もしてないものね。」


霊夢と魔理沙は採血の手伝いをしただけだった。


「それはそうなんだが、それをお前が言うのは……まあいいんだけどさ。」


魔理沙は苦い顔をしながら言う。


「そろそろ、全員に行き渡った頃かしらね。」


「どこが“死なない程度“よ。葉の三人分の血を吸い出してたでしょ。」


霊夢はレミリアを睨みながら言う。


「ずっと土に突っ伏して動かないぜ。」


魔理沙は葉の頭をつんつん指で刺しながら言う。


「“ま、まだまだ、ヒゥゥゥ……、まだ出せます……ヒゥゥゥ……“って言ってたじゃない。」


「良かったわねぇ、葉が植物の妖怪で。普通だったらあんなにピューピュー血なんか出せないわよ。」


「良太はお前が初めて抱き付いた時、あれくらい血を出してたけどな。」


「それは無しにしておいて。」


そう言い霊夢は紅茶を飲む。


「まあ、葉じゃなければ、血を採ろうなんかしなかったと思うけどな。」


「……そういえば、霊夢達はどうして葉と一緒に行動してるのかしら?」


「あぁ、それは……。」

















「植物の元気がなくなるねぇ……。」


「その事で、とりあえずパチュリーあたりに知恵を借りようと思ってね。」


「でも珍しいじゃない。妖怪は私の敵って豪語している霊夢が、妖怪を自分から助けるなんて。」


「あぁ、それは賽銭をたんまりと……。」


「言ったら殺すわよ?」


霊夢はそう脅したが。


「葉から賽銭をたんまりと貰ったからな。賽銭を入れれば霊夢は妖怪だろうが助けるからな。」


魔理沙は笑いながらそう言った。


「魔理沙、人の体面を考えず、物をよく盗るキノコ好きな魔法使いって嫌われるのよ?」


霊夢はスペルカードとお祓い棒を持ちながら魔理沙にそう言う。


「どうしてだろうな?それじゃあ一人しか思い付かないぜ。」


「あんたのことだろうが!!?」


そう言い霊夢はお祓い棒で魔理沙の頭を叩いた。


「い、痛いぜ霊夢……。」


「それは置いといて、葉には悪いことをしてしまったわね。」


「失礼いたします。」


そう言い咲夜が入ってくる。


「あら咲夜、鼠は掃除できたのかしら?」


レミリアがそう言うと、咲夜は申し訳なさそうな顔をして。


「一応、掃除できたのですが、向こうから去っていったって言った方が正しいです。」


「ほう、咲夜の強さを感じて逃げ出したのかしら?」


「いえ、鼠の方が強かったです。」


「咲夜を退けるとは、その鼠に会おうかしら?」


レミリアはそう言い紅茶を飲む。


「ですが、奇妙な事も言ってました。」


「それは何かしら?」


「葉に関わりがある人間だと。」


「では、私達を狂わしたのは?」


「そいつではないと思います。」


「あの~咲夜さん?」


葉はのんびりとした口調で咲夜にそう言う。


「お、起きたのか!?」


「まだクラクラしますけどね。その人はどんな特徴でしたか?それを聞けば大体はわかると思うんですけど……。」


「確か、白髪で、腰に木刀を差してたわね。」


「あ、それはですね……。」


葉がそう言いかけた時。


「お姉さま!!!」


フランが豪快に扉を開けて中に入ってきた。


「その様子じゃ、元気になったみたいね。」


「特に後遺症とかはないようです。」


「あ、霊夢と魔理沙もいたんだ!!」


「流石妹君だな。さっき血を渡したのにもう回復したなんてな。」


魔理沙はフランの頭を撫でながら言う。


「もう体は平気かしら?」


「ちょっとまだ体がだるいけど、血を貰う前と比べたら全然平気だよ、お姉様。」


「そう、良かったわ。」


レミリアはほっとした表情をする。


「他の方々も快方に向かってます。しばらく休めば落ち着くかと。」


「ねぇ、あの血って誰の?とっても美味しかったんだけど……。」


フランは辺りをきょろきょろ見回しながら言う。


「目の前のに倒れてるでしょ?この妖怪の血よ」


霊夢は葉を指差しながら言った。


「へぇ~、そっか……。」


フランはもっと血を貰おうと思っていたが。霊夢はフランの考えてる事を察知し。


「まだ回復中なんだから、これ以上血を貰おうとか考えないことね。」


「ちぇ~、じゃあ霊夢のは?」


「あー?」


霊夢は冷酷な声でフランを脅した。


「はいはい、言ってみただけだよ。」


「(よく良太は霊夢とやっていけるわね、不思議でたまらないわ。)」


咲夜はそんな事を考えていた。


「そーいや、咲夜、結局この現象の原因はわからないのか?」


「それが全く。私だけが無事だったっていうことしかわからないわ。」


咲夜は困った表情でそう言った。


「(良太は本当にどこにいるのかしら?もしレミリアみたいに狂ってたら……、想像したくないわね。)」


「(健二はどうなんだろう?あいつの事だから大丈夫だとは思うけど、心配だぜ……。)」


「霊夢、魔理沙、何を考えてるのかしら?」


「な、なんでもないわよ。それで、人間には起こらないってことなのかしら?」


霊夢は澄まし顔で言った。


「そーいや、妖怪の山にも変な霧を出す妖怪がいたっけな。」


「……何かの異変かもね、これは。」


レミリアは腕を組みながら言う。


「ちょっと……、嫌な事を言わないでくれる?」


「そうだぜ。下手すっと幻想郷の妖怪の全てが暴れだすってことになるだろ。」


「考えただけでも、ゾッとするわね。」


すると、レミリアは立ち上がりながら。


「でも、解決方法は1つだけわかっているじゃない」


「おいおい、葉の血をそんなに大量に配れるわけないだろ。」


「何も全ての妖怪に等しく配る必要なないわ。」


「あんたやフランなどの強い妖怪は多く、弱い妖怪には少なく、ってことでしょ?でもそれでも葉一人じゃ賄いきれないわよ。」


霊夢は溜め息をつきながら言う。だがレミリアはニヤッと笑い。


「何も、血を使わなくていいはずよ。……同じ成分の物を作ればね。」


「!!」


「作るって、パチュリーは薬の製造が苦手……、ん?薬?」


魔理沙は閃いたようで、手を叩き。


「そうだよ、永琳だよ!あいつなら、この話にはもってこいだぜ!」


「あー、なるほど。でも、協力してくれるかしらねぇ。」


「あいつらだって、万が一っていう可能性があるだろ?」


霊夢と魔理沙が意見を出しあってる時、フランはこっそりと葉に近付く。


「(フランお嬢様!!)」


「(ブー、ケチッ……。)」


咲夜はフランを抱っこして葉から離す。


「その可能性をちらつかせれば、嫌とはいえないはずだぜ。」


「ん~、まぁ、そうかもね。」


霊夢は納得しきれない表情で言った。


「葉には世話になったから、こっちもこっちで協力してあげなくもないわ。」


「いや、そこまで偉そうに出来る理由が見当たらないんだけど?」


「体面を気にせず、巫女とは思えない言動をする主な紅白巫女は嫌われるわよ。」


「…………。」


霊夢はレミリアを無言で睨んだ。


「でも、何を協力してくれるんだぜ?」


「そうね……、例えば……。」


そこまでレミリアがいいかけた時。


「んん、ふわぁ~。」


葉がのろのろと立ち上がった。


「あ、おはようございます。」


「さっきも目覚めてただろ?」


魔理沙がそうツッコミを入れる。


「体調の方はどうかしら?」


「あー、すごいクラクラします。」


「そりゃそうね、あれだけ血を分けたら……。」


「ありがとね!」


フランは葉の正面に立ち、お礼を言った。だが、葉は誰なのかわからないらしく、戸惑っていた。


「……、あの~。」


「妹のフランよ。」


「フランドール・スカーレット、血、とても美味しかったよ!」


フランはぺこりとお辞儀をしながら言った。


「あー、すみません粗血で……。」


「粗血ってなんだよ?」


「あれ?なんでしょう?」


「おいおい……。」


「ねぇ、弾幕ごっこでもする?」


「弾幕?」


葉は初めて聞いたらしかった。


「フランお嬢様、その子は今起きたばかりなのですけど……?」


「だってお姉様達の話は聞いていても退屈で仕方ないんだもん。」


フランは頬を膨らませながら言う。


「えっと、フランさん。私は弾幕ごっこっていう遊びを知らないので、良かったら教えていただけませんか?」


「うん、わかった!!攻める方法や打ち落とされない方法やパターンを作らせない方法など、色々教えてあげるよ!!」


「な、なんか難しそうですね。」


「じゃ、早速行こ!」


そう言いフランは葉の手を引っ張りながら部屋を出た。


「咲夜、葉を死なせないように見てくれる?」


「かしこまりました。」


そう言い咲夜も部屋を出た。


「あいつもチャレンジャーだぜ……。」


魔理沙は呆れながらボソッと呟いた。


「さて、話を戻しましょうか。」


「大体わかってるわ、葉の血は葉がいないとダメなのだから。」


「葉を永琳のところにだろ?でも葉は言わないだろうけど、植物達の事を心配してるぜ。」


「えぇ、だからそれにはこっちの人員を割くわ」


「ということはパチュリーね。」


「じゃ、私達は永遠亭に行くことに決まりだな」


そう言い魔理沙は立ち上がり、体を伸ばしながら扉の方へ向かった。


「しっかし、それにしても今日のあんたはやけに協力的じゃない?何か企んでないでしょうね?」


霊夢はレミリアを疑うような目で言った。


「企む?なんのことかしら?私は紅魔館を狂わした犯人をボコボコにしたいだけよ。そして、そいつを幻想郷から消したいだけ。」


「なんか、すごい納得しちまったぜ。」


「ま、そんなことであれば、今回は手を組んであげようかしらね。」


「んじゃ、葉が妹君の弾幕にやられる前に助けておかないとな。」


そう言い魔理沙と霊夢は部屋を出た。














霊夢と魔理沙が部屋を出るちょっと前。


「ほらほら、もっと反応早く!!」


「わっ!た!ちょ!!」


フランの弾幕に圧倒されて、葉は危なっかしい避けかたをしながら避けていた。


「下がってはだめよ!!下手に下がると詰んでしまうわ!!」


「そ、そんなこと言われても!!」


「勇気を出して前に出るのよ!そうしたら前の方が断然避けやすくなるから!」


「無理!!無理無理無理無理!!」


といいながら、葉は咲夜の言う通りに前の方で避け続ける。


「とか言って避けてるじゃない。よーし、こうなったら!!」


と言いフランは今まで以上に弾幕を濃くした。


「えっ?なにっ!どこ?消えた!?」


「おー、やってるやってる。」


「葉、もう行くわよ。」


「はーい!!」


「「「あっ……。」」」


霊夢が葉にそう言ってしまったので、葉が弾幕を気にせずこっちを向いたので、フランが出した弾幕に気付かず、当たってしまった。


ピチューーン


「あーあ。」


「あー、……ごめん。」


「あー、楽しかった。」


「咲夜、葉は?」


「申し訳ありませんお嬢様、葉はそこで伸びております。」


咲夜、体をピクピクさせている葉の方向を向きながらレミリアにそう伝える。


「被弾回数は?」


「たった1回だけ……。」


「1回なら大したものよ。それじゃ紅茶が切れたから淹れてちょうだい。」


「かしこまりました。」


そう言い咲夜とフランとレミリアは部屋に戻っていった。


「霊夢、お前の責任だからお前が運べよ。」


「ったくしゃあないわね。」


霊夢はまだ伸びている葉の首根っこを掴みながら紅魔館を出た。


「紅茶、お姉様、葉の血ってとっても美味しかったわね。」


「えぇ、そうね。」


「ただね、お姉様……。」


「どうかしたの?」


フランは何かを伝えようとしたが。


「ううん、なんでもないの。それよりも葉って意外と避けるの上手かった!!弾幕ごっこの才能があるかもね!!」


「そ、そう、すごいわね……。(何を伝えたかったのかしら?)」


レミリアは少々考え込み。


「(一応、霊夢達にも人員を割こうかしら?)」


「お嬢様、妹様、紅茶が入りました。」


「ありがとう、ところで咲夜?」


「何でございましょう?」


「少々ハードスケジュールになるかもしれないけど、いいかしら?」


「なんなりと。」

















磔side


「どうやら、紅魔館は解決したみたいだな。」


俺は密かに仕掛けてあったカメラから紅魔館の様子を見ていた。えっ?犯罪だって?ばれなきゃいいんですよ!


「次は永遠亭に行くのか。永遠亭なら彰がいるから大丈夫だな。」


「盗み見は感心しないわよ。」


「うわっと!!なんだ文花かよ。」


「その“なんだ“はどういうことなのよ?」


「どういうことなんでしょうかね。」


そう言い俺は視聴用のカメラをしまう。


「葉はどうなってる?」


「ん、死にかけてる。」


「真面目に答えなさいよ……。」


「紅魔館の主の妹に弾幕を1発当てられて、伸びて運ばされてる。」


「葉らしいわね。」


そう言い文花は苦笑いをする。


「ところで、あなたは結界を使えるの?」


「なんだよ?いきなり?」


「いいから答えなさい。」


「使えるよ。真・真緑結界!!」


俺は文花の周りに結界を張った。


「この結界の効果は何かしら?」


「これを使った人の周りにいる味方は能力が上昇する。」


「ふぅん、合格ね。」


何が合格なんだ?まあいいや、とりあえず結界を解除してっと。


「暇だったら、地底の様子を見てきてくれない?」


「俺が?」


「ええ、そうよ。拒否権はないわよ?」


「お前って、幽香に性格似てるな。」


「似てないわよ、誰があんな人を虐める事で快感を得てる奴が、花の前だと嘘みたいに優しくなる奴に似てるのよ!?」


どうやら、色々あったみたいだな。


「でもそれが本人に聞かれたらどうなっちまうんだろうね?」


そう言い俺は文花に後ろを見るように促す。文花が後ろを向くと。


「へぇ、私を前にしてあんな事を言えるなんて、いい度胸してるじゃない?」


日傘を差しながら怖い笑みを浮かべている幽香がいた。


「ゲッ!!風見幽香!!」


「ゲッ!!とはなんなのよ。」


そう言い幽香は文花の頭を手の血管が出るほど力を込めて掴んだ。


「痛い痛い痛い!!離してよ!!」


「……ったくもう。」


幽香は文花の頭を離した。


「順調に行ってるかしら?」


「まあ、順調だろうな。」


「そう、なら磔、地底に行ってきてくれるかしら?」


「何で俺が!!「あら、今にでも貴方を地底に逝かせる事も出来るのよ?」やらせていただきますよチクショウ!!」


幽香の怖い笑みによって俺は地底に行くことになった、断りてぇ、けど腹に日傘の先端を押し込んできたから来たからな……。


「じゃあ逝ってらっしゃい(にこっ)」


そう言い幽香は俺の足元をビームで穴を開けた。


「んな送り方あるかぁぁぁぁ!!!」


俺は重力に身を任せて、降りていった。


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