現代編3
あー、同人イベント行きたい。
磔「どうしたいきなり?」
いや先週の日曜日にイベントがあったらしいんですよ
磔「行って来ればよかったじゃん?」
簡単に言ってくれるけど作者は北海道に住んでるんですよ!飛行機代とか高いんですよ!学生なんですからお金もあまりないんですよ!!
磔「わかったわかった落ち着け。」
1度でいいから行きたいですよ。
磔「でもあと少ししたら北海道であるじゃんイベント」
……マジで?よっしゃゃぁぁぁ!!!行くしかないなこれは!!
磔「本当に行けるのか?」
わかりません、でも行きたい!!
磔「まあ頑張れ。」
けど友達に東方project知ってる人いない……。
磔「一人で行けよ。」
淋しいじゃん!!
磔「知らんな。」
(´・ω・`)
磔「まあ行けるなら行ってくれば?」
それもそうだな。フハハハハテンション上がってきたぁぁ!!!
磔「では本編どうぞ。」
「ん?もう朝か。」
そう言い俺は腕時計を見る。時刻は朝の7時のようだ。
「さて、起きない……とな?」
俺は起き上がろうとしたが、隣を見ると布団が膨れ上がってる。
「(待てよこのパターンは?ないよな、絶対にないよな?ここは幻想郷じゃないんだし。)」
俺はおそるおそる布団を捲った、そこには。
「ん~磔さん、スヤスヤ……。」
連子が寝ていました。やっぱりこのパターンかよ!しかも俺に抱き付いているし!
「連子?離してくれるとありがたいんだけど?」
「ん~嫌ですよ~スヤスヤ……」
俺、昨日の晩何かしたっけ?連子とメリーに和室を貸してそこから一人で部屋に入ったはず。
「そんなことよりも、もしここにメリーが来たらヤバイことになるな。」
何か言われそうだし、昨日会ったばっかりの人がこんなことをしてたらヤバイもんな。
「連子離れてくれ。」
俺は無理矢理連子を引き剥がそうとするが。
「ん~離れないで。」
寝惚けてるのかさっきより強い力で抱き付いてきた。何気に力強いから引き剥がせないし!
「ヤバイ、これは本格的にヤバイ!」
とにかくここから脱出する方法を探さないと!
「連子?どこに行ったのかしら?」
メリーの声が聞こえてきた。これを見られたら不味い
「ここにいるのかしら?」
来ないでメリーさん!頼むから来ないで!!
ガチャ
「………………」
「…………メリーさん。これは、事故だ。」
「ごめんなさい、お楽しみ中だったのね。」
「いや違うから!!何を想像したのか知らないけど絶対に違うから!!」
「邪魔したわね。(にっこり)」
「そんな気遣いいらないからぁ!!」
「失礼しました。」
「扉閉めないで!!メリーさんカムバァァァク!!頼むからカムバァァァク!!!」
「ん~暖かい……。」
「フフわかってたわよ。」
「だったらからかわないでくれよ……。」
今は居間で朝食を3人で食べている、メニューはトーストだ。
「たまにあるから困るのよねぇ。」
メリーによると連子はたまに寝惚けると他の人の部屋に行くことがあるらしい。
「俺のメンタルが崩れるところだったよ。」
メリーの隣で連子は顔を耳まで真っ赤にして両手で顔を押さえて俯いている。
「連子、俺は気にしてないからさ。」
「磔さんは気にしなくても私が気にするのよ!!」
俺はこういうパターンにはちょっと耐性があるから大丈夫だけどな。
「連子可愛かったわよ、磔さん暖かいって。」
「メメメリー!!?弄らないでよ!!」
「とりあえず早く朝食を食べてくれ。」
あのあと朝食を食べ終えて車に乗った。
「これからどこに行くの?」
あれから立ち直った連子が聞いてくる。
「ちょっとした店にある準備しにいく。」
「何の準備?」
「ちょっとな、それより連子、メリー、1つ約束してほしい事がある。」
そう言うと二人は真剣な目をしてきた。
「何かしら?」
「今日、長ければ明日、これから起こることは絶対に他人に話さないでほしい。」
「それなら大丈夫よ。ねえメリー?」
「そうね、私達秘封倶楽部はオカルトな事は誰にも話さないから。」
どうやら大丈夫そうだな。
「よし、じゃあ行くか!」
そう言い俺は昔よく利用していた店に向けて出発した
「ここだ。」
そう言い俺は店の前に車を止めた。
「何かボロボロな店だね。」
まあ連子の言う通りだ。いかにも崩れそうな外見だからなぁ。
「まあいい、入るから。」
そう言い俺は中に入った、そこには一人のお婆さんがいた。
「あらま久し振りねぇ!」
「久し振りだな婆さん。俺名前磔になったから。」
「そんなことは気にしないよ!、随分とまぁ立派に成長したもんねぇ~。」
「そう言う婆さんもあまり変わらないな。」
「あの~磔さん?この人は?」
メリーがそう聞いてきた。おっと、懐かしくて紹介するのを忘れてた。
「この人はここの店の人だよ。」
「ここには色んなものが売ってるわよ。」
まあ、食料やら服やら何でもあるからな。
「ところで婆さん、あれとあれが欲しいんだけど?」
「わかってるわよ、あんたが欲しいもの何て顔を見ればわかるもんよ。」
そう言い婆さんは店の奥に入っていった。
「ここで何を買うんです?」
「すぐにわかるさ。」
しばらくすると、婆さんが木刀を持ってきた。
「これだろ?」
「サンキューな。あと銃も欲しいんだけど?」
「リボルバーかい?それともセミオートかい?」
「セミオートを頼む。」
「わかった、おーい爺さんや!」
婆さんが叫ぶと奥から爺さんが現れた。
「何じゃいな?、おお立派になったな!!」
「爺さんも相変わらずだな、頼めるかい?」
「任しておれ。」
そう言い奥に入っていった。
「磔さん、銃もって聞いたんだけど?」
連子が少し青ざめた表情で聞いてきた。どうやら本物の銃を想像したのかな。
「本物じゃないぞ、モデルガンだ。」
俺は木刀を振りながら答えた。それを聞いた連子は胸を撫で下ろした、メリーは木刀をまじまじと見ていた
「とってきたじゃよ。」
そう言い爺さんは銃を投げてきた。それを両手で受け取った。
「えっと、こっちはワルザーP38って俺はどこかの大泥棒かよ!?」
「仕方ないじゃろ、リボルバーならたくさんあったんじゃよ。」
「んでこっちは、インフニィティスタンダードか。まあないよりましか。」
そう言い俺は腰に着けているポーチに入れる。出掛ける時には必ず着ける装備だ。
「あとおまけにこれもじゃ。」
そう言い爺さんはオモチャの手榴弾とか食料とかたくさんくれた。
「いいんですか!?こんなに?」
「いいんじゃよ、こやつが彼女を二人も連れてきたからな、爺さんうれしいんじゃよ。」
「かか、彼女って!!」
そう言い連子は顔を赤くした。メリーは笑って。
「ありがとうございます。」
「じゃあそろそろ行くぞ。」
そう言い車のところに行こうとした時。
「いたぞ!!ここだ!!」
入り口に真っ暗い格好をした人がくさんいた。
「やっと見つけたぞ!!さあその二人の女を渡せ!」
「誰?この人達?」
メリーは訳がわからないって顔をしながら聞いてきた
「こいつらは連子とメリーの能力を使って悪い企みをしようとしてる連中さ。」
「ごちゃごちゃ言ってないでさっさと寄越しな!!」
そう言い真っ暗の奴等はナイフを構えた。このパターンはあん時にもあったな。
「ど、どうするんですか磔さん!?」
「全く気に入らない連中じゃの婆さん?」
「爺さんの言う通りじゃよ。さて、ここは私らが引き留めるからさっさと行きなさい。」
そう言い爺さんと婆さんは木刀を構えた。
「危険ですよ!!」
連子は爺さんを止めようとするのを俺は肩に抱いて止めた。
「え?ちょ!磔さん!!」
「あの二人なら心配ない。今のうちに車に行くぞ!」
「わかったわ。」
そう言い俺は連子を抱えて店を飛び出し連子とメリーを車に乗せた。俺も運転席に乗り、エンジンをかけた
「頑張りなさいよ!!」
「女の子二人を泣かすんじゃないよ!!」
爺さんと婆さんは木刀で真っ暗な連中と戦いながら言ってきた。
「ほらな、大丈夫だろ?」
「あの二人は何者なんですか……。」
「私に聞かれてもわからないわよ連子。」
「逃がすな!追え!」
俺が車を発進させると、真っ暗な連中もついてきた。
「どうするんですか!?」
「さて、連子、メリー、ここからの出来事は他人に言うなよ?面白いものを見せてやるから。」
そう言い俺はアクセル全開にして道路を走った。今は9時くらいだから道路は混んでなかった。真っ暗な連中も負けじとついてくる。
「む、まだついてくるのか。」
俺がそう言うと後ろの車から誰かがマシンガンを取り出して撃ってきた。それをジグザグに動きながら避ける。
「めんどい!!撃ち落としてやる。」
俺は運転席の窓を開けてサイドミラーを見ながら追ってくる車に向かって弾幕を放つ。
「な、なんだあいつは!?」
そんな声が聞こえてくるがお構い無しに撃つ。
「少しは減ったか?」
だが、さっきよりもさらに数を増やして追ってきた
「ちぃ、しつこいな。」
「ちょっと磔さん!!前!!!」
俺は連子の言葉通りに前を向くと、道路の向こう側に海が広がっていた。
「これは不味いんじゃないかしら?」
「メリーは何で冷静なのよ!?」
海か、仕方ない。奴等から振り切るにはこれしかないか。
「よし、突っ込むぞ!!」
「磔さん?今なんて?」
「海に突っ込む。」
「死ぬからそれ!?何を考えてるんですか!?」
そうやりとりしてる間に道路から俺の操縦している車は飛び出した。このままだと海に沈むな。
「何してるんですかーー!!!?」
「仕方ない、早苗借りるぞ!!開運 海が割れる日!」
俺は早苗のスペルカードを使い海をまっ二つにした。二つに割れたところを空中に足場を作って走った。
「す、すごい……。」
「これは想像してなかったわ。」
連子とメリーはそれぞれ自分の感想を口にしていた。まあ通ったところは元に戻しているし、車はこいしの能力を使って人や機械から認識出来ないようにしてるから大丈夫だろ。
「想力を使えばこんなもんだな。」
「こっからどこに行くんです?」
「博麗神社だな。」
「そんな神社があるんですか!?」
「磔さん本当にあるのかしら?」
まあ山奥にあるからな、連子もメリーも行ってなかったんだろう。
「あるんだよ。じゃあそろそろ陸に着くからな。」
そう言い俺は陸に車を乗せた。
「ほんじゃ出発!!」
俺は博麗神社にむけて発進した。




