生存者探し2
「そう言えばフォンはどうしたんだ?」
今俺達は永遠亭に戻ってきている。幽香の傷が思った以上に酷かったからな。
「フォンは気になることがあるって言ってどっか行ったわよ。」
幽香は少し寂しそうな顔をして言った。ほほう、心配なんだな、けど口に出したら殺されるからやめておこう。
「心配なんだろ?」
「心配みたいだね~。」
彰と絢斗、幽香に殺されても知らんぞ。
「べべ別にしし心配なんかしてないわよ!!」
ええ!!いつもならマスパぶっ放つのにこういう時は恥ずかしがるのかい!
「じゃあ何で顔が赤いんだぜ?」
健二、魔理沙みたいな口調になってきたな。
「あ、赤くなんかなってないわ!!気のせいよ!そう気のせい!!」
と、幽香は言ってるが実際は頭から煙が出そうなくらい顔が真っ赤である。普段はこういう姿みせないからなんか新鮮だな。
「しょがねえなぁ、じゃあ俺が直接魂に聞いてみ「マスタースパーク!!」うわらば!!」
彰が能力を発動する前に幽香がマスパをぶっ放って彰を吹き飛ばした。
「否定したってことは的中……。」
「ち、違うわよ聖人!!私は大妖怪なのよ!!たかがここれくらいのことで動揺するわけなななないじゃない!!」
うん、否定したい気持ちは凄くわかるぞ。でも手をじたばたさせて弁解しても無意味、いや逆効果になってるな。
「つまり、好きなのか。」
「ええっ!!!」
健二から言われた言葉に対してなんとも可愛らしい声を幽香は出した。
「なななないわよ!!あいつを好きになるりり理由なんてないわよ!!あんな放っておけない性格をしてるあいつを好きになるわけないわ!!」
「おーいてて。」
黒焦げの彰が立ち上がりながら。
「やっぱり俺の能力を使って見てみ「タブルスパーク!!」どぉぉあ!!!」
「そうよ!!私はあいつが好きなのよ!!悪い!?」
「「「あ、認めた。」」」
「っ!!!」
幽香が黙ったと同時に永琳が入ってきた。
「幽香、あなたも乙女な心があったのね。」
「聞いてたの!?」
すると永琳は誇らしげな顔をして。
「最初から全部聞いてたわよ。」
「うう、何できいてるのよ~。」
幽香は涙目になりながら枕を顔に押し付けた。この行動に可愛いと思った俺は正常なはずだ。
「話は変わるけど、次は妖怪の山付近の平原に言ってもらうわよ。」
「何でだぜ?」
「そこで鬼とゾンビが戦ってるからよ。」
鬼か、鬼なら易々とくたばらないだろうけど、行ってみるに越したことはないな。
「よし、行こうぜ!!」
「へいへ~い。」
何だこのテンションの差は?
平原
「見えてきた……ってもう終わってるな。」
俺達がついたころにはゾンビはいなかった。鬼どんだけ強いんだよ。
「ま、中々いい運動にはなったね。」
「あれで運動かよ、恐ろしいわ!!」
「おっ!!聖人と健二と彰か!!」
「久し振りだな勇義、ともう一人は誰だ?」
勇義の隣に酒を飲んでいる、というか浴びている幼女の鬼がいた。
「私かい?私は伊吹 萃香だよ。よろしく!!」
そう言いながら萃香は俺に向かって殴りかかってきた
「うわっ!!」
俺は霊力で身体を強化して拳を受け止める。受け止めた瞬間に足元の地面に亀裂が入った。
「おおっ!!!、私の本気の一撃を止めるなんてやるね!」
「随分と大層な挨拶だな。受け止めた手が今にも折れそうなのに驚いてるよ。」
実際にミシミシって言ってるし。
「あはは、ごめんよ。でも失礼なことを考えてたような顔をしてたからさ。」
当たってるのが怖いんだよなぁ。女って本当に末恐ろしい。
「けど、勇義達がゾンビを全滅させたから俺達来た意味がないぜ。」
「おや?私がやられると思ったのかい?」
「「「全然。」」」
「ハハ、面白いねぇ。」
など雑談をしていると。
「大変です勇義の姉さん!!地底に表れたようです!!」
「「!!!」」
鬼の主力を誘い出してそこから畳み掛ける。いやらしい作戦だ。
「わかったすぐ行く。すまないねぇ。今度宴会やるから参加してくれよ。」
そう言い勇義達は去っていった。
「大丈夫か?地底は?」
「大丈夫だろ。でもなんか引っ掛かる。」
彰の言うとおり何かが引っ掛かる。主力を誘きだして畳み掛ける……まさか!!
「健二!!彰!!今すぐ戻るぞ!!」
「そういうことかよ!!俺としたことが油断してた」
「まんまと嵌められたようだな。やばいぜ!!」
俺達は急いで永遠亭に戻る。頼む、間に合ってくれよ!!




