表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東方外遠記  作者: 颯人
第9.5章 逃げれない現実 ~Reality not to be able to evade~
122/261

番外編4

本編はシリアスモードですが、今回は世間が大晦日ってことなので大晦日や元日の話をします。


聖人「本編にはこの話は関係無いですよ。」


あと遅れて申し訳ありません。

どうも聖人です。今日は世間でいう大晦日ってやつだ。となると。


「聖人!こっち手伝ってくださいよ!!」


大掃除や神具の飾り付けなどで忙しい。何か早苗は博麗神社に負けたくない!って意気込んでるし。


「ああ!!もう!!、やることが多すぎて手が回りません!」


「「頑張れ~。」」


少しは手伝ってくれてもいいんじゃないんかな?仮にも神様なんだし。動いてくれれば多少は早苗の負担が軽くなると思うぞ。


「まったくです!!もう!!」


早苗一人で頑張っているが流石に見ていられないので手伝っている。と言っても神具の飾り付けなどは全く知らないので掃除をしている。

主に賽銭箱の修理とか神社の修理とかだな。


「いやぁすまないねぇ。」


「頑張ってね~。」


「二人とも働け!!」


こたつに入ってのんびりとしてるし。少しお灸を据えないといけないかな。


「神奈子様も諏訪子様も動いてください!」


「「私達は神様だからねぇ。」」


「いいから動け!!」


バチィィィィン!!!


「「痛ったぁぁぁぁ!!!」」


ちょっといらっと来たので神様二人にお仕置きしました。何したって?デコピンですよ。


「それデコピンの威力じゃないですよ。」


早苗は呆れた顔で言うが、神様ならこれくらいじゃないとお仕置きにはならないからね。


「細かいことは気にするな!」


ちょっと霊力や魔力を使って身体を強化しただけですよ~。軽く除夜の鐘を鳴らせる程度なのに。


「死んじゃうから!!」


知らんな。てかそんなに神様は脆くないだろうに。


「痛いものは痛いんだよ!」


「なら手伝え!」


神様二人は渋々早苗のところに行った。早苗一人で守矢神社全てやるわけにはいかないだろ。


「諏訪子様!!そこに飾るんじゃありませんよ!」


「いいじゃんここで!!」


「もう!動いたら動いたで仕事が増えますね!」


前言撤回、早苗一人に任せた方がよかったかも。











「はぁ、やっと終わりました。」


数時間かけて終わらせた。てか早苗意外と手際よく出来てたな。


「いつもはもっと時間かかるのにな。」


珍しく早苗がドジを踏まなかったからなぁ。


「私一応巫女ですからね!!」


「忘れてた……。」


「ひどいです!!」


そう言い早苗はそっぽを向いて拗ねた。拗ねてる姿は可愛いな。

ちなみに縁側にいます。


「ったく……。」


俺は早苗の正面に立ち、頭を撫でた。


「えへへ。」


こいつわざと拗ねたのか?でも早苗は頭を撫でられるの好きだよなぁ。現に顔がとても嬉しそうだし。


「私もお礼しないといけませんね。」


そう言い早苗は俺に抱き付いた。ってやたらと体を押し付けてくる。


「ちょ!!早苗!!」


まあ皆さんもご存知の通り早苗が体を押し付けてくるとなると、当たるんですよ。大きくて柔らかいものがね。


「どうしたんですか?(にやにや)」


離したいけど離れたくない。男って哀しい。こういう時に理性に負けてしまうのがね。


「さ、早苗さん。」


「何ですか?」


「もの凄く柔らかいのが当たってるんですが?」


いやね、正直な話ずっとこのままでいたいんだけど常識的に考えてね。


「いいじゃないですか。」


俺の理性が持たねえよ!!今必死で保とうとしてるんだよ!


「いいのかよそこ……。」


そういえば早苗は常識ブレイカーでしたね。すっかり忘れてたよ。


「なら、ついでに。」


早苗は俺に抱き付いたまま、顔を近付けてきた。でも顔を近付けてきたのでバランスがとれずに後ろに転んでしまった。


「うわっと!!」


「えへへ、作戦通り。」


はめられた。しかも早苗が俺の上に乗っかってる状態だ。つまり俺が押し倒されている状態だ。これをあの二人に見られたらたまったもんじゃない。


「大晦日に暑いことしてるねぇ。」


「いけえ!!早苗!!」


「見せ物じゃないぞ!!」


見られたし。しかも早苗は嫌がらないし。


「顔固いですよ。緊張してるんですか?」


「早苗、もしかして酔ってるのか?」


「失礼な!私は正常ですよ!」


どうやら酔ってはないらしい。


「早苗待つんだ!落ち着け!」


「大丈夫ですよ。」


何処が大丈夫なんだよ。大丈夫じゃないから!抜け出したくても抜け出せないし。


「そこの二人助けてくれ!」


俺は近くにいる神様二人に助けを求めたが。


「「さっきのお返しだよ!」」


ちくしょう!ここでそう来たか。よりによってこんなタイミングかよ!


「じゃあいきますよ。」


「ちょっとまっ……。」


言い終わる前に早苗にキスされました。まあキスだけならよかったんだ。


「(ん?いつもより長いな。ってまさか!!)」


口の中に柔らかい感触がした。はい、舌を絡めてきまたよ。



「ん、んふぅ……。」


いつものキスとは違ってなんか、とても気持ちがよかった。


「気持ちよさそうだね!」


「だな。早苗に教えといてよかったよ。」


うん。あの二人は後でまた制裁を加えておこう。そしてキスしてから数分後。


「ぷはぁ、どうでしたか?」


早苗は笑顔で聞いてきたが、俺は体に力が入らなかった。正直凄く気持ちがよかったからな……。


「あ、ああ。よかったよ。」


素っ気ない返事をしてしまった。すると早苗は。


「むう、もっと気持ちいいことをしないといけませんね。」


「早苗さん?まさか……。」


俺は嫌な予感がして、ほふく前進で逃げようとしたが、


「ふふふ、逃がしませんよ。」


俺は体に力が入らないので立ち上がる事が出来ず、早苗に襟元を掴まれて早苗の部屋に連れていかれた。


「声は出しても大丈夫だよ!」


「二人とも楽しんでこい!」


あの二人、後で消滅させようかな?早苗に変なことを教えやがって……。


「大丈夫ですよ。私がいますから。」


もうこれはアウトなパターンですね。逃げられもしない。諦めるしかないか。


「ふふふ、優しくしてあげるから、大人しくしててね。」


早苗は積極的になるとここまでするんだなぁ。と思い知らされた聖人でありました。でもここからの描写はやばいので。


「完璧にアウトゾーンに入ると思うのでカット入ります。」









「「いやぁ楽しそうだったね!」」


「二人とも、ちょっと来ようか?」


俺は二人の神様の頭を掴む。


「痛い痛い!!離してよ!!」


「早苗に変なこと教えやがってなぁ、覚悟は出来ているんだろうなぁ!!」


「お助けぇぇぇ!!!」


そんなこと言われても許してやる気はない。


「慈悲を!!お慈悲を!!」


「それならご飯にかけるわ!!」


そんなことしたらまたやらかすかもしれないからな。この二人の神様は。


「おらあぁぁぁぁ!!!」


「「ぎぃやぁぁぁぁぁぁ!!!!」」


俺のスペル十連撃をお見舞いした。神奈子は避けようとしたが、魔法で拘束しているので無意味だ。

諏訪子は地面に逃げようとしたが、地面に結界を張ったから逃げられないだろう。


数十分後。


黒焦げになった二人がいた。まあこれでも手加減はしといたはずだから死んではいないだろう。

しばらく立ち上がれないほどのダメージは与えたつもりだけどな。


「聖人、ごめんね。」


部屋から早苗が出てきた。


「いいよ、もう。早苗の気持ちが充分にわかったからさ。」


「すみません。どうしても確かめたかったんです。」


そう言い早苗は顔を赤くして俯いてしまった。ちょっと気まずいので早苗の肩に手のせて。


「気にすんなよ。それよりもご飯の準備をしような」


「はい!!」








「あ~う~、頭がくらくらするよ……。」


「久し振りにこんなにダメージを負ったね。」


「自業自得だ。」


夕飯がちょうど完成した時に神奈子と諏訪子が復活した。今日の夕飯は早苗が事前につくっておいたおせちを食べている。


「反省はしてるけど後悔はしてないよ。」


「もう1回喰らいたいか?」


俺は諏訪子の周りに大量のナイフの弾幕を配置する。


「わわ!!それだけはやめて!!」


「だったら言うなよ。」


とりあえず反省はしているようなので弾幕を消した。


「にしても早苗は料理上手くなったな。」


最初の頃は酷かったからな。サンドイッチ作るって言って出されたのが生卵をパンに挟んだものが出てきたからな。


「えへん!!私も成長するんですよ!」


早苗は誇らしげに胸を張った。


「まあそれでも人並みだけどな。」


神奈子は酒を飲みながら言った。確かにとても上手とは言い難いからなぁ。


「来年から上手くなりますもん!!」


「フラグにしか聞こえない。」


今まで数多くのフラグを建ててきたからな早苗は。冬の季節の時に転ばないって言った直後に転んだり、まあ色々あったな。


「まずはそのフラグをぶち壊す!」


どこかの不幸少年の台詞だぞそれは。しかも早苗はノリノリで言ってるし。


「まあ、今は食べますか。」


「スルーされた!!」




夕飯も食べ終わり、今は12時前だ。


「今年は色々ありましたね。」


早苗と縁側に座りながら話している。確かに色々あった1年だった。


「確かにな。あっという間だったよ。」


「ねえ聖人。」


早苗はそう言い笑顔でこっちを向いた。


「来年もよろしくね♪」


「ああ、こちらこそ。」


そう言い抱き合った。その時に除夜の鐘がなった。


「さて、これから忙しくなりますよ!」


「そうだな、初詣に来る人がいるからな。」


けど正直言って眠い。これから不眠だなんて、でもあれを飲めば大丈夫か。


「早苗、これを飲んどけ。」


そう言い俺は早苗に飲み物を渡す。


「これって、メ○○ャキじゃないですか。」


「これなら大丈夫だろ。」


俺と早苗は飲んで、初詣に来るひと達の準備をすることにした。






今年は幸せな年でありますように。





深夜のテンションで書いたので雑な所があるかもしれません。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ