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東方外遠記  作者: 颯人
第9章 暗黒異変 ~Dark accldent~
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暗黒異変5

[よし、霊力とかも戻ったな。]


あれから霖之助と慧音に見つからないように俺達は外に出た。その際に霊力とかも使えるか確認したところ問題なく使えるようだ。


[いや~~寒!!]


絢斗が外に出た瞬間に大声を出したな。まあ今は季節は冬だからな。

おまけに日の光も当たらないし。


[は、早く解決しようよ。]


快が体を震わせながら言った。


[おいおい、このくらい我慢しろよ。]


[そうだな、聖人の言う通りだ。]


俺と健二は大丈夫だ。このくらいの気温の変化には対応出来る。


[そんなこと言ってもここの気温は-5℃ですよ。]


そんなに寒かったのか。まったくもって気が付かなかったぞ。


[動けば暖かくなるか、ほんじゃ行きますかね~。]


緊張感ねえなぁ、まあ絢斗らしいが。

とりあえず俺達は黒い球体があるところまで飛んでいった。






[くそ!しぶといんだぜ!!]


[そんなこと言ってる場合じゃないわ!]


[なんなのよあれは!!]


魔理沙達が黒い球体から出てきた触手みたいなものと応戦してるな。互角か……いや段々と押されてきているな。


[うわ!!]


まずいな、魔理沙が触手に捕まった。


[健二!!]


[わかってら!! あとは頼むぞ!!]


健二に魔理沙達のところに行かせてさらに俺達は進んでくことにする。

健二達の様子は、


[魔理沙!!]


[咲夜!!魔理沙を救いなさい!。]


咲夜は魔理沙を助けようとナイフを投げているが、触手はそれを器用に避ける。


[この!離すんだぜ!!]


魔理沙は必死なって出ようとするが、抜け出せないでいた。


[私がやるわ!神槍 スピア・ザ・グングニル!!]


レミリアは触手に向かって投げたが、これも触手は器用に避ける。

触手はレミリアの攻撃を避けた後、身動きの取れない魔理沙に向かって黒い弾幕を放とうとする。


[(ああ、もう駄目なんだ。こんなところでやられるなんて情けないぜ……)]


魔理沙は抵抗するのを諦めた。それを見かねて触手は弾幕を放った。

が、その前に


[魔理沙を離しやがれ!! 短符 爆砕斬!!]


健二が2本の短剣を作り出して、魔理沙を拘束している触手を斬った。

その反動で触手が放った弾幕は魔理沙に当たらず、近くの山に当たった。


[魔理沙、大丈夫か!!]


健二は魔理沙を抱えて、レミリア達のところに着地した。


[ありがとうだぜ……。]


魔理沙は健二に抱き付いた。


[聖人達はどうしたんですか?]


咲夜が健二に質問する。


[聖人達ならあの球体の近くに行ってるよ。]


[そうね、聖人が入れば大丈夫そうね。]


レミリアがそう言うが、健二は魔理沙と抱き合ったまま、


[いや、今回は聖人が解決するんじゃない。]


[じゃあ誰が!!]


[それはな……説明したいがどうも向こうさんは待ってくれないらしい。]


触手が今にも弾幕を放って来そうだからだ。


[仕方ないわね、私達も参加するからとっとと終わらせて理由を聞くわよ!]


いつの間にか近くに永琳、輝夜、鈴仙がいた。


[さて、久し振りに暴れるぜ!!]









[健二達は大丈夫だな。]


俺達は健二と別れた後も、黒い球体に向かって進んでいる。


[ん?あそこらへんにいるのは……アリス達と妖夢達だな!!]


絢斗が見つけてそう言った。こんなに暗いなかでも見えるのか。


[じゃあ絢斗は妖夢達のところに、快はアリス達のところだな。]


[わかったぜ!!]


[聖人と良太はどうするんですか?]


早苗達を探しているけど見つからないからなぁ。


[でも、あの黒い球体の中に霊夢の気配がわずかだけどします。]


良太はいつからそんなに気配を探れるようになったんだ? まあどうでもいいか。


[じゃああの中に霊夢がいるってことだな。よし、良太しっかり捕まっていろよ!!]


[あの、兄さん?何する気で?]


[あの中に霊夢がいるんだったら、一刻も早く良太も行った方がいいだろ。]


俺は1枚のスペルカードを持ち、


[んじゃそっちは任せるぞ!!]


[任せとけ!!]


[わかりました!!]


[よし、行くぜ!!]


俺は想力を使い空気を蹴った。その反動を能力で反射して、大砲のように飛んだ。


[速いですよぉぉぉぉ!!!!]


こっからちまちま飛んでいっても時間がかかるから、俺は最速のスピードで行くことにした。


[まだまだ!! 想符 イグナイトストライク!!]


さらにフレアスパークを逆噴射させて、スピードを上げる。


[うぎぎぎぎぎ!!!]


良太は声も出なくなった。







[もう、この触手は何なのよ!!]


[それは私も聞きたいわよアリス!!]


[この触手は嫌だなぁ。]


アリスとパチュリーとフランは黒い球体の右側のところで応戦していた。3人で上手く連携して耐えているが今にも崩れそうだった。


[アリス、まだ行ける?]


[ええ、まだなんとか大丈夫よパチュリー。]


アリスとパチュリーは肩で息をしている。この二人の魔法使いはあまり外に出ないため、少し持久力がないらしい。

その隙を狙ったのかのようにアリスの周りに複数の触手が来ていた。


[アリスお姉ちゃん!! 禁忌スターボウ……]


[フラン!! 今スペルを使ったらアリスにまで被害が及ぶわ!!]


複数の触手を倒すとなれば広範囲系のスペルが効果的だが、それだとアリスも被害に遭う。だが1つずつ倒していったら時間が足りない。


[なんとかするしかないのね……]


アリスは絶対的不利な状況でも諦めなかった。


[快が来るまでは負けられないのよ!!]


アリスはスペルを使おうとするが、


[アリスさああぁぁぁん!!!]


[快!!!]


快がアリスの隣に着地した。


[アリスさん、大丈夫ですか!!]


[私はまだ大丈夫だけど、この状況はまずいわよ。]


快は辺りを見て、考え込んだ。


[私が囮になるわ、その隙に快は逃げて!!]


[アリスさんにそんなことはさせません!!]


[じゃあどうするのよ!!]


[大丈夫です、僕に考えがあります。でも1つ問題があるんです。]


快は真剣な顔をして、アリスの方を向いた。


[な、何かしら?]


アリスは息を飲んだ。


[その……僕の背中に抱き付いてください。]


アリスはその言葉を聞いた瞬間に顔を赤らめ、


[どどどどうしてよ!!]


[いつもは抱き付いてくるのにこういうときは躊躇うんですね。]


[あ、あれは、その、た、頼まれたことなんてほとんど無かったから……]


基本的にアリスが攻めで快が受けだからだ。立場が逆転した時、アリスは恥ずかしがる。


[いいから!!]


[わ、わかったわよ。]


アリスは快の背中に抱き付いた。


[(あ~やっぱり安心するなぁ、アリスさんの体温を感じていると。)]


[こ、このあとはどうするのよ?]


快は自分の世界から抜け出して、気を高める。


[はあああああああああ!!!!]


叫び声とともに、快の髪型とか髪の色とかが変わっていく。


[はあああああああああああああ!!!!]


快が叫び終わったと同時に周りの地面が揺れる。


[す、すごい。]


アリスは快の背中にいて感じた、普段の快と全く違う。なおかつ今までの戦闘モードの時とも違う感じがした。


[ふう、出来たぜ。]


[快、あなたは何をしたの?]


[これが超本気モードだよ。]


アリスはビリビリとした感触を肌で感じた。触手も動きを止めて、警戒してるようだった。


[まず、ここから抜け出す。 気符 テレポート!]


快は両手を合わせた、するとパチュリーの隣に移動した。


[え! どうやってきたのよ? てか本当に快?]


[すっごーい!! 髪の色がオレンジになってる!!]


パチュリーとフランはビックリしたようだった。触手は快が移動したのに気付き、弾幕を放とうとする。


[アリスさん、とりあえず俺の背中から降りてくれると助かります。]


[え、ええ。]


アリスは背中から離れた。


[とりあえず1発お見舞いしてやる。パクりなんだけどな。気符 かめ○○波!!]


うん、パクりですね。でも威力は絶大だ。

触手に向けて放ったが、当たった瞬間に爆発して、周りの木とかを粉々にした。


[[快、やり過ぎよ。]]


[アリスとパチュリーは口をそろえて言った。だが触手はすぐに再生した。


[快お兄ちゃん、黒い球体を狙わないとダメだよ!]


フランはピョンピョン跳ねながら快に言った。


[わかった、なら俺が狙うから皆はサポートを頼むけど大丈夫?]


[大丈夫よ……って快後ろ!!]


アリスの声に反応して快が後ろを向くと触手がすぐそばまで迫っていた。

快はそれを迎撃しようとしたが、


[彩符 彩雨!!]


[想起 テリブルスーヴニール!!]


[鬼符 怪力乱神!!]


美鈴とさとりと勇義が撃退してくれた。


[あ、あなた達……。]


[これだけ入れば大丈夫でしょう。]


[流石私を負かした男だ。この程度は動じないか。]


[パチュリー様、加勢に来ました。]


[ありがとう美鈴。]


充分過ぎるくらいの加勢が来てくれた。


[さあ、行きますよ!!]








一方黒い球体の左側の方


[らちが空かぬな……。]


[近づきたくても近付けない。]


[あらあら、困ったわね~。]


白玉桜メンバーが応戦していた。


[ありり? 随分と苦戦してるね~。]


[絢斗さん!!]


絢斗が空中から降りてきた。


[絢斗、遅かったのう。]


[悪いな、ちょっと道が混んでてな。]


[ふっ、よく言うわい。]


絢斗が来たことによってさらに触手の数がふえて来ているようだった。1つの大きな弾幕が絢斗達の方へ向かってきた。


[む、いつの間にか攻撃されてたようじゃな。]


[あわわ、まずいですよ!!]


妖夢は弾幕を見て、あたふたしていた。絢斗はその様子を見て笑いながら、


[大丈夫~]


皆の前に出て、手を前に出した。


[絢斗さん、無茶ですよ!!]


妖夢は絢斗を止めようとしたが、絢斗はそれを聞き入れようとはしなかった。

そうこうしてる間に絢斗に弾幕がぶつかった。


[絢斗さん……。]


妖夢は心配そうに絢斗の方を向くが妖忌は、


[カッカッカッ、絢斗もやるではないか。]


続けて幽々子も、


[あんなことも出来たのね~。]


[え?]


妖夢は訳がわからないって顔をしていた、すると


[妖夢ちゃん、俺が考え無しに突っ込むと思っていたのかな?]


無傷の絢斗が立っていた。


[絢斗さん何をしたんですか!!]


[ん~魔術を使った。]


[……はい?]


絢斗の言葉が妖夢には理解出来なかった。


[それは後にして、これからどうすんの?]


[うむ、ワシと絢斗で行こうと思ってるのじゃが、人数が足りなくてな。]


妖忌が頭を悩ませていると、


[それなら私達が入りましょう。]


上から文、椛が降りてきた。さらに、


[盟友のピンチには駆け付けるよ!]


大きいリュックを背負った女の子もいた。


[どちらさんで?]


[私は河城 にとりだよ!(やっと出れたよ。もう出れないと思ったよ。)]


[河童も手伝ってくれるんですね!]


[その通りだよ!!]


絢斗は文に向かって、


[もう大丈夫なのか?]


[ばっちり大丈夫ですよ!]


[そうか、ならお互いに罪滅ぼしでもしようぜ!]


[そのつもりですよ!]










少し経った後、大分黒い球体に近付いて来たので、俺はスピードを落として、完全に止まる瞬間に良太を投げ飛ばした。


[ちょっと!! 兄さん!!]


[悪い!!こっからはお前がやるんだ、後は任せる!]


[嘘でしょょょょ!!!]


良太が叫んでいる間に良太の体は黒い球体に入っていった。

さて、こんだけ近づいたんだ。敵は俺を潰しにかかることだろう。

現に複数の触手がこっちに向かって来ている。


[へ、逆境の方が燃えるってもんだ。良太が解決しようとしてる間は全力でいってやる!!]


ここであっという間にやられたら会わす顔がなくなるからな。


[さて、勝負の始まりだ!!!]


[へぇー、テンション高いわね。]


[……いいところだったのに。]


[あら、ごめんなさいね。]


かっこよく決め台詞決めたところた誰かが話しかけてきた。


[謝る気ないだろ、幽香。]


幽香は日傘をくるくる回しながら、


[いいじゃない別に、私以外誰もいないんだし。]


だといいんだけどな、こういうときに限って早苗とか来るもん[見付けましたよ!!]やっぱりね。


[探しましたよ!]


[悪いね早苗。]


[フフ、来たのね。]


[来てはいけないんですか!!]


俺の横で喧嘩が始まったよ、そんなことしてる場合じゃないんだけどな。触手がこっちに向かって来ているし。


[とりあえず今は目の前のやつをなんとかしようぜ。]


[そうですね。]


[久々に倒しがいのある敵ね。]


[さあ、行くぜ!!]

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