宴会という名のパーティ3
[あのさあ、こいし?]
[モグモグ…んぐ、なあに?]
[いつまでそこで食べるのかな?]
苦ではないが頭が動かせないのが辛い…
[んー、私が飽きるまで!!]
それって…ずっとそこにいる気かよ、まあ離れて
もらうために、
[さとりのところに行かなくていいのか?]
[あ、忘れてた…]
自分の姉を忘れるなよ…
[無意識だからしょうがない!]
無意識って意外と面倒だな。
でもそこがいいんだろうなぁ。
[じゃあお兄さん目を閉じて。]
[は?]
[いいから、早く!]
俺はこいしに言われた通りに目を閉じた。
[絶対に開けないでよ…]
そう言われるとすごく開けたくなる、けど開けたら
……うん想像したくないね。
[ん…]
こいしの声が聞こえた後、唇に暖かいものを
感じた…ってええ!!
俺は目を開けた、目の前に目を閉じたこいしの顔
があった。
しばらくするとこいしが目を開けて、
[んもう、目を開けないでよ…]
顔を真っ赤に染めたこいしが言った。
[いきなりなにやってるんだよ!]
[ん~キスだよ!]
[なんで…]
[つい無意識で♪]
無意識じゃないだろ、もし早苗がこの場面を
見てたら[な~にしてるんですか…]
あ、終わりましたね、はい。
[じゃあお姉ちゃんのところに行ってくる。
またね!]
こいしはまだ顔を赤く染めて言った。
くそう、逃げやがった…
[随分と楽しそうでしたね…]
早苗が笑顔で言ってきた、けど目が笑ってないよ…
[早苗…これは……事故だ。]
俺は早苗に必死で弁解する。
[そうですか、事故ならしょうがないですね。]
ほっ、[というと思いましたか?]
早苗は俺の襟元を掴んで、
[ちょっとお話しましょうね♪]
[ああ、俺の命もここまでか…]
俺は早苗に引きずられながら、
人のいないところに連れていかれた。
少女説教中…
青年清聴中…
[まったく…もう。]
早苗の有難いお言葉(説教)をされ、今は早苗と
一緒にお酒を飲んでいる。
[大変でしたね…]
[いやぁ、面白いものが見れたよ~]
[若いっていいわね♪]
[ですな。]
いつの間にか、白玉桜メンバーが隣にいた。
[もう体は大丈夫なのか、絢斗?]
[おかげさまでばっちりよ~]
絢斗はそう答えてくれた。
[でもまたこうして宴会出来るなんていいわ~]
幽々子はそう言いながらもすごい勢いで食べて
いる。
[幽々子様!! 食べ過ぎです!]
妖夢はそう言うが、
[いいじゃない別に♪]
[お爺ちゃんも何かいってあげてください!]
妖夢は妖忌にそう言うが、
[カッカッカ、いいではないか。]
そして最後に、
[絢斗さん!]
[ん、はあに?(なあに?)]
[幽々子様にビシッといってあげてください!]
[ふぁがふぉとわる!(だが断る!)]
[……みょん。]
あーあ、誰も注意しないから拗ねたな…
[拗ねてません!!]
半泣きになりながら言ってきたよ、てかそんな
ので泣くなよ…
[まあまあ、]
そう言いながら絢斗は妖夢の頭を撫でた。
[あ、あう…]
[んー、やっぱり可愛いね!]
[か、かかか…]
妖夢は絢斗に頭を撫でられるのがすごく嬉しい
のかな?
顔は真っ赤だし、頭から煙が出てるし、
見ていて飽きないね!
と、妖夢の方を見てると、
[いーつーまーでー見てるの!]
早苗が両方の頬を引っ張ってきた。
[痛い痛い痛い痛い!!、わかった悪かったから、
離して!]
[え? もっとやってほしい?]
今度は耳を引っ張ってきた…
[違うって!! ちぎれるから!!]
[ん~今度はここ?]
[そこは引っ張るところじゃ…いひゃいって!!]
耳を引っ張ってきたと思ったら舌を引っ張ってきた
[反省しましたか?]
[はんへいひまひたはら!!(はんせいしましたから)]
そう言ってやっと解放された。
[早苗はいつからそうなったんだよ…]
前はもっと優しかったんだけどなぁ
[1年も会えなかったので、つい♪]
はあ、まあいいか…、それよりも絢斗はさっきの
俺の姿を見て笑ってるな…
[やっぱりいいねぇ~]
[へぇー、じゃあもっといいものを見せてあげるよ]
俺はお返しに絢斗が妖夢に抱き付かれて真っ赤に
している写真を見せた。
[ちょ!! いつとったんだ!!]
[無意識の力でちょちょいとな!]
[私も見たいです!!]
[いいぞ!!]
俺は早苗に写真を見せる。
[絢斗君もこんな顔をするんですね!]
[いいから捨てろ!]
[断る!!]
[ダニィ!!]
そんなやり取りをしていると、
[あやや、これは珍しい写真ですね!]
いつの間にか文が来ていた。
[いいだろ、まだあるぞ!]
俺は今まで撮った絢斗のいろんな写真を文に
見せた。
いつ撮ったかって? それは秘密だ!
[いろいろありますね! ]
そう言って文はすべて写真に納めた。
[ありがとうございました!]
[ちょっとまてーーい!!]
絢斗は文に弾幕を放つが文はそれを避けて
飛び去った。
[ま、これが絢斗の罰ってことで!]
[参ったね~]
[じゃあ昔話でもしましょうよ!!]
早苗がそう提案してきた。
[いいわね~、そういうの嫌いじゃないわよ。]
[わしはありすぎて困るのぅ。]
[やれやれ、長くなりそうだ。]
俺らは楽しく皆の昔話をした。




