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東方外遠記  作者: 颯人
第8章 再び幻想へ ~Again to the Fantasy~
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宴会という名のパーティ2

次に俺が向かった先は、


[ちょっとフラン! それ私のお肉よ!!]


[早く取らなかったお姉様が悪い!]


[う、でもそれは私が取ったのよ!]


[もう食べちゃったもん。]


[ううー☆ 咲夜ぁ…]


相変わらず仲がいいのな、てかレミリア情けなさ

すぎだろ。


[うー、 あら聖人、私に何か用?]


レミリアが俺を見た瞬間、口調が変わった。

でも、目元にはくっきりと泣いた後がわかる

くらい赤くなっていた。


[いや、楽しんでるかなって思って。]


[私はすごく楽しいよ!!]


フランがぴょんぴょんしながら答えた。

可愛いな、ロリコン好きにはたまらないだろう。


[楽しんでるようで何より、後咲夜、鼻血たれ

てんぞ。]


俺はレミリアの近くにいた咲夜に向けて言った。


[あら、早苗の可愛い姿を見て鼻血を出してる

あなたには言われたくないわ。]


ぐっ、事実だから反論出来ない…


[じゃ、じゃあまた後でな!]


俺は逃げるようにしてレミリア達のところを後に

した。


[逃げた…]


[逃げたわね。]


[あー、逃げた!!]


頼むからそれは心の中で言ってくれよ…

ちなみに上から順に咲夜、レミリア、フランである





俺は宴会会場を歩いていると、


[わはー聖人なのだー!]


ルーミアが俺のところに来た。

ふむ、5年…じゃないや、1年経っても変わら

ないな。

ルーミアは俺の周りをふよふよ浮きながら、


[今までどこ行ってたのだー?]


[外の世界に行ってたよ。]


俺はそう答えるとルーミアは目を輝かせ、


[そーなのかー!!]


[そーなのだー!]


…意外とこの会話楽しいな。


[あ、私は友達のところに行くからなー!]


そう言ってルーミアは何処かへ飛んでいった。


[次は…アリスのところに行ってみるか。]








[快ー、あーーん。]


[あーーん、うん!美味しいよ!!]


[ふふ、ありがとう。]


……とてつもないピンクフィールドが出来ている。

しかしなあ、1年前は初だったのになぁ。

人は恋人が出来ると変わるもんだな。


[あ、聖人何してるんだ?]


快に話しかけられたので、俺はからかってやろう

と近くに行き、


[いちゃつきが半端ないな。]


[そう……なのかしら?]


アリスは少し顔を赤く染めながらも答えた。


[そうそう、見てる側はしんどいわ~!]


いつの間にか来ていた神綺がお酒を飲みながら

言った。


[そうなんですか?]


[多分そうなんかじゃないかしら?

…快、口にソースがついてるわよ。]


快はアリスにそう言われて、


[すすすみません!]


慌てて拭き取ろうとするが、なかなか取れなかった

らしく、


[もう、ちょっとこっち向きなさい!]


快はアリスの方を向き、口元にあったソース

を拭いてもらっていた。


[はい、綺麗になったわよ。]


[アリスさん、ありがとう!]


[い、いいのよこれくらい//////]


アリスはお礼を言われるのに慣れていないの

だろうな。

顔を真っ赤に染めて下を向いてるし…


[いいお嫁さんを持ったな!]


俺は快にそう言うと、


[ぼぼぼぼ僕はまだ結婚していませんよ!!]


[ななななにいってるのよ!!]


快とアリスが顔を真っ赤にして、俺に反論してきた

いやぁ、面白い。


[あら、アリスちゃん、結婚式挙げるつもりなの

かしら?]


[なにいってるのよ母さん!!]


[大丈夫よ~会場は用意しておくわ~]


[だから! まだしないって!!]


アリスは耳まで真っ赤にして、神綺にそう言って

いた。

快は……うん、気絶しているな。


これ以上いたら俺に火の粉が飛んでくるかも

知れないので、気付かれないようにして、

アリス達のところから去った。


[さて、料理でも食べますか。]


[うん、そうだね!!]


……まったくもって気付かなかった。

隣にこいしがいたとは。


[私のことは気にせず食べてていいよ!!]


そう言ってこいしは俺の肩に座り、料理の

皿を取って、俺の頭をテーブルがわりにして

食べていた。


[こいし? 何してるのかな?]


[なんか落ち着く!!]


はぁ、まあいいか、そう思って俺は料理を

食べ始めた。

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