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東方外遠記  作者: 颯人
第8章 再び幻想へ ~Again to the Fantasy~
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宴会という名のパーティ

[皆いるか?]


どうも聖人です。

今は宴会をしている…けど人数が多いから騒がし

過ぎる…

ん?食べ物とかはどうしたかって?

それは健二につくってもらったさ、健二の能力は

何かと便利だからな。

で、宴会が始まったらもう皆飲むわ食べるわで

カオスな状態だ。


[しかし、よく飲むよな…]


俺は皆の酒の飲みっぷりに呆れている、まだ

未成年の人もいるだろうに…


[よくね? 別に楽しければいいと思うぞ。]


そう健二が言ってきた。


[でも5年ぶりかな、宴会をしたのは。]


[……え?]


俺の何となく発した言葉に皆は固まってしまった

ようだ。

…俺なんか変なこと言ったか?

そう思ってると霊夢が、


[なにいってるの? まだあんたがいなくなってから

一年しかたってないわよ。]


俺は霊夢の言葉に耳を疑った。

一年しか経ってない? んな馬鹿な…


[でも、俺らは5年間は確実に外の世界に居た

よな?]


[ああ、どういうことだ?]


俺と健二が頭を悩ませていると、


[それは私から説明するわ。]


突然、霊夢の横から紫が現れた。


[紫!! いきなり出てこないでよ!]


霊夢は紫に文句を言ってるが、紫は聞こえない

ふりをして、


[簡潔にいうと、幻想郷の1年が外の世界の5年

になるのよ。]


[……ワンモアプリーズ。]


[さっき言った通りよ、ここは外の世界より時間の

流れが遅いのよ。]


俺は紫の言葉が信じられなかった。

もし、紫の話が本当なら、


[つまり…俺と健二は皆より4年早く歳をとった

ってとこか?]


[ええ、そういうことよ。]


紫は口元に扇子を当てながら答えた。


[Oh……俺はじいさんになったのか…]


健二がozu様状態になって落ち込んだ。

まあ無理もないがな。


[まあ、宴会を楽しもうか。]


[そうだな、よし俺は魔理ちゃんの所へ行ってくる]


そう言って健二は魔理沙がいるところに行った。


[魔理ちゃんって………]


霊夢は笑いが堪えれないらしく、腹に手当てて

笑っている。


[いいんじゃないかな。]


[それもそうね、私は良太の所へ行ってくるわ。]


霊夢はそう言って良太の所へ行った。

俺は遠くから、


[結婚式にはきちんと俺も呼べよ!!]


そう言った途端、霊夢の顔が一気に赤くなり、


[ううううるさいわね!! きききちんと呼ぶから

ああ安心しなさい!]


あー面白えww

俺は腹を抱えて笑っていると、


[黙りなさい!! ]


霊夢は今だに顔を赤くしながら、陰陽玉を飛ば

してきた。


[こんなのいらねえよ。]


俺は陰陽玉をキャッチ&リリースした、俺が

投げた陰陽玉は、


[ふごっ!!]


霊夢の顔面に当たり、霊夢は伸びてしまった。


[ありゃ、やり過ぎたか?]


そんなことを思ってると、


[兄さん…霊夢に何をしたんですか?]


良太がアサルトライフルをこっちに向けながら

言ってきた。


[いや、これはね…事故だ。]


[そうですか、なら仕方ないですね。]


そう良太は言って銃をしまってくれた。

俺はホッとしたが…


[なら、これです。]


良太は全600発のマシンガンを取り出してきた。


[良太ぁぁぁ!! 許してくれるんじゃないの!!]


[確かに言いましたが、あれは嘘だ。]


[嘘かい!!]


良太は今にも引き金を引きそうだ、なので俺は

良太の隣にいた霊香に助けを求めようと、


[霊香、助けてくれないか?]


[えー…めんどくさい。]


そう笑顔で言ってきた。

親子揃ってそう言うのかよ!


[遺言はどうします?]


[I´ll be back!!]


[おらぁぁぁ!!! ]


[あぁぁぁんまりだぁぁぁ!!!]







10分後…


[やり過ぎよ…良太。]


[ごめんなさい。]


良太は霊夢に土下座していた。

何故かって? 流れ弾がとんで霊夢に当たったから

ですよ。

まったく…兄を殺す気かい!!

霊力で出来た弾丸だけど、当たれば凄く痛いのを

600発撃って来やがった……。

霊香は俺の逃げる姿を見て笑ってるし…

霊力で身体を強化しなかったら死んでた…


[でも、あれだけ撃っても死なないなんてね。]


霊夢が呆れたように言った。


[兄さんは不死身ですし、しつこいし。]


オイコラ、一言余計だ。


[じゃあまたね、聖人。]


霊夢は俺にそう言って、良太の腕を掴んで

行った。


[霊夢!! 離してよ!]


[嫌よ! 今日はとことん付き合ってもらうわ!!]


[ひえぇぇぇぇぇ!!!]


……良太も大変だな、あんなのが恋人だなんて。


[でも、面白いじゃない。]


霊香は酒を飲みながら言った。

てか、俺の心を読むな!!


[読んでないわ、勘よ。]


その勘、俺も欲しい…


[じゃあ俺は行くとこあるから。]


[また来なさいよ。]


そう言って霊香と別れた。


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