宴会という名のパーティ
[皆いるか?]
どうも聖人です。
今は宴会をしている…けど人数が多いから騒がし
過ぎる…
ん?食べ物とかはどうしたかって?
それは健二につくってもらったさ、健二の能力は
何かと便利だからな。
で、宴会が始まったらもう皆飲むわ食べるわで
カオスな状態だ。
[しかし、よく飲むよな…]
俺は皆の酒の飲みっぷりに呆れている、まだ
未成年の人もいるだろうに…
[よくね? 別に楽しければいいと思うぞ。]
そう健二が言ってきた。
[でも5年ぶりかな、宴会をしたのは。]
[……え?]
俺の何となく発した言葉に皆は固まってしまった
ようだ。
…俺なんか変なこと言ったか?
そう思ってると霊夢が、
[なにいってるの? まだあんたがいなくなってから
一年しかたってないわよ。]
俺は霊夢の言葉に耳を疑った。
一年しか経ってない? んな馬鹿な…
[でも、俺らは5年間は確実に外の世界に居た
よな?]
[ああ、どういうことだ?]
俺と健二が頭を悩ませていると、
[それは私から説明するわ。]
突然、霊夢の横から紫が現れた。
[紫!! いきなり出てこないでよ!]
霊夢は紫に文句を言ってるが、紫は聞こえない
ふりをして、
[簡潔にいうと、幻想郷の1年が外の世界の5年
になるのよ。]
[……ワンモアプリーズ。]
[さっき言った通りよ、ここは外の世界より時間の
流れが遅いのよ。]
俺は紫の言葉が信じられなかった。
もし、紫の話が本当なら、
[つまり…俺と健二は皆より4年早く歳をとった
ってとこか?]
[ええ、そういうことよ。]
紫は口元に扇子を当てながら答えた。
[Oh……俺はじいさんになったのか…]
健二がozu様状態になって落ち込んだ。
まあ無理もないがな。
[まあ、宴会を楽しもうか。]
[そうだな、よし俺は魔理ちゃんの所へ行ってくる]
そう言って健二は魔理沙がいるところに行った。
[魔理ちゃんって………]
霊夢は笑いが堪えれないらしく、腹に手当てて
笑っている。
[いいんじゃないかな。]
[それもそうね、私は良太の所へ行ってくるわ。]
霊夢はそう言って良太の所へ行った。
俺は遠くから、
[結婚式にはきちんと俺も呼べよ!!]
そう言った途端、霊夢の顔が一気に赤くなり、
[ううううるさいわね!! きききちんと呼ぶから
ああ安心しなさい!]
あー面白えww
俺は腹を抱えて笑っていると、
[黙りなさい!! ]
霊夢は今だに顔を赤くしながら、陰陽玉を飛ば
してきた。
[こんなのいらねえよ。]
俺は陰陽玉をキャッチ&リリースした、俺が
投げた陰陽玉は、
[ふごっ!!]
霊夢の顔面に当たり、霊夢は伸びてしまった。
[ありゃ、やり過ぎたか?]
そんなことを思ってると、
[兄さん…霊夢に何をしたんですか?]
良太がアサルトライフルをこっちに向けながら
言ってきた。
[いや、これはね…事故だ。]
[そうですか、なら仕方ないですね。]
そう良太は言って銃をしまってくれた。
俺はホッとしたが…
[なら、これです。]
良太は全600発のマシンガンを取り出してきた。
[良太ぁぁぁ!! 許してくれるんじゃないの!!]
[確かに言いましたが、あれは嘘だ。]
[嘘かい!!]
良太は今にも引き金を引きそうだ、なので俺は
良太の隣にいた霊香に助けを求めようと、
[霊香、助けてくれないか?]
[えー…めんどくさい。]
そう笑顔で言ってきた。
親子揃ってそう言うのかよ!
[遺言はどうします?]
[I´ll be back!!]
[おらぁぁぁ!!! ]
[あぁぁぁんまりだぁぁぁ!!!]
10分後…
[やり過ぎよ…良太。]
[ごめんなさい。]
良太は霊夢に土下座していた。
何故かって? 流れ弾がとんで霊夢に当たったから
ですよ。
まったく…兄を殺す気かい!!
霊力で出来た弾丸だけど、当たれば凄く痛いのを
600発撃って来やがった……。
霊香は俺の逃げる姿を見て笑ってるし…
霊力で身体を強化しなかったら死んでた…
[でも、あれだけ撃っても死なないなんてね。]
霊夢が呆れたように言った。
[兄さんは不死身ですし、しつこいし。]
オイコラ、一言余計だ。
[じゃあまたね、聖人。]
霊夢は俺にそう言って、良太の腕を掴んで
行った。
[霊夢!! 離してよ!]
[嫌よ! 今日はとことん付き合ってもらうわ!!]
[ひえぇぇぇぇぇ!!!]
……良太も大変だな、あんなのが恋人だなんて。
[でも、面白いじゃない。]
霊香は酒を飲みながら言った。
てか、俺の心を読むな!!
[読んでないわ、勘よ。]
その勘、俺も欲しい…
[じゃあ俺は行くとこあるから。]
[また来なさいよ。]
そう言って霊香と別れた。




