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158.チームと待ち合わせ

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「お言葉ですが校長。二手とおっしゃいましたが、どのようにチームを編成するおつもりでしょうか?」

「ふむ、いいところに目をつけておるの。さすがは天野国語主任じゃ。それを今から決めるつもりじゃ。皆の意見を参考にしての」

「けっ。そのための主任会ってわけかよ」

「うむ!目的が明確でわかりやすいな!誰と組んでも構わないぞ!」

「俺は絶対天野とは別のチームにしてくれ」

「奇遇ですね。森下先生。私もあなたとだけは別のチームでと願い出るところでしたから」


「校長が決めることだ」


「聞こえなかったならもう一度言おうか?校長が決めることだ。天野先生も森下先生も自分勝手すぎる。我々には、いや我々の教科には「役割」があるだろう。それに従い行動すべきだ。違うか?」

「……おっしゃる通りです。小室先生」

「まあそういうことじゃの。もうすでに編成はわしが決めておる。防御壁を守るチームは「防守」の役割をもつ国語主任に、教科異能刀を回収、いや異教より先に見つけるチームは「特攻」の役割をもつ理科主任に、それぞれリーダーを務めてもらうつもりじゃ」

「さすがは校長!俺と天野を別のチームにするとはわかってるじゃねーか」

「ふぉっふぉっふぉっ。たまたまじゃよ。たまたま。指示はおって出す。皆もそれで良いかの?」


「あのー。一個だけ質問いいですか?」


「ふむ。なんじゃね。久保田書道主任?」

「主任の動きはそれでいいですけど、それ以外の教会のメンバーはどう動くんですか?」

「適宜対応をと思っておる。それぞれの教科で何人かはチームに連れてきて欲しいし、それ以外の教会のメンバーは守護にあたらせようと思うとる」

「守護?」

「それぞれの支部を中心に一般人を異教の手からの。今や学校や企業にも平然と異教の集団は攻撃を仕掛けておる。まあ異教に言わせれば目的があるそうじゃがの」

「はぁ」

「まあ周辺の警護といったところじゃの。力のないものを無理やり戦場に出させても足手纏いにしかならんということは君もわかっておるじゃろう?久保田書道主任?」

「はぁ、まあ一応理解はしました」

「他に質問はあるかの?」


「ないならそれでいい。以上で主任会を終わる。……ん?今回は教頭先生は何も喋っておらんの。何かいうことはあるか?」

「…………」

「なさそうじゃの。各々11月に向け、戦力を整えよ。では、解散」




「泉先生、今お時間いいですか?」

「あー、はい。天野先生。ちょうど授業終わったところです。どうしたんですか?任務ですか?」

「まあそんなところです。電話では話しにくい内容なので、お会いして直接話したいですね」

「また僕がそっちに行くんですか?」

「……いえ、今回は私がそちらに」

「え、天野先生が?」

「実はもう向かっています。待ち合わせは病院で」

「いや、病院ってどこの病院ですか?」

「私たちが待ち合わせる病院なんてひとつしかないでしょう?」


「お姉さんが入院している病院ですよ」

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