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炭酸飲料

作者: 人間詩人

午後7時過ぎた

コップに炭酸飲料を

注ぎ込む

一気には飲めまい

じわりじわりと喉へと

流して行く


部屋の環境は

若干だが肌寒くて

暖房器具のスイッチを

入れるか迷う心がある

いつも通り周りの環境は

静かになりつつある

夜だなぁと思う


昔ならば

車の走行音が響いては

いたが

数年前からは無音だ

何だか寂しさを感じる

人気の無い空間だけが

延々と始まりだしたんだ


いろんな物が消えて行く

確固たることは

暮らしの音の風景だ

静まり返る人の世界に

明るい材料など

存在はしない

虚しいだけの世界である


疲弊しきった人々は

暮らしの音さえも失う

時代が沈没して行くようであり

一つづつ失われて行く

姿を五感で感じる


時代には明るさが

必要なんだ

暗さだけの時代には

面白みさえ欠けてしまう

これから先は

ますます時代が沈没して

行くようであり

文明社会は退化だけを

存続させている


昭和時代で人々の生活は

頂点だったのであろうか

それからは下り坂を

延々と落ち進んでいる

人々の感情や

人々の感覚さえも

ロストして行く社会

笑顔や笑い声は

響かないなぁ

しかめっ面ばかりの

人間たちを

見ているのは

現実社会は終わったのだと私は感じている

金銭戦争の果ては

空っぽの人間ゃない

単なる無表情の生き物が

蠢いているだけである

もう一度人間の社会の

復活を強く望みたいなぁ

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