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簒奪のディヴァイン ~仲間たちに裏切られた俺は最強の魔王に転生し、非情の復讐者となる。魔族たちを手駒にすべての敵を狩り尽くす~  作者: 六志麻あさ @『死亡ルート確定の悪役貴族2』発売中!
第3章 魔王VSネクロマンサー

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1 S級冒険者の襲撃

 人間たちの軍が、魔王城を襲っていた。


 アリアンロッドを配下に従えたのもつかの間、一難去ってまた一難だ。


「魔界には結界が敷かれていて、人間は侵入できないはず――なぜだ」


 俺は眉を寄せた。


 魔界からは人間界に攻め入ることができるが、逆はできない――というのは魔王軍にとって大きなアドバンテージである。


 実際、そのために人間側は今まで不利な戦いを強いられてきた。


 だからこそ、魔界と人間界の間の通路を結界装置で塞ぎ、魔界側からも人間界に攻め入れないようにする――という計画が実行されたわけだ。

 その際に俺は結界装置を起動するための生贄にされたため、苦い記憶だった。


 ともあれ、今はその前提が崩れたようだ。


 魔界にとっては一大事である。


「私が【探知】します」


 ティアが言った。


 俺は、攻撃系魔法以外は不得手だ。

 こういうときは魔法の技術全般が高いティアが頼もしかった。


 メルディアもアリアンロッドも猛者ではあるが、魔法技術の長けているわけじゃないからな。


「――どうやら結界の一部に『穴』が空いているようです」

「奴らが破壊したのか?」

「現場で調べないと断定はできませんが……おそらく、以前から空いていたものかと」


 と、ティア。


 じゃあ、もともと結界にほころびがあったということか。


「敵の現在位置は?」

「王都近郊に陣を張っているようです」


 ティアが言った。


「こちらも出るぞ。ティア、アリアンロッド、ついてこい」

「えっ、今からですか?」

「奴らを前にして、のんびりする理由がないだろう」


 S級冒険者は見つけ次第、討つ。


 俺の脳裏に、斬首された妹の姿が浮かんだ。


「奴らを、前にして――」


 絶対に許せない。

 22人を一人残らず、この世から消し去ってやる。


「魔王様……?」


 ティアが訝しげにこちらを見る。


「俺一人でも行くぞ」

「お、お待ちください……私も行きます」

「あたしも当然行きます」




 俺はティアやアリアンロッドとともに最前線に赴いた。


 無数の怒号や苦鳴が聞こえてくる。


 メルディアが兵たちを率いて戦っているのが見えた。


「ひるむな! ここは絶対に死守だ!」


 可憐な少女の姿ではなく、禍々しい髑髏の騎士の姿で、口調も相応のものになっている。


 魔族たちは剣や槍を手に、敵と戦っている。


 その敵は――人間ではなかった。


 スケルトンやゾンビなどのアンデッドだ。

 といっても、魔族ではない。


 あれは――。


「改造アンデッド……!?」


 俺はハッとなった。

 あんな代物を使役できるのは、世界でただ一人。


「S級冒険者、『死神』のライシャム――」

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忌み子として処刑された僕は、敵国で最強の黒騎士皇子に転生した。超絶の剣技とチート魔眼で無敵の存在になり、非道な祖国に復讐する。


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