表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/70

10 魔王軍の増強計画について

 こうしてティアに続きメルディアも俺の新たな配下となった。


 とはいえ、現在のところ俺の配下のうち、高位魔族はその二人だけ。


「先代は高位魔族をどれくらい従えていたんだ?」

「おおよそ五十といったところでしょうか」


 俺の問いにティアが答える。


 現在、俺はティアとともに最上階で話し合いをしていた。


 話題は主に、今後の方針を決めることだ。


 メルディアは先代のときも『近衛隊長』を務めていたそうなので、継続してその任に当たらせている。


 他に、魔王城周辺を守っていた竜やゴーレムなども、メルディアが支配権を奪っていたのだが、俺の元に取り返すことができた。


「そいつらを従えるには、どうすればいい……?」


 頭の中で考えを整理する。


 現状の戦力で仮に人間界に戻ったとして、S級冒険者たちに勝てるだろうか?


 まず、無理だろう。


 俺自身は彼らに後れを取るつもりはない。


 だが、相手は多勢だ。


 さすがに二十二人のS級を俺一人で打ち倒すのは難しいだろう。


 一人一人狙いを定めた上で、確実に勝つためには、強力な手駒がもっと必要だ。




 話し合いの後、俺はティアとともに中庭に出た。


 まだ話し合いの結論は出ていない。


 気分転換を兼ねて、一緒に中庭まで来たのだった。


 ちょうどメルディアがアンデッド兵たちと訓練をしていた。


「あ、魔王様!」


 と、メルディアが振り返った。

 髑髏の騎士ではなく、美少女の姿だった。


「ボクたちの訓練を見に来てくれたの?」

「メルディア、なんだその口の利き方は」


 ティアが注意した。


「えー。こっちの方が話しやすいし。前の魔王様のときはこうだったじゃない」


 と、不満げなメルディア。


「俺はどちらでも構わないが」


 俺はメルディアを見た。


「普段はその姿なのか?」

「えっ? ああ、女の子の格好の方がお気に入りなので~。でも、【人化】を長時間すると疲れるから、髑髏モードになったり女の子モードになったり、気分次第かな」

「二つの姿で戦闘力に違いはあるのか?」

「んー、髑髏の方が強いよ。髑髏を10としたら、女の子は7くらいかな」

「なるほど」

「ところで、ボクの姿はどう? 魔王様、気に入ってくれた?」


 メルディアがニヤニヤ笑いながら、擦り寄ってきた。


「魔王様に対して馴れ馴れしいぞ」


 ティアが不快げに言った。


「構わん」


 俺はそれを制する。


「ですが、魔王様の威厳というものが――」

「メルディアは規律で縛るより、あまり押さえつけない方が力を発揮するタイプだろう」


 おそらく、な。


「俺の役目は部下に規律を守らせることじゃない。能力を最大限に発揮させ、実戦で最高の戦果を挙げさせることだ」

「……魔王様がそう仰せなら」


 ティアはまだ不満そうだったが、しぶしぶと言った感じで矛を収めてくれた。


 そう、魔王の威厳などどうでもいい。


 お前たちはしょせん手駒だ。


 俺にとって最大の戦果を挙げ、魔王の勢力を拡大するための力になってくれればそれでいいんだ。


 俺が魔王として力を付ければ付けるほど、俺自身の最終目標――『S級冒険者たちへの復讐』が近づくんだからな。

【読んでくださった方へのお願い】

面白かった、続きが読みたい、と感じた方はブックマークや評価で応援いただけると嬉しいです……!

評価の10ポイントはとても大きいのでぜひお願いします……!


評価の入れ方は、ページ下部にある『ポイントを入れて作者を応援しましょう!』のところにある

☆☆☆☆☆をポチっと押すことで

★★★★★になり評価されます!

未評価の方もお気軽に、ぜひよろしくお願いします~!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
↑の☆☆☆☆☆評価欄↑をポチっと押して

★★★★★にしていただけると作者への応援となります!


執筆の励みになりますので、ぜひよろしくお願いします!


▼カクヨムでの新作です! ★やフォローで応援いただけると嬉しいです~!▼

忌み子として処刑された僕は、敵国で最強の黒騎士皇子に転生した。超絶の剣技とチート魔眼で無敵の存在になり、非道な祖国に復讐する。


― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ