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転生者ヒイロのゆるゆる大冒険  作者: 絶侶
3章 冒険者と転生者と
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ヒイロ ホワイトとデート

ブルーとデートをした翌日、朝早くから俺はホワイトに起こされた


「お父様、起きてください」

「おはよう」 


あくびをしながら挨拶をした。ホワイトはとてもおしゃれな服を着ている。そのスカートの丈短くないか


「ヒイロさん、デートに行きますよ」

「着替えさせて」


クリス、ブルー、シルヴィアを起こさないようにベッドから抜け出し着替える 


「ヒイロさん、朝食は用意していますよ」


ホワイトに腕を引っ張られ1階へ、テーブルにはトーストにサラダ、スープが置いてある


「ホワイトが作ったの?」

「私が作りました、お口に合えばいいのですが」


といっても、サラダは簡単に作れるし冷蔵庫には秘伝のドレッシングがある ホワイトが頑張って作ったのはスープだけだろうな スープを1口 コンソメスープなのだが野菜の甘みが出ておりとても美味しい


「ホワイト、とても美味しいよ」

「ありがとうございますわ。あなた」


今日1日はホワイトと恋人として付き合うことになるのか、ブルーは親子だから楽だったのだが

朝食も食べ終えて、今日の予定を聞くことに


「私たちのことを知らない場所がいいです ジオラル共和国へ行きましょう」

「じゃあ行こうか」

「ヒイロさん、転移で行くなら帝国と共和国の国境からでお願いしますね」

「分かったよ」


転移魔法で国境付近へ転移した。アリア、アヤメと共和国へ行った時のことを思い出した。商隊に奴隷商が紛れていて、オークの襲撃があったんだよな 今では屋敷で働いてくれている大切な家族のララとルル、島の名物酒を作っているダンジ、最近同じ犬獣人と結婚したニアンと出会ったな


「どうかしました?ヒイロさん」

「ララ、ルルと出会った時のことを思い出してな」

「ヒイロさん、今は私のことだけを考えてください」

「分かりました」


収納袋からジープを取り出して、乗り込む


「おと、ヒイロさん 馬車はないのですか」

「馬車はヴェント商店に置いてあるからな、これで我慢して」


ジープを走らせる 速度は馬車よりも少し速めにしている


「ホワイト、着いた後は?」

「買い物がしたいです お父様、デートですよ 男性が引っ張って行くのが普通でしょう」

「そんなこと誰から聞いたんだよ」

「島の夫婦やカップルから聞きました 今日もこれからも私はお父様の恋人でいたいのです」

「俺の方が早く死ぬぞ」

「アリアお母様と決めましたから」

「そっか」


俺はホワイトの頭を撫でる 彼女は頬を赤らめていたがまたそこが愛おしいと思えた

ジープ走らせていくと遠くにジオラル共和国の首都ジオが見えて来た 途中でジープから降り徒歩で向かう

前に来た時と同じで簡単に入ることができ、この国の将来を心配しそうになる


「ヒイロさん、行きましょう」


ホワイトは腕に抱き付きながら歩き出す つられて歩き、色々な店を見て歩き 高級そうな服屋に着いた

なんだかんだお金はあるのです。足りるだろう


「ヒイロさん、服を買ってくれるて言ってましたよね」

「確かに言いました。ホワイト様の御召し物を買わせていただきます」

「それでは私に似合う服を買ってください 試着はしますから」


ホワイトと服屋へ 一般的な服から社交界で着るようなドレスまで取り扱っている

夜は高級なレストランに行くからドレスにしようかな

ヒイロはホワイトに似合いそうなドレスを探している ホワイトの髪は純白な白で肌も白くて綺麗 白に映える色は黒


「ホワイト、これはどうだ」

「試着してきますね」


ホワイトはヒイロから黒のドレスを受け取り試着室で着替える


「ヒイロさん、どうでしょうか」


ホワイトに渡したドレスは濃い黒のロングドレスで胸元はガッツリ強調しており、スリットからホワイトの白い美しい太ももが見え隠れしてドキッとする


「とても素敵だよ」

「私も気に入りました」


選んだドレスにホワイトはとても喜んでくれたのでヒイロはひと安心をした

会計を済ましてから店を出た 荷物持ちはもちろんヒイロだ


「いっぱい買ったな」

「ヒイロさんには色んな私を見てもらいたいですから」


たぶん、話かたや仕草はアリアから教えてもらったんだな


「ホワイト、自分の言葉で話してみて」

「・・・・お父様は私のことが嫌いですか」

「嫌いじゃないよ」

「なら、いいです」


お昼は露店を食べ歩き、首都ジオを楽しんだ ベンチで休憩をする


「ホワイト、夜は高級なレストランに行くから買ったドレス着てね」

「ドレスを着ないといけないのですか?」

「高級なレストランに入るには貴族や豪商じゃないと入れないんだ」

「お父様は名誉騎士伯でしたよね」

「そういうこと、次にドレスコード、服装規定とも呼ばれるのだけど 男性はタキシードとか決められた服じゃないといけなくて女性の方は確かドレスだよ」 

「お父様は私と2人きりでお食事を」

「家族の中ではホワイトが初めてだからね それにデートだろ 夜は王国の屋敷に泊まるからね」


ホワイトは放心状態になってしまった。ホワイトの予定とは全く別だったせいで頭が追いついていない


「ホワイト、王国の屋敷に帰るぞ」

「はい、どこまでもお供します」


えっとそれは手下や子分のまぁいいか ヒイロはホワイトを連れ王国の屋敷へ転移した。


「ホワイト、お風呂に入ろうか」

「え、あ、はい」


サンディア王国の屋敷の風呂は島の屋敷の風呂を元に作っているため、常時適温でお湯が汚れると浄化魔法が発動し綺麗になる

ヒイロは服を脱ぎ、ホワイトも下着を取り全裸に


「いつもは恥ずかしくないのですが」

「ホワイトの肌は白くて綺麗だな」


身体を洗いっこなど恋人同士がやるようなことをしながらお風呂を楽しむ


「お父様、お父様は別の世界から来た人なんですよね」

「うん、そうだよ こことは全く別の世界で魔法や魔力は無かったしドラゴンもいなかったよ」


ヒイロはホワイトに元の世界の話をした。ホワイトもその話を真剣に聞いていた。


「そろそろ上がろうか」

「はい、のぼせそうです」


風呂から上がり、バスローブに見を包む


「お父様」

「ヒイロさんじゃないの?」

「今はお父様の娘のホワイトです。」


面倒くさいな設定だな


「あと1時間後、ドレスに着替えるんだぞ」

「分かりました」


ソファに座ってまったりしている ホワイトは隣で抱きついているがそろそろ時間が来た


「ホワイト、着替えて着てね」

「はい」


ホワイトは着替えに行き、ヒイロもタキシードへ着替えるために寝室へ

ヒイロはタキシードに着替え部屋を出る、下に降りると黒いドレスを着たホワイトがすでに待っていた


「ホワイト、とても綺麗だよ」

「お父様もとても素敵です」


屋敷を出てゴーレム馬車へ乗り、高級レストランへ向かう レストランにはすぐに到着した 俺は先に降りて、ホワイトの手を取り降り補助をする


「いらっしゃいませ、名誉騎士伯のヒイロ様でございますね こちらへどうぞ」


ウェイターの後を付いていき、席へ案内される 帰ったらクリスに感謝しよう 模擬戦をしたらいいかな 高級レストランの予約をクリスにしてもらったのだ

クリスには事前に料理の方も注文してもらっている


「ヒイロさん、とても美味しいですわ」

「口に合うなら良かったよ 帰ったらクリスに感謝しような」

「えっと」

「お店の予約はクリスがしてくれたんだ」

「そうだったのですね クリスお母様には感謝しないといけませんね」


食事が済み、馬車で屋敷へ帰り 寝るだけ


「設定がブレブレだけど今日は俺の恋人なんだろ」

「はい、お父様がいつもお母様とやっているようなことをしてくれるのですか」

「あれはね、人が子供を作る時にやるんだよ」

「私はお父様の子供を産めませんから」

「いくらドラゴンでも娘に手を出す父親は最低だからね 一緒に寝ることしか出来ないけど」

「それではお父様、よろしくお願いします。」


ホワイトは隣にいる


「ホワイトは俺の何になりたかったんだ」

「私はお父様の娘であり恋人です。愛していまzzz」

「寝ちゃったな、朝早くからスープを作ってくれてたもんな おやすみ ホワイト 俺も愛しているよ家族として」











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