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転生者ヒイロのゆるゆる大冒険  作者: 絶侶
1章 チート過ぎる島
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ヒイロ 帝国の女騎士を助ける

島に帰るとレディが出迎えてくれる


「おかえりなさいマスター、馬たちは老齢ですね ここで住まわせますね。」


馬車ハーネスを馬から外して自由にする。馬たちは賢いようでレディの小型機の誘導にしたがいついて行った。


「レディ、この馬車を改造できないか?」

「可能です。空間拡張と休息を取れるように改造します。」

「馬の代わりに・・・・ゴーレムはどうかな」

「ゴーレムですか、マスターは愚の骨頂ですね、あんな岩の塊が馬の代わりになるわけないでしょ」


散々な言われようだ、よくよく考えるとレディはゴーレムの最終形態みたいなようなもんだ、怒らせてしまった。


「私からはスライムを進言します。擬態能力で馬に擬態でき、餌は雑食なのでゴミでも食べます。たとえ頭が潰されても再生能力で再生するので理想的な馬代わりになるでしょう」

「スライムでお願いします。あとは帝国の動きだけを監視して欲しい」

「了解しました。」


アリアは先に家に帰り、昼食を作っているようなので昼食が楽しみで仕方がない アリアの料理は美味しいからな


「ヒイロさん、昼食ですよ」

「今、行きまーす」


昼食はミートソースのパスタだ、俺の知識とアリアの料理の腕で再現された俺の世界の料理だ。箸でパスタを食べる派なのだがフォークでパスタ巻いて食べることにした。


「アリア、とても美味しいよ」

「ありがとうございます。」


アリアはもじもじしている


「あの、ヒイロさん、助けた子供たちを見ていたら私もヒイロさんの赤ちゃんが欲しくなって それに俺のアリアって仰っしゃられましたし。」


あれ聞こえていたんだ


「俺はアリアに話していないことがあるし、アリアも俺に話していないことがあるだろ お互い隠し事がなくなってからね」

「ヒイロさん、唇にキスしてもらえませんか、赤ちゃんは唇にキスを出来るらしいので」

「アリアさん、誰から教えてもらったの」

「お父様とお母様が愛する人とキスをすれば子供ができると仰っていましたよ」


アリアは純粋な子なんだな


「アリアが小さい頃に聞いた話だと思うからキスで赤ちゃんはできないからね 寝る前と起きた時にキスしようか」


どっかでアリアに性知識の勉強をさせないといけないな


「マスター、1度 帝国へ行き現状を把握する方がよろしいかと」

「人種差別するような国にアリアを連れて行きたくないけど、アリアは行きたそうにしているし」

「この外套を使うことを進言します。認識阻害の術式と・・・・・etcを刻みこんでいるのでアリアさんでも大丈夫です。」


見た目は普通の外套なんだけどな


「アリア、シンプルで動きやすい服に着替えて来てね」


アリアはすぐに着替えに行った。


「レディ、帝都の裏路地付近の映像を頼む」


レディが映した映像には3人の騎士が1人の騎士を痛めつけている、裏路地で人目がない場所のため誰も助けはこないだろう。


「レディ、先に助けてくるから、アリアが来たら教えてくれ」

「了解です。小型機を持っていってください。」


レディから小型機を受け取り、転移魔法で帝都の裏路地へ転移した。

俺が着いた頃には騎士の鎧が剥がされ肌が露出している。殴られているのは女性のようだ。


俺は刀を抜き、3人の騎士の首を斬る。女性の方は顔中が痣だらけで腕や足にはミミズ腫れのような痕もある 女性に回復魔法を掛けてキズを癒すがいつも通りやり過ぎた。過去に負っていたキズまで治してしまい、女性の顔はとても美人だった。


「マスター、至急戻って来てください」


転移魔法を使いアリアをこちらへ来させた。


「ヒイロさんは見てはいけませんよ」


散らばっている鎧や服の布きれ、下着まで落ちていた。アリアの言っていたことが理解できた。


「ヒイロさん、いいですよ」

「アリア、助かったよ ありがとう」


女騎士は目を覚ました。


「気がついたか」

「私は・・・・????」

「キズなら回復させておいたやり過ぎたけどな」


女騎士の片足はすでに折れており、左腕も折れて、あとは身体中の痣と鞭で打たれたようなミミズ腫れ 火傷の痕など


「私を襲っていた騎士たちは」


俺は指を指した、その先には頭だけの3人騎士がいる


「どうする、騎士団に戻るか、ここで俺を捕まえて手柄を立てるか、俺たちの仲間になるか」

「それは当然、あなたの仲間になります。帝国には未来がありません、私の実家の伯爵家は父の代で終わることが目に見えています。」

「人種差別主義者か?」

「違います。人種差別に反対をしたため、あのようなことになりました。」

「島に戻ろうか」


転移魔法を使い門を開く


「これは」

「転移魔法だ」


俺とアリア、女騎士は門をくぐり、家の中に転移した。


「名前を聞いていなかったな、俺はヒイロ」

「私はヒイロさんの奥さんのアリアと申します。」


外套を取りながらアリアは自己紹介をした。アリアの耳を見た女騎士はすぐに膝を付いた


「私の祖先は高貴なエルフの方に助けてもらったことがありまして、それから家では高貴なエルフの方には膝を付き、忠誠を誓うことになっていました。まだ名乗っていませんでしたね。私はルノリアと言います。これからはアリア様の護衛騎士としてこの命を尽くそうと思います。」

「私に護衛は必要ないですよ、私にはヒイロさんがいますから」

「ルノリア、君は自由なんだから騎士に固執する必要はないと思うぞ 足が速くて体力もあるようだね、闇魔法の適性があるようだね」

「ヒイロ殿?」

「君を鑑定したんだけど」

「私に魔法の適性があるのですか」


帝国は実力主義で体育会系、脳筋の集まりらしい、俺の大嫌いなタイプの人間が多いみたいだ。


「レディ、ルノリアをC権限で」 

「了解しました。」


俺はS権限、アリアはA権限だ、C権限は監視付きで俺がいないと家の外には出れない。


今日はルノリアから帝国の情報を聞き出すか


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