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転生者ヒイロのゆるゆる大冒険  作者: 絶侶
2章 公国と帝国と
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ヒイロ ユカのパーティーに会う(全員転生者)

10月になり転生してから半年経つことになる。色々大変だったよな 姪が女王をしていたり、戦闘狂のお姫様を妻にしてもうじき出産だったり ドラゴンの子供が人になって、父親になったり 帝国を滅ぼしたり


「ヒイロ様、どうかしました」

「クリスはいつも綺麗だな~って」

「もう、あと3人は産みたいので頑張ってくださいね ア ナ タ」

「今は1人目を無事に産むことに集中しよう」

「出産予定日は来週そうですよ クリム先生がこちらに来てくださります」

「出産してから、戦闘面のリハビリをしていこうな」

「はい、この子には強い母親として接して行きたいです。」


クリスと話していたら邪魔をするかのようにガラケーが鳴る


「はい、もすもす」

「メガンシア冒険者ギルド ギルドマスターのラミリアです。」

「ゴブリンですか」

「そうよ、早く来て あと合わせたい人たちもいるから」


電話を切り、ため息


「クリス、メガンシアでスタンピードが発生したから行ってくるよ」

「はい、無事に帰って来るように祈っていますね」


レディにメンバー招集を頼む、俺は獣王国へ転移しライオネルを誘う


「ライオネル、仕事は終わっているか」

「終わっているぞ、今日は何用だ」

「パレツント王国の辺境メガンシアでスタンピードが発生した。行くか」

「ほう」

「ライオネルにはもう1つ見てもらいたい物があるからな」

「なら、行こう」

「今日中に片付かなくても夜には帰すからな」

「そうだな、公務は1日でも溜めると大変だからな」


俺はライオネルを連れて一度、島へ転移した。


「レディ、揃ったか」

「はい」


ドラゴンズにシロガネ、コクヨウ、バンバン、ブンブンは連れて行くことを決めていた、マリン、ミレディアの転生組、アヤメ、ガム、ルノリアの偵察能力が高い者、ロイとレイは勝手に着いてくるからな ガルフ、テッカン、ミナト、ユキムラ、ダリス、他15名を連れて、メガンシアの街の中へ転移した。

到着するなり、魔力回復ポーションで魔力を回復させる


「ヒイロよ、あそこの建物はなんだ」

「あれがライオネルに見せたかった物だよ 冒険者ギルドって言ってな 簡単に説明すると依頼を受けてこなす何でも屋だな」

「ほう、騎士団や傭兵とはまた違った職種だな」

「冒険者なら力がなくても薬草採取とかでも食べていけるからな」


冒険者ギルドに入り、俺とライオネル、マリン、ミレディアはギルドマスターの部屋へ


「来たぞ」

「あなたは いつも通りね そちらの獅子獣人の方は?」

「獣王様」

「ヒイロよちゃんと説明がいるだろ、俺はペック獣王国獣王ライオネルだ、我が友ヒイロの誘いで来たのだが」

「え、は、ヒイロはなんて大物を連れて来たのよ」

「ゴブリン相手には少しでも手が欲しいだろ ライオネルと俺は殴りあった仲だからな」


ライオネルの説明が終わり、後で冒険者ギルドについてライオネルは聞くことにした。


「今朝、ゴブリンがこの街へ向けて行進していると言う話があったのよ」

「こちらから偵察部隊を出すか」

「うむ、それがいいな」

「今、ゴブリン相手に戦える冒険者は何人くらいだ」

「50人程ね」

「帝国を滅ぼしたヒイロが入れば十分だろハッハハ」

「俺よりも息子たちがドラゴンに戻ればすぐに片付くぞ、森は無くなるけど」

「森はメガンシアには必要なものです 破壊行為はやめてください」


俺とライオネルの悪乗りは怒られた


「ドラゴンに偵察を行かせるか、ドラゴンが味方なら士気も上がるだろ」

「それだけはやめてください、冒険者たちの成長になりませんから」

「怪我人はそこのミレディアが治療してくれるから、俺の方からはポーションを2000本ほど用意している」


なんか周りから引かれたんだけど


「ヒイロよ、獣王国でも300本しか用意出来ないぞ」

「メガンシア領でも精々30本ですよ」

「ライオネル、余ったら持って帰るか」

「それはありがたい話だな」


話は偵察部隊に偵察をさせてからゴブリンの進行具合から作戦を立てることになった 俺は偵察組に説明するため、マリンとミレディアはギルド内を見るためギルドマスター部屋から出た ライオネルは冒険者ギルドのことを聞くために残った 内容次第で獣王国でも採用するつもりだ


「アマネ」

「主君、いかがなされました」

「ガム、ルノリア、ドランを連れて偵察に出てくれ ゴブリンの進行具合が気になる」

「了解しました。」


偵察部隊はさっそく行動へ移った


「ヒイロさん」

「ユカ、久しぶりだな」


同じ転生者のユカに声を掛けられた


「ゴブリン討伐やるのか」

「はい、パーティーを組んでいるので 紹介しますね」


ユカはパーティーメンバーを連れて来た、ラミリアが言っていた合わせたい人はこういうことか


「全員、転生者だな」


ユカのパーティーはユカを含めて5人、全員女性だ


「この人がユカの言っていた人?」

「そうそう」

「ジーーーーー」


1人だけ俺のことを見ている


「何か?」

「ヒイロって名前の知り合い昔いたから」

「これで10人か、2人は殺しているけど」

「なんの人数?」

「俺が今まで会った転生者の数だよ」


マリンたちもやって来た


「ヒイロ、奥さんいるのに何やってんの?ナンパ」

「ちげーよ、ユカ こっちはマリンとミレディア 同じ転生者だ」

「私、マリンよろしくね」

「ミレディアと申します。」

「俺はヒイロだ」


こちらの自己紹介は終わり、ユカの方だ


「私はユカ ヒイロさんのカレーライスは絶品」


ユカは剣士だな


「私はマリカ ヒイロさんのチートっぷりはユカから聞いているよ」


マリカは魔法使いのようだな


「あたいはナオ 久しぶりに米が食べたい」


ナオは格闘家のようだな、見た目はレディースの総長なんだが


「私はレオナ、貴族の子供に転生したんだ サンディア王国の名誉騎士伯の噂は聞いている よろしく頼む」


レオナはタンク役のようだな


「私はミユキ、ヒイロくんと生前会ったと思うんだけどな」


俺の記憶にはないから別の並行世界のヒイロのことだと思うが ミユキはヒーラー職のようだな


「かなりバランスのいい、パーティーだな」

「ヒイロさんなら1人で全員に勝てるでしょう」

「そんなに強くないぞ」


話し合いの途中、パンダたちがケンカをしだしたから仲裁に入る


「バンバン、ブンブン、やめなさい」

「メェ、メェメェメ」

「メェメェメエメエ」


バンバンは最近出番がなかったのはブンブンが悪いでブンブンの言い分は俺がいつもいないからで僕は悪くない 俺が悪いですね


「りんご、やるから仲直りしろよ 俺が出かける時いつもいないだろ 訓練場で訓練しているのは知っているんだぞ」

「メェメェ」

「メェメェ」

「島では喧嘩してもいいけど、島の外ではしないように、二度と連れて行かないぞ」


バトルパンダたちは和解の握手をしていた


「ヒイロさん、パンダの言葉は分かるの?」

「分かるぞ、ユカ 島にいる動物たちの言葉もな」

「凄い」


黒い小さなドラゴンが冒険者ギルドへ飛んで来た


「父上」

「ドラン、お疲れ様 ドラゴン形態小さくなれたのか」

「魔力の消耗が激しいので人化します。」


小さいドラゴンからいつものドランに戻り、服も魔力で作っている。


「父上、報告を」

「ギルドマスターの部屋に行くぞ」

「分かりました。」


俺はドランを連れてギルドマスターの部屋へ向かった


「ドラゴンが人になって普通に喋って」


マリカは混乱している


「ドランちゃんたちを初めて見ると混乱するわよね」

「私も小さいドラゴンの時は知っていますがいつの間にか成長していたんですね」

「ヒイロさんはドラゴンを何匹飼っているので」


レオナが禁断の質問をする


「匹じゃなくて人よ、4人全員連れて来ているしあとフェンリルとケルベロスもいるわ ヒイロにとっては大事な家族よ 島の住民全員家族って言っているくらいだし」

「同じ転生者でも別格だな」

「ヒイロだし」

「ヒイロさんですし」

「え、ヒイロくん扱いそんなのでいいの?」

「いないからいいんじゃない」


俺はドランを連れてギルドマスターの部屋へ


「ライオネル、冒険者ギルドはどうだ」

「ふむ、獣王国でも採用しようと思う あとは冒険者カードを作製する魔道具の方だな」

「それなら俺の方でコピーして量産しようか」

「ヒイロさん、今とんでもないことを言っていますが、現状 作製した技師は死んでしまいましたし」

「こちらで勝手に作っておく、偵察から報告だ ドラン説明」

「はい、父上、ゴブリンは山岳地帯から森を抜けてこちらへ向かっていると思われます。」


地図を広げながらドランの説明、森の中での戦闘は危険だ、それはライオネルもラミリアも分かっている


「森を抜けてゴブリンたちがこの街へ向かう最終ルートはここの草原地帯だけです」

「なるほど~ヒイロ、ゴブリンの血であなたにあげる土地が汚れるけどいいかしら」

「構わない、浄化は最後にするからな」


決戦の地が決まった。ドランの話によるとゴブリンの進行具合は明日の朝になるらしい 問題なのはゴブリンの種類だ 通常種から下級から上級種まで揃っており、突然変異種もいるという話だ


「ライオネル、どうする 明日、来て暴れるか」

「俺は冒険者ギルドを作る方に力を注ぐつもりだ、ヒイロ、冒険者カードの作製魔道具の方を頼んだぞ」


俺は転移魔法で門を作り、獣王国の城へ繋げた


「完成したら持っていく」

「分かった、ラミリア殿 とても有意義な時間であった」

「こちらも他国の国王様とのお話はとても面白かったです」


ライオネルは門の中に入り帰っていった


「ユカのパーティーに会ったぞ 全員転生者だったな」

「もう、会ったのですか 内緒にしておいたのに」


ラミリアは膨れっ面になっている


「ドラン、アヤメたちを下がらせていいぞ」

「父上が花火を打ち上げたら合図にすると言ってました」  

「分かった」


ギルドマスターの部屋の窓を開けて、空に火魔法で花火を打ち上げた 夜なら綺麗なんだが


「ドラン、これでいいか」

「ありがとうございます 父上」

「ヒイロさん、大きなお子さんをお持ちで」

「ドランたちはドラゴンの子供だ 奴隷商に捕まっていたところを助けて、育てたというか育ち過ぎた」

「え、・・・・・・・話が見えないのですが」

「知性がある動物は育て方はしだいで聖獣や神獣になるからな 人化もできるようになる」

「元の姿は」

「簡単にいうと冒険者ギルドの建物が潰れるな」

「ドランさんたちは人の姿のままでお願いします。」

「それよりも作戦は決まったか」

「はい、この街を守るために私も前線に立ちます」


その後、ラミリアは1階へ降りていき 作戦の概要を話た、不満を言う冒険者たちもいたがラミリア自身も前線に立つと宣言したため、不満はなくなり 逆に士気が上がった。


「みんな、どうする」


それぞれがそれぞれの意見があり、尊重した。俺はラミリアの屋敷に呼ばれているため、1度 島に帰りアリアたちに説明してから戻る アヤメは島へ帰らせた


「これから行く所だけど、大人しくするんだぞ」

「私もですかお父様」

「そうだよ」


ラミリアの住む屋敷へ、島の屋敷といい勝負だ 今回は転生者同士の親睦を深めるためであり、本格的な転生者会議ではない、あの会議は俺の島でやることが決まってしまっている

他愛のない話をしていき、夜が更けていく


「ゴブリンスレイヤーになりますか」



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