ヒイロ 冒険者活動をする
遅れました。古戦場が始まったので時間が
次の日、色々声を掛けて見た ドランたちとロイとレイの双子、ガルフ.マリンを連れて行くことにユキムラを誘ったがマリーさんの愛妻弁当で腹を壊したらしい ミナトを誘ったがミナモの手伝いで行けないとか
俺の島、圧倒的に女性が多いからな
「じゃあ、行くか」
「わん」
「分かったよ、シロガネとコクヨウもな」
転移魔法を使い、メガンシアの近くに転移した。ここから歩いてメガンシアへ
「また来たのか」
「今回は冒険者だからな、後ろは俺の仲間たちだよ 冒険者登録しに来た」
「頑張れよ」
メガンシアの中へ入り、冒険者ギルドへ
「全員文字は書けるか」
ドラゴンズ以外は書けるようだ、図体はデカいけど子供だもんな
「父上、申し訳ないです。」
「親父、悪い」
「お父様、覚えようと思うので教えてください」
「ホワイト、抜け駆け お父様 私も」
「時間を作って教えるから」
ギルドの中へ入り、受付けへ ドランたちの分は俺が代筆する。
「ヒイロ、最後のところ」
「転生者のギルドマスターに呼び出されるぞ」
「会ってみたいわ」
マリンは○を付けた、俺の方はドランたちの分を書き上げ、人数分の銀貨をマリンに渡した。
奴隷商から金を巻き上げるのは普通だからな、働かなくても金はあるんだ。
「ヒイロ、作ったわ」
「呼び出されるからな、俺たちは適当にクエストをやってから帰るわ」
「そこは大丈夫よ、だって今度会いましょうって書いておいたわ」
「おいおい」
その後、マリンが呼び出されることはなかった、俺たちは貼り出されているクエストを見に行く
「薬草採取に討伐、護衛、街のゴミ掃除」
「これぞ、冒険者ライフよ」
「ヒイロ様、我等兄妹は薬草採取しようと思います。」
「ロイ、俺に確認とらなくていいぞ、夕方には帰って来たらいいから」
「ありがとうございます。ヒイロ様」
「ヒイロ様、いってまいります。」
ロイとレイは貼り紙を持って受付けへ向かった。
「ヒイロ、俺はワイルドボアを狩る」
「ドラン、レッド、ガルフに解体のやり方を教えてもらえ、この前のレッドの血抜き、酷かったぞ」
「すまねぇ、親父」
「ドラゴンに解体を教えるのか いい経験だ」
「ガルフの言うことを聞くように」
ガルフは貼り紙を持って受付けへ、ドランとレッドも付いていく
「ヒイロ、これやりたい」
マリンが選んだのは遺跡の調査だ、1日で終わる分けないだろ
「マリン、それは泊まりでやるクエストだぞ」
「でもヒイロなら、1日でクリア出来るでしょ」
「買いかぶり過ぎなんだが」
「お父様、やりましょう」
「私たちも手伝いますから」
マリンは貼り紙を受付けへ持っていった、クエストを受けるには参加者の冒険者カードの提示が必要で 今回の遺跡の調査は遺跡の内部調査だ、生息する魔物や罠、地図作成などだ この書く作業は全部俺がやるのだが
「それじゃ行くわよ」
メガンシアの外へ出て、遺跡を目指す ジープに乗って行くのだがな どんな荒れ地もへっちゃらさ
1時間ほどで着いた。
「俺が書くから前衛はブルー頼むな」
「任せてください お父様」
「「 わん 」」
「シロガネとコクヨウも頼むな マリンは最後尾な」
「え~、魔法でドンよ」
「遺跡の内部が脆かったら生き埋めになるが」
「ごめんなさい」
「水か風魔法、上級以上の使用は禁止」
俺たちは遺跡の中へ、暗いためホワイトに光魔法で明かりを照らしてもらう それにしても足場が悪い
慎重に調べていく
「ブルー、ホワイト、魔物の気配はあるか」
「う~ん、ないです」
「お父様、シロガネの方が得意なのでは」
「そっか シロガネ、頼める?」
「くぅーん」
どうやらコクヨウも一緒じゃないと嫌そうだ
「コクヨウも頼めるか」
「わん」
シロガネとコクヨウは走り出した。
「フェンリルとケルベロスは本来会うこともない種族同士なのですが」
「すっごく仲良いよね、あの子たち」
「お父様の慈愛があの子たちにも影響していると思います。私たちだってドラゴン特有の破壊衝動がないですし」
「結局、俺のせいなの?」
シロガネとコクヨウの前足に付けている腕輪は居場所の確認ができるようにしている これの応用で遺跡のマップを完成させていく レディ製魔力GPS 装着者の魔力を微量に使っているのだがな 頭の中に居場所が流れて来るため糖分がいる
遺跡の1階の地図は完成した、この遺跡は下へと続いている 俺たちは地下1階に足を踏み入れた。
「罠がないのは残念ね」
「すぐにフラグを立てるな 地下からあるかもしれないぞ」
シロガネとコクヨウは俺の肩に乗り、休憩中
「お父様、私かホワイトが先行しましょうか」
「しなくていいよ」
地下何階まであるかわからないからな
「マリン、裏技しない?」
「あら~ヒイロも同じこと考えてた」
適当に歩き、小部屋を見つける 今だに魔物が現れない
「お父様、何をするのですか」
「下に穴を空けて、降りていくんだ」
「マリン、頼んだ」
「頼まれた」
マリンは床に手を付けて、土魔法で小部屋の床を砂にしていく、大きな穴が完成した
「降りるわよ、ヒイロは最後ね」
「先行って安全の確認をしてくれ」
マリンが穴の中に飛び込み、続いてホワイト、ブルーと続き最後に俺が飛び込む
「次、やるわ」
マリンは先程と同様に土魔法を使うが何も変化はない
「ここで行き止まりみたいね」
下が空洞なら砂に変える魔法のようだ
「シロガネ、コクヨウ 行って来い」
俺は今のうちに昼食の用意をするといっても具なしのみそ汁とおにぎりだけだ、野菜のストックを切らしていた
「お父様、いつもありがとうございます」
「私たちもお父様に食べてもらえるように料理の勉強をします」
「ホワイト、ブルー、いつもありがとうな」
彼女たちの頭を撫でるすると顔が蕩けてる
「パパ、大好き」
「パパ、もっと」
俺たちのやり取りを見ていたマリンが
「ヒイロ、甘やかしすぎ」
「仕方なくやってるけど」
「お父様からパパになってるわよ」
「撫でられていると小さい時を思い出して」
「お父様の膝の上が1番なんです」
シロガネとコクヨウのGPSを見ると帰って来ている
「わん」
「コクヨウの方が先か」
遅れてシロガネも帰ってきた、何も見つからないで帰ってきたようだ
「何もなかったか」
「くぅーん」
「落ち込むな、昼食にしよう」
シロガネとコクヨウには果物を出した 雑食になってくれたら俺も助かる 2匹共美味しそうに食べていたから良かった。
昼食後、地下2階の地図を書き上げ地下1階へ戻る
「何もないわね」
「地下1階を調べてないぞ」
レディに聞けば早いと思うが
地下1階への階段を上った、螺旋階段かよ
「シロガネ、コクヨウ頼んだ」
「「 わん 」」
2匹は走り出した、もう少し改良が必要だな 脳への負担の方が大きい
コクヨウは帰ってきたがシロガネの方は遠吠えで合図をしてきた。
「シロガネが何か見つけたようだな」
「行くわよ」
マリンが突然走りだし、俺たちは後へ続く シロガネが見つけたのは扉で引き戸式、身体の小さいシロガネじゃ開けることは出来ない
「シロガネ、良く見つけたな」
躾は飴と鞭、俺は飴が多すぎると自分でも分かっているが
マリンが勝手に扉を開けた、中の部屋は何かの実験施設のようだった。白骨化した死体があったが大きさからみて人間の大きさではないのは分かった
「レディに聞いて見るか」
「地図は完成しているからいいんじゃない」
「レディ、この骨はなんだ」
「マスター、ゴブリンの骨です。この施設は太古の昔、ゴブリンを研究していた施設です。」
「ゴブリンの研究って進化論的なやつか」
「マスター、この施設は地下3階まであるようですが」
「下に降りる階段は無かったぞ」
「施設内をサーチします。」
ほんの数十秒で終わった
「地下3階から穴が掘られ、地上へ繋がっています。それととても言いにくいのですが」
「どうした」
「ゴブリンのスタンピードが近いうちに起きそうです。」
またスタンピードか縁があるな
「とりあえず、メガンシアに戻ってギルドへ報告しないとな、ギルドマスターに会うぞ」
帰りは転移魔法でメガンシアの門近くへ転移した。
「いきなり現れたな」
「転移魔法を使えるからな、急いでいるから入れてくれ」
「お、おう」
走って冒険者ギルドへ向かう、受付けへ行き、クエストの達成とギルドマスターに報告があると言えば2階へ通してもらった
「ブルー、ホワイト、待っていてくれ」
「分かりました」
「ロイさんとレイさんがいたので合流しておきますね」
俺とマリンは2階のギルドマスターの部屋へ
「あら、昨日ぶりね」
「今日は冒険者だ」
「遺跡の調査ね、そちらがマリンさんね」
「そうよ」
「重要な案件らしいから聞くわ」
「近々、ゴブリンのスタンピードが発生する」
「ゴブリンって緑の小さなやつね」
「それは雑魚だ、下級から最上級までゴブリンの種類がいるからな」
「規模は?」
「代々3万から5万だな、繁殖力だけはあるからな」
「とりあえず、これを渡しておく」
ラミリアにとあるアイテムを渡した、俺に直接連絡出来るアイテムだ、形はガラパゴス携帯 ガラケーだ
「俺にしか繋がらないからな、あと破壊不能だ」
「あなた、チート過ぎない」
「私が初めて会った時はカレーを振る舞ってくれたわ」
「お米ってあるの」
「ここから東の小国ヒノモトって国は江戸時代みたいな国だからな 俺は刀を使うし、くの一の妻がいるぞ」
「ヒイロの商店はお米を」
「販売しているぞ、米に味噌、醤油、豆腐もある」
「買います。いくらでも払いますので」
「ユカから報告は聞いていないのか カレー食べさせたぞ」
「彼女には教えていないのよ、私が転生者だってことを」
「米は今度持ってくるわ 重要な報告しておいたから今日は帰るわ」
「ラミリアちゃん、またね~」
嵐のような人たちだったな、今のこの街の冒険者たちでは対処は無理ね ヒイロに頼るしかないか ガラケーなんて久しぶりに見たわ
「また転生者会議をやるのか」
「やるに決まっているじゃない」
1階へ戻るとガルフたちも帰って来ている
「ガルフ、どうだった」
「うむ、飲み込みも早いから教えがいがあった」
「そうか、ありがとな」
「俺もヒイロへ感謝」
何を感謝かよく分からんが全員無事にクエストを終えたようだ
「帰るか」
ギルドを出て、人気のない場所で転移魔法を使い、島へ帰還 屋敷へ帰る
「ただいま」
「おかえりなさい、ヒイロさん」
アリアが出迎えてくれた。2人っきりの生活の時はこんな感じだったな
「ヒイロさんへ、お手紙が来てますよ」
手紙を手渡さられ、差出人はエミルだ 叔父を巻き込むなよ 内容は「明日、城へ」シンプルだなおい




