ヒイロ メスティア侯爵と話す
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こちらもよろしくお願いします。
豪華な屋敷の客室に俺は招かれた、アリアはイリスが連れて行ってしまったため、1人で心細いそれにしても豪華すぎて肌に合わない 俺の前には屋敷の主、メスティア侯爵がいる。
「改めて、私はオルド・メスティア侯爵だ、娘も助けてくれてありがとう」
「たまたま偶然ですよ、婚約者と喧嘩して屋敷から飛び出したという話を聞きました。」
「喧嘩するほど仲がいいと言うからね、イリスの方は大丈夫かな それとこれは私からの感謝の気持ちだよ」
オルドさんは机の上に袋を置き、中には白い金貨 白金貨が50枚ある。
「多すぎませんか?」
「これで命を拾えたなら安いもんさ」
白金貨が入った袋を受け取った。
「ヒイロくん、貴族にならないか」
「私はアリアと自由気ままに暮らしたいので貴族にはなりたくないですね、政治の武器にもされたくありませんし」
オルドさんは10枚ほどの紙を俺に渡してきた、国で考えられていることがまとめられているのだろうな、受け取って目を通していく
商業ギルドや狩人ギルド『冒険者や傭兵ではないのか』の創設や橋の建設など色々書かれている。
「商業ギルドや狩人ギルドに所属している証明書を作って王都に入るときに提示すればいいと思いますよ、あとは王都に住んでいる住民にも、そうすればわざわざ紙に名前を記入する時間がなくなりますので」
「いいアイディアだな、意見を採用しよう」
「狩人ギルドなんですが、魔物を狩るだけではなくて護衛や薬草の採取などの依頼を出来るようにして狩人の名前を変えましょう」
「護衛や薬草採取か」
「護衛と言っても貴族や王族には騎士がいますから商人からの依頼ですかね、後はランク付け、そこはお任せしますが依頼の成功率やその人の周りからの信頼性を基準にすればいいと思いますよ、ランクが高いと強くて信頼が出来るから貴族や王族からの依頼を受けることが出来るなど特典があってもいいかもしれませんね。」
オルドさんは考えている。
「確かに騎士といっても貴族の次男や三男がなることが多いし、敵対している貴族の騎士に潜り込み寝首を掻く事件もあるしな」
「後は騎士になれる基準の改革でしょうか、騎士は平民でも憧れます。なので平民でも騎士になれるように採用枠を増やすというより、試験でふるいにかけたほうがいいですね。実力もなく家の力で騎士に成り上がる貴族の部下には誰もがなりたくないでしょうし」
「ヒイロくん、いい意見をありがとう 今日、盗賊に殺された者たちは鍛錬もろくにしなかった奴らでな」
「護衛させて盗賊や魔物に出くわすと戦うしかないから実力を試したということですね」
この人なりに国を考えて動いているようだな
「ヒイロくんに領地を預けたいのだが」
「私はエルフの妻と旅をしている途中なので領地なんて頂けないですし領地も権力にも興味がないのですみません」
一通り話が終わり、アリアを迎えにイリスの部屋に案内された。ノックしてから部屋の中に入ると、青いドレスを着ているアリアがいた
「アリア、とても綺麗だよ」
リボンはプレゼントした赤いリボンのままだけど、とても綺麗だ本当に
「イリスさん、このドレスをもらってもいいのですか」
「はい、アリアさんとはお友達になりましたのでお友達の証としてプレゼントしますよ」
「良かったね、アリア」
アリアは着替えるため、俺は部屋の外に出た。これからは色々な国に行こうかな、人種差別するような国には行かないが
部屋からイリスとアリアが出てきた。
「イリスさん、私たちはそろそろ御暇しょうと思います。」
「ヒイロ様、アリアさん、また会いに来てくれますか?」
「また会いに来ますよ」
俺たちは逃げるように屋敷を出た、これ以上いると国営関連について聞かされる気がする。近くの人目がない路地から転移魔法を使い島へ帰った。
「おかえりなさい、マスター、アリアさん」
「ただいま、レディ」
その日の夜
「ヒイロさん、抱きしめくれますか?」
「アリアが嫌でなければいいよ」
ベッドの中でアリアを抱きしめた、もちろん俺は服を着ているしアリアはネグリジェだが 一線はまだ越えないつもりだ。
「ヒイロさんに出会ってから毎日が幸せです。」
「俺もアリアに出会えて良かったよ」
アリアの髪を撫でる、俺の目の前にいるのはエルフなのか天使なのか
「夫婦って言ってしまいましたが私はヒイロさんの奥さんになりたいですよ」
「それは嬉しいな、先ずは恋人から夫婦になっていこう」
「大好きですよ、ヒイロさん」
「アリア、俺も大好きだよ 一夫多妻ってどう思う?」
「ヒイロさんのことを心から好きな人なら受け入れますよでも」
「でも」
「私が1番ですからね」
アリアの額にキスをして眠った。彼女の身体はとても柔らかくすぐに壊れてしまいそうで怖かった。
新作序盤は色々とアイデアが浮かぶからすぐに書けるがだんだんと失速していくのがね