ヒイロ キャンピングカーで走る
評価ありがとうございます。
次の日、妻たち3人は激し過ぎて起きれないようだ ララ、ルル、ウーフに任せるとして
「子供たち、帝国に行くか」
「父上、どこまでもお供します」
「親父が行くなら行くぜ」
「お父様とデート」
「ホワイト、抜け駆けはダメよ」
デートとかしないからな
「ヒイロ、私も行く」
「ノエルもか、いいぞ あとは案内役のルノリアだけだな、レディ」
「了解、マスター」
今回は前々からレディに作ってもらっていたキャンピングカーで行くのだが まだ内緒だ
「親父、誰に乗って行くんだ」
「車で行くぞ」
「「「「 クルマ? 」」」」
「簡単に説明すると魔力で動く乗り物だよ」
屋敷の外から悲鳴が聞こえてきた、連れて来たな
「ヒイロ殿、朝から何なんですか?」
「帝国に行くから奴隷商店がある街と村の情報頼むな」
「帝国に殴り込みに行くやら、獣王と友達になるわ、ヒイロ殿は異常です。」
「褒めるな」
「はぁ~、この人に助けられたのかな」
「レイプにあって屈辱の中で死ぬよりましだろ」
ルノリアは黙った、俺の勝ちだな
「さっそく行くぞ、帝都の外に転移するからな」
転移魔法で転移した、帝都の人々の暮らしはそのままで城は崩壊したままだ
収納袋からキャンピングカーを取り出した。
「子供たちとノエルは後ろの席な、ルノリアは俺の隣、案内する人間必要だからな」
キャンピングカーに乗り込む、生前はペーパードライバーだったからな こいつとなら峠を攻めれるかもしれないな
「全員座ったな、行くぞ」
鍵の差し込み口に鍵ではなく、魔力を流しエンジンが掛かる。キャンピングカーは動いた、馬車よりも速く
「このまままっすぐ行くと馬車で2時間くらいの距離に奴隷商店の街に着きます。」
「分かった」
「父上、僕も使うことが出来ますか?」
「俺の魔力じゃないと動かないようになっているから今度、作っておくよ」
「親父、俺も欲しい」
「分かったが、魔石を今度でいいから取ってきてくれ」
ホワイトとブルー、ノエルは興味はないようだ、窓から景色を見ている。
キャンピングカーを飛ばして走る、2時間の道のりを30分で着いた 馬力が違うのだよ馬力が
「着いたぞ、降りろ」
全員、キャンピングカーから降り、収納袋に収納する
街に入ることが出来た、ルノリアによるとこの街には奴隷商店は1軒だけだ
「ドランとルノリアは影移動で潜入して調べてくれ、あとは俺と一緒に行くぞ」
奴隷商店に入る、汚い、臭い 衛生面は最悪だな
「奴隷を買いに来た、ここにいる奴隷は何がいる」
「ここには犯罪奴隷しかいない」
「珍しい動物はいないか」
「いないな」
何か怪しいな、とりあえず眠ってもらった。
「父上」
「報告か」
「犯罪奴隷しかいないようです。」
「ヒイロ殿、犯罪奴隷しかいないです。」
「次の街に行こうか」
転移魔法で街の外の外れへ転移、キャンピングカーを出して乗り込む
「ルノリア、次の街は」
「帝国 第2の都市です。奴隷商店は2軒あったと思います。」
キャンピングカーを飛ばして目的地を目指す
「ルノリア、そこに地図があるだろ 目的地周辺に丸を付けてくれ」
「これでいいですか」
「上出来」
オートパイロット機能もある、目的地へ走るだけになるがな
「昼食を作るぞ」
「親父、キッチンなんてどこにもないぞ」
「レッド、後ろの壁を押してみろ」
レッドは後部座席の後ろの壁を押す、奥にはキッチンにテーブル、ソファもある
「ヒイロ殿、これは移動式の家なのでは」
「そうだぞ、エミルが欲しがりそうだから黙っておくように」
さっそく調理を・・・・ノエルさん何見ているの
「ノエルも手伝ってくれる」
「うん、手伝う」
ノエルには皮むきを頼んだ、たまに確認しているが俺より手際がいい
肉と野菜を炒めた後に麺を入れる、少し水を加えて解していく 最後に特製ソースを加えれば焼きそばの完成だ
ソースが完成するまで長かった、島全体で開発にあたったからな
「出来たぞ、おかわりはないからな」
昼食が済み、キャンピングカーは止まった。目的地周辺に着いたようだ
「徒歩で向かうから、降りろ」
キャンピングカーから降りて、収納袋に収納してから街へ 簡単に入ることが出来た
「栄えてるな」
「一応第2都市ですから」
「ホワイトは解呪魔法は覚えたな」
「はい、クリムさんから教えていただきました。」
「なら二手に分かれる、俺とホワイトは別行動だ 駄々こねるなよ」
俺とルノリア、ノエルのチームとドラゴンズに分かれて行動
「ドランは影移動で潜入、交渉役はブルーな、レッドは粗暴過ぎて舐められる」
「すまねぇ、親父」
「お父様、頑張ります。」
「ドランが戻って来たら、奴隷商を眠らせるだけにしろよ 救出後、あまりにも酷かったら殺しても構わんさ、作戦開始、心配するな 早く終わればそっちに行くから」
ドラゴンズは近場の奴隷商店へ俺たちは遠めの奴隷商店に行くことに
「ヒイロ殿、ここです。」
「大きいな、入るぞ」
店に入り、さっそく商人がやって来た
「奴隷を買いたい」
「どんな奴隷がいい?」
「夜の相手が出来る者と給仕ができ知識がある者」
「それは難しいな、ここには獣人などの亜人専門だ」
「夜の相手なら亜人でも構わない」
「それならいいのがいるぜ」
商人の背後にルノリアが現れ、ワイヤーで首を絞め殺す。どうやら酷い環境らしいな
「ノエル、ここから先はトラウマになるかも知れないがどうする」
「行く」
「分かった」
ルノリアを先頭に進む
「ルノリア、説明」
「1階と2階だけよ、ここの奴隷商は檻の中に鎖で繋ぐのか好きみたい」
「殺すほど酷かったのか」
「見たら分かるわ」
ルノリアの誘導で1階の奥の部屋の入口に着いた、中からの腐敗臭が漂っている凄いな
部屋の中へ入ると、そこは拷問部屋だった。切り捨てた腕や足がそこら辺に落ちており、腐っていたりすでに白骨化している物もある。まだ奥の部屋があり、そこには人の臓器が保管されている とても惨い
「後で焼き払うから今は生きている命を優先しよう」
拷問部屋から出て、2階へ 部屋の中はルノリアの報告通り、檻の中で鎖に繋がれた奴隷たちがいる。この部屋には6人いる。人族4人、獣人1人、ドワーフ1人、全員男だ
鑑定もしておく、繋がれている鎖のせいで話せないようだ
「ヒイロ、こっちに行ってる」
「おい、ノエル。 ルノリア、ノエルを頼む」
「こちらは任せますよ」
ノエルは勝手に行動しだした、何が起きたのか
俺は刀で檻を斬り裂き、鎖を断ち切った
「話せるか」
「はい、大丈夫です」
「奴隷紋はあるか?」
「俺たちにはない、女たちの方には付いているはずだ」
「聞くが帰る場所はあるか?」
どうやらないようだな
「俺はヒイロ、帝国各地で奴隷商を襲い奴隷を解放している、行く所がないなら俺の島へ来い、労働力が欲しい」
「俺たちはヒイロに着いていく」
「下の拷問部屋はなんだ?」
「俺たちはあの奴隷商の人体実験らしい、前にいたエルフの男が連れて行かれてそれっきりだ」
「落ちていた腕はそのエルフの物だったのか、今から転移魔法で俺の島に送り届ける。島には多種族が暮らしているから差別はしないようにな」
転移魔法で男たちを島へ送り届ける。向こうにはレディがいるから大丈夫だろ
隣の部屋に行くと檻に捕らわれた女性たちだ、人族2人、獣人2人、エルフ1人そして水槽の中に人魚が1人
檻を破壊して、魔法で奴隷紋を解呪する
「帰る場所はあるか?ないなら俺の島に来い」
「ねぇ、そこには海はある?」
「あるぞ、温泉もあるぞ」
「行く、行きたい 私、ルチア」
「俺はヒイロだ、ルチアは歩けるか?」
「足だけ人族のように出来るわ」
ルチアは人族のような足になったのはいいが下半身が丸見えだ、俺は慌ててそこら辺にある布をルチアの下半身に巻いた。
「あら、優しいのね」
「好きな相手に見せろ」
初めて人魚を見たな、この世界VIOは剃るのが当たり前なのか?
「転移魔法で俺の島に送るからあとは向こうで説明を聞いてくれ」
転移魔法で島へ送った。ノエルを探しに行く
残りの部屋は2つで片方は奴隷商の書斎だろう、見事にノエルとルノリアがいる部屋を引き当てた
「ヒイロ、この子を助けて」
檻の中には赤い鳥がいる、よく見ると全身赤い炎で包まれている
「ノエル、フェニックスか?」
「正解」
鑑定を使いフェニックスを調べるが檻の中にいるだけだ、檻を破壊し外に出してあげた
フェニックスはノエルの方へ行きとても懐いている
「ノエル、フェニックスと意思疎通は」
「出来るけど、記憶喪失だからあんまりよくわからない、あなたの名前はフェス」
「下の拷問部屋を浄化したいから力を貸してくれないか」
そっぽを向かれた
「フェス、ヒイロのお願い聞いて」
ノエルの言うことは聞くんだ
1階の拷問部屋に行き、フェスは羽ばたき、聖なる炎で浄化をしたと思えば、可燃性の薬品があったようで慌てて奴隷商店から逃げて来た。
ドランたちの方は・・・・かなり暴れているな
「ルノリア、ノエル、先に街の外へ行ってくれ、ドランたちを連れて行くから」
「分かりました」
「ヒイロ、頑張ってね」
2人は走って行き、俺は転移魔法でドランたちのいる奴隷商店の方へ
「ドラン、どういう状況だ」
「捕まっていたライオンを助けたらこうなりました。」
レッドはライオンと戦っている、鑑定するか 聖獣レグルス ベック獣王国の守り神かよ
「レッド、変われ」
「親父、今いいところなんだよ」
「周りを見てみろ」
奴隷商店だけならいいのだが、周りの商店が被害を受けている
「おい、レグルス 獣王国に帰るか ライオネルとは友だからな」
「確かに、お主からライオネルの匂いがする」
「ベック獣王国に送り届けるからな」
転移魔法でレグルスをベック獣王国へ送った
「他の奴隷は?」
「ここは珍しい生き物しか取り扱わない店らしいです。」
「帳簿は?」
「お父様、こちらです。」
ブルーが確保している
帳簿の中を確認するとフェンリル、フレーズベルグ、ケルベロスetcなんかの冗談か?同じやつが買っているし
「ルノリア、ナラティヴ公爵ってやつの領地は分かるか?」
「ここの領主ですよ、屋敷は別の街にあります。」
「襲撃に行くぞ」
ナラティヴ公爵の屋敷へ襲撃が決まった




