ヒイロ ミレディアの過去を知る
「そろそろデカい魔法行くぞ、下がれ」
仲間たちに合図をしておいた。巻き込むかもしれない
「広大なる母なる海よ、その力をもって悪しき者を押し流せ『タイダルウェーブ』」
マリンが何もない荒野で大津波を起こした、聖属性が付与されているため聖水化した海水がアンデッドたちを押し流しながら浄化していく
「威力は凄いが詠唱は恥ずかしくないか」
「馴れと発動条件ね、今回は水源がない場所だったから詠唱しないと魔力が海水に変換出来なかったし、魔力の消費も多かったわ」
「水源が近くにあれば詠唱破棄で魔力の消費量も少なくて済むと」
「そういうこと、快晴の状態で落雷とか無理でしょ」
「無理だな、俺たちが死んだのはそれなんだが」
俺たちが話しているとガムがやって来た、報告かな
「義兄上、アンデッドは全て殲滅完了いたしました。」
「分かった、ミレディアがいる場所まで後退を伝令」
「承知」
ガムも忍者らしくなったな、俺とマリンもミレディアがいる場所まで後退した。
「ヒイロ、終わったの?」
子供に呼び捨てにされるのはあれだがドラゴンだしな
「終わったよ」
ドランたちはがっかりしている
「ミレディア、報酬をもらいに詰所に行かないといけないのだが」
「行きましょうか、あの人たちとははっきり決別しないといけませんので」
仲間たちが続々と帰って来た
「これで護衛任務も大丈夫だ」
「帰ったら祝杯をあげようぞ」
「義兄上、姉上に報告をお願いします。」
ガムは相変わらずアヤメに頭が上がらないようだ
「ヒイロ様、我等兄妹の弓の冴えはどうだったでしょうか」
「有事の際は我等兄妹をお呼びください」
ロイとレイはどこまでも俺に従順なのだが、助けたことと妻にハイエルフのアリアがいる多分この辺りだな
「ロイもレイも今日はありがとう 飛距離も合ったしこれからも頼りにしているよ」
収納魔法から馬車を出した。
「王都に報酬をもらいに行くとして」
「ヒイロさん、村の方へ報告をしに行きましょう、村の人たちに証言してもらった方が後々よろしいかと」
「村に報告、転移魔法で王都付近に転移して報酬をもらうこれで行こう」
馬車に乗り込み、村へ向かう
「ドランたち、ドラゴンに戻るなよ」
「なんで?」
「馬車が狭いから、その姿なら村の中や街の中でも人の子供と間違えられるからな」
ホワイトは俺の膝の上に座っている
「私、ヒイロさんの子供」
「あ、ズルい俺も」
「僕が最初だぞ」
「あわ、あわわ」
元気な子供たちだが子供と思って殴られてみろ、大人より強い ドランのパンチが腹に当たりとても痛い
「暴れるのやめようか、怒るよ」
「「「「 ごめんなさい 」」」」
「俺の子供なら来年産まれる子と仲良くするんだぞ」
場所は村に着き、ミレディアに説明を任せた、彼女は転生前は弁護士だったのだろうか
村の人たちは大変喜んでいた、村を後にして転移魔法で王都付近へ転移、王都を目指す
「ミレディアは転生前は何をしていたんだ。」
「俺はフリーターでマリンは高校生」
「私は中学教師をしていました。生意気な生徒が多くてセクハラ、盗撮、同じ教師にはモラハラまで」
闇が深そうだ
「セクハラのリーダー格の生徒が政治家の息子で」
「全て握り潰されたんだな」
「はい、それで死のうと思って屋上で」
「落雷に当たって死んで、転生したんだ」
「はい、そうです」
王都の傭兵の詰所に着き、報告 証拠がない、この人数で抑えられる訳がないと文句を言われ 報酬をもらうことが出来なかった。
「ここに聖女様がいると」
「どうしたのですか、マデラ」
「帝国からミレディア様宛に手紙が来ております」
手紙の内容を読んだ、ミレディアは
「引き受けません、その勇者は悪いことをしたのでしょう」
手紙の内容は勇者の治療だそうだ
「ミレディア、怪我人なんだぞ」
「嫌ですよ、相手は私の尊厳を踏み潰した相手の子供ですから」
あのガキ、わがままそうなクソガキだったな
「無視をしたらどうなる?」
「最悪、帝国との戦争になります」
「スタンピードを終わらせたのに報酬もよこさない国なんて滅びても俺は心が痛まないけどな」
「その勇者にはもっと苦しんでもらいましょう」
俺とミレディアの意見は一致した。
「マデラ、私はこの国を出ます。」
「私もミレディア様と共に行きます。」
「マデラ、これからは聖女ではなく、ただのミレディアとして生きようと思います。なので私の友達になってください」
「私で良いのですか」
「はい」
馬車に乗り込み、転移魔法で島へ帰った




