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転生者ヒイロのゆるゆる大冒険  作者: 絶侶
2章 公国と帝国と
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ヒイロ クリザント領について話し合う

色々あり数日後、助けた人たちは島の生活に馴れたところなんだがクリザント領の話をするためにクリザント侯爵令嬢を屋敷へ呼んだ、名前を知らないからな


「ヒイロ様、来ましたわ」


ララが令嬢を談話室へと案内して部屋に入って来た


「先日は助けていただきありがとうございます。ヒイロ様、クリスティーナ様」


その人は帝都最大規模の奴隷商店を潰した時に3階の部屋で話しかけてくれた女性だった


「申し遅れました、私はミルシェ・クリザントと申します。」

「これはご丁寧にサンディア王国名誉騎士伯のヒイロです。」


公国陛下にスタンピードの報酬の件でクリザント領をもらうことになり、ミルシェにクリザント領を管理しないかと相談した。


「それだと、私はヒイロ様へのご恩を返すことが出来ませんわ」

「俺も領地をもらっても何も出来ないよ ミルシェさんが暮らしていた場所だから任せたいと思ったし、いつでも島に来れるようにしておくよ。それとヴェント商店をクリザント領に出店するのはどうかな」

「ヒイロ様は私のことを見捨てるのですか」


泣かれた、どうすればいいんだ


「ミルシェさん、ヒイロ様はあなたを決して見捨てはしませんよ」

「クリスティーナ様、私はどうすればいいのでしょうか」

「自分の心に聞いてみてください」

「決めましたわ、私はクリザント領へ行きます。それでヒイロ様、お願いがあります。」

「結婚以外なら聞きますよ」

「島にいる人を何名か引き抜いていいでしょうか?」

「交渉はミルシェさんに任せるよ、いつでも島に帰れるようにしておくから困ったことがあるなら相談に乗るからね」

「ありがとうございます。それでは失礼しますわ。」


あ~疲れた、女性に泣かれることは良くあったな 菌が伝染るとか言われて、今ならいじめだよな


「ヒイロ様、お疲れ様でした。」

「ありがとう、クリスがいないとダメだったよ」

「ヒイロ様」

「どうした」

「みんな、貴方に出会えて良かったと思っていますよ 私も勝ち負けよりも愛し合うことを教えてもらいました。この子を授かることも」


クリスが嫁ぎに来たのは6月だったな、出産はだいたい10ヶ月と数日後だったはず


「クリス、執務室にいるからね」

「はい」


執務室に向かい、レディと相談だ


「レディ、帝国の方は」

「勇者らしき人間は生きていました。マスターも詰めが甘いですね それと帝都から住民が減っています。マスターの仕業なので仕方がありません」


好き勝手言ってるな


「クリスが妊娠していたのだが」

「クリスさんからマスターに言うことを止められていましたので」

「それなら仕方ないな、アリアとアヤメの方は」

「アリアさんの場合は異種族同士ということもあるので難しいですよ。アヤメさんの方は忍びとしての毒への耐性を付けたことが原因になっていますね」


なるほど、子種は毒扱いなんだ


「どちらも時間が解決してくれますから」

「他に変わったことは?」

「ラセプト王国という国でスタンピードの発生予兆があります。サンディア王国、エレジア公国と何も繋がりがない国ですね」

「他には?」

「魔王国は面白いですね。人以外にエルフにドワーフ、ヴァンパイア、ダークエルフその他の種族が暮らしていますね この島と似た感じですね」


ラセプト王国に行くかな、技の練習がしたいし


「ラセプト王国に行こうかな」

「またスタンピードですか?」

「今回は腕試ししたい連中だけ連れて行こうかな」

「あまり留守にしていると愛想尽かれますよ」

「家族サービスはしているつもりなんだけどな」


スタンピードに合わせてラセプト王国に行く予定になった、後はメンバーだ 今回は馬車ごと転移するつもりだから馬車に乗れる人数ぐらいがいい


「ヒイロ殿、某も・・・・・」

「ユキムラ様、ダメですよ」


マリーさんに頭が上がらないようだな、頑張れユキムラ


「ラセプト王国、行ったことないから行きたいわ」


マリンを確保出来た


「旦那、すまない 護衛の仕事だ」

「大将、すまん ミナモの買い物に付き合うんだ」


ダリスは仕事、ミナトは買い物か強制はしないからいいけど


「ヒイロ様、我等双子を連れて行ってもらえないか」


奴隷商から助けた双子のエルフで兄のロイと妹のレイだ、2人共弓と短剣が得物だ


「いいぞ、行き先はラセプト王国だが」

「知っている国です。」

「観光なら案内できますよ」


頼もしいな、まだまだ呼べるけど


「ヒイロ、俺も行きたい」


ルノリアが助けた1人で狼獣人のガルフだ、得物は双斧、パワーもスピードもあるから頼りになりそうなやつだ、話したことは3回ほどしかないが


「ガルフも行こうか、今回はスタンピードに協力というか、技とか武器の慣らし行く感じだからな」

「分かった」


遠くから動物たちがやって来る


「ペンペン」


ペンギンっぽい鳥、モフモフペンペンが正式名称で年に2回の毛の生え替わりの量がとても多く、防寒服の素材になるらしい 名前はペンタ


「ペンタはもふもふだな」

「ギャウ」 


ドランと赤い子ドラゴンがドラゴ、レッドドラゴンの子供だ、白い子ドラゴンがドラミ、ホワイトドラゴンの子供で女の子、青い子ドラゴンがドラエ、ブルードラゴンの子供でこの子も女の子 ドラン以外の子供ドラゴンの名前は正式に決めていない、決める時間がない


「仲がいいな」

「ギャ」「ギャャギ」「ギャウ」「ガギャ」


成長すれば話せるようになるらしいけど、何年掛かるのやら


ヒイロはラセプト王国に行くメンバーを集めるのだった





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